池袋のスリランカ料理店、その名も「フロリダ亭」ーー。最高にうまいバナナリーフカレーをお安く食べるならここ!

ライターのnarumiさんがここ1年ほどハマっている池袋のスリランカ料理のお店「フロリダ亭」(東京都豊島区南池袋2-6-7 サンシャインタワー1F)を紹介します。看板料理はたくさんの具をバナナの皮で包んだ「バナナリーフカレー」。ランチではなんと破格の800円!スリランカ料理なのに「フロリダ亭」とは…?外観も内観もマンションの集会所みたいなお店ですが、そこには店長さんの「お客さんがリラックスできる空間を提供したい」という思いがありました。ぜひ看板娘の秋田犬ひなちゃんに会いに行ってくださいね。(池袋のグルメカレー

池袋のスリランカ料理店、その名も「フロリダ亭」ーー。最高にうまいバナナリーフカレーをお安く食べるならここ!

この1年ほどめちゃくちゃハマっているカレーのお店が池袋にあります。

正確にはカレー屋ではなく、スリランカ料理店。看板料理はたくさんの具をバナナの皮で包んだ「バナナリーフカレー」です。

 

そしてスリランカ料理なのに店名は「フロリダ亭」。

 

はい、なんだか混乱してきますね。

 

でもここはとにかく最高なんです。お店の雰囲気はアットホームだし、カレーはむちゃくちゃ美味しいのに安い。もう好きでたまらない。

まだオープンから1年たっていないんですが、もう何度行ったことか。そのすごいところを紹介させてください。

 

外観も内観もマンションの集会所みたい

場所は池袋東口を出て徒歩5~6分。南口公園と豊島区役所の近くです。

外から見るとただのマンション。知らないとお店があることすら気づかないかも。

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でもよーく見ると、小さな看板に「フロリダ亭」と書かれています。

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建物に入ってみると、なんだろう、マンション1階の集会所みたいなところにお店があります。

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テーブルがたくさん並んでて、ふかふかのソファー。もしかして本当に集会所の「居抜き」だろうか。

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イチ推しメニューはバナナリーフカレー。しっかりと食べ方をレクチャーしてくれます。

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驚くべきはその値段。なんとバナナリーフカレーが800円です。

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僕はけっこうバナナリーフカレーが好きで、いろんなお店で食べてきましたが、だいたい1,500円~2,000円はしたよなあ…という感じの価格帯。

なのでランチタイムとはいえ「800円」というのは大変な破格だと思うのです。今日もこちらを注文。

 

広い店内の片隅に調理コーナーがありました。大きな炊飯器といくつかの鍋が並んでいて、なんとも言えない香りが漂ってきます。

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このお店、いろいろと「おおらか」なのです。

バナナリーフカレーだけじゃなくてセイロンミルクティーとかもけっこう安いし「一品以上ご注文いただければ、持ち込みでの飲食も可能」とのこと。そんなのあり?? そもそもみんな何を持ち込むんだろう。

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はい、数分待つと出てきました。これがバナナリーフカレーです。パリパリの黄色いせんべいなやつ(パパダン)と、大きな葉っぱに包まれた物体です。

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爪楊枝を外して葉っぱを開くと、もわ~っと湯気が上がると同時に、鮮やかな彩りの具材の数々が目に飛び込んできます。真ん中にあるのはゆで卵。

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ぱっと見たところ4~5種類のカレーがぎっちり詰め込まれています。そこにパパダンをパリパリと割ってかけてからいただきます。

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このバナナリーフカレーの楽しいところはひと口ごとに食べる具材は違うわ、味わいは違うわ、とにかくにぎやかなところ。

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オクラが入った野菜カレーっぽい部分だったり、

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また次の瞬間は鮭フレークみたいな香ばしいカレー、

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そして今度はチキンの入ったカレーだったり、とにかくスプーンに取るたびに違う表情を見せてくるのです。そしてどれもめちゃくちゃスパイス感があって美味い。

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最後はゆで卵をくずしつつ、全部の具をぐっちゃぐちゃに混ぜながらいただく。実はこの瞬間が一番好き。

この全部混じり合った奥深い味わいがバナナリーフカレーの到達点。「ああ、いいなあ…」と思います。

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おかわりどうですか?

