ビール好きの皆さんこんにちは!
今日は、山手線内では最強レベルといえるかもしれないビール屋さんを紹介したいと思います。 知るひとぞ知る「麦酒庵(ばくしゅあん)」。
「ビールと牡蠣の店」といえば、このお店なのであります。
店内のタップ。10本ありますね。
このお店のすごいところは、いつも10種類近くのクラフトビールの生が飲めることです。
本日はこんなかんじ。ペールエール、アップルホップ、セゾン、ヴァイツェン、スタウト……いいですね~。
最初のふたつ、和歌山「ナギサビール」と長野「南信州ビール」は常時あります。
一杯目は、いつも缶で飲んでいる、パンクIPAをいただきます。
缶もおいしいけど、生もいい。パンクな苦味がのどをびんびん刺激する!
このお店の注意点は、ドリンクはビールと日本酒しかないこと。
ミネラルウォーターは飲み放題です。お冷やグラスはお酒のカップ。かわいいなあ。
岩手の、オイスタードライスタウト。その名の通り、岩手の牡蠣を使用した黒ビールです。
遠くにほわんと牡蠣の香りがしますよ!
出汁仕立てのモツ煮。クリアな汁のモツ煮ははじめて食べました。出汁仕立てでもまったく臭みがないのでびっくり。さっぱりと食べられるし、汁まで飲めます。
山梨のアウトサイダーベルジャントリペル。トリペルはトリプル(3倍)の意味で、だいたい他よりアルコールが高いと考えてよいビールです(大ざっぱですいません)。このビールもアルコール8度。トリペルという言葉は、その醸造所の最高峰のビールという意味で使われることもあるそうです。
味付け冷奴ってなんだろう。うっすら色がついているけど、と思って食べてみると、なんと、中まで出汁の味が染みている豆腐!
大きいのによくちゃんと染み込むなあ。レシピが知りたい。
豚タンのみそ漬け。お料理のバリエーション豊かで飽きないのがいいし、お酒もとまらなくなって困る……。
ということで、後半はメンバー全員日本酒にシフト。
その数、約150種類。でも、メニューはありません。
日本酒をのみたい時は、まずマスターを呼びましょう。
(ちなみにこのお店は日本酒だけ飲むのはNG。名の通りビールがメインのお店なので、日本酒を飲みたければ必ずビールも飲むという暗黙のおきてがあります)
すると、マスターが色々な質問をしてきます。
「普段飲んでいるお酒は?」「好きな料理は?」などなど。
突然心理テストか?と思ってしまいますが、マスターはこれらの情報を元にそのお客さんに一番合うお酒を選んで持ってきてくれるのです。日本酒コーディネーターだ。
私は「普段飲むお酒は赤ワイン」「つまみはしょっぱい珍味系やチーズ」などと答えました。
マスターが持ってきたのは「酒屋八兵衛 山廃純米 無濾過生原酒」。
山廃なのでがっつりした飲み口かと思いきや、飲みやすくてびっくり。新聞紙に包まれてるお酒ってきついの多いので(偏見かも)あまり買わないのだけど、重さもありつつすっきりしていました。
いつもは飲まないタイプの日本酒の魅力に気づけて楽しい!
で、つまみも日本酒に合うんですよこれが。
しその実のたまり醤油漬け、ふきのとう、柿茸の佃煮、青唐辛子味噌。
これらは「ちょいと小鉢」で300円なのです。10種類以上あるけど全部おいしそうで全部頼みたくなる。
きゃらぶき、セロリのきんぴら、バジルポテトサラダ。
おなじみの酒盗クリームチーズや、
王道のホッケもあります。
あれ? 牡蠣が呼んでいる声がきこえたような気がする。
こだわりの牡蠣が大集合。牡蠣だけでこんなに揃っている店ってあるのかな。
牡蠣が品切れになるとお店をしめてしまうこともあるそうです。
素人の私は、どれを選べばいいかわからない。
とりあえず、東北応援として岩手県産のやつをいっときますか!
ばーん。夏の宝石、岩牡蠣!
ミルキーなコクがあなたを包む。こんな贅沢もたまにはいいか!
いきます! アムロいきまーす!
う……うまい!
それにしても、今日は豪快に飲んで食べたな~。この夏に悔いはない、そんなすがすがしい気持ちだ。
以上、「大塚 麦酒庵」でした。
お酒もおいしいけど、料理が飲ん兵衛のツボをついているものばかりで感動しました。
麦酒庵の注意点
・ビールを飲まずに日本酒だけのむのはだめ
・店内禁煙(喫煙コーナーあり)
・できるだけ予約をする
恵比寿店もあるのでそちらもどうぞ!
著者・SPECIAL THANKS
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
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