「かき氷」の有名店、待ち時間が多い都道府県は!? 全国かき氷店の行列度ランキング
※まずは 「かき氷店の行列度」の算出方法から・・
「かき氷」の検索ワードでぐるなび内へアクセスしてきた数を都道府県別に集計し、全国のかき氷ファンの人数を算出。ぐるなび『応援!おすすめメニューランキング』(http://mr.gnavi.co.jp/)で「かき氷」の検索ワードでヒットした店舗数を都道府県ごとに数え、店舗数に対するかき氷ファンの割合を都道府県ごとに算出しました。
こうして「かき氷」を求めるかき氷ファンの需要に対して、かき氷店がもっとも少ない=行列ができやすい都道府県が判明しました!
3位 滋賀(行列指数127.0)
総面積の1/6をびわ湖が占めている滋賀県。かき氷の店舗数が少ないのも仕方ないように思えます。
そのわりに検索数はかなりのもの。近隣の京都にかき氷の有名店が多いことも関係しているのかも?
2位 東京(行列指数133.2)
人口が多い分「かき氷」を検索する人の数も多かったのですが、ぐるなび『応援!おすすめメニューランキング』に登録されているかき氷店の数も105店と全国1位。
休日は行列も覚悟しなくてはいけませんが、いろんなお店をチェックしておくことで、行列を回避したり、食べ歩きをしたりなど、かき氷店が豊富な東京ならではの楽しみ方もできますね。
1位 長崎(行列指数237.0)
人口数は全国でも27位の長崎ですが、「かき氷」を検索する人数が多く、それに対する店舗数も少ないため、ダントツの行列指数をたたき出しました。
謎のかき氷人気には、何か秘密があるのでは……?
そこで筆者が長崎のかき氷事情を調べてみると、やたら目にするキーワードがありました。
それは「ミルクセーキ」。
一般的に知られているミルクセーキとは、牛乳、卵黄、砂糖などで作った甘い飲み物、または牛乳に専用のフレーバーシロップを混ぜて作る飲料のことです。しかし、これとはちょっと違う「長崎風ミルクセーキ」なるものが存在するようです。
東京生まれの筆者では実態がいまいちつかめなかったため、長崎県人7名に緊急アンケートをしたところ、「長崎でミルクセーキ」といえば、牛乳、卵黄、砂糖またはコンデンスミルクと、大量の氷をミキサーで撹拌したものと判明。
飲み物ではなく食べ物として認識されており、長細いスプーンですくって食べるスタイルが一般的。喫茶店などのメニューとして出されているそうです。
厳密にはかき氷とも区別されているようですが、シャリシャリとした氷の食感を楽しむ食べ物として、長崎県人の認識の中でミルクセーキは「ジュース」ではなく「かき氷」。しかし、「ミルクセーキ」を提供する店は「かき氷店」ではなく「喫茶店」がほとんどのため、検索ワードと検索結果がミスマッチを起こしてしまったのではないでしょうか。
知られざるご当地メニューを発見してしまいました。この夏は、長崎風ミルクセーキもぜひ味わってみたいと思います。
そして反対に、行列度が低い、すなわち、比較的並ばずにかき氷を食べられるであろう都道府県はこちら。
かき氷店行列度ワースト3
ワースト1位 沖縄県(行列指数6.6)
意外にも南の島・沖縄がランクイン。沖縄で「かき氷」を検索する人数が少なかったためこのような結果になりました。
もしかしたら、暑すぎていたるところにかき氷店があるから検索する必要がないのかも!? 実際はどうなんでしょうか、沖縄の皆さん。
ワースト2位 鹿児島県(行列指数10.5)
またもや暑い土地がランクインしました。沖縄と同様、そもそも「かき氷」を検索する人が少ないという理由から。
鹿児島のかき氷といえば、氷の上に練乳や果物がトッピングされた「白くま」。
「天文館むじゃき」「柳川氷室」「カフェ彼女の家 天文館店」など、名が知れ渡っている有名店が多いので、わざわざ「かき氷」と検索する人は少ないのかもしれません。
ワースト3位 青森県(行列指数11.3)
マーケティング業界では気温によって売れる商品が変わるといわれており、その「ウェザーマーチャンダイジング」によると、27度以上でアイスクリーム、30度以上でかき氷が売れるようになるそう。
青森県の8月の平均気温は23.3度なので、「かき氷が食べたくてしょうがない」となる機会が他の県よりも少ないようです。
とすると、青森の数少ない「かきごおりすと」こそ本物の愛好者!?
「かき氷店行列度」上手に活用を
皆さんがお住まいの都道府県の「かき氷店行列度」はどうでしたか? 人気店になると、かき氷を食べるために3時間並ぶなんてこともざらにあるようです。
「かき氷店行列度」をチェックして、並ぶ覚悟を決めたり、いっそのこと近隣の行列が少ない県の店に行ってみたり、上手に活用してくださいね。