
こんにちは、迷える子羊ライターのいちじく舞です。
いきなりですが、羊の部位ってこんなにあるのご存知でした?
私は知りませんでした。
今回はこんな細かい部位まで、羊をまるっといただけるジンギスカン屋さんへお邪魔します。
キミは本当に美味しいジンギスカンを食べたことがあるか…?

さて、やってきたのは渋谷の「ひつじもん」というお店。

冒頭の羊の部位の話に戻りますが、自称「渋谷のジンギスカン通」の友人いわく、「ここまで羊の細かい部位を出す店は珍しい!」とのこと。
ちなみにこの友人、羊肉が好きすぎて、眠れない夜に羊を数え出すとお腹が空いてくるらしい。逆効果だし、なにより怖い。
私自身は、実家のホットプレートで食べた付け焼刃的なジンギスカンが最後の記憶だったので「うーん、そんなにハマるものかね?」と思っていました。
そんな私を尻目に「本当に美味しいジンギスカンを食べたら、やみつきになる」と豪語する友人。
このとき「ありふれたにわかグルメのテンプレート台詞いただきました~w」と鼻で笑っていたんですが、もう自分の右頬を引っぱたきたい。
今ならわかる。
本当に美味しいジンギスカンを食べたら、たしかにやみつきになる…!
「ひつじもん」スタッフが選ぶオススメのラム肉5品
そして、早速お店のスタッフさんオススメのジンギスカンメニューをいただくことに!
【肩ロース】(800円)

肩ロースはジンギスカンでは定番!しかも高級部位とされています。
にもかかわらずこの分厚さよ…!他ではなかなか出会えない豪快なサイズでお出ましです。

お肉を頼むと、もやし、にんじん、ピーマン、長ネギの野菜がたっぷり乗っかった鉄板が登場。どっさり盛られたもやしは、通常のもやしより細めの「黒豆もやし」。シャキシャキした歯ごたえが楽しめます。ジンギスカンとの相性も考えて、この黒豆もやしが採用されたのだとか!
お待ちかね、肉を焼きましょう。
お肉を鉄板に乗せ、はさみでカットすると……

出るわ出るわ、肉汁が!
ミディアムでいただくのがオススメとのことなので、ほんの少しピンクがかったラムをお口へ。
……うまい!!!
まず、ジューシーすぎます。噛むたびに肉汁がじゅわぁ~~~っと口の中で溢れます。実は食べるまで心配していたのですが、臭みが全くない!
1口目ですが、私の脳内では早々に「ジンギスカン」という食べ物についての記憶の書き換えがなされました。
【ラムヒレステーキ】(1,500円)

一瞬、「マグロかな?」と目を疑いましたよね。粗めの大根おろしと刻みネギのタレが付いてくるので、これを付けていただきます。
このラムヒレステーキは羊1頭から500~600gしかとれないめちゃくちゃ希少な部位なんだとか。そんな、1,500円でいいんですか……?

まぁ遠慮なくいただくんですけど。
……っ!やわらかすぎ!!!
ひ、羊の肉って、こんなにホロっとした食感も楽しめるの?!と目からウロコが落ちました。本当にラム肉なの?と問い詰めたくなる美味しさです。
大根おろしたっぷりの和風タレとマッチしています。さっぱりとした味わいであっという間に完食してしまった……。
最初にガーリックパウダーとバジルが入ったお塩が運ばれてくるのですが、それにもめちゃくちゃ良く合いました。美味しすぎるよ…!
同行した羊肉好きの友人も「こんな柔らかいジンギスカン初めて食べる…」と涙目で感動していました。
【ラムせせり】(600円)

「せせり」と聞くと焼鳥を思い出しますね。焼鳥では「ネック」などとも呼ばれますが、ラムのせせりも鶏と同様、首のお肉です。もうラムから無限の可能性しか感じません。

しょうが醤油に漬け込まれているので、焼いたら何も付けずにそのままいただきます。
……ぷりっぷり!
弾力があって、歯ごたえのある肉質。なんて表現したら良いのだろう、口の中ではじける食感です。肩ロースやヒレとはまた違った美味しさがあります。しょうがが効いているのも最高!
友人は「ご飯がすすむ味!」ともやしを白米替わりにバクバク食べておりました。
【ラムのたたき】(1,000円)
そしてこちら、このままいただけるラムのたたきです。ラムのたたきには生まれて初めて出会いました。
お肉の下にはゴリゴリと粗めの大根おろしが敷かれており、薄くスライスされたラム肉で大根を包むようにして食べると……天国に行けます。
たたきで美味しいのはカツオだけではありませんでした。もちもち食感のお肉とポン酢は最強の組み合わせです。
ジンギスカンの変わり種メニューに出会えて友人もご満悦。気付けば1人で3分の2ほど黙々と食べていらっしゃいました(許さない)。
ジンギスカンビギナーはまず「ひつじもんSET」を頼むべし
さあ、ここまでスタッフさんのオススメを紹介してきましたが、いろんな部位をちょっとずつ試してみたい!というジンギスカン初心者にうれしいセットがあります。
それがこちら!
【ひつじもんSET】(2,500円)

