シェフの人柄がやっぱり泣ける…!あの本郷「ロシア料理 海燕」でウクライナコースを食べながらほっこりしてきた

「ロシア料理 海燕(かいえん)」(東京都文京区本郷4-28-9)を紹介します。日本人シェフが切り盛りするお店で、シェフが丹念に仕込んだ美味しいロシア料理をいただけます。大学生アルバイトのルミさんがお店のTwitterアカウントを開設したことにより、爆発的に名前が知れわたり、お店は連日大盛況。アラカルトもありますが、一通りお料理を楽しめるコースがオススメ。コースは3,000円のグルジアコース、4,000円のウクライナコース、5,000円のモスクワコース、6,000円のカイエンコースがあり、一番人気はウクライナコースとのこと。このコースに入っている「キエフスキーカツレツ」は、鶏のむね肉のカツレツの中心にバターが入っているというもので、パサつきがちなむね肉もしっとりジューシーにいただけます。ボルシチやつぼ焼き、ピロシキ(コース外)といった定番メニューももちろんありますよ。(ビール・東京

シェフの人柄がやっぱり泣ける…!あの本郷「ロシア料理 海燕」でウクライナコースを食べながらほっこりしてきた

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こんにちは、ほそいあやです。

今日はロシア料理店の紹介です。

Twitterで話題になったロシア料理」といえば、わかる人もいるかもしれません。 

 

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本郷の住宅地にある「ロシア料理 海燕」。小さなお店で、基本的にシェフとアルバイトの2人態勢で営業しています。

あまり目立たない立地や、日本人がロシア料理に馴染みのないこともあり、なかなかお客さんが来ず、昨年までは何度か閉店を考えることもあったそうです。

何かできることはないかと、大学生アルバイトスタッフのルミさんがお店のTwitterを開設し、料理の写真やお店の様子をアップしたところ、またたく間に拡散されました。

フォロワーは1日で1万人を超え(すごい)、お店は行列ができるように!

なんというSNSドリームなのでしょう。

話題になった理由はツイートを見てもらえればわかるのですが、シェフとルミさんのおじいちゃんと孫のような関係がとても良いのです。


↑ Twitter開設1日目のツイート。すごいRT。ここから海燕の運命が変わってゆく。 

 

 

 
↑ わずか2日で、一気に人気店に。

 


↑ 2週間たっても相変わらずの満席。ついにシェフがBGMを口ずさみはじめました!

 

シェフ、人件費のために他のバイトしてたとか……めっちゃ泣けるんですけど! 

 

「店が繁盛しはじめてから、ボルシチのブイヨンを毎日煮込んでいたらガス料金が跳ね上がり、ガス屋さんからガス漏れを疑われて連絡がきた」というおもしろエピソードもあるそうです。

 

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そんな素敵すぎる海燕で、今日はお腹いっぱい食べるぞ〜〜。この日も入れ替わり立ち替わりお客さんが入ってきていましたよ。

 

ボリュームたっぷりのコース料理をいただきます

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一番人気というウクライナコースをお願いしました。結構盛りだくさんですなあ。 

 

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ロシアビールの「バルティカ No.3」で乾杯。アルコール4.8%で色も薄く、かなり軽めの飲み口なのかなと思いましたが、麦芽の香りとホップの苦味がちゃんとあるビールです。

 

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コースの前菜が登場。上から時計回りに、カプスタというザワークラウトのようなキャベツの漬け物、ニシンの塩漬け、サーモンのマリネ、ピーマンの人参詰め、牛タンの冷製。ボリュームたっぷり、彩り満点です。

 

どれもおいしかったけど、カプスタがドイツのザワークラウトより酸味が少なくまろやかで、とても気に入りました。ピーマンの人参詰め(ペレーツ)もシンプルな塩味でおいしかった。

お酒のおつまみに最適なものばかりでビールが進みます。コースでなくても頼めるので、ちょっと飲みたい時にもいいです。

 

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ロシア料理といえばつぼ焼き。やけどに注意しながらパンをパカっとはずして…… 

 

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めっちゃトロトロ濃厚なマッシュルームのクリームソース! パンにつけていただきます。あつあつでうまーい。そして具だくさん。これ毎日の朝ご飯に食べたい。

 

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ロシアのスープでもうひとつ忘れてはならないのがボルシチ。8時間煮込んだコラーゲンたっぷりの自家製ブイヨンを使っているそうです。サワークリームのコクが加わり、文句なしにうまい。毎日食べても飽きない味だし、寒い国のスープ文化はすごいと思う。

