はじめまして、badと申します。
今期のNHKの朝ドラ「ひよっこ」皆さんはご覧になってますでしょうか。面白いですよね。筆者はドはまりしております。主人公のみね子は可愛いし、登場人物みんな良い人たちで、朝から幸せな気分になります。そんなひよっこももうすぐ放送が終了・・・この溢れ出るひよっこ愛をいったいどうすればいいのか・・・
茨城に行きたい・・・!!聖地巡礼したい・・・!!
とはいえ、どこに行けばいいんだろう?例えば「あまちゃん」には久慈という明確なモデルになった街があるので久慈に観光に行けばいいのだけど、ひよっこの場合は・・・
いいの!いいんだよ、別にそういうのなくても。ただ俺は、みね子やみね子のお父さんが東京の赤坂ですごく優しくしてもらえたように、俺も茨城に行って、茨城の人たちに優しくしてもらいたい、ただそれだけなんだ・・・
茨城といえば納豆。俺は納豆が好きなので、どこかで納豆のつくるところを見学させてもらえないだろうか?調べたらおかめ納豆で有名なタカノフーズが工場見学をやっていました。最寄り駅は常磐線の石岡駅です。よし、行くか!石岡!
おかめ納豆の工場がある石岡へ
そんなわけで上野駅に来ちゃいました。お義父さん・・・これが上野駅ですよ・・・。
石岡までは上野から特急で“たったの”1時間です・・・お義父さん・・・ずいぶんと早くなったものですね・・・
お義父さん・・・あれが特急“ときわ”ですよ・・・えらいかっこいいですね・・・。あっ、申し遅れましたが、「お義父さん」とは言うまでもなく「みね子のお父さん」のことですのでよろしくお願いします。
お義父さん・・・特急に乗り込むなりビールあけちゃってすみません・・・上野駅はたくさん駅弁があって、どれもこれも美味しそうで・・・電車の旅がとっても楽しくなりますよね、お義父さん・・・
お義父さん・・・これ車内販売のメニューなんですけど・・・茨城といえば常陸野ネストビールなんですね・・・美味しそうです・・・頼んじゃおうかな・・・
茨城土産もどれをとっても美味しそうで・・・迷っちゃいますね、お義父さん・・・
!?
“ときわ号では車内販売営業はございません”・・・!!こんだけ盛り上がってたのに、そう来ますか・・・お義父さん・・・東京は世知辛いです・・・
上野から1時間、石岡に到着
そうこうしてるうちに水田の風景が多くなってきました。これが常陸野・・・お義父さん・・・茨城の田園風景ですよ・・・!!
あっという間に石岡駅に着きました。上野から約1時間。タカノフーズの工場まではここからタクシーで約30分です。
着きました。工場見学には事前予約が必要ですのでご注意ください。
工場の入り口に納豆博物館があります。工場見学の受付もここになります。
おかめ納豆の全製品が直売してますよ、お義父さん・・・!
おかめ納豆のギフトセット!初めて見た・・・!
併設の納豆博物館では納豆の歴史について学べます。入館はもちろん無料です。
いよいよ納豆工場見学です。工場見学って土日だと見学はできても製造ラインが止まってる、というのよくありますけど、おかめ納豆の工場は3交代でほぼ1年通して24時間フル稼働してるので、土日でも動いている製造ラインを見ることができます!
残念ながら製造ラインは企業秘密のため撮影禁止なので写真はありません。ですがこの案内のお兄さんのトークがとても面白く、製造ラインは生でしか見れないのでこれは絶対に行った方がいいです!マジでおすすめ!
お兄さんに教えてもらったおかめ納豆トリビアとして「おかめ納豆の食べごろは賞味期限の3日前」「賞味期限は10日だが、冷凍すれば1か月持つ。解凍は前日に冷蔵庫に入れるだけ」「社内公募で優勝した納豆レシピは、油揚げの中に納豆を入れ炙ったもの」「初期のおかめ納豆のキャラクター、夜に工場で見ると薄目が怖いという意見が多かったので薄目をやめた」といったあたりが面白かったです。
おかめ納豆トリビアまとめ
- おかめ納豆の食べごろは賞味期限の3日前
- 賞味期限は10日だが、冷凍すれば1か月持つ。解凍は前日に冷蔵庫に入れるだけ
- 社内公募で優勝した納豆レシピは、油揚げの中に納豆を入れ炙ったもの
- 初期のおかめ納豆のキャラクター、夜に工場で見ると薄目が怖いという意見が多かったので薄目をやめた
左が初期のおかめマークです。たしかにこれはちょっと怖いですね・・・
さてお楽しみの試食タイムです。タカノフーズの納豆、一通り味見できます。これが無料だなんて太っ腹ですね、お義父さん・・・
個人的には青じそ風味の納豆がさっぱりしてとても美味しかったです。薬味にはネギ、ってイメージですけど、青じそすげえ合いますね、お義父さん・・・
石岡の街を散歩してみたら、「空いてる川越」感が最高だった
さて、工場見学も終わりました。あとは特に予定を決めてませんでしたが、せっかく1時間かけて来たので石岡の街を散歩することにします。
お義父さん・・・
これ・・・
めっちゃレトロでいい感じじゃないですか??
