ぐるなび みんなのごはん

あなたの”食べたくなる”を作る

魚のセレクトが素晴らしすぎる…!「アキバの酒場」は本物の魚好きが集う最高の酒場だ

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魚を釣るのと食べるのが好きなライターの玉置です。

ツイッターのタイムラインに、私がハッとする投稿を毎回してくる立ち飲み屋さんが秋葉原にあります。その名は「The(ジ)アキバの酒場(中の人) 」さん。

 

たとえばこうです。

 

またある日はこうです。

 

どうですか、この煽りっぷり。魚好きの心を揺さぶる鮮魚のラインナップじゃないですか。これらのツイートを眺めつつ、いつか開店時間に並んで力いっぱい食べてやるぞと心に誓っていたのですが、ようやくその夢が叶ったのです!

秋葉原なんて近所みたいなものなので、さっさと行けよっていう話なのですが。

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▲場所は秋葉原と岩本町の中間あたり。17時の開店に合わせてやってきました。

 

日本酒のラインナップがグルグルと変わる「地酒ガチャ」

店内はイスのない立ち飲みスタイル。店名が「アキバの酒場」なので、いわゆるオタク寄りの店なのかなとちょっと思っていたのですが、そういう訳でもないようです。

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▲場所はアキバですが、メイド姿の店員さんとかはいませんでした。

厨房の見えるカウンター席に陣取ったら、まずはドリンクのオーダーから。いつもは生ビールやホッピーからスタートするのですが、今日はうまい魚を食べに来たので、それに合わせて最初から日本酒を注文します。

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▲地酒、ビール、焼酎、チューハイなど、どれも安い!

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▲写真中央の「追い焼酎 0円」というのは、「濃い目サービス無料」という意味なので、アルコールに強い方は頼んでみてください。

この店の日本酒は、全国から集まった地酒が1合500円、半合弱で300円の均一料金でいただけます。そのラインナップが独特で、まず定番の辛口があり、それに一升瓶が空になったら終わりのものが5種類。なくなるとホワイトボードが書きかえられ、新しい地酒が登場するというシステムなのです。その名も「地酒ガチャ」!

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▲内緒ですが「J」は純米、「TJ」は特別純米という意味だそうです。

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▲何が登場するかわからないから「地酒ガチャ」。このシステムなら、必ず劣化していないお酒が楽しめます。

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▲このように日本酒のメニューは次々に変えられていきます。

この日本酒好きなら盛り上がること間違いなしのガチャシステム、ホワイトボードが書き変わるたびにお客さんの注目が集まります。このガチャを回すために、私もさっそく宮城の「伯楽星(はくらくせい)」をいただきました。

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▲一升瓶から目の前で注いでくれるスタイル。

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▲ギリッギリ!ナイス表面張力!

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▲つまみを頼む前から、もうこの店が気に入っています。

 

看板メニューは刺身の枡盛とアジフライ

さあ地酒で喉を潤したところで、実は入店前から絶対に食べると決めていたつまみを注文します。お店のツイートでもよく流れてくる、平日限定・1日10食の枡盛と、刺身でも食べられる生のアジを使ったアジフライが、この店の看板メニューなのです。

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▲いろんな魚の切れ端が一合分入った枡盛。これが食べたかったんだ!

枡盛がどんなものなのかは知っていたのですが、実物を目の前にするとありがたさに手を合わせたくなってしまいます。どの魚もクオリティが高く、これで380円はお得すぎます。

魚が液体だったら絶対にこぼれるという高さのある盛りっぷりが素晴らしいじゃないですか。大根などは一切入っておらず、枡の底までぎっしりと刺身が詰まっています。

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▲切れ端の寄せ集めだから一切れずつ味が違う。それが最高に楽しいんですよ。

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▲枡盛が売り切れていた方は、おまかせ三点盛りをどうぞ。

続いてはドーンとそそり立ったアジフライです。アジフライといえばソースを掛けて食べるイメージですが、この店ではワサビとダイコンおろし、そして醤油でいただくスタイル。これがサッパリしていいんです。日本酒にもバッチリあいますよ。

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▲この食べ方、気に入りました!

 

鮮魚を使った限定のツマミが充実しているのは良い店の証

続いては日替わりのツマミをチェックさせていただきましょう。ホワイトボードに書かれた飲み屋のメニューを眺めているときって、人生の中でも最高に目が輝いている瞬間のひとつですよね。

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この日に仕入れた魚は、クロダイ、コショウダイ、ブリ、アイナメ、タチウオ、カツオ、それに貝類といったところでしょうか。魚のうまさは先程の枡盛で確認済みなので、どれを頼んでも不安要素ゼロ、もう期待しかありません。

それにしても魚のセレクトが独特のセンス(最高の褒め言葉)ですね。ちょっと店長さんに話を伺ってみましょう。

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▲元々はお客として通っていけれど、縁があって今では店長をしているという五嶋さん。

「うちの魚は、信頼している魚屋さんに築地市場からお任せで仕入れてもらっています。今日だったらコショウダイとか、あまり余所には並ばないような魚も多いですが、どれも美味しいですよ。お安くしているんで、知らない魚でも挑戦してもらいたいですね!」

魚の知名度にこだわらず、本当に美味しいものをリーズナブルな値段で提供しようという心意気、うれしいじゃないですか。刺身がうまいのはもちろんですが、一匹丸のまま魚を仕入れるからこそできるツマミも多く、アラや白子などを使った枡盛以上にレアな日替わりメニューが充実しています。

こういうツマミは手間が掛かって数が全然作れないのですが、それを大事にしている感がこの店からはビンビンに伝わってきます。ホワイトボードに気になるメニューがあれば、即注文することをオススメします。

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▲気が付けばホワイトボードから消えているメニューも!

さあ、ここからは同行いただいた2人の分と合わせて、飲み食いしたものをバババーンとご紹介していきましょう!

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▲「魚好きのあなたへ!!」と書かれていた、ブリの白子にクロダイの卵を煮た腹子煮を迷わず注文。もちろん生臭さゼロ。

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▲イカ刺しの残りで作る新鮮なゲソワタホイル焼。1日に1皿とか2皿しか作れないのでは。

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▲これも名物のひとつ、ブリのネギ塩串焼。

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▲黄身が乗ったニラのやみつきおひたしと、ちょっと固めの茹で加減とたっぷりの黒胡椒が嬉しいマカロニサラダ。魚料理以外もうまい!

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▲こんがりと焼かれたクロダイのカブト焼き。魚の数×2皿しか作れない限定メニュー。

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▲磯の味が濃くてうまい。骨だけになるまでいただきました。

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日本酒はどれを飲んでも美味しいです。

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▲今年一番日本酒を飲んだ日になったと思います。

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▲皮を炙ったタチウオの刺身と、ねっとりして甘みのあるコショウダイの刺身。どっちもアタリですね。

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▲これが私の初鰹、ミョウガが嬉しいカツオのタタキ。

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▲いやー、楽しいです。
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▲あははは。写真を見ながら、こんなに飲んだのかと驚いているところです。

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▲どんどんと入れ替わっていく地酒ガチャ。

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▲なにやら秘密のお酒もあるみたいですよ。

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▲ビールに合うつまみも当然完備。手間を感じさせるポテトサラダや、ビーフシチューのような深みを感じるモツ煮込みもうまい!

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▲白魚のかき揚げは、このボリュームで280円。

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▲チーズフライもいいよねー。

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▲同行者が何気なく頼んだ、焼きたての出し巻き玉子がビッグサイズで驚いた。そしてうまい!

私が伺ったのは月曜の早い時間だったのですが、それでも店内はすぐに満席状態になっていました。魚も酒も美味しく、居心地もいいんだから当然ですね。

今後もお店のツイートを眺めて涎をたらしつつ、秋葉原に来たら迷わず利用させていただきたいと思います!

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紹介したお店

アキバの酒場

住所: 東京都千代田区神田須田町2-17-8 篠田ビル1F

tel:03-6206-8854

 

プロフィール

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玉置標本
趣味は食材の採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は古い家庭用製麺機を使った麺作りが趣味。

ツイッター:@hyouhon
ホームページ:私的標本
製麺活動:趣味の製麺

玉置標本「みんなのごはん」過去記事一覧

 

日本にいながら怒涛のアメリカングルメが堪能できる!沖縄「ホワイトビーチフェスティバル」は肉好きの天国だった

こんにちは。ライターのルリ子(@ruricocoa)です。

今回は私の住む新潟を離れて、旅先の沖縄本島からお届けします。

沖縄にはAirbnbの民泊で1週間滞在することにしたので、普通の観光とは違ったスポットにも行ってみたいと考えていました。


そこで現地に到着してから何か面白い情報はないかなぁ?と調べてみると、なにやら私の滞在中に、うるま市にある米軍基地(ホワイト・ビーチ)で “ホワイトビーチフェスティバル” というイベントが開催されるらしい

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なんでも毎年4月ごろに開催されるこのホワイトビーチフェスティバルでは、約20店舗のアメリカンフードの屋台が並ぶほか、米軍や海上自衛隊の軍用機の展示、軍艦の船内見学、そしてハーリー大会(船漕ぎ競漕)などが楽しめるというのです。

そもそも、普段入ることのできない米軍基地に入れるというだけでも貴重な体験なのですが、そこに待っていたのは想像を絶する、怒涛の肉づくし!