お米はもちろん現地の香り高い縦長の品種を使っています。本格的なカレーを一度に何種類も食べられて、しかもボリューム満点。

これが800円てどういうこと…?だいじょうぶ?って心配になるんですが、

ここで大変なことが起きます。

 

「おかわりどうですか?」

 

「え?」

 

おかわりがやってきました。え?

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リセット。突然はじまった2周目。

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もう食べられないよ…って思いながらも、あまりの美味しさにペロリといただいてしまう。

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さすがに苦しい。紅茶を飲みながらソファーでしばらくゴロゴロしちゃいました。

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具材は日替わり、毎日違う組み合わせが楽しめる

また別の日、もちろん注文したのはバナナリーフカレーです。

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具材は日替わりのようで、この日は骨付きの大きなチキンでした。黄色、緑、オレンジ、チキンと色とりどりのカレーが楽しめる。見ているだけで嬉しくなります。

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チキンのすぐ横にはナスもいましたね。

 

オープンしたばかりなので、どんどん進化していくフロリダ亭

また別の日。クリスマス間近の12月中旬です。

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メニューがラミネート加工されています。お店がだんだんと進化していくのを感じます。でもバナナリーフカレー単品は相変わらず800円です。

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この日の日替わり具材は煮込んだチキン。

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そしてビーツのような鮮やかな赤い野菜が見えます。

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入り口の看板を見ると、やっぱりビーツだ。独特の歯ごたえと旨味があって美味しかったです。

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クリスマス当日に大事件が…!

そして次に来たのはクリスマス、12月25日でした。いつもの通りパパダンを割っていると、事件が起きました。

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店長「メリークリスマス~、焼き立てのターキーをどうぞ」

 

ドン!

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手早く並べられる濃い味のソースとフルーツソース。

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突然振る舞われたこのターキー、めちゃくちゃでかい。バナナリーフカレーよりも一回り大きい。クリスマスなのでサービスだそうです。すごい。そしてむちゃくちゃ柔らかくてうまい。

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カレーと一緒に食べました。

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が、まったく食べ切れる量ではないので、タッパーをもらって持ち帰らせてもらいました。

まるで田舎のおばあちゃんの家に久々に遊びに行ったら、どんどんごはんが出てくるみたいな状況。アットホームすぎる。

 

フロリダ亭はなんだか実家みたいなお店

そして年が明けてもお昼はフロリダ亭。

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今日のバナナリーフカレーの具材は「えび」。

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オープン直後に行ったので一番乗りでした。最近は12時近くになるとこのソファー席がけっこう埋まり、テイクアウトのバナナリーフカレーを買い求めるお客さんが続々とやってきます。

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今日のカレーもとても色鮮やか。スパイスの香りがふわぁっと漂ってきて一気に食欲がわいてきます。  

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大きなエビが入っていて嬉しい。

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ふと壁を見るとこんなボードが掲げられていました。

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フロリダていの「ミッション」と「3だいサービス」らしい。

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よく見るとホスピタリティが半端ない!

 

1.おつかれのかたは、くつをぬいでごろねしていただいてもかまいません

 

2.タバコやおくすりなど、かってきてほしいものがあったら、スタッフがかいにいきます

 

3.よっぱらいすぎたり、しゅうでんをのがしてしまったかたは、くるまでいえまでおくってあげます

 

1と2はまあわかる。

3……?

 

そろそろ店長にお話を伺ってもいいですか?

