こんにちは!お肉大好きカメラマンの伊藤真美です。
突然ですが皆さん、「相鉄線」って知ってますか?
相鉄線は、横浜から海老名を結ぶ鉄道なのですが、その知名度はというとお世辞にも高いとはいえません……。特に、神奈川県以外の人からは存在を知られていないこともあったりします。ちなみに、モダンなデザインの車両がイケてる!と鉄道好きからは隠れた人気を誇っているらしいです。
とにかく、相鉄線は脚光を浴びるような路線ではなく(失礼)、神奈川県でも違う路線沿いに住んでいる人にとってはけっこう謎の存在だと思うのです。かくいう筆者も神奈川県出身ですが、やっぱり相鉄線沿線は本当に謎です。
しかし!相鉄線沿線の馬肉料理のお店「うま処 櫻」に行ったら、あまりに素晴らしすぎて、相鉄線の株が急上昇してしまいました……!
というわけで、さっそくご紹介します!
なんと馬刺し&馬肉料理が食べ放題飲み放題で5000円!
こちらのお店、なんと馬刺し&馬肉料理食べ放題というだけでも驚きなのに、飲み放題までついているのです。意味がわからないけど、とにかくすごい……!
食べ飲み放題コースは4,000円と5,000円の2コースあるのですが、馬刺し&馬肉料理が含まれるのは↓こちらの5,000円のほうです!
馬刺各種、馬肉ユッケ、馬のタンスモーク、馬肉チョリソーなどの馬肉料理がメニューに並びます。4,000円コースのメニューも食べ放題ですよ。
4,000円の食べ放題のメニューはこんな感じ。
ポテトフライ、唐揚げ、枝豆などオーソドックスな居酒屋メニューがたくさん。からし蓮根フライ、気になる……!
今回はもちろん5,000円コース!こちらの目玉はなんといっても「馬刺しの五点盛り」です。何の部位が入っているかは日替わりですが、いろんな味わいのお肉を少しずついただけるので、まずはこちらから攻めるのがオススメです。
この日は、一番手前の2色のお肉から時計回りに、フタエゴ、赤身、霜降り、上バラオビ、ヒレでした。これが食べ放題ってまじか……。
まずは王道の赤身からいただいてみます。馬刺しといわれて一番最初にイメージするお肉。
一般的なお店では、モモを赤身として提供することが多いのですが、こちらのお店ではモモよりも柔らかい「クロッド」という馬の上半身部分を使っているそうです。
臭みがなくあっさりとして、上品な味わいを感じさせます。
薬味としてはニンニクがやはり鉄板!旨みが何倍にもなって口中に広がる~!1種類目からうますぎる……!
こちらは霜降り。
仕入れ状況によって部位は異なりますが、脂の少ない赤身との違いを味わってもらうため、比較的サシの多く入った部分を霜降りとして出しているそう。
たしかに、先ほど食べた赤身とはまた全っ然違います!脂が適度に加わったぶん、よりジューシーで、口の中にジュワっと旨みが広がっていく感じ。
コクのある脂部分と、味わい深い赤身部分の両方を一度に楽しめるなんて贅沢です、ほんと。
初めて食べる上バラオビ。赤と白のコントラストが美しい。
バラの中でも一番脂身の多い部位だそう。口に入れると、口の温度で脂部分がホロっととろけていきます……!何これすごい。
上質な脂が赤身部分の肉の旨味をうまく引き出してくれています。
さっぱり味わいたいなら、薬味にわさびもオススメです。
次はヒレをいただきます。
ぶ、ぶ厚すぎない?ゴロっとかなり大きめに切ってあるので、噛み切れるかな?と思いつつ食べたら……
なんと、やわらかああああああい!!!
馬のヒレ肉ってこんなに柔らかいの……?(震え)
余裕で噛みきれますので、一口でパクッと食べてみてくださいね!上品な馬肉の味わいをこれでもかと堪能できます!
最後はフタエゴ。エゴは「脂」という意味で、赤身をサンドイッチするように脂が2カ所に分かれているところから名づけられたそうです。バラ肉の一部なのですが、かなりの希少部位で、この5点盛りに入るのも珍しいとのこと。ありつけたらラッキー!
今まで食べた部位とまたガラッと変わり、白い脂部分にコリコリした歯応えがあります。この脂部分が甘くて、なんともいえない美味しさ。この甘さ、この歯ごたえ、ずっと噛んでいたい……。
すでに5点盛りでめちゃくちゃ満足度が高いのですが、実は4,000円以上の食べ飲み放題コースを予約すると素敵すぎるプレゼントがもらえちゃうのです。
それがこちら。
肩バラ馬刺しです。こちらもわりと脂が多めの部位。もう絶対に美味しいやつじゃん……。
先ほど紹介した霜降りにちょっと似ていますが、それよりも肉質は柔らかめ。口の中で脂がとろけ、なんともいえぬ甘さと旨みが広がっていく……至福のひとときです。美味!
どれも美味しかったのですが、私はフタエゴの楽しい食感と甘みのとりこになりました。薬味の生姜と合わせて食べてもおいしかった……!
もちろん食べ放題なので、食べ終わったらおかわりもできますよ!最高かよ!