日本に居ながらにしてアメリカの風を感じられる絶好の機会。肉好き男子ならきっとたまらないであろう、アメリカンフードの数々をぜひご覧あれ!

※入場に関する注意事項は最後に記載したので、気になる人はチェックしてください。

いざ、ホワイトビーチフェスティバルへ!

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イベント開始の30分前に会場へ向かうと、すでに入り口から車の長蛇の列ができていました。

入場は無料ですが、18歳以上は顔写真付きの身分証明書が必要になります。

 

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入場ゲートでは写真のようなガタイの良い軍人さんが何人もいて、その威圧感たるや!

米軍基地なのだから当たり前といえば当たり前なんですが、サングラスとミリタリーの組み合わせで一気に強そうに見えるのは一体なんなんでしょうね(笑)。

 

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荷物検査も受け、無事ゲートを抜ければそこはもう異国の地!

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生憎の曇り空で、気温が低かったこの日。かき氷はさすがに食べられませんでしたが、英語とカタカナが並んでいる屋台はまるで海外に来たみたい!

並んでいる食べ物を見てみると、

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ミートチーズパイ、ハムチーズパイ、アップルパイ……と揚げ物のオンパレード!

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おいしそうだけど、一発目にこれを食べたらすぐにお腹が膨れそう(笑)。

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見て! チュロスがカラフルでかわいいよ〜!

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会場内で売っている飲み物はこの通り。ほぼ炭酸飲料。

 

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こっちはソーセージとチキンナゲット的な串刺し、ポテトチップスにパスタの麺かな?

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骨付きリブ肉、チーズポークフライに、えーっと、どれも全部肉ですね(笑)。

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かろうじてあった野菜は、じゃがいもと玉ねぎ串。もうバーベキューやん。

 

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あぐー豚のスペアリブ、ビックバンズバーガーと、どれもボリューム満点!

もはや肉ばかりなので、どれを食べるかの選択がめっちゃ難しい(笑)。

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ふと目をやると、体格の良い軍人さんが並ぶトラックを発見!

Jerk Chicken(ジャークチキン)」ってなんだろう? 列ができるなんてきっと美味しいはず! 試しに買ってみることにしました。

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出てきたのは、黒くこんがり焼かれた鶏肉。いたって普通のお肉に見えるんだけど、味はどうだろう?

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さっそくいただいてみます。

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うおっ辛っ!!!

でも辛いけどウマいぞ? このソースは一体…!?

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気になってお店に戻ってみると、使われていたのはこちらの「シラチャーホットチリソース」。

唐辛子、にんにく、酢、砂糖、塩などが原料に使われてるソースで、スパイシーなのに甘みもある。

調べてみるとJerk Chicken(ジャークチキン)とは、有名なジャマイカの郷土料理なんだそう。このスパイシーな味付けが肉の旨味を引き立てていて、癖になる味。

これは日本のお祭りでは味わえないぞ!

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今度はアメリカンなホットドッグでも食べてみようかなぁ〜と並んでいたら、

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目の前でソーセージを焼いていた人がガッツリ食べ始めました(笑)。アメリカン!

そして出てきたホットドッグが、こちら。

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でかくね!?

緑色のソースは間違って上からかけてしまった、ハインツのピクルス(レリッシュ)です。

ソーセージはどーせ大味なんでしょ?と思って食べてみると

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ん!!?

ただ焼いただけの味気ないソーセージかと思ったら、しっかりと肉の中から塩味が感じられてジューシーです。意外とうまい!

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ほかに面白い食べ物はないかなぁ〜と目を凝らしながら歩いていると、なにやら気になるポスターを発見!

これ、アメリカで大人気の「ファンネルケーキ」というスイーツらしいんです。

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ちょうど肉以外のものが食べたかったし、買ってみることに。

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出てきたのは、粉砂糖がかかったふんわりしたお菓子。パンケーキを棒状にしたような形で、砂糖、キャラメル、チョコ、シナモンから好きな味付けを選べます。

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食べてみると、外側はさくっと、中はふんわりと空気を含んでいるような食感。
パンケーキに似ているけど、程良い甘さでひとりでペロッと食べられます。

これはおいしいぞー!

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お腹が溜まってきたところで、こちらの気になる建物のなかへ。

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見慣れたサブウェイが!

でもよく見るとすこーし違います。

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メニューが全部英語!
さすが米軍基地。

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さらには軍人さん用の売店で、この日だけ特別に日本円で海外のお菓子などを買うことができました。ビックサイズのお菓子がいっぱい! ここはコストコか!

そしてこんな商品も。

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スタバの瓶詰めフラペチーノ!

馴染みのあるスタバブランドに飛びつき、物珍しさから買ってしまいました(笑)。
味はかなり! 甘かったです!

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ただレジは長蛇の列&処理がスローなので、時間に余裕ある買い物が必須です!

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グルメ屋台以外には、キッズが有料で遊べるアドベンチャーエリアもあるので、子ども連れでも楽しめます。

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グルメ屋台だけじゃなく、ふうせんわりなど日本で見かけるような屋台もあります!

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さらに、航空母艦(ボノム・リシャール)などの船内見学もできました!
もちろん解説は英語ですよ。

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船内で軍人さんとパシャリ。

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ちょっと怖そうだなぁと思いながらカメラを向けると

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こんな風ににこっと笑ってくれました。

日本では味わえないと思っていた、つかの間のアメリカ文化に触れた楽しいイベント。
軍用機の試乗体験には小さな子どもたちが楽しそうに乗っていたり、ここぞとばかりに肉料理を食ってやるぞ〜!と意気込み満々で楽しんでいる人も多かったです。

沖縄の少し違う雰囲気を味わってみたい方は、この日に合わせて沖縄に行ってみるのもアリだと思いますよ!

ホワイトビーチフェス・イベント注意事項

※入場は日本国籍及び米国籍所有者のみとなります。
※ペット禁止
※ゲートにて写真付身分証明書(運転免許証、パスポート等)を提示して下さい。
※手荷物は中身を検査させていただく場合もあります。
※酒類、クーラーボックス、動物、スケートボード、ローラーシューズのお持込みはご遠慮下さい。
※車でお越しの方で、小さいお子様をお連れになる場合、チャイルドシートの装着が義務になりますので、ご協力をお願いします。
※1眼レフカメラはOK、240mm以上の望遠レンズ(200mm以上不可もあり)の持ち込みは禁止です。
※18歳未満の方は保護者同伴が義務づけられています。

その他、会場入口にて手荷物検査などがあります。
内容は取材時点のものです。イベント開催時の公式な情報を確認してください。

在沖米海軍 (U.S. Navy)のTwitter:@CFAOkinawa

筆者プロフィール

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五十川 ルリ子

新潟在住のフリーライター。グルメ記事を中心に各WEBメディアで執筆しています。

Twitter:@ruricocoa

東京から2時間の大秘境・丹沢でダムカレーを食べながら夫婦間のダム決壊について考えてきました【フミコフミオの夫婦前菜 部長篇 第41回】

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皆さまがメンバーやノルマやハラスメントに耐えながら汗水垂らして働いている平日の昼間に神奈川の秘境、丹沢湖で美味しいランチを食べてまいりました。サーセン。

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サルが出る道を行く

なぜ、僕が平日の昼間にモンキーが出現する道を奥へ奥へとひた走っているのか。本題へ入る前に、我が家のスタンスを表明しておきたい。おかねばならない。食事でも、レジャーでも、スポーツ観戦でも、ジャンルにかぎらず、妻と外出する際には事前の入念な下調べが必用不可欠である。なぜか。妻の怒りが恐ろしいからである。

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川沿いを登ります

今、思い出しても胸が苦しくなるのだが(PTSDかも)、かつて、たしか4、5年前のことになるが、「鍋割山(神奈川県)という山の上で美味しい鍋焼きうどんを食べよう」と妻を誘ったことがある。「山の上」は「登山」を指していたのだが、妻にとってのそれはシャレオツな「丘の上のお食事処」。その認識の差が原因で、前日、粛々と登山の準備をはじめた僕に対して、妻は激しくお怒りになられたのである。なぜ登山靴を出しているのか、登山帽の匂いを嗅いでいるのかと。

 

不思議なのは、妻は、お怒りになられても山登りには付いてきて、鍋焼きうどんもしっかり食べたことである。「鍋割山に登り山頂で美味しい鍋焼きうどんを味わったのだからいいではないか」。今でも僕はそう思うのだけど、妻は僕の事前準備不足とそれに伴う情報開示不足のスタンスを非難するのである。もっと楽に行けるスポットを見つけよ、と。夫婦間の会話が不足しているだけのような気がしてならないが。

 