右側の黄色いTシャツの方が店長のマサさん。 思い切って声をかけました。

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――来るたびに思うんですが、不思議な雰囲気のお店ですね。

マサさん:ありがとうございます。ここは私と元スリランカ人留学生のコンビで2020年8月にオープンしました。

お客さんがリラックスできる空間を提供できるように、座席は全部ソファーにしています。国籍を問わずみんなが飲んで歌って楽しめるレストランにしたいと思っています。

 

――スリランカ料理なのに「フロリダ亭」という店名はなぜですか。

マサさん:私は中高生時代にアメリカのフロリダに留学してまして、そこで自炊しながら各国の料理を覚えました。フロリダ亭のスリランカ人シェフも専門学校の外国人留学生として来日し、私と同じように自炊しながら料理を学んでいます。

素人丸出しですが、お客さんに喜んでもらおうと情熱を持って料理しています。

店名は「スリランカ亭」よりも、スリランカ料理なのにフロリダ亭の方が話題作りになるかなと思ってフロリダ亭にしました。

 

――本場スリランカの人が作ってるだけあって、料理はとても本格的でおいしいですね。

マサさん:はい。スパイスもスリランカから直輸入しています。スリランカ人のお客さんにはたくさん、日本人のお客さんにはやや控えめにと量を調整しながら提供しています。

野菜は青梅にあるOmeファームや栃木にある知人の農園から無農薬の有機野菜を取り寄せています。

看板商品である「バナナリーフカレー」には特にこだわりを持っていて、香り付けのためだけに、原価の高いバナナリーフを軽く炙ってカレーを包んでいます。

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――そんなこだわりがあったんですね。そもそも「バナナリーフカレー」とはどんなカレーなんでしょうか。

マサさん:バナナの葉の上に乗ったパパダンと、中の具をごちゃ混ぜにして食べるドライカレーです。バナナリーフを開くと、南国スリランカの香りがフワッと広がり、スパイスの辛さが癖になるので毎日食べても飽きません。

フロリダ亭では日替わりで6種類の具材を盛り付けているので、毎日違ったカレーを味わうことができます。

作りたてのものを食べていただきたいので、毎朝その日の分を仕込み、お出ししています。

 

――バナナリーフカレーって日本ではけっこう高いですよね。フロリダ亭の「800円」は安すぎじゃないですか?

マサさん:このお店のある建物は専門学校の学生寮なんです。そこの理事の「留学生が楽しめる居場所をつくりたい」という想いを受けたのが始まりです。

だから、料理を安く提供することで留学生たちがお腹一杯食べられるように――。それが我々のモットーです。なのでコスパはあまり気にせずやっています。

 

――カレーがおかわりできたり、クリスマスに巨大なターキーが出てきたり、お疲れの方はソファでごろ寝していいとか、終電がなくなったらクルマで送りますとか、サービスがすごいですよね。

マサさん:スタッフ全員、フレンドリーでサービス精神旺盛ですので、お客さんのどんなリクエストにもお応えしたいと思っています!

 

――ありがとうございました。これからも通います。

 

バナナリーフカレーも、店長さんも、スタッフの皆さんも何もかもが魅力的なフロリダ亭ですが、実は最近一番人気なのは……

 

この看板娘の秋田犬ひなちゃんだそうです。

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すごく人懐っこくてかわいい。見てるとすぐに近寄ってきます。

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そして足元でごろごろしてくれます。むちゃくちゃかわいい。カレーを食べたあとはひなちゃんに絡んで帰る人が多い。

なんとアルコール消毒をすれば「モフモフ」するのもOKです!

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モフモフするとより仲良くしてくれます。

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この手足の真っ白なところが最高にかわいいですね。

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※追記:ヒナちゃんが引退しました!

今後はたまにお店に遊びに来るスタイルだそうです。フロリダ亭のTwitterアカウントをチェックしておきましょう。

 

場所は池袋駅から徒歩5分くらい。 お近くの人はぜひ一度自慢のバナナリーフカレーを食べに遊びに行ってみてください。テイクアウトもあります。

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今回ご紹介したお店はこちら。

天空のプライベートBBQガーデン フロリダ亭
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-6-7 サンシャインタワー1F
1,500円(平均)1,300円(ランチ平均)

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください
※お酒の提供については、現在、国や自治体の要請に準じています

 

著者プロフィール

narumi(@narumi)

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旧コンブ世代のライター。趣味はPodcast配信。noteでは手頃で美味しいお店について書くことが多い。西武線沿線で育った生粋の西武ライオンズファン。

Podcast:ドングリFM

note:Atsuyoshi Narumi|note

Twitter:@narumi

 

 

                             
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