ひつじもんSETの内容は、
・ラムチョップ1本
・肩ロース2枚
・ハツ2ヶ
・ランプ2枚
・タン2枚
・レバー2枚
・日替わり1品(今回はピリ辛ラムでした)
の計7品!
7種のお肉が1プレートにドーンとのっているのは素晴らしい眺めですね。圧倒的にお得なので、とりあえずこれ頼んでおけばいいような気がしています。
【ランプ】


赤身の美しいこちらはランプ。羊のおしりの部分にあたります。ほんの少しクセがありますが、それがまた良いアクセントに。しょうがが効いているからか、嫌な臭みのある感じではありません。ラム好きにはきっとたまらないお肉だと思います。
例に漏れず、ジンギスカン好きの友人も「美味しいジンギスカンには、『臭み』ではなく『香り』がある」と名言を残していました。
【ラムチョップ】

そしておなじみラムチョップ!ジンギスカン屋さん以外でも見かけますよね。
「いま肉食べてる…!」って実感できるお肉です。口に入れるやとろ~んととろけるお肉も美味しいけど、程よく噛みごたえのあるお肉も美味しい……。ラム肉っていいなぁ。幸せだなぁ。
……もう待ちきれなかったので全部のせしました。

邪道といわれようがもう何でもいい…!
ラム肉の「タン」なんてあるのか!と驚きましたが、これが絶品!コリコリとした食感でほんのりとラムっぽさが香り、牛よりあっさりした味わい。新しいタンの表情に出会った思いです。個人的にはガーリックパウダー入りのバジルソルトで食べるのが好きです。
「レバー」は口の中でプチンッと割れ、中からジュワーっと肉汁が染み出てくる味わいがたまらない……!んんん~美味しい!
すっかりラム肉の美味しさに取りつかれてしまった我々2人は、ものすごいスピードでラム肉を食べ続け、あっという間に完食!
膨れた腹をさすっていると、お店の方がやってきて「最後に、見ていただきたいものがあるんですが……」とおっしゃるではないですか。
そうして持ってきてくれたのが、これ。

デカすぎ。
何事かと思いましたが、これは「ラム肉の自慢のソーセージ」(1,100円)。ジンギスカンの鉄板の溝って、こんな用途もあったのか……とまた1つ新しいことを知って、お利口になりました。
このソーセージも人気メニューで、この大きさにテーブルがひとしきり盛り上がるのだとか。私たちも例に漏れず、キャッキャと盛り上がりましたが、さすがにもう入らず……。こちらは次回の来店にとっておきたいと思います。
友人は「切らずに鉄板からそのまま餅吸いのように食べたい」と謎の意気込みを語っていました。
ワイン飲み放題が1,980円…だと……!?

ラム肉だけでなく、ドリンクメニューも豊富。まさかのワイン飲み放題が「閉店まで無制限」で1,980円です。いったいこのお店の物価はどうなっているのでしょうか……?ここは渋谷だというのに。
飲み放題のワインはボトルで提供されるので、大人数でいったときには確実にオススメ。
飲み放題以外のワインリストはこんな感じです。こちらは赤ワイン。

こっちは白ワイン。

ジンギスカン屋さんでこんなに充実したワインリスト見るなんて、思いもよらなかったです。
本当に美味しいジンギスカンは本当に美味しかった
冒頭でも触れましたが、私はこれまでジンギスカンにはたいした興味関心もなく生きてきました。「ジンギスカン行こうよ!」より「焼肉行こうよ!」の誘い文句のほうが断然ときめきました。

でもひつじもんに来て、新たな世界を切り拓いてしまいました。こんなにジンギスカンが美味しいなんて、なんで誰も教えてくれなかったんだろう。
当分は「何の肉が好き?」の質問には、食い気味で「羊!!!」と答えると思います。
私のように、ジンギスカンにあまり関心のなかった人にこそ行ってほしいお店です。美味しいラム肉は本当に美味しいよ!
紹介したお店
毎月29日と2月9日は「肉の日」!東京都内で食べられるお肉料理のお店まとめ
著者・SPECIAL THANKS

ライター・コラムニスト/いちじく舞
1990年生まれ。シナリオを学んだ後、フリーライターとして活動中。
雑誌やWEBでフリーライターとして活動中。
得意分野は、グルメ・恋愛・中央線界隈。
Twitter:https://twitter.com/ichijiku_mai
ブログ:千円以下アート宣言