それ以降、僕はお出かけ前の調査と情報の開示に力を入れるようになった。ネット検索。雑誌。ぐるなび。ある情報筋。それらに加えて、出来るときは事前の現地調査をするようにしている。さいわい営業という仕事をしている都合、平日の昼間はほぼ外回りをしているので、その合間のランチタイムを利用して事前調査をしている。今回、丹沢湖を訪れたのはその一環である。

 

なぜ丹沢に来ているかと申し上げますと、妻の「趣味のダム見学と古城見学をしたい。できれば1日で」というご要望を汲み、調査した結果、合致するのが神奈川県山北町であったからである。山北にはダム湖(丹沢湖)と古城(河村城)があり、そのうえ富士山を一望できる県立公園もある。

河村城 埋もれた古城

 

そしてランチも「そこでしか食べられないもの」という要望でございましたので、抜かりない調査のために、丹沢湖レストハウスを訪れた。丹沢湖レストハウスは丹沢湖そばにあるナイスな食堂である。ランチタイムに事前調査をするうえで、ひとつ問題がある。仕事をした後なのでハングリーになりすぎていることである。具体的にいうと調査対象に至る前にとりあえず食事を取ってしまおうとなってしまうのである。

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丹沢湖レストハウスさん

平日にもかかわらず意外なことに(失礼)レストハウスは満員であった。足柄牛。わかさぎ。やまめ。いわな。魅惑なワードがメニューに並ぶ。しかし限定15食の魅力に抗えなかった僕はダムカレーを頼んでしまう。

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魅惑のメニュー

ぐるなび編集部の皆さんの「フミコさん…またカレーですか。記憶力がないのですか?アホちゃいます?お願いだから足柄牛ステーキ丼を頼んでください…空気読んでくださいよ…」という声が聞こえてきたが、仕方なく、本能にしたがって、無視した。人生は一度きりなので素直に生きたいものである。

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かわいい!

ダムを見学する前にダムカレー。ダムが先かダムカレーが先かという哲学的な問題に悩んでいるうちに三保ダムカレーどーん。税込885円なり。足柄牛のメンチ入りが嬉しい。年齢のことは悲しくなるのであまりいいたくないが、44才のおっさんがひとりで食べるにしては可愛すぎるカレーである。

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凝ってる!

良く見ると盛付がめちゃくちゃ凝っている。これは15食しか盛りつけられないクオリティ。味は優しいカレーで、辛いのが少々苦手な僕にはちょうどいい感じであった。メンチは牛肉がたっぷり入っているので肉感がとても美味。しかしこのメンチは何をあらわしているのだろう…。そして、この謎は後ほど解明されることになる。

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誰もがやるであろうダム決壊!

ダムカレーを決壊させたり、大学生と思われる男女6人組(男性2、女性4)を心の底から羨ましがっている様子を悟られないようにく食後のコーヒーを飲んでいると、あら不思議、また別のダムカレーのポスターを発見!お店の方に聞くと8月と11月は限定のダムカレーを出しているとのこと。

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ダムカレー三兄弟

なんと、このあたりには三つもダムがあるのでリクエストにこたえてしまったとのことである。な、なんだってー!ユーシンブルー玄倉カレー猛烈に食べたい!

その後、僕は食した三保ダムカレーが実際の風景をどれだけ再現しているのか検証することにした。ダムカレーのあとにダムのスピリットである。

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上空から見てみたい巨大文字列

 

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ダム湖らしい

 

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このスケール感

ライスにかかっていたグリーンはこのダムの壁に生えた草を表現したのだね!

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基地みたい。

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も、もしかしてこれが…

どこから見てもあのカレーに浮かんでいたメンチカツである。「すごいぞ!メンチは本当にあったんだ。ダムカレーさんは嘘つきじゃなかった!」と小さく感動。

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ダムカレーにあったメンチか!メンチ島!

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謎の遺構。マニアの方なら価値がわかるのだろうか。

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ここが神奈川県であることを示すマーク

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ダムを下から。デカい。

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ロケットの発射基地みたい。

ダムはとにかくデカかった。そして平日のせいか人がひとりもいなかった。ゴーッという水流の音や風に揺られた木々の奏でる音を全身で浴びていると、ああ、ひとりで来てみてよかった、と思った。後日、妻と来たら、また違う光景が見られるだろう。それはまた楽しみでもある。そのときはステーキ丼を注文しよう。同じ場所でも2度楽しめるというのはまあ贅沢なのかもしれない。ではまた。

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海への憧れを素直にあらわしたアートがありました。

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癒される風景。たまらないよね。

 

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おすすめメニュー。どれもたまらん。

今回のお店

丹沢湖レストハウス
〒258-0203 神奈川県足柄上郡山北町神尾田759-9
1,000円(平均)

書いてるサラリーマン

フミコフミオ

海辺の町でロックンロールを叫ぶ不惑の会社員です(管理職/営業部長になりました)。90年代末からWeb日記で恥を綴り続けて15年、現在の主戦場ははてなブログ。最近は諸行無常を嘆く日々。更新はおっさんの不整脈並みに不定期。でも、それがロックってもんだろう?ピース!

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フミコフミオさんの今までの記事はこちら

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築地市場の「もったいない魚」を安く食べられる丸の内「魚治」が最高。こんなに美味しい魚が廃棄されていたとは……

こんにちは!ライターの佐藤樹里と申します。

 

築地といえば築地市場の競りが有名ですよね。日本人だけでなく外国人からも大人気の観光スポットなんだとか。

しかし、その華やかな裏で、「少し傷がついている」とか「規格外のサイズだから」とか「たまたま売れ残ってしまった」などの“もったいない”理由で、年間数十億円の量の美味しい魚が廃棄されていることをご存知でしょうか?

 

そんな「もったいない魚」に焦点をあてた、世直し居酒屋があるのです!美味しくて最高な魚を安く堪能できるそうな……!

というわけで、東京丸の内にある「築地もったいないプロジェクト魚治(UOHARU)」に行ってきました! 

 

日本にはもったいないが多すぎる!今日も美味しい魚が築地から届く! 

 

魚治のもったいない魚たちは、築地市場の大手仲卸店「山治」をはじめ、選ばれた目利きたちから仕入れているそうです。

仲卸とは、卸売業者と小売業者(魚屋さん、飲食店など)をつなぐ業者さんのこと。食材の良し悪しを判断し、競りで卸売業者から食材を買い受けます。つまり、相当な目利き!きちんと食材を評価できるスキルがないと務まりません。

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見るからに新鮮そうなお魚の数々……ほんの少し傷がついてしまったり、規格外のサイズだから出荷できなかったり、そんな理由で食卓に上がらないなんてビックリです。スーパーなどであまり見かけない魚を食べられるのも楽しみ……!

ということで、さっそく席に座って注文です!

 

座るやいなや、目の前にはガスコンロと鍋が。

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「え、鍋なんて頼んでないですよ?」と不思議に思っていたら、なんとこれがお通し!こんなお通し見たことない!

少し煮込んでからぱっと蓋をあけてみます。

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潮の香りとともに湯気がふわ~っと漂い、色々な大きさの白蛤とご対面です!!!お通しで白蛤~!やった~~~!

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だし汁のみでシンプルに調理しているからこそ味わえる旨味がたまりません!さらに身もぷりぷり。いきなり心を鷲掴みにされております。

 

通常、築地市場ではサイズ指定で取引される白蛤。こちらのお店ではサイズ指定をしていないそうです。大きいのと小さいのが入り混じっているので、安く仕入れられるそうです。

いやー!これは、飲む前に最高ですね!

さて、お通しと共に、頼んだドリンクもかんぱーい!!

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左は福井県美浜直送の「生しぼり甘夏サワー」です。皮に傷がついてしまった甘夏を使っているそう。通常だと出荷できずに捨ててしまうものを使用しています。さっぱりとフレッシュで美味しい!

右は「玄米緑茶」です。こちらはお茶をパウダーにすることで100%飲めるようにし、通常ではどうしても出てしまう茶殻が出ないようにしています。

食べ物だけでなく飲み物までも、もったいない食材を使用している徹底っぷりに感動の雨嵐……!

 

つやっつやプリップリのお魚たち!味はまったく遜色なし(むしろ美味い)

はい!やってきました1品目。

極上の刺身7点盛り(1,980円)をとくとご覧あれ……!

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ふぁーーーーー!!!うまそう!つやつやしております。一切れ一切れの魚から溢れ出るオーラと来たら……!

 

一番上の左上から右に、カツオ・ぶり・金目鯛
その下の左から黒むつ昆布〆・スズキ
その下が真鯛・一番手前が油カレイ

です。

 

7種類どれから食べるか迷うところですが…… 

一番手前の油カレイは、その名の通り脂が多いそう。しかも融点が低く、常温になると脂が溶けてきてしまうそうです。

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なので、こちら油カレイを一番始めに食べるのがオススメ!

 

油カレイをはじめ、白身魚には梅蜜にわさびを溶いたものが合うのだとか。

梅蜜とは、調理酒と梅干しを2週間つけたタレで作られた調味料。程よい酸味とあっさりとした淡白な味わいが特徴です。

 

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梅蜜が濁るぐらいわさびを入れてよいそうなので、思いきってたくさん入れます。

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だから真ん中の生姜に比べて、わさびの量が尋常じゃないのか……!

