シェフ・料理人の紹介

八代目店主

浅見 泰正あさみ やすまさ

出身:京都府

浅見泰正

創業 天明八年の鶏料理専門店の老舗の次男に生まれ、中学生くらいから自然と調理場に立つうちに先々代に見込まれ家業を継ぐ事になりました。「まずは外に出て学べ」との助言を受けた事もあり、学生時代にアメリカやカナダ、フランスなどへ旅をしました。その中で各国の人々と交流し、中でもホテルやレストランで受けたサービスの体験が、家業を継ぐ意欲を向上させ、貴重であったと感謝しています。多くのお客様の思い出や、愛着が残る町家の佇まいと居心地、そしてこの「味」を守り続ける事が私の役目だと思っております。いつお越し頂いても変わらない、真心を込めたおもてなしを提供し続けられるよう、精進していきます。

  • 得意(専門)料理ジャンル
    鶏料理です。どの種類の鶏肉がどの調理により、味が引き立つのか見極めます。
  • 料理人としてのモットー
    「継続は力なり」が座右の銘。奇をてらわず、健康にも気をつけ、この店の良き伝統を守り続けることです。
  • 料理人になったきっかけ
    先々代から、この店がお客様や従業員、多くの人の力で支えられて長く続いてきたと教えられた事が励みに。
  • 料理人として影響を受けたもの(味・人など)
    15歳の頃、お客様から頂いた「世間を広く持ちなさい」という助言です。歳を重ねる程、心に蘇る言葉です。

私の一品

名物 水炊き

当店に220余年伝わる名物料理です。水と鶏ガラのみを強火で3日間煮込んだコクの深い白いスープは代々の秘伝の品。また、鶏肉は丹波地鶏か名古屋コーチンの生後約3ヵ月までの雌鳥を吟味して炊き上げました。京野菜や湯葉、椎茸、自家製焼餅など風味豊かなつけ合せと特製ポン酢と共にどうぞ。

私のおもてなしスタイル

  • 登録有形文化財の歴史ある佇まい

    登録有形文化財の歴史ある佇まい

    220余年前に暖簾を掲げて以来、京町家には珍しい5つの京格子も昔のままの佇まいは、京都府の登録有形文化財に指定されています。入口から奥まで続く石畳、じゅらく塗りの壁、古のガラスを使用した部屋など大切に受け継いできました。幕末の志士も通ったという、歴史や歳月も体感頂けたらと思います。

  • 四季折々の景色

    四季折々の景色

    鴨川と高瀬川の間の木屋町通り沿いに建つ当店は、街中にありながらも自然が身近な立地をいかし、鴨川の景色や東山が望めるお部屋を揃えております。春は桜、夏は川床で納涼、秋は紅葉、冬は鴨川の雪景色など季節毎の京の風物詩を御愉しみ頂けます。川のせせらぎと共に情緒豊かなひと時をお過ごし下さい。

  • 最良のタイミングでのおもてなし

    最良のタイミングでのおもてなし

    お客様一組毎に仲居がつき、お席にて水炊きを調理させて頂きます。「熱いものは熱く、冷たいものはあくまで冷たく」、最良のタイミングで供すのが創業来培われたおもてなしの心。お客様が居心地の良い様に心を遣い、お話しさせて頂く際も、ホッと場が和むような“耳心地の良い声”を心がけています。

鳥彌三
  • TEL050-5485-2280