ちなみにたれは3種類。
左からうまくち醤油、本醸造醤油(一般的なお醤油)、馬刺しのタレ。
うまくち醤油は熊本から取り寄せている甘めのタレ、馬刺しのタレはうまくち醤油よりもさらに甘みが強いです。
薬味は生姜やわさび、ニンニクなどが用意されています。部位やお好みに合わせて組み合わせてくださいね!
馬刺し以外の食べ放題メニューも絶品だ!
5,000円食べ放題コースの馬肉メニューは馬刺しだけではありません。というわけで、馬刺し以外のメニューも紹介しましょう。
こちらは馬肉ユッケ!
美しい~~~!!!
お肉のきらめきも素晴らしいですが、ど真ん中に鎮座している黄身が良いですよね。ユッケも食べ放題なのは個人的にもめちゃくちゃ嬉しいです。
黄身を崩してもなお美しい……!
よーく混ぜて……いただきます!!
とろっとした黄身とあっさりした味わいの馬肉……この2つが一体となった美味しさは凄まじい破壊力です。
すでに味付けはされているのですが、甘い馬刺しのタレをさらにちょっとつけて、玉ねぎと一緒に食べると天国に行けます。
「常連さんは必ず頼む」というメニューが、実は馬肉入り煮込みなのだそうです。馬肉=馬刺しというイメージが先行しがちですが、煮込みも美味しいとは……!
見た目はシチューのようですが、思ったよりサラサラしていてスープのよう。飲める。
馬のホルモンやスジ肉を使っているそう。カタそうだなーと思ってしまいますが、食べてみるとこれがホロッホロ!スプーンで簡単に崩れます。
一緒に煮込まれた野菜の甘みもプラスされ、ホッとする優しい味わい。これはたしかに、思わず注文しちゃうなぁと納得です。
馬肉以外の食べ放題メニュー(4,000円のコースで頼めるもの)から、気になっていたからし蓮根フライ&ハムカツセットも注文。
馬刺しといったら熊本。ということで、その熊本の名物であるからし蓮根をフライにしています。熊本でもよくからし蓮根フライは食べられているようです。
甘めソースとサクサク衣。絶妙なコラボレーションですよね……。
からし蓮根フライは、シャキッと歯ごたえのある蓮根に、ピリッとくる辛味がクセになります。ビールとかハイボールとか、がっつり炭酸のお酒が絶対にほしい。
ハムカツは安定の美味しさ。なぜか懐かしい気持ちになりますよね。やっぱりおつまみに最高です。
飲み放題メニューも豊富すぎない…?
ここまで食べ物ばっかり紹介してきましたが、5,000円のコース料金には飲み放題分も含まれているのです。
で、こんなにお得だと「飲み放題っていっても、実はめっちゃ種類少ないんでしょ……?」と疑ってしまいますが、メニューこれですよ!?!?
ビールやカクテル、サワー類などの定番はもちろんのこと、ホッピーまである。ノンアルコール飲料が充実しているのも地味にうれしいポイント。
馬肉食べ放題に飲み放題で5,000円って、やっぱり本当にお得ですね……!
馬刺し&馬肉料理が食べ放題「うま処 櫻」は相鉄線・天王町駅からすぐ!
「うま処 櫻」は相鉄線天王町駅から歩いて2分ほど。お隣の西横浜駅からは徒歩4分です。天王町駅は横浜駅から電車でたったの4~5分。実はめっちゃ近いんですよ。
店内は全席テーブル席で、学生さんや仕事帰りの方でにぎわっていました。大人数のほうがいろいろ楽しめて良いかもしれないですね。
とっても人気のお店なので事前の予約を強くオススメします!
最後に1つ注意点!
お店は横浜市認定の食べきり協力店。食べ残し、飲み残しは一皿につき別途200円かかりますので、いくら美味しいからといっても、頼みすぎにはご注意を!
冒頭で筆者が「このお店のおかげで相鉄線を見直した」と書いた理由は伝わったでしょうか?
馬刺し&馬肉料理の食べ放題って、他ではなかなか見ないコンセプトだと思います。
筆者は馬刺し=赤身肉という漠然としたイメージが覆りましたし、部位によってこんなに味が違うことも初めて知りましたし、とにかく何よりどれも美味しかったんです。
「相鉄線とか乗らないし遠いよー」とお思いかもしれませんが、正直、わざわざ訪れる価値が大いにありますよ!馬肉食べ放題、最高だ~!
紹介したお店

- ジャンル:馬刺し食べ放題居酒屋
- 住所: 〒240-0003 神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1-7-62F
- エリア: 保土ヶ谷・星川
- このお店を含むブログを見る | 保土ヶ谷・星川の居酒屋をぐるなびで見る
営業時間:月~金・祝日 17:00~23:30(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:00)
土 16:00~23:30(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:00)
※食べ飲み放題の時間の都合上、最終入店は22:00となります
定休日:日曜日
※その他、臨時休業あり
最寄り駅:相鉄本線 天王町駅 徒歩2分、相鉄本線 西横浜駅 徒歩4分
著者プロフィール
伊藤 真美
東京ビジュアルアーツ写真学科で写真を学ぶ。卒業後、すぐにブライダルカメラマンの道を進む。3年半の間、500組以上の新郎新婦の前撮りや婚礼当日の写真を撮影。
現在は、オンラインショップを中心にモデル撮影・物撮り問わずフリーのフォトグラファーとして活動。WEBデザイナーとして、ECショップページ作成なども手がける。
(企画編集 河瀬璃菜)