 

油カレイに続いて、今度は真鯛を。

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大量のわさび入り梅蜜につけていただきます!

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うん…まい!!!

梅蜜のほのかに香る甘さ、そこへわさびのツーンとした辛み。白身が柔らかくて味が濃厚な真鯛がなんて合うことでしょうか!

もはや刺身じゃなく創作料理みたいです……!

 

けっこう大量にわさびを入れたので、ツーンと鼻にきて涙が出るかと思いきや、まったく辛くないです。不思議!梅蜜の甘さのおかげでしょうか?

 

今度はぶり。

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ぶりも身がきゅっと引き締まり、しっかりとした歯ごたえを感じます。新鮮じゃないと出せない歯ごたえですよね。

 

美味しそうなカツオ!

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濃厚なカツオの旨味と力強い弾力!これは美味い!ブリとカツオは赤身魚なので醤油につけていただきました。

 

お魚は7種類全てが本当に美味しくて、今までこれが廃棄されていたなんて信じられません。こんなに美味しいのにもったいない……。

 

こちらはヤガラ(1,280円)!こちらのお魚、ご存知でしょうか?

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カウンター前でも大きな存在感を放っていた、口のながーい魚です。

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なかなか馴染みのないお魚ですが、ヤガラ(アカヤガラ)は高級魚なんですよ。

今日のヤガラはお腹に傷があったために、“もったいない魚”になってしまっていたそうです。

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箸をスッといれると、ふわっとした身がたっぷり!さっぱりとした白身がほくほくと口全体に広がります…!最高だ~~~!!アカヤガラ、こんなに美味しかったのね……!

 

次の“もったいない”は、麻婆白子(780円)です!

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え?マーボーシラコ……?

思わず聞き返してしまいました。白子の麻婆ですか!?

全く予想外のこの一品ですが、白子のまったりとした味が麻婆のピリッとした辛みと非常に合うのでヤミツキ間違いなしです。

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はまりそう……!

しかし、この白子はなぜ、“もったいない”?

なんでも、魚をさばくときに、苦玉という部分が潰れてしまうと、その緑色が白子などについてしまうそう。そして、色がついた白子は通常は廃棄されてしまうとか……。

そんな白子たちを麻婆白子にしてしまうなんて!高級中華も驚きですね。

 

次のもったいない魚は、お腹に傷のあった「ほうぼうの煮付け」(980円)です。ほうぼうは、とっても美味しい白身魚として有名ですよね。

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ずん!!一匹まるごと出てきました。

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スマホと比べてもこの大きさ!

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なかなかのお顔立ちをされていますね。

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顔は少し怖いですが、身はふっくらホクホク。心までほっこり癒されるどこか懐かしい味わい。煮付けた味が身まで染みているこの甘辛いお味……!たまらん~~!!

魚が美味しく食べられる日本人に生まれてよかったー!

 

もったいないを凝縮した豆腐飯がうますぎる!

〆には絶対に、絶対に、食べてほしいこれ!うまみが凝縮しまくった「豆腐飯」(330円)!

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シンプルイズベストとはまさにこのこと!ご飯の上に豆腐がデンッとのっかっています。

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この豆腐、“もったいなかった”魚たちの旨味がたっぷりと詰まっている煮汁で、グツグツと煮込まれているんです。

魚を煮た後の煮汁って、通常は使い道がないですよね。でも魚の旨味がたっぷり詰まっていてもったいない!そこで、この豆腐飯なんです。

魚の旨味が溶け込んだ煮汁で豆腐を煮ることで、一度だけでなく二度、三度も美味しい!あっぱれ!もったいない魂!

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とろふわな豆腐を崩しながら、ごはんと一緒にいただきます。

豆腐とごはんってこんなに合うものなのか……ってくらいめちゃくちゃ美味しいです!

豆腐に染み込みまくった魚の旨味に、お米一粒一粒のしっかりとした食感が見事にマッチします。

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先ほどのほうぼうの煮付けのネギと七味を、豆腐飯の上にのせて食べてみました!

シャキシャキとした食感とピリっとした七味の味が混ざり、また一段と美味しい……!

 

もったいないを凝縮させた豆腐飯、必食ですよ!

 

築地もったいないプロジェクト 魚治」はどこにあるの?

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JR有楽町駅から徒歩3分。東京国際フォーラムの近く、新東京ビルの地下に、活気に溢れた「魚治」があります。

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地下に入り、少し歩くと活気溢れる声が聞こえるのですぐにわかりますよ!

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店内は奥行きも広く、宴会にもピッタリそう。

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カウンターに座れば、目の前で魚をさばいているところや調理風景がばっちり見られます。とても楽しいのでカウンターがオススメ!

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魚を仕入れるのは築地のセリが終わった後。“もったいない魚”たちが届くのは、朝も過ぎた遅い時間になります。

そこから、料理長をはじめ料理人の皆さんが、食材からメニューを考案・試作していくそうです。それでいてランチも営業しているなんて恐れ入ります……!

 

メニューが決定してから、手書きでその日のメニューを作成していくそう。

取材時も元気良くご案内してくださった看板娘の井上さんが、こちらの手書きメニューを毎日書いているそうです。なんて手がかかっているのか……!

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この毎日の隠れた手間暇が、私たちの心をこんなにも突き動かしてくれるのでしょう。

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仕入れる“もったいない”食材により変わる毎日のメニューも、その食材を生かしたものにするため、ジャンルの幅を超えたメニューになっています。

寿司イタリアンカフェ、様々な現場で経験を積んできた料理長の飯塚さん(写真左)だからこそ生み出せる柔軟なメニューの数々。

カウンター越しに見える飯塚料理長と、副料理長の水野さん(写真右)の掛け合いもとても居心地がよいです。

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目もお腹も心も大満足できる、そんなお店でした!

世の中のもったいないを社会へ「おいしく」還元することをミッションとして誕生した築地もったいないプロジェクト 魚治。

 

ぜひ訪れて、あなたの五感で堪能して感動を味わってみてはいかがでしょうか。

 

紹介したお店

TEL:050-3462-7265

 

著者プロフィール

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佐藤樹里

 

水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン・カナダへ約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て独立。現在はスポーツイベント開催、アスリートへの栄養講座、栄養個別サポート、低糖質で高タンパク質の“食べるプロテイン”レシピ作成などを行う。

アスリートの明日とDREAM(夢)を叶える!アスドリファクトリー代表。

 

[オフィシャルブログ] http://asudorifactory.com

[twitter] http://twitter.com/jurijapan1

 

(編集:河瀬璃菜)

 

サウナと美味しいものを探して盛岡へ。「じゃじゃ麺」と「チータンタン」、そして岩手のお酒を堪能する旅

こんにちは、ライターのTakiです。

 

友人に誘ってもらって以来すっかり好きな「サウナ」を楽しみつつ、美味しいものを食べようという旅。前回の札幌に続いて、今回は岩手県の盛岡へ。

 

盛岡は先日地元の方に街を案内してもらい、素敵な喫茶店や飲食店、それから優しい方々をたくさん紹介いただいて、あっという間に好きになった街。ちょうど仙台で用事があったので、せっかくだからと一足伸ばしてまた訪れてみることにした。

 

サウナのおかげで、いろんな街へ行くのが今まで以上に楽しくなった

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盛岡駅からしばらく歩くと、『二度泣き橋』ともいわれるという開運橋から、3月末の白い岩手山が綺麗に見えた。何度見ても格好いい。

開運橋は、別名「二度泣き橋」とも呼ばれる。首都圏などからの転勤族の間で語られたのが由来で、初めて盛岡へ訪れ開運橋を渡る際「遠く離れた所まで来てしまった」と一度泣き、転勤期間を終えて盛岡を去ることになり盛岡駅へ向かう途中に再びこの橋を渡り、二度目は離れるのが辛くて泣くというもの。

開運橋 (盛岡市) - Wikipedia

 

二度目の盛岡。改めて街を歩いてみることにした。まずは、福田パンであんバターを買って、川沿いで北上川を眺めて軽くお腹を満たし、それから盛岡城跡公園や石割桜や岩手銀行赤レンガ館をまた見て周って、その後は前回訪れた時気に入った喫茶cartaさんで一休み。駅から繁華街まで歩いて行けるコンパクトさや、自然が多いところだったり、街並みが以前住んでいた仙台とどこか似たところもある気がする盛岡。ただ、もっとゆったりしていて、のどか。

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SPA銭湯ゆっこ盛岡。家の近くにあれば毎日通いたい…

この旅の目的の1つである「サウナ」は、盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道に乗って1駅の青山駅で降りて歩いて15分ちょいくらいで着く「SPA銭湯ゆっこ盛岡」(タクシーでも盛岡駅から10分〜15分ほど)。ここは前回初めて盛岡に訪れた時に「せっかくなのでサウナいこう」と調べてみてみつけた施設。

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「ゆっこ」という名前がかわいい

 

皆様に愛され続けて22年「マース盛岡」が、北欧風スパ銭湯「ゆっこ盛岡」として大きく生まれ変わりました。(中略)日々の喧噪を忘れてゆっくりとした時間をお過ごしください。

