
福岡・北九州市の小倉におばあちゃん一人で営んでいるお店「だるま堂」というお店があります。
こちらの名物メニューは「焼うどん」!
知る人ぞ知る、小倉のご当地グルメ「焼うどん」発祥のお店なのです。
そんな「だるま堂」さんが・・・
なんと・・・
なんと・・・
福岡県と佐賀県のみで放送されているローカル番組【福岡人志、松本×黒瀬アドリブドライブ】で紹介されたのです!
ほとんどの方はこの番組ご存知ないですよね(汗)
大の福岡好きを公言しているあの人気芸人さんが“台本なしのアドリブドライブ!”と称して福岡の街を巡る番組なのですが、これが面白いんですよね~(福岡と佐賀でしか見れないなんてもったいない!)
そこで「だるま堂」さんにあの芸人さんたちが訪れて「焼うどん」を食べていたので、久しぶりに恋しくなって後輩Mを連れて行ってきましたよ~!
北九州一の商店街「魚町銀天街」と、小倉の食を支えた「鳥町食道街」

なんと、1951年に日本ではじめてアーケードを作った商店街でもあるんですよ!
そして、そんな魚町銀天街の脇道にある食堂街がこちら、「鳥町食道街」です。

一歩足を踏み入れると、雰囲気はガラリ!!!
まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような趣ある佇まいがいいですねぇ。

通りには、開店以来40年以上愛されている老舗洋食堂「ニュー東京」や・・・

昔懐かしいオムライスや焼うどんも味わえる創業昭和20年の老舗「赤ちゃん食堂」など歴史あるお店がズラリと軒を連ねています。

このレトロな食品サンプルがたまりませんね~。ハヤシライス500円って、安い!

20軒ほどのお店が立ち並んでいて、いろいろと目移りしてしまいますが、今回のお目当てはこちら!
戦後直後に開店した「焼うどん」発祥の店
創業は昭和20(1945)年。鳥町銀天街の中でも最も古い歴史を誇る「だるま堂」です!
北九州市民にとっては、言わずと知れた名店!
冒頭でも触れたように小倉のご当地グルメとされる「焼うどん」発祥の店でもあるです。
扉をそっと開くと、カウンター6席のみのこじんまりとした空間で、せっせと働く二代目店主・坂田チヨノさんの姿が。

おばあちゃん、今日も元気そうで何よりだ~♪
御年79歳。お店を一人で切り盛りされているなんて本当に頭が下がります。
おばあちゃんに会いたくて来るお客さんも多いほど愛されている“小倉の顔”の一人です。
メニューはご覧の通り。
・焼うどん 460円
・天まど 510円
・ごはん 100円
・ビール 450円
・お酒 330円
※お会計の際は、なるべくお釣りのないようにお願いいたします。

う~ん、潔い!裏には、「焼うどん」の誕生秘話やこだわりが紹介されています。
小倉名物・焼うどん 誕生秘話
終戦直後の食糧難時代に、代用食として関西方面の「焼きそば」を作ることを考えたが、当時の小倉では焼きそば用のそば玉を仕入れることができず……。
やむなく干うどんをゆがき、水分を切って代用したのがそのはじまりなんだとか。

今日は、元祖の味「焼うどん」と名物の「天まど」を注文!
チヨノさん、お願いします!
注文が入ると、手際よく調理スタート!
うどんは佐賀県産の乾麺で、茹でてから2時間寝かせて水気を切っています。「8ゆがいて、2焼く」がベタつかずに美味しく仕上げるコツなのだとか。
具は北九州・若松産のキャベツと、長崎や淡路島産のタマネギに豚バラ肉を少々。ソースを塗りながら焼くスタイルで、香ばしさが一気に広がります。

焼うどんを作ってもらっている間はカウンターに置いてある掲載記事などを読んでその歴史に思いを馳せましょう。
「鳥町食道街」の前身は、戦後直後にできた“ヤミ市”だったのか……。なんて感慨にふけっていると、
「おまちどうさま」

熱々の香ばしい焼うどんができました~!仕上げに振りかける魚粉の香りも食欲をそそりますね~♪
麺はご覧の通り少し細め。使い込まれた鉄板でいい色に炒められています。

そして、こちらは名物メニューの「天まど」!
中心に箸を入れると・・・

卵がとろ~り♡
これはそそられる~!
「天まど」は小麦粉の生地を底に薄く引いて、中央に卵を落とした焼うどんのこと。
卵を天窓から見える月に見立てたのが名前の由来なのだとか。

伝統の味、いざ、実食!
だるま堂初来店の後輩Mにしっかりと味わってもらいましょう!

ソースの焦げた香ばしい香りを吸い込みながら、無心で麺に食らいつきます。
「これが、当時から変わらない元祖の味なんですね。沁みるなぁ。」
「麺は程よくもちっとして、キャベツやタマネギの食感が絶妙です。さすが熟練の技!」と、ご満悦の後輩M。
量はやや少なめなので、私たちのような大食い女子はペロリとおやつ感覚でいけちゃいます♡
チヨノさん、今日も変わらない味をありがとうございました!
会計の際は、なるべくお釣りが出ないようにお支払するのがマナー。
ちなみに「鳥町食道街」には、他にも素敵なお店がありますよ。

こちらは、かの松本清張も愛した名店「中国料理 耕治」。
多彩な中国料理はもちろん、創業30年の開店当初より提供している関東風の支那そばも格別です。風味豊かなスープは一食の価値ありですよ。

今回は、地元のテレビ番組に触発されて思わず立ち上がってしまいましたが、放送を見て食べに行かれた同志もきっといると思います!
福岡のローカル番組が発信するグルメ情報がキッカケで福岡にもっと興味持っていただけると嬉しいですね。
以上、歴史と愛情が詰まった食の文化遺産だるま堂の「焼うどん」でした!
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
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著者・SPECIAL THANKS

えり もりか
福岡・九州の編集プロダクション・シーアール所属。
福岡生まれ・博多湾育ちの呑み喰い道楽女子(グルメライター)。
Twitterでの食べ歩き日記をきっかけに、編プロへ電撃移籍。
グルメ情報誌ソワニエや福岡ウォーカーの編集・ライティングを中心に、年間300軒以上のグルメ取材をこなす。得意ジャンルはラーメン以外。高級ランチから路地裏の酒場までオールマイティに、日々放浪中。
Instagram:https://www.instagram.com/morika0812/