「黒毛和羊」という激ウマの羊が存在するのをご存知でしょうか?
黒毛和牛、というのはよく聞きますが、黒毛和羊です。羊の中で唯一の肉専用種「サフォーク種」で、こちらで提供される信州サフォークは数十頭しか飼育されておらず、幻の羊とも呼ばれています。
ボクも38歳の今になるまで、そんな羊がいるなんて知りませんでした。

そんな「黒毛和羊」を都内で味わうことのできるお店が7月に誕生。神田神保町「ラムミートテンダー」です。月末に1頭しか入ってこないという貴重な黒毛和羊をいただくことができましたので、レポートします。
塊肉をワインとともに
「LAMB MEAT TENDER (ラム ミート テンダー)」は神田の東京ブッチャーズ系列で、塊肉を豪快に焼き上げるスタイルを踏襲。

お店のコンセプトは「塊肉をワインとともに楽しんでもらう」。100点ですね。

黒毛和羊は月末に入荷
月に1頭しか入ってこないという信州サフォーク。月末がその入荷タイミングで、提供される部位はその日のお楽しみ。この日は「モモ」でした。

店内冷蔵庫にはお肉がズラリ。

「モモが売り切れたら次は前足ですね」と店長。月末1~2週間で1頭無くなってしまうそうです。狙ってみてね。

目の前で調理してくれるので、シェフとも話しやすいカウンターでいただきます。

テーブル席もシャレオツですよ。

前菜からすでに羊祭り開始
お通しは生ハム。口の中を肉モードにする1速ギアです。

うん。テンション上がってきます。

ドリンクもお手頃価格。気取ってません。

ブッチャーズ系列のお店はとにかく良コスパ。居酒屋価格でガッツリお肉がいただけます。

まずは「子羊の自家製テリーヌ」。

羊のテリーヌって初めてです。

これはいい。あっさりしていて完璧な前菜です。

人参はオレンジドレッシングで。

パクチーと合わせるとこれまた格別です。

続いて、子羊のスモーク。「あれ、ちょっと高いな」と思ったアナタ。安心して下さい。

3〜4人前はありますからw

「スモーク」というので、燻製的なやつかなと思ったら、塊肉が炙られていきます。部位で言うと肩の芯部分だそうです。

調理の過程が見られるのがいいですよね。ワクワクします。

お、なんか出てきた。

クルクルクルっと、チーズの花が咲いていきます!

あら素敵!スイスのチーズ「テット・ド・モワンヌ」。修道士の頭という意味です。

どーん。まだ前菜だぜ…。

うああ。赤身の美味さが口中に広がっていく…。

我慢できない!赤ワインください!

肉に赤ワインが合うって発見した人だれだろう。ノーベル賞もらえたのかな。

ボトルワインがお手頃なのも嬉しい。グループで来たらだいぶ割安になります。

黒毛和羊「信州サフォーク」がすごかった
さあ、グリルの時間だぜ!お肉様が団体で登場!

上空から舞う塩!こなああああああゆきいいいいいいい!

ぶぉぉっ!こんな炎上なら大歓迎だぜ!

まずは看板メニューの羊のランプ肉がドカンと登場!これは月末限定じゃないので、いつ来ても楽しめますよ。

目の前でカットされていきます。すげえ…。

完成です!店長の渡辺さんです!

迫力の350グラム!香りが素晴らしい!

うおおおおおおおお!

いただきます!

やわらけえええええっ…泣きそうだ…。

そのまま赤ワインを口に含んで…。

マリアーーーーーーーーージュ!!

ラムチョップの柔らかくてジューシーな部分だけを固めたような、旨味と肉汁が止めどなく溢れる肉塊。ヤバイぞランプ肉。

黒毛和羊はこれからなのに、もうこれでお腹を一杯にしたい!

真打ち登場!黒毛和羊「信州サフォーク」
ランプの余韻消えやらぬまま…。来た……黒毛和羊「信州サフォーク」モモ250グラム。

美しく切り分けられていきます。

これが黒毛和羊…。

肉汁が止まらない…。では、人生初の黒毛和羊、イカせてもらいます!

はむ。はむ。はむ。……!? え、これ、本当に羊? 何の臭みもない!2歳の羊だからラムじゃないのに!

いい意味で、羊っぽさがない。獣臭さがしないというか、純粋にイノシン酸が肉という形でここにあるというか、じわじわ、じわじわと旨味が湧き出てきます。

赤身を噛みしめる→旨味湧き出す、噛みしめる→湧き出す。の繰り返し。柔らかくとろける脂身のわかりやすい味ではなく、肉自体の旨味を口いっぱいに受け止める、無言で下を向いてしまう幸せな時間です。

黒毛和羊、すごいぞ。 他の部位も食べてみたい。モモは250グラムで3500円でした。ノーマルランプ肉350グラムで1800円に比べれば割高ですが、ぜひ一度試して欲しい。

アクセス
神田神保町、駿河台下交差点から2分ほど。JR御茶ノ水駅からは坂を下ってきてくださいね。

羊ってマジでうめえな…。
著者:たのっち(@tanocchi)

記者・ラジオディレクター。
ラジオ時代はグルメレポートの取材原稿を放送が終わると捨てていたので、これからはここに書き留めていきますね。
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