SPA銭湯ゆっこ盛岡

 

早速中に入って、サウナ室へ。このページの写真のように広々としていて、居心地がいい。温度計を見ると90℃と決して特別高い訳ではないものの、湿度が高いからしっかり汗をかくことができた。横を見ると、TVを見ながら地元のおじいちゃんが各々静かにリラックスしていて、微笑ましい。地元の人の憩いの場、という感じの施設。いいなあ。

 

サウナを出てすぐ水風呂があり、入る。温度計は19℃となっているものの、その数字よりも冷たく感じた。浴槽が広いのでゆっくりとサウナ後の水風呂を堪能できる。サウナも気持ちいいけれど、この「サウナ後の水風呂」のなんとも言えない快感にどっぷりはまり、各地のサウナ巡りをするようになった。サウナ、水風呂の後には、露天スペースに休憩用のベンチがあって、風にあたりながら青空を楽しむことができて、また幸せ。

 

2017年12月にリニューアルしたてという施設は、ただ新しいだけでなくデザインも美しい。聞くと、五反野の大平湯、町田の大蔵湯、新大久保の万年湯などのリノベーションで知られる今井健太郎氏の設計とのこと。確かに、大蔵湯、万年湯と同じように浴室の鏡が丸く、淡い緑色の壁タイルも可愛らしい。ホームページにあるこのストリートビューで館内の様子を知ることができるので、是非探検してみてほしい。

 

www.youtube.com

こちらの動画でもゆっこの良さが伝わってくる

 

サウナに興味がなくても、シルク風呂や炭酸泉などお風呂もちゃんと充実しているからサウナ好き以外も楽しめるはず。

 

そしてこの施設の利用料金はなんと680円(10:00〜25:00[最終受付 24:30]の通常入浴料金)! その安さもまた魅力的。

 

湯あがりダイニング「えびすけ」でいただく岩手のお酒が最高

サウナ12分、水風呂2分を5セットじっくり楽しんだ後に、ゆっこの館内にある「湯あがりダイニング えびすけ」で一杯。ここがまた居心地がいい。お酒もつまみも安くてだらだらするにはもってこい。この日はまずは、メガ生レモンサワー(680円)。サウナ後の体に沁みる。

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お酒と一緒に、前回頼んで気に入った 「ふうせつ花 薬味いっぱい冷やっこ(480円)」も注文。

岩手山の麓・八幡平市安比地区の清らかな水を使った「ふうせつ花」の豆腐は隠れた銘品。

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かつお節を「ストップ」と言うまでスタッフの方にその場でかけてもらえるという、なんとも贅沢な一品。

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たっぷりとかつお節を絡めたみずみずしくて美味しい豆腐をいただきながら、レモンサワーをまた一口。美味いなあ、よしどんどん頼むぞ、と「本日のおすすめ」と書かれたメニューから「鮪のたたき山かけ(450円)」を続いて注文した。

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これは日本酒だろう、とハイボールを飲み干して「平井六右衛門(1合680円)」を注文した。このお酒をつくる「菊の司酒造」は、前回盛岡に訪れた時に平興商店のもっきりを体験してファンになっていたので、ここでも楽しめるのが嬉しかった(ちなみに、平興商店のもっきりは、コップになみなみとお酒を注いでもらって100円、200円という日本酒好きにとっては天国のような場所なので、盛岡に行く機会があったら是非寄ってほしい場所)。

 

そしてこの平井六右衛門は、岩手の酒米である「ぎんおとめ」と岩手酵母「ゆうこの想い」、岩手の麹菌「黎明平泉」が原料という、まさに「岩手の酒」。

 

メイン銘柄「菊の司」「七福神」とは一線を画したコンセプトでレシピを設計した、限定流通の純米酒です。

今年の平井六右衛門、一緒に飲み比べしませんか?? | きくつかこらむ-菊の司酒造|Kikunotsukasa

 

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このくらいなみなみと注いでくれて680円!

 

想像していた以上に飲みやすい平井六右衛門がすすむので、改めてメニューを見ると、

 

いわて特産品コンクール土産品部門で岩手県知事賞のピリッと辛い漬物!

 

という「呑んべえ漬け(350円)」が。いい塩梅の塩気と辛味、カリッとした食感。あ、これはいいな。鮪のたたきと一緒にちびちびつまみんで飲んだ。

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ということで、もう1合おかわりをして料理も追加。「三陸産!炙り〆鯖 ハーフ(430円)」は、その場で炙っていただけた。迫力満点。

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噛むたびにじゅわっと甘い脂が口いっぱいに広がる、ほんのりとあたたかい〆鯖も絶品。

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最後に頼んでみて最高だったのが、この「めん恋たまご天(160円)」。めん恋健康たまごとは、このえびすけオリジナルの自然派健康たまごとのこと。

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カリッとした厚めの衣を割ると、黄身がとろ~り。そこにすかさず特製のつゆを少し垂らし、口の中に運んで旨味を噛みしめてそこでまた日本酒をごくり。ああ幸せ。

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好みのサウナと、サウナ後のお酒と料理を堪能して、「こんな施設が家の近くにあればきっと毎週のように通ってしまうだろうな」と、思わず考えてしまうような素晴らしいゆっこを後にして、最後の〆のために盛岡駅へ戻ることにした。

 

盛岡の夜はじゃじゃ麺とちーたんたんで〆たい

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夜の盛岡で訪れたのは、前回紹介していただいたじゃじゃ麺のお店「香醤」さん。

 

盛岡じゃじゃ麺は、中国の東北部(旧満州)の家庭料理、炸醤麺(ジャージャー麺)を参考に盛岡市内の屋台から始まったといわれ、日本向けのアレンジが繰り返され現在の盛岡じゃじゃ麺に至る。

盛岡じゃじゃ麺│観光・旅行ガイド - ぐるたび

 

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これがじゃじゃ麺。初めて盛岡に訪れた日の夜の〆に食べて感動して翌日の昼、夜に食べるほどにはまってしまった。量も「大(700円)」「中(500円)」「小(450円)」とあり、個人的には「小」があるのが〆にちょうどよくて有り難い。

 

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「じゃじゃ麺 (小)」

 

まず、この平たい麺を上に乗っかる味噌と混ぜる。やや柔らかい麺に甘辛いたれが絡んで、美味い。

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まずそのまま軽く味わったら、この卓上の調味料を好きなようにブレンドし、「自分好みのじゃじゃ麺」をつくるのがとにかく楽しい。辛いものと、大蒜が大好きな自分はやや味を強めにした。少しだけ濃いめの味付けが飲んだ後の〆に堪らない。箸が止まらなくなる。

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それから、じゃじゃ麺は「麺」だけじゃない。

 

ある程度麺を大体食べ終えたら、最後に「鶏蛋湯(チータンタン)」が待っている。少しだけ麺を残し、席にある生卵を皿に割って、溶いて、お店の人に「ちーたん(略してこう言うらしい)お願いします」と伝えると、お皿に熱々のゆで汁を入れていただけて、

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こんな感じに。ちーたんの味付けも麺同様にいい感じに調味料で整えて、オリジナルちーたんを作って飲めば、これがまた最高の〆に。熱々のスープがまだやや肌寒かった盛岡の夜、体を温めるのにもちょうどいい。

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いい気分でホテルに戻る。いったん〆たけどせっかくの盛岡だからもう1杯…と、スコッチハウスへ。1ヶ月ぶりに会うお店の方も、たまたま隣で盛り上がった盛岡の方もやっぱり優しく、また盛岡が好きになった。

 

次はいつ行こうか考えていると「盛岡さんさ踊りの頃はどう」とお店の方に教えていただいた。夏の盛岡も楽しそうだ。よし、次は8月に行くことにしよう。

 

ビジネスホテルに泊まって、翌日仙台へ。サウナのおかげでいろんな街へ行くのが今まで以上に楽しくなった。いい趣味を教えてもらった。次はどこへ行こうかな。

 

紹介したお店

湯あがりダイニング えびすけ
住所:岩手県盛岡市上堂4-10-8 ゆっこ盛岡内
TEL:019-647-7500

 

香醤 本宮本店
住所:岩手県盛岡市本宮6-5-31
TEL:019-636-2033
URL:https://r.gnavi.co.jp/hr5sfr850000/

 

 

TEL:019-604-5577

 

著者「Taki」のプロフィール

Taki

1987年横浜生まれ。ウォーキングと美味しいもの探しが趣味です。
ブログ:http://walking-gourmet.hateblo.jp/
Twitter:https://twitter.com/Taki10_wg
Takiの書いた過去のページはこちらから:Taki カテゴリーの記事一覧 - みんなのごはん

九州では異色のイニシエ系!東京・品川にあった伝説のラーメン店「イレブンフーズ」の味が福岡「フタバ」で復活していた

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かつて、東京都品川にあったというラーメン店「イレブンフーズ」。

 

取材拒否の店だったために一般的な知名度は低いのですが、ラーメンマニアの間では語り草になっている“イニシエ系”の店なのだそうです。

 

