京都で噂の名前のないラーメン屋さんに潜入…!本当に名前も看板もないガチ隠れ家だけど味は最高でした 

京都市中京区に名前も看板もない隠れ家すぎるラーメン店があります。名前はないとのことですが、公式Webサイトには「名前も看板もございません」(京都市中京区(木屋町三条上ル二筋目西入ル)恵美須町534-31CEO木屋町ビルB1)と、名前なのか何なのかよくわからない称号があり、住所を頼りに行ってみると・・・噂以上の隠れ家なラーメン店がありました。店内はおよそラーメン屋さんとは思えないスタイリッシュかつシンプルな内装。そして肝心のラーメンはとにかくこだわりを感じる手のこんだ味でした。美味しいだけでなく、行くだけでワクワク感のあるこのお店、次の京都旅行にいかがですか? (木屋町・先斗町のグルメランチ

京都で噂の名前のないラーメン屋さんに潜入…!本当に名前も看板もないガチ隠れ家だけど味は最高でした 

まいど憶良(おくら)です。

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一風変わったラーメン屋さんで、一風変わったラーメンが食べられるということでで京都市は中京区にやって来ました。

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指令 : 地下一階の、名前が書かれていない看板を探せ、そこが目的のラーメン屋だ!

店の近くに来ましたが・・・あたりに看板はなし。

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この近くらしいのですが。

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ふと道向かいを見ますと、それらしきビルがありました。

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ビルの看板を確認。

目的地は地下一階。

情報通りその部分には名前が入っていません。

どうやらここが目的地らしいです。

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でも、この時点では本当にこの先にラーメン屋さんがあるのか、ちょっとドキドキ。

 

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ドアを開けて中を覗き込みます。

・・・。

うーむ、ラーメン屋さん?なのかな?

 

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ポツンと置かれた券売機がありました。

f:id:okuradesu:20180621141508j:plainどうやら目的地はここで合っていたようです。

 

今回ご紹介するお店は、「名前のないラーメン屋さん」です。

では、早速ラーメンを注文しましょう。

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メニューは大きく3種。

ここから好みのラーメンをカスタマイズする仕組みです。

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スープの濃さを選びます。

京赤地鶏のモモ肉から低温でじっくり取ったスープというあっさり味も食べてみたいのですが、今回はこってりを選びました。

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具材を選びます。

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もう一品、カレーつけめんには、〆のメシが付く様ですので、カレーつけめんを選びました。

〆の飯。

良い響きです。

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具材にチャーシュー、そして麺量を1.5玉に設定しました。

 

このお店、本当に名前がないんです

そうそう、先ほど、今回ご紹介する「名前のないラーメン屋さん」と言いましたが、何も間違って店名の文字色を白色にしていたわけではありません。

このラーメン屋さん、本当に名前がないんです。

一般的には「名前のないラーメン屋」と呼ばれているようですが、公式ページを見ますと、「名前も看板もございません」と紹介されています。

それで看板もなかったんですね。

 

それどころかお箸もメニューもない。

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ラーメン屋さんというと、大体テーブルにお箸とか、胡椒とか、メニューなんかが置いてあるのが普通ですが、このお店のテーブル上には何も置いてありません。

メニューは券売機があのスタイルならいらないと思いますが、胡椒くらいあってもいいのに。

自信があるから味変なんて許さないタイプなのかな・・・。

ともかく、ラーメンが出来るのを待ちましょう。

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もつラーメンのもつは、スチームコンベクションオーブンで調理されます。

小腸を生の状態でオリジナルのタレに1.5~2日間浸け込んだ後、このスチコンで蒸して作るんです。

これによって、ブレのない味と、プリッとした食感に仕上がります。

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野菜は溶岩石で注文後加熱されます。

溶岩石で加熱すると、その遠赤外線効果でお野菜もふっくら、ジューシーに焼きあがります。

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モツは、最後にバーナーで炙られて、

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香ばしさと、

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更にプリッと感が増していきます。

 

パコジェット+ゴボウ+麺=なめらかな仕上がり

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和蕎麦っぽい色をしたラーメンは、有機野菜のゴボウを、パコジェットを使って冷凍粉砕して、麺に練り込んでいます。

パコジェットを使って冷凍粉砕された素材は、何度も裏ごししたものよりも滑らかに仕上がり、しかも栄養素も損なわれないんです。

 

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白濁する濃厚スープ。

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鶏ガラをじっくり煮詰めたスープは、肉の味すら感じる濃厚さ。

そこに煮干しなど魚介テイストが入ったスープです。 

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ラーメンが茹でられます。

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ごぼうが練り込まれた麺は、全メニュー共通。

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自家製の返しを入れるのは、ロイヤルコペンハーゲンの器。

器にもこだわりが感じられます。

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濃厚スープを加えて、

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ベースが出来上り。

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茹で上がった麺をチャッチャと湯切りし、

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丼に投入。

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パプリカ、プチトマト、モツが入り、

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更に野菜のトッピングが乗せられて

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完成です。

しかし、ここで問題が。

お箸はどこに・・・?

 

おお、スタイリッシュ!

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テーブル下の引き出しに必要な物が入っていました。

 

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お箸、紙ナプキン、楊枝、そして胡椒など。

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その入れ物も、使いたくて仕方がなくなるようなフォルム。

 

濃厚スープのらーめんをいざ実食

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箸を取り出し、早速麺から。

口に入れる瞬間、麺に絡んだスープの、煮干しの香りがふわっと鼻をくすぐります。

麺自体は舌触り、歯ごたえも良く、ゴボウも癖を感じさせません。

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野菜が旨い。

パプリカなんて、噛むとじゅわッと野菜の甘さを感じられる仕上がり。

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胡椒を振ります。

ペンの様に、ノック式。

胡椒が出る瞬間の手の感触も「ゴリリっ!」と、楽しい。

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モツが、モツが旨い!

