9月14日はスーラータンメンの日です
中国の本場のラーメンが食べられるチェーン店「揚州商人」では、「スーラータンメン」が一番人気だそうです。
揚州商人を運営する(株)ホイッスル三好は、中国の代表的なスープの酸辣湯(サンラータン)に麺を入れたスーラータンメンの美味しさをさらに多くの人に伝えることを目的に、9月14日をスーラータンメンの日と制定したそうです。
酸辣湯とは、中国ではおふくろの味なので、日本でいうと味噌汁にラーメンを入れるようなものかもしれません。「冷汁」や「ぶっかけごはん」的な発想なのでしょうか。
スーラータンメンの名称は、(株)ホイッスル三好の代表のお母様である三好コト子さんが「酸辣湯」を「スーラータン」と呼んでいたことから名づけられたそうです。まさに家庭料理。
スーラータンメンに逢うために、さっそくサラリーマンの聖地、新橋へ。
SL広場から徒歩5分にある、『揚州商人』へ向かいます。雨だというのに待ち合わせでしょうか、大勢の人が行き交いSLの周辺は賑っておりました。人並みの合間をくぐりぬけ、はやる気持ちを抑えながら足早に歩き進めます。
すると、突然目の前に現れた「中国」の文字。打ちっぱなしのコンクリートの建物の感じといい、色使いといい、いかにもそれっぽくて風情があり期待が高まります。
席につくと同時に、メニューをチェック。
スーラータンメンといっても、ひとつではなく、スーラーシリーズと銘打ち、全部で4種類ありました。
ベーシックな「スーラータンメン」、通常の5倍の辛さの「激辛スーラータンメン」、高級黒酢を使用した「プレミアムスーラータンメン」、汁なしの「スーラー油めん」。
「これは実に悩ましい……」。メニューを見ていると、どれも「ワシ(なぜか仙人風)を食べてくれ」と語りかけてくるようです。
迷ったあげく、ここは基本のスーラータンメンをいただくことに決めました。
メニューの片隅に、麺の種類が選べると書いてあるのを発見。
極太の「刀切麺(とうせつめん)」と、細麺の「柳麺(りゅうめん)」の二種類があるとのこと。お店の方に「柳麺は、スープによく絡みますよ」と教えていただき、素直にそれにしたがいます。
待つこと数分……あっという間に、ゆでたてスーラータンメンが目の前に!
熱々のスーラータンメンから立ちあがる、この湯気をなんとか伝えたいと四苦八苦。ほんわりとした湯気をかすかにでも感じとっていただけたらうれしいです。
しかし、いたずらに時間を使い美味しさを逃がしてしまってはいけません。さっそく麺をいただくことにしました。
柳麺は細長く、なるほどスープによく絡みます。1本1本の長さがあるのに、しっかりとコシがあり麺をおもいきり持ち上げても切れません。予想通りのモチモチした食感に、赤いラー油と胡椒のアクセントがいい感じで刺激を与えてくれます。
中国産の黒酢を使ったこだわりのスープが本場の味を想起させ、異国感を演出します。
酸っぱくて、ピリっと辛いスープに、ふんわり卵とシャキシャキしたタケノコの食感、さらに麺が絶妙なハーモニーを奏で、噛むたびに旨味が口の中に広がっていきました。
レンゲと穴開きレンゲを駆使して具を食し、もちろん、スープまで余すところなく完食です。
ごちそうさまでした。
スーラータンメンを食べたら、カードをいただきました。表に書いてあるのは、お店の方たちの手書きの粋なコメント。
これは何のカードかと聞いてみたら、スーラータンメンの日を記念してシリーズ4品の無料券が当たるイベントをしているとのことでした。
しかも3枚も! これで、激辛、プレミアム、油めんをいただけば、スーラーシリーズ制覇じゃありませんか。
さっそく応募し、シリーズコンプリートを目指します!(2015年9月7日~14日まで)
炒飯というと揚州炒飯が有名です。日本でいうと五目炒飯のようにいろいろな具材が入った炒飯です。
杏仁豆腐はミルキーでやさしい味。口にふくむと、ふわっととけました。
なつかしいような、郷愁をさそう趣ある店内。
ブルースリーコーナー。遊びこころがいっぱいで楽しい。
紹介したお店
揚州商人新橋店
住所:東京都港区新橋4-10-1 SB新橋ビル
TEL:03-5473-0775
「人と料理の交差点」をテーマに、単なる料理の技術を学んでいただくための教室ではなく、お友達や家族に笑顔を届けてもらえるようなレッスンを展開中。笑顔と歓喜溢れるレッスンには、毎回多くの人が集まる。
HP: https://www.facebook.com/23fanDecookrentoLiaoLinoJiaoChaDian?pnref=lhc
文:23番地cook専属ライター よこくらゆっこ
食べることが大好き。気になるお店があるとじっとしてはいられません。おいしいものを探し求めて日々奔走中です。