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福岡市中央区警固にある「ヤキニク・ラーメン フタバ」の店主・栄浩司さんも、

学生時代に「イレブンフーズ」へ足しげく通ったというファンの一人。

 

この店との出合いこそが、栄さんの人生におけるターニングポイントになりました。

 

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バーでのアルバイト経験をきっかけに飲食業界に就職した栄さん。

 

結婚後は、妻の地元である千葉で20年以上にわたって焼肉とラーメンを提供する店を営んでいました。

 

ある日のこと。

 

アメリカンファッション好きで栄さんがよく通っていたという地元・福岡の洋服店「サムシング」のあった場所がテナントを募集していることを知ります。

 

いつかは故郷で、千葉と同じようなお店を開きたい」という思いを持っていた栄さんは、この話に縁を感じて福岡で店を出すことを決意。

 

新しい店ではイレブンフーズの味で勝負をしたい」と関係者へ熱心に頼み込み、なんと、門外不出であるはずのレシピを伝授してもらうことに成功しました。

 

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国体道路沿い、警固六つ角近くの場所に2017年12月、念願の店を開業。

 

店の名前は栄さんの実家である「フタバ模型」から拝借し、「ヤキニク・ラーメン フタバ」にしました。

 

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店内は1階、2階ともに奥行きが短く、細長い造りになってます。

 

そのため、「1階をカウンター席にしてラーメンを、2階にテーブル席を置いて焼肉を提供する」というフロア毎で異なる料理が楽しめるスタイルにしました。

 

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提供するラーメンは、

「ラーメン」(700円)、「チャシュウメン」(1,000円)、「大盛りラーメン」(800円)、「大盛りチャシュウメン」(1,100円)のみ。

 

「イレブンフーズ」の味を忠実に再現し、自分が愛したラーメンで勝負をするという栄さんのこだわりはこのメニューからもひしひしと伝わってきます。

 

 

伝説の味を再現したというラーメンを実食!

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まずは、豚の丸骨刻みタマネギなどの野菜

煮込んで作ったという半濁のスープ

 

目の粗い網で濾すことで程よくパンチを残し、

甘過ぎない濃い口の醤油でコクと風味を添えます。

 

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ラードは使わないため、あっさりとした優しい味わい

 

トッピングのザク切りにしたタマネギ、ワカメ、黒キクラゲ、ノリはイレブンフーズと同じスタイルで、ワイルドに盛り付けられています。

 

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麺は、“家系ラーメン”の麺を手掛ける「酒井製麺」を使用。

 

ガッツリ・モチモチとした食感の太麺かなりのボリュームがあり、食べ応え十分

のど越し抜群です。

 

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大きくて肉厚のあるチャーシュー。

 

火加減にこだわっている」という栄さんの言葉どおりでとても柔らく、肉汁の旨みもたっぷり含まれていました。

 

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卓上には、豆板醤唐辛子のペーストがあります。

味の変化を楽しむときはこちらをどうぞ。

 

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夜は、2階が伊万里牛を楽しめる焼肉がメインの営業になりますがこのラーメンもオーダーすることが可能です。

 

焼肉のあとの〆の一杯でもオススメですよ!

 

伝説の味を継承する九州には他に類を見ないNEWタイプの豚骨ラーメンを皆さんもぜひ一度味わってみてください。

 

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紹介したお店

ヤキニク・ラーメン フタバ

住所:福岡県福岡市中央区警固1-14-3

電話:092-715-1129

営業時間:11:30~14:00、18:00~翌1:00

定休日:不定

 

 

書いた人

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ニシダタケシ

福岡・九州の編集プロダクション・シーアールに所属。生まれも育ちも福岡という生粋の九州男児。

流行りもの&甘いもの好きで、嫌いな食べ物はほとんどなし。「毎日完食!」をモットーに、小さなカラダで福岡のおいしいものを食べ歩きます。

憧れの人は出身校の大先輩・タモリさん。グルメレポではたま~にデカ盛りにも挑戦しますよ!

「セルフ焼肉」って良さしかないな…!高円寺「じょんじょん」の5種盛りが旨くて安くて満足度ハンパない

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こんにちは。お肉大好き、焼肉大好き、管理栄養士の佐藤樹里です。

 

突然ですが、セルフシステムって素晴らしくないですか?

人件費が少なくてすむぶん、美味しいものをより安く食べられるし、自由に動けるし、なにより楽しい!そんなイメージですよね。

てことは、セルフの焼肉があったら最高では……?

 

 

それが高円寺にありました!その名も「セルフ焼肉 じょんじょん」。

じょんじょんでは、なんと高級黒毛和牛のお肉を使っており、肉質も間違いなし!高品質のお肉を安く食べられる……最高すぎるじゃないか……!

というわけで、期待を胸に抱き、高円寺へさっそく行ってまいりました!

 

券売機で肉を買う?セルフ焼肉のシステムをご紹介!

店に入ると、すぐに目につくのが自動販売機と券売機です。

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なぜに焼肉屋に自販機??と疑問でいっぱいでしたが、元気な店員さんがセルフ焼肉のシステムを教えてくれました!

 

  • お肉の注文は券売機でチケットを購入して、カウンターまでお持ちください。お店の方がお店側でお肉をカットします。
  • 飲み物は自販機からどうぞ。テーブルにコンロはセットされていますが、その他の紙ナプキンや食器類などはセルフでお取りください。
  • お帰りの際はテーブル上の片付けもセルフでお願いします。

とのこと。

 

まずは券を買ってお肉を注文し、食器などはセルフで用意するってことですね!!

店内にもシステムがすぐにわかる看板がありますので、こちらもあわせてご覧下さい。

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さっそく券売機でお肉を注文です!

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「激アツ!!じょんじょん盛り」「イチオシ!!ホルモン盛り」など目を引くメニューがたくさんあって迷っちゃいますね……。 

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ここに来たらコレだ!というPOPにつられ、「じょんじょん盛り」はじめ、気になるものを購入!

いつもの見慣れた券売機や自販機が焼肉屋さんにあるだけで、こんなにもわくわくするのが不思議です。

 

飲み物も自販機で購入します。

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通常の焼肉屋さんとひと味もふた味も違うセルフな感じに、またもやワクワクが止まりません!

 

ハイクオリティすぎ…!「じょんじょん盛り」は絶対に頼むべし

きましたーーー!こちらが、じょんじょん盛り(2,480円)です。

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上質なお肉がこんなに盛られて2,480円……!?

こちらは2人前なので、なんと1人あたり1,240円です。普通に食べたら倍はするのではないでしょうか……?

左上段の2枚がランプ、右上段がイチボ、左下段がロース、右下特上ロース、一番右の2枚が厚切りカルビ、の全5種類です。

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アップで見ると、お肉一枚一枚に美しいサシがみごとに入っているのがわかりますね。

鮮やかな赤色のお肉盛りに、思わずうっとりしてしまう……。

 

 

まずは厚切りカルビから!

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ゴクリ……この段階で、濃厚かつジューシーなカルビの味を想像して生唾です。

 

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脂が落ち、炎がカルビを包みこんで、良い具合に焼き目がつきました!食欲そそる香りに包まれて、さっそくいただこうと思いますが……

焼肉といえば、タレも重要。じょんじょんのタレは一から手作りしており、味に自信あり!とのこと。期待大です。

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お肉と一緒に運ばれてきたタレ。卵が入ってる……!

紙皿に入ってるのがまたセルフ感ありますね。一気に卵とタレを混ぜていきます。

 

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どりゃあああああ!!見よ、この卵の渦を!

 

卵と十分に混ざったタレに、焼き上がったカルビの入場です!!

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惜しげもなく卵タレを絡めます。

からの、このカルビを、ご飯(200円)の上にのせていく……

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こんなの、美味しくないわけがない!!!

案の定、めちゃくちゃ美味しい……お肉の甘い脂とまろやかな卵が絡み、米の一粒一粒をコーティングしています。

ちなみに、じょんじょんのお米は三重県の伊賀米コシヒカリを使っているそう。米粒がしっかりと立っていて、甘みもあり美味しいお米です。

 

さあ、どんどんお肉を焼きましょう!

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こちらは上ロースです。1枚が大体10cmほどで大きい!

なお、最初に焼いたカルビ以外の、ランプ・イチボ・ロース・特上ロースは、5秒間表裏を、さっとレアな感じで焼くのがオススメとのこと。

 

さっそく焼きすぎないように5秒カウント開始します!

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1、2、3、4、5・・・!!!

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はい!火から離す!

このくらいのちょっとレアな焼き加減が理想の焼き具合だそう。お肉の質に自信がないと、こんなオススメできないはず……!

サンチュに包んでいただきます。

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シャキうまー!!!!

上ロースの濃厚な脂の旨味がジュワッと口の中に広がってきますが、サンチュがいい具合にサッパリとさせてくれて、本気でいくらでも食べられそう!これぞ至福の時。

 

まだまだ、どんどん焼いていきます。

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お次はロースです!

