秋が近づいたらりんごが気になる
いよいよ気温も日差しも秋らしくなってきましたね。秋スイーツと言えばりんご。りんごを使った王道スイーツ、アップルパイです。
アップルパイと一口に言っても色々なタイプがあります。
タイプ別に解説しつつ、美味しいアップルパイが楽しめるお店をご紹介していきます。
アメリカンアップルパイ
カスタードクリームとパイ生地を重ねてしっかりツヤツヤに焼き上げたタイプ、これがいわゆるアメリカの王道。ほっとする味、そんなアップルパイです。
アメリカには「アップルパイのようにアメリカ的だ」という慣用句があるほど、アメリカを代表する味のひとつと言われています。
収穫祭(11月の第4木曜日)の時期には七面鳥のローストと共に、アップルパイを焼く家庭が多いのです。節分の時に巻きずしを食べて、鰯を焼くようなものですかね……?りんごは今では年中手に入るので、もっと日常的で日本で言うお味噌汁的な存在なのかもしれません。
さて、そんなアメリカンな味を楽しめるのが「グラニー・スミス」(三宿と青山に店舗があります)。コンセプトは「おばあちゃんの味」。
ぐるなび - GRANNY SMITH APPLE PIE&COFFEE AOYAMA(表参道・青山/カフェ)
まさに映画に出てきそうな店内で提供されるアップルパイは、バニラアイスクリームとの相性も抜群。
ア・ラ・モードって何?
ちなみに、アップルパイにアイスクリームを乗せると「アップルパイ アラモード」という名前に変化します。
「ア・ラ・モード」はフランス語で、「流行りのスタイルの」という意味です。「プリンアラモード」が日本では最も浸透している単語なのではないでしょうか。
つまり、「流行りのスタイル(最先端スタイル)のプリン」ということですね。
日本で最初に「プリンアラモード」を作ったのは横浜の「ホテルニューグランド」の1階にある「ザ・カフェ」です。その他にも、「ホテルニューグランド」はシーフードドリア、スパゲッティナポリタン発祥の地と言われています。そんな洋食マニア垂涎のメニューの中にも、ありました!! 「アップルパイアラモード」。
そして、林檎繋がりの話をもうひとつ。「りんごのウサギ」が日本で最初に登場したのもこのホテルニューグランドなのです。横浜は華やかな食文化の歴史を感じられていいですね。
ショーソン・オ・ポム
フランス系のパン屋さんで見かけることがあるアップルパイが「ショーソン・オ・ポム」です。見た目はアメリカタイプとまた違って、なかなか地味な見た目です。「ショーソン」はフランス語でスリッパという意味。「リンゴスリッパ」。いや「スリッパリンゴ」という感じでしょうか? まあ、どっちでも良いのですが、スリッパの先の部分に確かに似ていますね。イメージが湧かない方は、旅行や飛行機用の二つ折になるスリッパを想像していただくと分かりやすいかと。
こちらは、フランスの定番おやつ。
素朴で懐かしい味をご家庭でも
今日ご紹介したお店以外にもアップルパイは全国配送をしてくれる名店が沢山あります。
富士屋ホテル
http://asp.hotel-story.ne.jp/ec/fujiya/
(富士屋ホテルは直営のパイ専門店がコレド室町の中にもあるので、そちらもチェック!)
カロル
芦屋でアップルパイと言えばここ。鯛のかたちのアップルパイは手土産にもオススメ!!
マミーズアンスリーズ
http://mammies.co.jp/introduction
関東のお土産人気ランキング上位常連のアップルパイ。
お気に入りスタイルのアップルパイと共に秋の訪れを楽しんでみてくださいね。
(ライター:沼本有佳子/編集プロダクション studio woofoo)