家族や友人たちと一緒に、年末の風物詩である「年越しそば」を楽しみたい。でも「そばアレルギー」は心配。そんな風に思った方のために、そばアレルギー対策のアレンジレシピ例をご紹介。最近では手軽に代用できる商品も市販されていますので、時間をかけず簡単に、年越しそばを一緒に楽しむ事ができるようにもなっていますよ。
食物アレルギー代表格の1つ、そばアレルギーには注意が必要
鶏卵や牛乳、ピーナッツ、じゃがいも、そば等を摂取する事が原因で起こるアレルギーが食物アレルギー。特に小さな子供を持つ親であれば心配になりますよね。厚生労働省の調べ(2009年2月発表レポート)によると、日本の全人口のおよそ1~2%の人々が何らかの食物アレルギーを持っているとも推測されています。そばの場合、そばの摂取が原因で発疹や痒み、呼吸困難、重篤な場合にはアナフィラキシーショックなどの症状を引き起こす事があるとも言われていますので、注意が必要です。
自分はアレルギー体質なの?と思ったら、検査も受けられる
もし自分自身に何らかの食物アレルギーがあるかどうかを知りたくなったら、病院やクリニック等の医療機関を通じて、食物IgG検査という検査を受けることもできるようになっています。この検査は一般的には3万円前後の費用が必要にはなるものの、血液を採取して調べることにより、そばアレルギーを始めとした食物アレルギーを引き起こしやすい遺伝子を持っているかどうかなどの情報を知る事ができるようになっています。
そばアレルギーでも年越しそばは食べたい!対策アレンジレシピ
そばアレルギーが心配だけど、家族や友人たちと一緒に年越しそばは楽しみたい!そんな風に思った方のために、今回はそばアレルギーの方でも年越しそばが楽しめる、簡単なアレンジレシピ例をご紹介していきたいと思います。尚、以下のレシピはそばアレルギーをポイントにしていますが、うどんアレルギー等、その他の食物アレルギー体質でないかどうかは、事前にご自身にてご注意くださいね。
【アレンジその1】そばをうどんやラーメンに変えてみる
そばアレルギーは心配。だけどあまり手の込んだアレンジには時間がかけられないという方の場合、最も手軽なのが麺自体を変えてしまうこと。年越しそばのそば麺自体をうどん、ラーメンの麺などに変えてしまう事で、年越しそばの雰囲気を家族や友人などと一緒に楽しめるようにもなります。
※できるだけ細めのうどん麺(上記画像)を代用してみるのがお薦めです。
【アレンジその2】そばをライスパスタ(米麺)に変えてみる
料理の見た目も含めて、できるだけそばに近い形にしたい。そんな風に思ったら、市販されているライスパスタ(米麺)を使ってみるのもお薦めです。最近のライスパスタには、小麦や食品添加物が使われていないタイプのものもありますので、そばに近い雰囲気を手軽に楽しませてあげる事もできます。
※ベトナム料理のフォー(上記画像)でもお馴染みの米麺を代用してみるのもお薦めです。
【アレンジその3】そばをライ麦や小豆(あずき)に変えてみる
一部のそば店などではそばアレルギー対策のレシピとして、パンなどでお馴染みのライ麦や小豆(あずき)を用いた麺を使用しているところもあるようです。ただし、これらの麺の場合、市販で流通している事は稀だと思いますので、ご自宅などで麺を打つ事が必要になると思います。
※ライ麦を使用した麺(上記画像)を代用してみるのもお薦めです。
アレンジが原因でアレルギーが出ないようにご注意を
上記はそばアレルギー対策のアレンジレシピ例になりますが、そば粉の使用を避けて別のものに変えてみた結果、その別のものが原因でアレルギーを発症しないようにご注意くださいね。例えばそばアレルギーだと思って、小麦を使った麺に変えてみたけれど、そもそも小麦アレルギーだったというケースもないとは限りません。自分自身や子供などの体質の事をきちんと知って、それに相応しいアレンジを行うようにしましょう。