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うっかり5秒以上焼いてしまいましたが、特上ロースに負けず、こちらも上品で濃厚で甘い肉の脂を味わえます。

 

希少部位のイチボ!これもレアめでいきます。

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イチボがこんなに安く食べられるなんて最高すぎる……この霜降りがたまりません!!弾力がありつつ柔らかい噛みごたえと、赤身の端正な味わいにノックアウト寸前!

 

最後はランプ!

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クセのないあっさりとした赤身のお肉。赤身なのに、すーっと口の中で溶けていきます。

 

じょんじょん盛り、恐るべし。全種類、何を食べても美味しさが爆発していて激アツでした。肉質の良さがばっちり伝わってきます。

 

上タン、ハラミステーキも心奪われる美味しさだった

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おすすめの上タン(680円)も注文。こんなに盛られて680円!!!!さっきのじょんじょん盛りと合わせても、まだ一人1,500円くらいです。

 

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裏返したときに見えるこの焼き目よ……!そこへお肉の焼ける香ばしい香りが漂ってきて、本当に食欲をそそるんですよね。

 

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レモンをかけていただきます。

コリコリとした歯ごたえに、濃厚かつさっぱりとした脂の味わいが美味しいー!!!

セルフ焼肉とは思えない、本物のクオリティに感動です。

 

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しっかりと食べているにもかかわらず、どんどん食欲が湧いてきたので、がっつりとお腹を満たしたい!と思い、「ハラミステーキ」(1,480円)を注文してみました。

 

この肉の塊は…?持ってみると、

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で、でけえええ!!!

缶ジュース2本分ちょいはある大きさです!

こちらのハラミステーキ、3~4人前はあると思うんですけど、1,480円って安すぎでしょう!他のお店だったら2倍くらいのお値段するのでは……?

やっぱりセルフ最っ高!

 

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豪快に鉄板にのせていく!ちょっとはみ出ましたが、そこもご愛嬌!

 

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うおー!鉄板からの煙といっしょにジューシーな脂の香り……!

 

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一口大にカットして、タレにつけていただくと、濃厚な肉汁がこれでもかというくらいに溢れ出てきます。最高だ……!

これは絶対に白米に合うと確信。

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ご飯(200円)をおかわりし、作ってみました。オリジナルのハラミステーキのせまくり丼の完成です……!

作り方は、大きめに切ったハラミステーキをタレにつけて白米にのせるだけ。

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肉丼、わかっていたけど最高です。お米もお肉も美味しいから、ついつい何杯でも食べてしまいそう。怖い。

 

セルフなので、最後のお片づけまでしっかりとしましょう。

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紙皿などはゴミ箱に捨てて、はい!網以外は綺麗に元通り!

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片付け終わるまでがセルフ焼肉ですよ!

 

生ビールサーバーやクーラーボックスでドリンクが更に楽しい!

言い忘れていましたが、飲み物は自販機でも買えますが、やっぱり生ビールも飲みたいという方に!自動ビールサーバーがあり、生ビール(450円)も飲めるのです。

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自動で泡が立つか立たないかくらいの角度に動いていきます。

 

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最後にちょっとこぼれるくらいまで泡が注がれます。やっぱり焼肉といえば、生ビールですよね!

 

ちなみに、飲み放題(120分 1,500円)にすると、クーラーボックスに入ったお酒が飲み放題です!

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座席の横に設置してもらえるのでいつでも好きな物を選んでとれるのが嬉しいですね。

クーラーボックスからお酒が選べるなんてなんだかBBQ気分で楽しい!

 

セルフ焼肉じょんじょんどこにあるの?

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JR高円寺北口から徒歩3分の駅近にあります。色々なお店がある中通り商店街を歩くこと徒歩3分……

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こちらの“セルフ焼肉”と書かれた大きい提灯が目印です。

 

店内は全席座敷テーブルで、広々としております。

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大人数でわいわいやるのにぴったり!!

 

お肉以外の楽しみとして……

店員さんがみなさんとっても楽しい方々ばかりですので、仕事帰りなどに、つい会いに来たくなってしまいます!

店内にはお肉のカットをのぞき見できる、のぞき窓もあります。

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窓にのぞき見どんどんしてネ!との文字が。ついついのぞいちゃいますね。

 

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注文が入ったお肉を、店長さんがカットしてくれます。 

 

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カメラを向けたら、店員さんたちがじょんじょんマークを決めてくれました。とても明るく親切なお店の方々です。

 

安くて美味しくてみんなでわいわいセルフ焼肉が楽しめる焼肉じょんじょん。

これから暑くなってくる季節。外でBBQは暑くて苦手という方も、とにかく宴会を安く美味しくみんなで楽しみたいという方にもオススメです。

こんなに高価なお肉が安く食べられるなんて、これはもう行くしかないですよ……!

 

紹介したお店 

焼肉じょんじょん
住所:東京都杉並区高円寺北3-17-1 1F
TEL:050-3468-7210

 

著者プロフィール 

佐藤樹里

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水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン・カナダへ約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て独立。現在はスポーツイベント開催、アスリートへの栄養講座、栄養個別サポート、低糖質で高タンパク質の“食べるプロテイン”レシピ作成などを行う。

アスリートの明日とDREAM(夢)を叶える!アスドリファクトリー代表。

[オフィシャルブログ] http://asudorifactory.com
[食べるプロテイン食堂] https://www.facebook.com/vfriedrice2maidoya/

(企画編集:河瀬璃菜)

東京だってこんなに旨いシュウマイで溢れている! つまみでもおかずでも最高レベルに達している焼売5選

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みんなのごはん読者のみなさん、こんにちは。

駆け出し酒場ライター、さいころ文庫の山崎あやさです。主な出没地域は都内立ち呑み屋さんのカウンター、好きな食べ物はビールです。

 

突然ですが、幼少期は「ご飯のおかず」であった食べ物が「お酒のお供」になっていたってこと、ありませんか?

馴染みあるおかずが、お酒にもダントツに合うことに気づく瞬間。

その控え目な風貌と存在感で感謝すら忘れていたけれど、そっと寄り添ってくれていた長き年月にはっとする。

母のように育ててくれた、友のように一緒にいた、そんな一皿、そんなおつまみ。

幼少期と、成人した今ではその付き合い方こそ変われど、決して失いたくない瑣末なる日々のワンシーンのバイプレイヤー……

 

私にとってのそんな一皿代表……それが

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シュウマイです

中国四千年の歴史を背負いながらも、決して偉ぶらず。餃子ほどの派手さはなくも、家族の団らんに、お弁当の端っこに、ラーメンのお供に、といつも日常を彩ってくれた陰の立役者です。

そんなわけで今回は、シュウマイを肴に美味しいお酒が呑めちゃう都内の銘店を5軒、紹介いたしますよ!

【もくじ】

 

1. 焼き鳥の超有名店はシュウマイの名店でもある!「いせや総本店」(吉祥寺)

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もくもくと取り巻く煙すら、アクセサリーの如く。

ちなみに、席は立ち呑みと座り。2階は座敷になっているようです。

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人数や飲み方でお好みの席をゲットしてください。

メニューは比較的少なめ。しかし、わかりやすくて良いですね。そんでもって、安い。焼鳥1本90円。……きゅうじゅうえん!

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そんな焼鳥と人気を二分するのが、この自家製シューマイ(360円)。

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頼むと、ものすごい早さで出てきます。下手なお通しより早い。

早いというより、この場合は「速い」。

出てくるのはボリューム満点、大ぶりなやつが3つ。高さは3〜4センチくらいかしら?直径もそのくらい。一口では食べきれないほどです。

ほわほわと湯気を立てるビジュアルに我慢出来ず、がぶり。

びっくりするほどの肉肉しさです。ストレートに肉の旨味で勝負します!といった、気合いすら感じるほどの、粗挽きの肉感です。でも玉ねぎの甘さも、調味料もほどほどなので肉感どっしりながらも、けっこう食べやすい。

そんでもってとろりとした口当たりの皮が、それを柔らかく中和してくれる。

王道で懐かしくも、贅沢なシュウマイでした。

 

焼き鳥も、もちろん美味しいですよ。

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山崎(筆者)のお気に入りは、つくねの塩。これに七味をうっすらふりかけてやっつけるのが、たまらない。鶏皮のパリッとした焼き具合も、レバーの絶妙な火加減も、何食べても美味しい。これで90円かぁ。……きゅうじゅうえんか!

ちなみに各テーブルの上には梅シロップが置いてあって、これを焼酎やチューハイにお好みで入れるというユニークなシステムも。

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都内近郊の呑み助さんなら、外せないお店です。

是非一度ご来訪を!

 

紹介したお店

株式会社 いせや総本店
〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-2-1
1,500円(平均)
TEL:0422-47-1008

 

2. ラインナップがすごい!焼・揚・水・チーズ・辛…専門店の名に恥じない「野田焼売店」(駒込)

次なる舞台は駒込。

六義園や旧古河庭園などの国の名勝に指定されている名園もあり、小さいながら活気ある商店街があり、それでいて山手線沿線!ちょうど良く下町と都会が混ざり合う素敵タウンです。

そんな駒込駅から徒歩2〜3分。本郷通り沿いにあるこちらが「野田焼売店」さんです。

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家紋みたいになってるお店のマーク(?) めっちゃ、焼売やん!かわいいぞ!