納豆工場に行くためだけに事前情報なしで来た石岡ですけど、めっちゃいい感じじゃないですか!!例えるなら、“観光客が全くいない川越”って感じです!川越は休日にもなるとすごく混んでるけど、石岡はマジでがらがら。穴場中の穴場。
お義父さん・・・大変です・・・ちょっと路地を入っても目に映るもの全てがフォトジェニックで・・・散歩してるだけで楽しいです・・・
暑かったのでレトロな酒屋で常陸野ネストエールをいただきました・・・とっても美味しかったですよ、お義父さん・・・
レトロな蕎麦屋さんでお昼をとることにしました。
冷酒のつまみに出てきた柿の種、食べたら梅の味がしてびっくりしました・・・そう、茨城といえば水戸の梅・・・!茨城感あふれる演出が嬉しいです、お義父さん・・・
そして冷酒と一緒に食べる天ざるの最高なこと!美味しすぎて冷酒もう一杯おかわりしちゃいましたよ。
で、ぐるなびの記事なんで、店名を出していいですかと尋ねたところ、撮影の許可はもらえましたが、店名はNGでした。おかみさん一人で切り盛りしてる店なので、あまりお客さんが増えてしまっても対応できないから、と。なるほどもっともな理由です。
こちらは観光案内、雑貨販売、喫茶をやってる丁子屋さんです。
江戸時代に建てられた木造の商家だとのこと。
昔の商家の雰囲気があって、とってもいい感じですよ、お義父さん・・・。喫茶の利用だと中に上がってここでお茶が飲めます。
あれ、手塚治虫の「陽だまりの樹」があるぞ。
!! へー、陽だまりの樹に登場する手塚良庵、本当に手塚治虫の先祖で常陸府中(石岡)藩の藩医だったのか・・・!!こうやって旅先で意外な事実を知るのもまた楽しいですね、お義父さん・・・
かき氷を食べました。雰囲気ある建物で食べるかき氷、最高です、お義父さん・・・
さて帰ろう、と駅の方にもどっていくと、どこか雰囲気の良い酒屋が目に入りました。自分は酒が大好きで酒屋の品揃えとかチェックするのが好きなのでふらっとはいってみたところ・・・
この年季の入った品ぞろえ・・・
十何年前のキャンペーンポスター・・・
木造漆喰のこの佇まい・・・
最高じゃないですか?
よく見ると店の奥で酒を飲んでるお客さんがいました。買った酒は店内で飲んでもいいみたいです。俺も氷結でご相伴に預かることにしました。
先客と世間話をしてるうちにもう一人常連さんがやってきてつまみを差し入れてくれました。え・・・俺も食べてもいいんですかこれ?飛び入りの東京もんに優しくしてくれるなんて・・・茨城の人はみな本当に良い人ですね、お義父さん・・・
外はうだるような暑さだけど、店内は冷房もかけてないのにひんやりと涼しい。缶酎ハイを飲みながら、行きかう人たちをぼんやり眺めて・・・あーいいな、こういうの・・・最高だな・・・
気づいたらもう一人増えてました。常連さんの社交場になってるようです。よそ者ながら会話の輪にも混ぜてもらえてよかったです。風情のある古い建物で飲む酒はいつもと違う感慨があります。こちらの店名は山口酒店、石岡駅から歩いて3分ぐらいの距離にあります。外からぱっと見ただけだと、なかなか中で酒が飲めることに気付かない、これは観光ガイドにも書いてない穴場と言えます。
9月の敬老の日のある三連休、ちょうど石岡のお祭りがありますよ!佐倉、川越に並ぶ、関東三大祭りのひとつだそうです。
お義父さん・・・今まで知らなかったけど、茨城には素敵なスポットがいっぱいありますね・・・事前に情報なくてもふらっと遊びに行っただけで茨城の人に優しくしてもらえてうれしかったです・・・!石岡駅の西口に観光案内所があるので、散策用の地図がもらえたりレンタサイクルも借りられるので、本当に下調べしなくても現地で得た情報だけでかなり楽しめました。というか本当にガラガラすぎて快適だったので石岡は穴場でおすすめですよ、と声を大にして言いたいです。
お義父さん、茨城、とっても素敵ですね・・・また行きたい!
紹介したお店
山口酒店
住所: 茨城県石岡市府中1丁目1-5
TEL:0299-22-2516
プロフィール
bad
1980年横浜生まれ、東京の下町在住。 趣味は写真。酒は人生。最近は娘の成長をブログに綴ってます。
ブログ 水蛇の背
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