こんにちは。下北沢ふしぎ指圧の斎藤充博です。
今日行くところは
支留比亜(シルビア)珈琲店
(文字変換がとても大変で今びっくりしたので以下、シルビア)
全然聞いたことなかったんですが、愛知ではぶっちぎりで人気ナンバーワンのコーヒーチェーン(斎藤調べ)らしいのです。
愛知県民はみんな知っているシルビア
シルビアは名古屋発祥の喫茶店チェーンだ。ぼくは全然知らなかったけど、名古屋の友達は全員が知っていた。
「シルビア、大好きです!職場の近くにあってよく行っています」
「好きとか嫌いとか考えたことなかったけど、珈琲はほかのチェーンよりはるかにおいしいから、きっと好きなんだと思う」
「店員さんとの距離感が近くてついつい行ってしまう」
「よく行きます。チェーン店ぽくない感じ」
「シルビア好きです! コーヒーチケットも購入しているヘビーユーザーです! 近所のシルビアにも行きますし、出先でも行きますし、本店にも行きました。他の名古屋系喫茶店チェーンも徒歩圏内にありますが、私的にはシルビアばっかりです」
話を聞いてみると、とても愛されていることがわかる。人によって温度差があるのがリアルだ。これは知っておかないとダメなんじゃないのか。
ロケーション最高
東京に唯一ある新橋銀座店は新橋駅のすぐ近く。窓際の席は開けていて山手線やら新橋のサラリーマンやらのザ・東京の風景を鑑賞できる。
お客さんもサラリーマンが多いとのこと。夜の10時を過ぎには二次会にパフェを食べにくるおじさんも多いらしい。粋な喫茶店の使い方してるなあ。
ちなみに愛知の店舗はほとんどがロードサイドにあって、家族連れが多いそうだ。
カルボトースト
実は下調べで気になっていたメニューがあった。シルビア特製の「カルボトースト」だ。
厚切りの食パンにカルボナーラのソースがひたひたに染みこんでいる。スパゲティで食べるよりもソースがよく絡むんじゃないか。
このカルボナーラのソースもかなり本格的で、その辺のスパゲティ店よりもうまい。ちょっとスパゲティゆでてほしくなってしまう(でもそれじゃふつうのカルボナーラか)。
ちなみに東京ではトーストしたパンのサンドイッチ、名古屋ではトーストしていないパンのサンドイッチが人気があるらしい。すごいニッチな県民性情報だ。
カツサンド
シルビアはサンド系メニューが充実している。
このカツサンドも過激だ。とんかつ屋で出てくるような肉厚のカツ。今そこでカットしたばかりだということがうかがえる、シャキシャキのキャベツ。
おい、こんなのパンにはさんで本当にいいのか。
食べる前にチラ見。カツの衣とパンに、ソースがほどよく染みこんでいるのが確認できる。ああ、パンにはさまれるというカツの生き方もありなんだな、と納得。
真上から見るとこんな風にコンパクトに収まっちゃう。和服美人のような奥ゆかしさ要素もあるカツサンドだ。
チーズトーストがうまい
こちらの店長さんに個人的な好みのメニューを聞いてみたら「チーズトースト」だという。
チーズだけ? カルボトーストやカツサンドにくらべるとインパクト不足してないだろうか。
でも出てきたものをみて0.1秒で理解した。これはうまいやつだ。
チーズの重みでパンの中央部がだらしなくへこんでしまっている。なんと官能的な……。
絶妙なチーズのたれ具合。あのね、迷惑ですからこういうのやめてほしいんですけど!(あまりにも心に響くと人はキレる)
食べてみると
・チーズの質がいいっぽい
・トーストの焼き加減がちょうどいい
ただそれだけなのだが、抜群にうまい。さっきのカルボトーストやカツサンドを凌駕する。チーズだけでぼくの心を一点突破されてしまうとは……。腹立つなあ……(喜びすぎて腹を立てる、人は愚かな存在)。
名古屋流モーニングセット
名古屋といえば喫茶店のモーニング。11時までに注文するとすべてのドリンクメニューにトーストとゆで卵がついてくる。これはアイスコーヒーで540円。
(食いかけですいません)ここで気づいたのだが、そもそも「ノーマルのトースト」がうまい。
外はカリカリ、中はモチッ。焼き加減だけでこんなふうになるのだろうか。バターの塩味が効いている。今まで喫茶店でトーストなんて食べたことなんてなかった。
アイスコーヒーの取手がデカい。過剰な持ちやすさに興奮。
新聞読みたくなる雰囲気だ。いつもインターネットに忙しくて新聞なんて全然読んでないけど、名古屋モーニングにはスマホより新聞が似合う。
ハムエッグトースト
最後にハムエッグトーストを注文したけどさすがにこれは食べきれずに、写真だけ撮って持ち帰りに。
こんな風に箱に詰めてくれる。この「すごいボリュームのものが折りたたまれて整然としている」って風景はたまらない。飛び出す絵本とか布団圧縮袋とかああいうものと同じ種類の快感だと思う。
シルビアはサンドイッチ天国だった
最後に店長さんから「お腹パンパンになってません? 大丈夫ですか」と心配されてしまった。「おいしかったし全然大丈夫ですよ~」なんて言って出たけど、店を出たとたん、急激に眠くなってしまい、午後は使い物にならなかった。
今回ぼくと友達二人で行ったのだけど、明らかに食べ過ぎだ。ふつうだったらカルボトースト一つで十分な一人前の食事になると思う。しかし、まあ、いけちゃうんだね、パンって……。ふしぎ……。
というわけで名古屋系喫茶店の大本命、シルビアでした。これから東京に店舗を増やしていく予定とのこと。みんなもおいしいサンドイッチでお腹パンパンにしよう。午後は昼寝だ!
紹介したお店
支留比亜珈琲 新橋銀座店
住所:東京都港区新橋1-4-5 G10ビル3F
TEL:03-6228-5888
ライター
斎藤充博
1982年生まれの指圧師(国家資格)。「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。いついかなる時でもお客さんに来てほしいとノイローゼ気味に思っている。
ツイッター:@3216
ホームページ:下北沢ふしぎ指圧
*「美人のタネ」で指圧師っぽい連載はじめました。
そこのあなた!ストレートネックを引き起こすスマホ首の自覚ありませんか?