 

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素朴な風味が魅力的な黒パン。ボルシチや料理のソースをつけて食べよう。黒パンはみっしりと密度がつまっていて1枚で結構お腹いっぱいになるのです。

 

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そしてピロシキ。コースには含まれていませんがどうしても食べたかったので。私揚げパンはあまり得意ではないんだけどピロシキは別なんですよね。パンだけど一つの料理として完結しているところがそそられる。カラっと揚がった生地ととてもジューシーなひき肉。揚げたてピロシキは正義。 

 

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コースのメイン、キエフスキーカツレツ。ロシア料理に少し詳しい人なら、おっコレが食べられるのかと思うかもしれませんね。鶏の胸肉のカツなのですが、中心にバターが入っているのです。 

 

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切るとバターが溢れ出てきます。バターが染み込んでいるためか胸肉のぱさつきが気になりません。肉そのものの脂はほぼないのでバランスがとれているというか……これはロシア料理の知恵なのかしら。あと、ほんのり魚醤のような風味を感じました。みっしりとした肉のカツレツを食べられる満足感よ。ちょっと胸肉を見直した! 

 

人気のロールキャベツは期待を裏切らなかった

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コースの他に、メインをもう一品頼んでみました。ランチでも大人気というロールキャベツ。これ食べてみたかったんだ〜。

それにしても結構なボリューム……!

 

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クリーミーなトマトソースがたまらん。お皿に口つけて飲み干したくなりました。じっくり煮込まれてほろほろになったキャベツの中に、ぎっしりお肉が詰まっている。当たり前だけど家庭のロールキャベツとは全然違いますな。これはかなりお腹いっぱいになります。

 

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ロシアの肉料理は手がかかっているので、ひと口ひと口をありがたがって食べてしまう。シェフが一つ一つ時間をかけて作ってくれているのが伝わってきます。

肉料理に限らず、海燕の料理を食べた人の感想で「気持ちまでポカポカした」というのを見たことがあるけどまさにその感じを味わったよ。

 

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ウォッカは飲んどかなきゃだめだよね。この日のラインナップです。どれにしようか悩むぜ。

 

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オールドウォッカ「スタルカ」をいただきます。本場のウォッカをベースにポートワイン、ブランデー、リンゴと梨の葉の浸酒がブレンドされています。

スパイシーで甘くて、香りを楽しみながらちびちび飲むのにぴったり。バニラアイスにかけたら絶対うまいやつ。

 

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コースの最後はロシアンティーとデザート

 

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桃のゼリーは食べたことのない食感。桃そのもののようなゼリーなのです。甘さもおさえてあって紅茶とよく合います。

 

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バラのアイスやお菓子が好きな私が嬉々としてしまったのが、花びらがそのまま入っているバラのジャム。紅茶に入れずに舐めながら楽しみます。バラの香りって癒される♪

いやーごちそうさまでした。ああ、お腹がはちきれる……あと一品くらいいけるかと思ってたけど甘かった。

 

海燕には優しいお客さんしか来ない

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それにしてもシェフ、ランチもディナーもたった一人で厨房に立って料理をしているなんてきつくないのかなと思っていたのですが、答えは「きつい」。ですよね(笑)

シェフ「みんな前菜だけ頼んでお酒を沢山のんでてくれればラクなんだけどねえ」

──確かに(笑)。でもみんなシェフの料理を食べたいんですよ。

シェフ「みんな急がなくていいと言ってくれるけど、待たせていると思うと早く出さなきゃって思っちゃって」

ルミさん「注文を受けてから作るので、混んでいる時はどうしても早くお出しすることは難しいですが、今まで急かされたりしたことはありません。『ゆっくりでかまいません』というメモをもらったこともあります。みなさんシェフのことを気づかってくださいますよ」


──お客さんもみんな優しいですね。やっぱりTwitterを見て来る人が多いからお店のことをわかっているのでしょうか。

ルミさん「そうですね、いつも見てますって言っていただくことが多いです。応援しているよとか、本当に優しいお客さんばかりで……私3年以上やってますけど嫌なことを言われたことが一度もないんです」

──接客業でそれはすごいことだと思います!

 

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以上、「ロシア料理 海燕」でした。料理のおいしさはもちろんですが、なんだか漫画や映画になりそうなお二人のやりとりが心に残るお店でした。

最後に私が好きなツイートを載せておきます。シェフ、今度は前菜でお酒を沢山飲みに来ますね(笑)

 

 

紹介したお店

TEL:03-3813-2365

 

著者プロフィール

ほそいあや

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