【　ひ　つ　ま　ぶ　し　の　由　来　】

　

東海道五十三次、宮の宿近く陣屋跡に明治六年料理屋として創業。昭和23年熱田神宮境内内東門に割烹料理の店を出店。熱田神宮参拝のお客様で賑わい、特に鰻料理『ひつまぶし』が看板料理になりました。
　さて、蓬莱軒の『ひつまぶし』は今ではすっかり名古屋名物として定着していますが、これは蓬莱軒の登録商標です。
　明治末期お座敷で大きなおひつで御飯に鰻をのせたものを、女中さんに小分けしてお客様に召し上がっていただいたのが『ひつまぶし』のはじまりです。蒲焼をそのまま入れたのではよそっていく内に、最後には鰻が足りなくなってしまう事が有り、満遍なくいきわたるために細かく刻む様にしました。最初は上質の鰻を刻む事に抵抗があったようです。（当時、主人の甚三郎おじいさまと仲居頭のお梅さんとの間で色々とあったようですが・・・・詳しくは
大女将著書《名古屋ひつまぶし繁盛記‘百万粒の涙’》ＮＨＫ出版をご参照ください。）

【　店　名　の　由　来　】

　

熱田は昔、蓬莱島とか蓬莱という名前でも呼ばれていました。その蓬莱に因んだものです。（大女将著書『百万粒の涙』より引用）

箕浦店長の一言

　

店内の厨房で備長炭を使い、外は'かりっ'と中は'ふんわり'と焼きあげました鰻を、お持ち帰りの際には容器の中で蒸れない様に熱を取ってからお渡ししております。又ひつまぶし等のごはん物も厳選したお米を炊きあげてからおひつに移し熱と余分な水分を取ってお作りしております。
山椒煮はご贈答品として喜ばれ、温かい御飯にまぶしたり、お茶漬けなど名古屋の粋な味として御賞味頂けたらと思います。

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