毎朝、石臼挽きされる生粉打ち蕎麦
蕎麦は道東の清里産・摩周産を季節によって使い分ける。その日の分だけ毎朝石臼で挽いて生粉打ちした蕎麦は主人の丁寧な仕事により、繊細で滑らかな食感。また、蕎麦つゆには島根県奥出雲で醸造される醤油と本枯れ鰹などを合わせたものを使用し、素材の風味が豊かに香るやさしい味が堪能できる。
旬を味わう天ぷら
舞茸・ゆり根・甘エビ・穴子・夏野菜など旬の時季によって変わる天ぷら。軽やかな衣に纏われた食材はどれも、蕎麦の美味しさを引き立ててくれる。中でも、北海道小清水町の契約農家から仕入れるゴボウは、滋味深い独特の風味が噛むごとに口いっぱいに広がり、蕎麦との相性が抜群だ。
和と自然が息づく店内
客席はしなやかな真樺の床と手彫りで仕上げられたテーブルが目を引く。珪藻土が使われる塗り壁は、全体に丸みを帯び柔らかい印象を生み出している。窓から見える中庭からは四季折々に移り変わる木花が和みの時間を演出してくれる。
h672700
© Gurunavi, Inc.