みなさんお酒は好きですか?
私はもちろん大っっっ好きです。
でも飲み始めると楽しくなっちゃって、
帰りたくな~~~~~~~~い!!!
終電気にせず飲みた~~~~~~~い!!!がお約束。
「このまま店に泊まれたら、どんなに楽か…」と思うことはないですか?私は飲む度に思います。そこで、そんな同志に朗報です!
“泊まれる立ち飲み”を掲げるおしゃれ~なホステルを発見しましたよ!
向かう先は福岡市の地下鉄「赤坂駅」より徒歩約7分。昭和通りに面していて、イケてるオーラが漂う建物の中に目的地「STAND BY ME」(スタンドバイミー)。
2016年4月にオープンしたタイ・バンコクのホステル「trica」(トリカ)に続く2店舗目が、今年の6月に福岡にオープンしました!
1Fには地元感全開のコラボグルメを味わえる立ち飲みスペースがあり、楽しい福岡観光を手助けしてくれる、おせっかいホステルなのです!
宿泊する旅行者、仕事帰りのサラリーマン、学生達が肩を並べて飲めて、 さらにそのまま泊れるなんて夢みたいなことが…?
これは真相を確かめなければ!!!!!
風に揺れるのれんをよく見ると、
生ビール、おつまみ。二百五十円。
えっ…、えっ!安くないですか????
これが本当なら…じゅるり。
緩んだ顔を引き締めてのれんをくぐります。
入店したらまず、本日の予算を決めろ!
店内は想像以上にスタイリッシュ!奥には今話題のアーティスト・KYNEさんの作品が飾ってあります。
厨房に面したカウンターと別に、6つのカウンターテーブルが用意されています。
さて、席を選ぶ前に財布を準備しておいてください。前払い制なので入口で支払いを済ませましょう。
私のはるか上をゆくお酒好き・M先輩が華麗に財布を出してくれました。
カッコイイ…。どこまでもついていきます姐さーん!!
と思ったら、
出したのはなんと1000円札一枚だけ!(笑)
1000円と引き換えに4枚の木札が渡されました。これがここの通貨となるそう。おつりも出ないし、わっかりやす~い!
外国の方にも私のような生粋の日本人にも、最高に楽ちんなシステムです。
木札1枚で1ドリンクorおつまみ1品!
ドリンクとフードメニューには、商品名の横に木札のイラストが。
ここで気づいちゃいました私。
ほとんどのメニューを、木札1枚で楽しめるということに!
木札1枚=1ドリンクorおつまみ1品=250円
世紀の大発見です…。
コスパ抜群でとってもハッピーな方程式を見つけてしまいました…!!!
これぞ価格破壊だーーーーーーーーー!!!!
最高にハッピーなところでカンパーイ!!
M先輩はキリン1番搾り、私はよなよなエールを注文しました!
私「くぅ~~~~!乾いた喉に染み渡る~~~~~!」
よなよなエールは長野県軽井沢町のヤッホーブルーイングが作るクラフトビール。フルーティで飲みやすく、特に女性に人気です。
さらにコンビニで販売している1缶よりも安く飲めるなんて、最高すぎる…!!
ここで忘れてはいけないのが先ほどの木札!
料理やドリンクが自分の元に届いたら、その分の木札をスタッフさんへ。
今回は2杯のビールを届けてもらったので、ここで2枚を手渡します。
木札1枚目:キリン1番搾り
木札2枚目:よなよなエール
ドリンクが来たので次はフードメニューにいきましょう!
ここでしか味わえない!?
福岡ゆかりの店舗とコラボした料理たち!
頭上には気になりすぎるフードメニューが盛りだくさん。
…などなど。
飲食店から神社まで、福岡にゆかりのある店舗や人物名が付いたおつまみ達。なかには“うどん居酒屋”で大ブームを起こした「二○加屋 長介」がプロデュースするお茶漬けまで!
どれもこれも気になりすぎて選べません!!助けて!!
そこで私はSBM(スタンドバイミー)女将のももさんに助けを求め、おすすめをいただくことにしました。ももさんが笑顔で運んできたのは…もしかして…思い出の酢モツ…??
ではなく、
木札3枚目:マルヨシ醤油のポン酢でおろしポン酢炙りしめ鯖
!!!!!!!
酢モツじゃなかったけど絶対美味しいやつ!
“九州の味”にこだわる福岡県宗像市「マルヨシ醤油」自慢のポン酢を、好きなだけおろしにかけて…。
M先輩、お先にどうぞ!
M先輩「うまっ! 身が引き締まっててうまっ! おろしポン酢のおかげであと味さっぱりや~ん♡ これ家でも食べたい…」
私「先輩っ、私もっ、私も食べたいですっ!」
木札4枚目:ふくやの明太子とアルティザンのバケット明太マヨバケット
福岡の明太子といえば名の上がる「ふくや」と、ここから徒歩3分のところにあるパンと焼き菓子のお店「アルティザン」のバケットを組み合わせ。明太子には目がない私。いただきます!!
私「んっ!!!???明太子の味が濃いーっ! マヨに負けずしっかりしてる!!!」
明太子7:マヨネーズ3というなんと贅沢な比率…!!!これは「ふくや」も絶賛しているとのこと。ビンに詰めて持って帰りたい…
美味しさの秘密は各店舗の持ち味を生かす
料理が美味しすぎるのには秘密があるはず…と厨房を偵察。
すると「アフターザレインえり店長の枝豆醤油煮」を作る料理長 岩本さんの姿が!
