口の中が永遠に唐揚げの一口目…「鶏皮チップス」のレシピ【西原理恵子と枝元なほみのおかん飯】

毎日新聞で連載中の「西原理恵子と枝元なほみのおかん飯」。本日のレシピは「鶏皮チップス」です。レシピはこちら!⇒鶏の皮を平らにしてフライパンに広げ、内側を下にして、落としぶたをのせます。弱火でじっくり火を入れ、鶏皮からジワジワと脂を出し、焼き色がついたらひっくり返します。鶏の皮から出た脂でカラッと揚げ焼きし、油を足して、ワンタンや春巻きなどの皮も同様に揚げ焼きして出来上がり。塩や好みのスパイスを振ったり、クリームチーズと明太子を混ぜたものをディップしたりして、野菜とともに召し上がれ。(飯田橋のグルメ和食

口の中が永遠に唐揚げの一口目…「鶏皮チップス」のレシピ【西原理恵子と枝元なほみのおかん飯】

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今回の料理:「鶏皮チップス」

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油で脂を洗い落とす?

枝元 国連WFP(世界食糧計画)協会のキャンペーンに賛同した「食品ロス」削減レシピ、今回も作ります。鶏皮って高カロリーなので取っちゃうことが多いじゃないですか。煮物にしても皮がデロデロしちゃうし。そんな捨てられちゃうことの多い鶏皮をチップスにします。

西原 すてき。油でじっくり揚げれば、脂が落ちますからね。油で脂を洗い落としちゃえばいいのよね。

枝元 そうよ、そうよ。ほら、鶏皮、ビローンと広げて。

西原 顔に張りたくなりません?きっとコラーゲンか何かが効きそうで。「オペラ座の怪人」のような、すごく怖いマスクにしたいな。

枝元 そうかなあ(笑い)。フライパンで内側を下にして焼きます。目いっぱい広げてね。丸まってくるので、木の落としぶたなど平たいものを乗せます。これでゆっくり焼いて脂を落としていきます。脂の中で泳いでいるぐらいに落ちるんですよ。

西原 こうやって落とせないかしら。私の脂身も。

枝元 そうだよねー。焼き加減は肉側(内側)7の皮(外側)3くらいの割合で。焼けたらそのままでもおいしいんですけど、今日はディップを付けて食べようと思います。

西原 あ、脂を落としたのに油を塗るんですね。

枝元 そう。クリームチーズと明太子を混ぜたのはどう?

西原 やだ、どうしよう、幸せの塊じゃない。すごくテンションが上がりますね。

枝元 出てきた鶏皮の脂もロスしたくないから、これでご飯を炒めちゃうのもいいですよ。「鶏油(チーユ)」って言います。あとは余っちゃって冷凍して取っておいたワンタンや春巻き、ギョーザの皮を、その脂に少し植物油も足して揚げ焼きにして添えました。

西原 ということは、それは鶏味になりますね。どっちが本物か分からない。あ、鶏皮がまだ脂を出し続けています。この皮だけでこんなに出るんなら、私の皮を全部焼いたらどんだけ出るんやら。

枝元 さあ召し上がれ。良かったらディップして食べてください。

西原 脂を落としたのに、明太子入りのチーズを付けるっていうのはさ、すごく矛盾を感じるんだけど。

枝元 でもほら、付け合わせの野菜だって食べるもーん。食品ロス削減レシピは次回で最終回となります。

【構成・矢澤秀範、写真・根岸基弘】

 

鶏皮チップス

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材料<作りやすい分量>

  • 鶏の皮                  200グラム
  • ワンタン、春巻き、ギョーザなどの皮(残り物)
  • クリームチーズ              60グラム
  • 明太子                  100グラム
  • 塩、好みのスパイス            各適量
  • 植物油                  適量
  • 付け合わせ用野菜(セロリ、パプリカなど) 適宜

作り方

  1. 鶏の皮は平らにしてフライパンに広げる。内側を下にして、落としぶたをのせる。弱火でじっくり火を入れ、鶏皮からジワジワと脂を出す。焼き色がついたらひっくり返す。
  2. 鶏の皮から出た脂でカラッと揚げ焼きする。油を足し、ワンタンや春巻きなどの皮も同様に揚げ焼きする。
  3. 塩や好みのスパイスを振ったり、クリームチーズと明太子を混ぜたものをディップしたりして、野菜とともにいただく。

西原理恵子と枝元なほみのおかん飯、単行本第3弾が発売中!

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この連載の単行本第3弾「おかん飯3 てんこもり編」が毎日新聞出版から2017年3月11日に発売されました!フライドオニオンのせ肉豆腐、餅豚キムチーズ、伝説の西原家からあげなど、西原画伯に「うますぎてあかん飯」と言わしめる極旨料理45品掲載。もちろん「名言特盛り描き下ろしマンガ」も掲載しています。

「記念日は揚げ物」「何も足さない、何も引かない」「炭水化物は嗜好品」など名(迷)言続出。ミュージシャンの矢野顕子さん、西原家(おばあちゃん、おにいちゃん、息子)も登場! 一家に一冊の爆笑料理本。

オールカラー128ページ、1,080円(税込み)です。

みんなのごはんでも紹介してきた人気レシピの数々。ぜひ、手に取ってご覧ください!

 

リクエスト募集します!

【西原理恵子の「おかん飯」with枝元なほみ】では、全国の読者の皆様、生産者や食に関わる方々から、「この食材でレシピを考えて」「ぜひ食べてみて」というリクエストを募集します。野菜、魚介、肉、加工食品、調味料など食材のジャンルは問いません。自慢の一品を「おかん飯」でアピールしてみませんか。

応募はメール(onna@mainichi.co.jp)か、郵便で、〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「おかん飯」係まで。

 

 

 

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