居酒屋の定番「ほっけ」ももちろんカレー味
こんにちは! ほそいです。
ある日、新中野に住む友人に「やるき行きましょう」といわれました。やるき。よくわからないけどいくことにしました。
スパイス&ハーブ居酒屋 やるき。
居酒屋にそういうジャンルがあるの?
ざっくりいうと、「カレー屋兼居酒屋」で、「食べ物のほとんどがカレー味」とのこと。
この唐揚げも当たり前のようにカレー味。
でもやけに本格的なスパイスだ。それもそのはず、店主はインド人の方なのです。スパイスのプロだったのです。
「カレー味」で片づけるには失礼なクオリティの唐揚げでした。一口食べて高まる店への期待。
牛もつ煮込みもこの色。日本の居酒屋の定番であるもつ煮込みをカレー味にするとはいい度胸、と思いきや、なにこれめっちゃうまい。カレー汁うめえ!
スパイス漬けにすることでもつの臭みもとれるのか、癖のない煮込み。カレーの染み込んだもつの旨さがすごい。汁も全部飲みたくなります。
ポテトサラダも鮮やかな黄色。インドではなんでもカレー味と聞くけど、日本でもそういう店にしちゃうんだ。おいしいからいいけど。本格的スパイスを練り込んだポテトサラダなんて、ここでしか食べられなさそう。
あと、全体的に良心的な価格なのも特徴です。
けっこう居酒屋っぽいメニューも並んでいるけど、串焼きはどれもスパイス焼きらしい。タレとか塩とかのレベルじゃなくて問答無用に全部スパイス、潔い。
スパイシー鶏レバー串です。180円にしては大きいぞ。
うまい……。レバーとカレースパイスってすごい相性いいってことに気づきました。これは他のお店でもやったほうがいい! って思っちゃうくらい。レバー苦手な人でも食べられそうだし、いつものレバー串とはまったく別のおいしさになってる。スパイスってすごいな。
ほっけも? ほっけもなの?
そう、やるきではほっけもカレー味。そしてまんまとおいしい……
よりにもよってほっけをスパイスまみれにするなんて、 日本の居酒屋文化にたいする挑戦を感じる。でも驚くくらいおいしくて文句いえない。いつも何気なくつついているほっけがスペシャルなほっけに。スパイスの力はすごい……インド人を尊敬……
骨つきマトンカルビステーキ。特大といってたけどホントにでかいぞ。 そして580円って安い。
マトンにスパイスは合うな。噛みしめるとじゅわっとジューシー、肉汁と一緒に染み出すカレー。文句なしのうまい肉。
マハラジャナンピザ。カレーとチーズは安定の組み合わせですね。
揚げ春巻き。なにやら不思議な見た目です。
クリスピー食感で、食べたことのない春巻きでした。お酒もすすむ一品。
他の料理にもかかっているこの赤と緑のソースですが、赤いほうがめっちゃ辛いです。でも癖になるのでちびちびなめてしまう。 店員さんに頼むとソースだけ小皿で持ってきてくれますが、なめすぎると翌日色々と大変なことになるので注意。
パクチー卵焼き。中にはパクチーがたっぷり。これも辛いソースまみれでお酒すすみます。
ウォッカラッシー(左)と、ただのラッシー(右)。
ウォッカラッシーは、飲みやすくて危険! スパイス料理とラッシーは最高の組み合わせで、何杯もおかわりしてしまった。
マクィントッシュウイスキーという、インドのプレミアム定番ウイスキーがあるそうです。癖がなく、スッキリしています。これのハイボールは暑い夏にがぶがぶ飲むのにぴったり。
まぐろとパクチーのカルパッチョ。さすがにカルパッチョはカレー味じゃないのか。
ノースパイスの料理もおいしいのです。やるきはスパイスと同様、パクチーまみれのお店でもあり、パクチー好きの聖地となっています。
ビーンズサラダ。スパイス料理の合間に食べるとさっぱりする感じの味でほっとします。
パクチーが足りないと思ったら、
パクチー盛り100円もあるので安心!
マトンカレーライス。締めはやっぱりカレーですな。
辛さは10まで選べます。3にしてみたけど、十分辛いよ! 辛いけどスプーンがとまらない。でも辛い、ラッシーを流し込んで中和。うま〜〜い。汗だくになって食べる真夏のカレーは最高なのであります。
カレーのみもできます。お酒のお供によさそう。
以上、新中野「やるき」でした。
もう、何もかもがおいしかった。胃も心もスパイスに染まって帰りました。飲みじゃなく、カレーを食べに来るだけでも価値アリのお店です。
紹介したお店
スパイス&ハーブ居酒屋 やるき
住所:東京都中野区本町4-36-7 1F
TEL:03-6304-8373
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/