枝豆を炒めて醤油を掛けて…特別なことは何もしてない様子。でもめちゃくちゃいい香り…♡
私「ここの料理はなんでこんなに美味しいのでしょうか…まさかものすごくいい食材を使ってるとか!?」
私「たしかに定番のおつまみでも、食べてみると一味違いました!まさにここでしか食べられない味ですね!」
もちろん木札の追加購入もOK!
さて、ここでビール2杯、おつまみ2品。…このクオリティで1000円ですよ??
今日は2人なので、まだ1人500円です。コスパ良すぎ~~~!
たった500円しか使ってないので、さらに1000円追加していきましょう!
福岡名物の水炊きを専門とする有名店「とり田」の柚子胡椒がアクセント。ポテサラに柚子胡椒、枝豆、塩昆布を組み合わせた、意外性たっぷりの逸品です。私はめちゃくちゃ気に入りました。
木札6枚目:福岡女子大 松田美由紀さんのキムチ
器から大きくそびえるキムチの山。旨辛でお酒のアテに最高です。福岡女子大の松田美由紀さん、どなたか存じませんがありがとう!先ほどのポテサラもそうですが、ほどよく盛り盛りです。うれしい。
木札7枚目:海鮮丼 日の出の唐揚げ
おつまみの定番である唐揚げは、薬院と博多駅に店を構える食堂「海鮮丼 日の出」のもの!長浜市場から仕入れた、新鮮な魚介料理や海鮮丼がウリですが、唐揚げも美味しかったなんて~♡
かまって!or1人でしっぽり飲みたい?をコースターでアピール!
気付けば店内は、おしゃれ女子や宿泊客で賑わい始めました。
ここでおせっかいコースターの出番です!
コースターの表と裏にはそれぞれ意味があります。
表の「KANPAI!!」は「1人にしないで!」(左)、
裏の「I LOVE SAKE!!」は「1人で飲みたいの!」(右)という気持ちを表すそう。
「KANPAI!!(1人にしないで!)」にしたからと言ってみんながめちゃくちゃ絡んでくる!という訳ではないですが(笑)、同じコースターを表にしている人がいたら話しかけてみてはいかがでしょうか?
使用例はこんな感じ。2人ともばりばりかまってちゃんです。(なのに誰も寄ってこなかった…なぜ!?)
悔しいので、ドリンクを追加。
木札8枚目:自家製サングリア-赤-
木札9枚目:フレッシュレモンハイボール
ほか焼酎や日本酒も飲めますよ。素晴らしい!
250円以上の価値あり!〆まで贅沢すぎ!
そろそろ〆を頼まないと、とメニューを拝見。
福岡ならではの品がそろいます。うまかっちゃんも捨てがたい(笑)
照れ笑いが素敵なスタッフさんが待望の〆を手にやってきました。
さあ、私たちが選んだのは…!
ドドーーーーン!!!!
木札10枚目:二○加屋 長介プロデュース日本代表お茶漬け
お腹一杯でもぺろりと食べられる優しい味。梅干しの酸味が宴の終わりを告げるようです…。
今回はドリンク4杯とおつまみ4品を注文して1人1000円。
これぞまさに“せんべろ”(訳:1000円でべろべろに酔える)!!!
ちなみにオープンの7時から閉店の24時までずっーーと飲めます。末恐ろしい天国です。
飲みすぎたら泊っちゃえ~~~部屋が空いていれば当日宿泊も可能!
お茶漬けで締めたのはいいものの、
楽し~~~~~~い!!!
帰りたくな~~~~~~~~い!!!
と例のごとく“帰りたくない病”を発症した私とM先輩。
だったら泊ったらええや~~~~~ん!
忘れてないですか?ここは立派なホステルなのです!
M先輩「めっちゃ綺麗や~~ん♡ このまま眠りたいよ~~~」
3Fには男女共用ドミトリー(8人・16人部屋)があり、1泊3780円~泊れちゃいます!
ホステルといえば2段目の人はハシゴを使って…なんてイメージでしたが、ここは”階段”なので、上下で知らない人同士でも心地よく使えるようになっています!
福岡在住のクリエイター・イフクカズヒコさん壁に直接描いた作品を発見しました!
そういえば、立ち飲みスペースにもKYNEさんの作品が飾ってありましたね。各階の随所に福岡ゆかりのデザイナー達のアートが展開されているも面白いところです。
共同部にあるシャワールームは男女分かれていて、全部で4つ。写真は女性専用ルームです。清潔感たっぷりで使いやすそう~!
2Fには女性専用ドミトリー(8人部屋)や個室(ツイン)も!女性だけの宿泊も安心です!
部屋が空いていれば当日の予約で宿泊ができるので、「楽しくて帰りたくな~~~い」なんて日や、「今日は終電を逃しそうな予感…♡」という日は利用するのもアリ!
もちろん立ち飲みだけの利用もOKなので、ふらりと寄ってみてはいかがでしょうか?
紹介したお店
STAND BY ME(スタンドバイミー)
電話:092-791-1974
営業時間:7:00~24:00※フードメニューは時間により変更あり
定休日:なし
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
著者・SPECIAL THANKS
コジマカナコ
福岡・九州の編集プロダクション・シーアール所属。熊本県やっちろ出身。
元エステティシャン。フリーペーパーのライターとして活躍したのち、うっかりエステ業界へ飛び込むくらいフットワーク軽め。そこで接客と営業を学び、再びライター業へ。1人で気ままにハシゴ酒、旅行も1人で満喫できるタイプ。