ふらっと街を歩いてて、一体何をやっているのか分からないお店ってありますよね。
外観が個性的だったり、一人で入るのに勇気がいるようなお店にはイヤでも興味をひかれてしまいます。食の広報YUICHIがそんなお店に突撃取材してきました！
入りにくい……だけど気になる定食屋に潜入！！！
やってきたのは浅草橋！江戸時代から庶民の街として発展してきたこの街に噂のお店があるということでさっそく向かいます！
都営浅草線浅草橋駅A4出口から徒歩2分、大通りからそれた閑静な場所に今回の目的地である「食堂ミズタニ」さんがあります。数年前に某テレビ番組の「きたな美味い店」に認定されているとあって、ワクワクしながらお店へ向かいます。
外観はご覧の通り。「定食」「お弁当」の旗がなびいているので飲食店であることはわかりますが、ちょっと入りにくい……が、ここで怯んでいては食の広報はつとまりません！勇気を出して扉を開けた！！
「いらっしゃいませ！」
待っていたのはおかみさんの明るい出迎えでした！同店では定食のほかにお弁当も販売しているため、伺った時間はお弁当の準備でみなさんお忙しくされていました。にもかかわらず、明るく優しい対応に感謝です！
中はいかにも食堂という雰囲気です！開店と同時に入ったため、お客は私だけ。奥のテーブル席に通され、お茶をもらったところで本日のサービス定食にある「ぶりの照り焼き定食」を注文。ご主人によれば、だいたい7割くらいのお客さんが注文する人気メニューとか。これは期待できそうです！
メニューを見ていただくとわかるように、お魚の定食が多く並んでいます。それもそのはず！現在は定食屋ですが、もともとは鮮魚店だった同店。それだけに魚へのこだわりは強く、新鮮な魚を仕入れてお客さまに提供しているというわけです！
「うちのウリは魚のメニューが豊富なこと。時期によっては煮魚もやるよ！」
ぶりの照り焼きを焼きながら、ご主人が笑顔で話してくれました。
「お客さんに喜んでもらえることが何よりのやりがい。お店をやっていてよかったと思うことかな。なるべくお客さまのニーズには応えていきたいと思ってる」
そんなご主人やおかみさんの人柄に惚れたのでしょうか、お客さんが次々とやって来て、12:00近くになると店内の席はほぼ満席に。常連客が多く、いつの間にかお店は憩いのスペースに大変身！ごはんを食べるだけでなく、コミュニケーションの場になるなんて素敵ですね。初来店のYUICHIですが、図々しくもカウンター席に移動して、ご主人との会話を楽しみました。それくらいアットホームな雰囲気なのです。
あの名物料理を実食！
「はい、お待たせ！」
そうこうしているうちに、ぶりの照り焼き定食ができあがりました！
う、うまそ～！
ごはん、お味噌汁、小鉢3皿、そしてぶりの照り焼き。このボリュームでお値段なんと730円也。このために朝からごはんを抜いておりまして。。もう我慢できません。さっそくいただきます！！
ど、どうですか、ぶりの照り焼きのこの照り具合は！ 甘めのたれの味が身にしっかりとついて、とってもおいしい。
うまい！うまいよ！パリッとした皮まで平らげました。
大半のメニューが満足の量で大体750円とリーズナブルな価格が魅力的。味や価格もさることながら、ご主人とおかみさんのお人柄がいいですね。
ちなみにご主人はバリバリの元野球少年なので、野球好きな方は話が合うこと間違いなし。気さくなご主人が笑顔で話してくださいますよ。
いかがでしたか？パッと見は入りにくくとも、実はおいしいお魚定食が食べられる素敵なお店、「食堂ミズタニ」さん。ランチがこれだけおいしいので、仕事上がりに夜に来ようと思いましたが、営業は平日の11:30 - 14:00までのみ。旬のお魚定食を食べにまた来よう！と心に決めてお店を後にしました。
お忙しい中ありがとうございました！ おいしかったです！
紹介したお店
食堂ミズタニ
TEL：03-3866-8966
住所： 東京都台東区浅草橋3-2-9
営業時間：[月～金曜] 11:30～14:00
料理研究家／食の広報 YUICHI
1984年7月1日 神奈川県生まれ。
料理研究家、ライター。学生時代はスペイン語を専攻、卒業後は貿易会社、翻訳会社に勤務し、料理とは無縁の生活を送る。前職の勤務を始めた2010年、慣れない大阪での一人暮らしと仕事の厳しさで落ち込んで帰宅したある日、夕飯にみそ汁を作って気持ちが前向きになったことで料理が気持ちを癒す力があることを体験。以来たくさんの料理を自炊するようになり、料理家としての活動を目指すきっかけとなる。広報スタッフとしての経験を活かして、レシピの発信や飲食店舗の取材を通じた記事を発信している。
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（編集：フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com）