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プリっプリ食感のモツは、スチコンで調理される事により、旨味が逃げずに調理されます。

食材の新鮮さもあり、凝縮された旨みを楽しめます。

 

化学調味料を一切使わないで作ったスープは鶏肉よりも鶏を感じる濃厚さ。

それでいてくどくない味。

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あっという間の完食でした。

 

スープの奥深さを感じるカレーつけ麺

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鶏ガラベースのスープに、自家製のオリジナルカレーを加えて、加熱していきます。

f:id:okuradesu:20180621152725j:plainその間に、

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野菜とチャーシューを炙って行きます。

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麺を茹でて、茹で上がった瞬間を見極めると

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流水でぬめりを落とし、

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キュッと氷水で絞めて

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器へ。

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野菜、チャーシューが乗って、出来上り。

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器をくるりと

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回して、

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「どうぞ。」

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更にスープを出して、完成。

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スープが入っているのは「ストウブ」の器。

フランスのアルザス地方で作られた鋳物ホーロー鍋です。

素材の旨味を引き出す調理にも使われますが、その保温性にも特性を発揮します。

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では、いただきましょう。

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カレースープがほど良く絡みます。

最初に強く感じるのはトマトの酸味。

強い辛味を期待した舌が一度肩透かしを受けます。

ところが食べ進めるうちにスープの奥深さが分かってくるんです。

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チャーシューは厚みが絶妙。

食べ応えがあり、噛み心地もよい。

鹿児島産黒豚の肩ロースを使用して作った自家製のチャーシューです。

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半分スープに浸して食べました。

スープは食べ進めて温度が変わるにつれて、酸味、辛味、そして甘みも感じます。

うんっ、美味しいっ!

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ガラムマサラを追加してみました。

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お勧めは麺に直接振りかけて。

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このまま食べてもよし、更にスープに浸しても当然良し。

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これまたあっという間に麺を完食。

 

カレーつけ麺のシメはリゾット風

カレーつけ麺にはここからまだ楽しみが待ってます。

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ご飯と、粉チーズが追加されて、

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再度過熱。

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リゾット風にして楽しめます。

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再度ガラムマサラを追加。

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あぁ、美味しかった。

ごちそうさまでした。

 

お店に名前がない理由を店長さんに聞いてみた

店長さんにお話を聞きました。

憶良 : それにしても、何から何まで変わった店ですね。

まずは、誰でも聞くことだと思うんですが、名前がないのはなぜでしょう。

店長さん : この店のコンセプト、「ワクワク感のある空間」がその理由です。

名前のお話の前に、コンセプトの説明をさせて頂いた方が良いかと思います。

 

ラーメン屋らしからぬ店。

テーブル上、ラーメンそのものも、全てにドキドキ、ワクワクする一工夫をしたいと思いました。

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店の名前も同じようにドキドキワクワクするものを付けたいと、色んな候補を考えたんですが、名前を付けてみるとその言葉にイメージが引っ張られてしまう気がして。

いっそ名前がないのも良いかと思ったんです。

 

憶良 : なるほど、「ラーメン食べに行こう」「なんていう店?」「いや、名前はないみたい」「なに、それ?」っていう会話になると、確かにどんなところだろうと想像してしまいますね。
店長さん : 来てみたら、本当にここであってるんだろうかと思う玄関口、ドアを開けてもラーメン屋らしくない。

憶良 : 一体どんなラーメンが出てくるんだと思っていると、その素材や麺、一つ一つに「へぇ~っ」という要素が入っている。

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だからと言って、奇をてらっているだけのラーメンじゃないっていう所が大切なんですね。

店長さん : そうなんです。変わったラーメン屋だという事だけで終わるのは嫌なので、普通以上にしっかり作り込んだラーメンを出さないといけないと考えています。

 

店内のいたるところにこだわりが

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目に見える部分、アマダナのウオーターサーバなどもそうですが、目に見えない部分のこだわりも凄いんです。

水は京都の湧水を使用。

自然な軟水を使うと、ダシの出かたも、水道水とは全く違うと言います。

麺はもちろん、返しに使う醤油、塩や、カレーも自社工場で作るという徹底ぶりに、話を聞けば聞くほど驚かされました。

視線を戻して、再び店長さんにお話をお聞きしました。 

 

憶良 : 京都と言えば、様々なラーメンの名店がひしめく激戦区。

その中でもひときわ異彩を放つ店だと思うんですが、この先目指す道というのはどういう所なんでしょう。
店長さん : そうですね、これからもコンセプトである、ドキドキとかワクワクを提供する店でありたいと思っています。

憶良 : 言うなら、エンターテインメント性を大切にするラーメン屋ということですね。
となると、ライバルはラーメン屋さんでなく、太秦映画村のようなエンタメ施設ですか。
店長さん : そうですね。世界遺産でもある伏見稲荷大社のような、その空気に包まれただけで非日常を感じて、ワクワク出来る店を目指して頑張っていきたいと思っています。

 

どんなラーメンを作るのか、というより、どんなラーメンを創れば京都の思い出として喜んで貰えるのか、という所を目指しているラーメン屋。

なるほど、看板がなくても繁盛するわけだなぁ、と思いながら家路につきました。 

 

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プロフィール

憶良(おくら) : 元ゲームプランナー、元ゲームプロデューサー。
ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。
休日は高速道路を使わずに名古屋から鳥取あたりの温泉に行って浸かり、道中や行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込むと例え深夜に帰ったとしても料理する。
その際食べ歩きにも積極的と、食に対してはかなり貪欲。
「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に悪いことを考える人はいない。」という持論を持っている。

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