※2019年1月に「la kagu(ラカグ)」内のマドラグは閉店しました。京都のお店では引き続き「コロナの玉子サンド」が食べられます。
こんにちは! ほそいあやです。
最近、喫茶店の↑こういうたまごサンドが流行っているようです。
たまごサンドの卵といえばゆで卵をマヨネーズで和えたヤツという固定観念があります。しかし「たまご焼き」を挟むタイプもあることを、恥ずかしながら最近知りました。
それは食べにいかねばならぬ。
2014年に神楽坂駅前にオープンした商業施設「la kagu(ラカグ)」にやってきました。新潮社の書庫をリノベーションしたかっこいい建物です。
一階のカフェ「マドラグ」で、たまごサンドが食べられるのであります。
たまごサンドの他にも、ナポリタンなど純喫茶っぽいメニューがちらほら。こういう雰囲気のカフェにしてはレトロな香りがします。
それもそのはず、マドラグの本店は京都の純喫茶。京都に詳しい人なら、二条城のそばのマドラグといえばピンとくるかもしれません。
「コロナの玉子サンド」(なぜコロナとつくかは後述)。
たまご、分厚っ!
卵4個、牛乳200mlを使っているそうです。一切れに卵一個ですね。ぜいたく〜。
それにしても、よくこんな風に焼いたものだぜと感心する厚さ。由緒正しいメニューなのに、一見おもしろメニューになっちゃってるところがよいと思います。
慎重につかんで・・・いただきます!
うぐぐ・・・でかい。すべりそうになるのを食い止めながら口に運ぶけれど、難しいなこれ。
たまごがパンからにょきっとすべる(笑)、なんだこの食べ物は(怒)。楽しいけど。
たまご焼きは、期待通りのふわふわ♡
牛乳もたっぷり入ったたまご自体は優しい味だけど、ぴりっとパンチがきいている。その隠し味はパンのほうにありました。
片側のパンにはマスタードが少し入ったマヨネーズ、片側にはトマトソースとデミグラスソースを混ぜたものが塗られている。これが絶妙な味のバランスを作っているのです。
さて、なぜ「コロナの玉子サンド」かというと、この玉子サンドはもともとは京都の老舗店「コロナ」の看板メニューでした。
店主は96歳(!)の引退までこのサンドイッチを作り続けていたのですが、2012年についに引退しコロナは閉店となります。その後この味を引き継いだのが、マドラグの三四郎さんという方でした。何度も試行錯誤しその味に近づけた結果、コロナの店主から「コロナの玉子サンドを名乗ってもよし!」のお墨付きをもらいました。
これからも食べられる! と、玉子サンドファンたちは狂喜。
コロナのサンドイッチを知らない私などが食べても感激するのだから、コロナの常連さんにとってはそれはそれは嬉しい話だったのではないでしょうか。
そのマドラグが伝説の玉子サンドをひっさげて東京にも開店したというわけです。
コロナとは関係ない、もうひとつのマドラグ名物「マドライス」。
ざっくり言うとオムライスの上にポークカツを乗せたもの。上に乗せるものはポークカツ以外に、エビフライ、ソーセージの3つから選べます。
大人のお子様ランチや!
ケチャップライスとふわふわたまご。サンドイッチは厚焼きすぎると思う人はこっちでもふわふわたまごを堪能できますよ。サクサクのカツを盛り上げるデミグラスソースもこれぞ喫茶店メシという味で、マドラグは純喫茶なんだと我に返るような一品。
外席が気持ちいい季節、広いデッキを眺めながら純喫茶メニューをむさぼり食うの、おすすめ。
今回は頼めなかったけど、ナポリタンも絶対うまいはず。
ちなみにビールやワインなどもあるので開放的なシャレオツ飲みも捗るよ。
さて、案の定サンドイッチを食べきれなかったわたしは、店員さんに頼んで包んでもらいました。
翌朝の朝ごはんにしたら、少しふわふわ感が失われてしまったけどおいしかった。2食分になるからコスパよし(?)。
以上、神楽坂「喫茶 マドラグ」でした!
紹介したお店
マドラグ
住所:東京都新宿区矢来町67 ラ カグ F1
TEL:03-5579-2130
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/