そんなお店の店内は、タイル張りのテーブルに、雑貨屋さんみたいな照明。なんかちょっと異国感もある、可愛らしいお店。

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カウンター8席、2~4人がけのテーブルがゆったりと配置されています。

しかしキッチン横にかかるTシャツには「ビールと焼売」。唐突な骨太感が最高です(笑)。

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そんな「ビールと焼売」のTシャツをばりっと着こなす店長さん。

「ないじゃないですか、焼売専門店。餃子ばっかりで。だから面白いかなって。でもまぁ、ようは焼売が好きなんです

と語ってくれました。

ビールも好きなんですか?と聞くと「ビールも、好きですね」照れ笑い。

あぁ、もうこの人絶対いい人だ。スタッフさんたちも雰囲気良くて、そういう居心地の良いお店って良いよね。

 

そんな焼売専門店。専門店の名に恥じない焼売ラインナップなんです。

もちろん全部食べたいので、盛り合わせをオーダー。

ちなみに焼売は、一緒にではなく出来上がったものから出てきます。

出来たてあつあつがいただけちゃうのだよ。むふふ。

トップバッターは焼焼売と揚焼売。

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焼焼売は、皮がカリカリの食感です。中のお肉も際立つ皮の食感。

揚げはというと、こちらはさっくりの皮。似て非なるこの感じ。思いがけず楽しいぞ。

どちらもむっちりとした餡は、お肉の甘味がジューシー。

焼き、揚げ、と食べると明確になるのが、餃子との一線。なるほど、焼売は餃子に比べてなんとも優しい感じがするのだね!

ソースは2種類まで選べます。今回は王道を。コクのにんにく醤油とさっぱりの塩タレを頼んでみました。

 

そして、水焼売のご登場です!

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透明の綺麗なスープに焼売が泳ぐ。予想以上のあっさり。皮の存在感が薄い分、肉の存在が際立って、しかし案外するすると入るものです。ネギとゴマも美味しい。これ、女子が好きなやつだ。

と、ニヤけていると、最後にチーズ、辛味、プレーンが並んでやってきました。

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チーズは……なんと、バジルです!イタリアンです!中にはチーズがちゃんと包まれていて、かぶりつくとこいつがトロける……幸せ。女子が好きなやつ、やっぱこっちかも。

辛味焼売は、唐辛子が刺さるナイスビジュアル。

さぞ辛かろうと覚悟したけど、そこまででもない。ピリリと肉の甘味が引き立つ、さっぱりとした辛味。後味がきれい。

このお店、辛いの得意だろうなぁ。

最後に、プレーンを先ほどのソース2種類でいただきました。

どれもこれも美味しい。そんでもって選べるソースも合わせたら、無限に広がる焼売天国。

 

ちなみに先程頼んだ辛味焼売が美味しすぎて、本格四川麻婆豆腐の激辛を〆に。

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辛い。旨い。辛すぎず、旨すぎる。

再訪を誓って、お店を後にしましたとさ。

 

紹介したお店

野田焼売店
〒113-0021 東京都文京区本駒込6-24-4 鈴木ビル1F
TEL:03-5395-9940

 

3. 昭和感とノスタルジーを感じるシュウマイなら「来集軒」(浅草)

はてさて、次なる舞台は浅草。

東京随一の観光地とも呼べる街。江戸の歴史とか伝統とか芸能とか、そういうのがぎゅぎゅっと詰まっています。

TX浅草駅から徒歩2分、しかも国際通りという比較的大きな通りから、ちょこっと1本入っただけの路地。それなのに、なんだこの昭和感!

そんな路地で、控えめながらもはっきりとその看板で目を引く中華屋さん。

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それが「来集軒」さんです。

 

創業は1950年。外観からして年季が入りすぎています。

ヒビの入った看板、ちぎれかけた暖簾。渋い、渋すぎる。

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そんな渋い暖簾をくぐって、扉をガラリ。

店内も、これまた年季が入りまくりです。

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メニューが貼ってある壁には、びっしり著名人のサイン。落語家や力士のサインもあるあたりに、浅草を感じつつ。おっと喪黒福造氏もメーテルさんも。

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これ眺めてるだけで面白い。

 

はてさて、そんなノスタルジックなお店のシュウマイが、こちらです!

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注文したら、比較的スピーディーに登場します。

そんでもって、このシュウマイがまたノスタルジック。

豚肉と玉ねぎの、甘い味。常時蒸されているせいか、外側はとろっとろ。しかし中はねっとりという独特の食感。

昨今のお肉がジューシー、とはまったく違う。むしろ肉は気配程度なのですが。

これはこれで美味しい。カタクリ粉のむっちりとした味わいが、しっかり楽しめます。

クセになりそう!

 

ちなみに小皿などは皆無なので、醤油は直接にかけてお召し上がりです。

 

ちなみに、試しに頼んでみたソース焼きそばは不揃いの縮れ麺。

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案外しっかりした歯ごたえで、食べ応えバッチリ。これはビールに合うやつです。

辛子が添えられていたのでつけてみたら、やたらめったら美味しくて、びっくりしました。

 

浅草散歩の途中、つい足が向いちゃいそうなお店です。

昭和感をつまみに呑みたい方に、オススメ!

 

紹介したお店

来集軒
〒111-0035 東京都台東区西浅草2-26-3
1,200円(平均)
TEL:03-3844-7409

 

4. 冷めてもおいしい「シウマイ」をアツアツで!「横濱 崎陽軒 シウマイBAR」(八重洲

次のお店は、なんと東京駅一番街の中。

何を隠そう、誰もが知るあの横浜の老舗、「崎陽軒」のバル店舗です。

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崎陽軒のシウマイといえば、やはりまず思い浮かぶのは駅弁。冷めても美味しい、を追求して生まれた逸品です。それがなんと、このお店では、蒸したてホヤホヤなやつをビールでやっつけられちゃうのです!素晴らしい!

 

店内は明るく、清潔感が漂っています。ファーストフード店のような気軽さがある。

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本店の高級志向とはややも遠く、これが逆に庶民には落ち着くのだよ!

駅地下の一角にしては、比較的ゆったりした席配置です。

とりあえず、シウマイ弁当の筍煮で準備運動です。

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こんなに味が濃かったかしら、と思うほどのしっかり味。

甘辛い味付けが、筍の渋みを旨みに変える。

さすがお弁当用。おつまみとして出てくる冷めたやつも美味しい。でも、温めなおしても美味しそう。そんでもって、もちろん酒のアテに最高!

 

と、筍の虜になりそうなその瞬間、本日の主役がご登場です。

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注文したのは6種類のシウマイが全部食べられちゃう、シウマイ全種盛り合わせ。お値段は800円也。

ほわほわ湯気を立てる蒸籠で出てきます。まさに蒸したて!期待が高まる~!

 

まずは王道の、昔ながらのシウマイ。写真からもわかる通り、他のより一回り小さい一口サイズなので、パクっとお口に放り込んで、はふはふいっちゃいます。久しぶりに食べたなぁ、崎陽軒のシウマイ。抜群の安定感です。

アツアツのお肉には間違いなくビールですね。きゅっといくと、とたんに食欲と飲欲のスイッチがオン。

どんどん行きましょう。お次は特製シウマイ。昔ながらのシウマイよりも、ちょっとだけ肉感と旨みがしっかり。帆立の風味が感じられるのが、嬉しいのですよねぇ。そんでもってさらに肉感が味わえるのが、黒豚シウマイ。黒胡椒のパンチが効いていますが、辛すぎず、食べやすい。おっと、こいつもビールと相性良し。

大ぶりにカットされたエビがゴロンゴロンと入って、プリップリの食感が楽しめるえびシウマイ。

カニはカニでもズワイガニ、そこにクワイのシャキシャキが加わって、これまた楽しい食感と優しい旨みが嬉しいかにシウマイ。

ちなみに季節のシウマイは桜えびシウマイ。甘味の強い独特の海の旨味が、たまりませんでした。

ビールもシウマイも、あっという間になくなっちゃった。

ご馳走様でした。

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ちなみに入り口ではお弁当系も売っています。

やばい……買いたくなっちゃうじゃない……。

 

紹介したお店

東京駅一番街 横濱崎陽軒 シウマイBAR
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街
TEL:03-3201-5600
URL:https://r.gnavi.co.jp/gv1z2w960000/

 

5. ブロードウェイの日常的シュウマイ!テイクアウト&イートインの「手づくり点心 また明日。」(中野) 

最後にご紹介しますのは、テイクアウトでもイートインでも食べられる日常シュウマイ。

舞台はサブカルの聖地としてその名を馳せ、最近では住みたい町ランキングでも上位常連の町、中野。そんなサブカルの聖地を聖地たらしめるランドマーク的存在、中野ブロードウェイの地下にあるのが、この「手づくり点心 また明日。」さんです。

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その店名の通り、今日も明日も楽しめるお値段。

シュウマイは肉が90円、ホタテとシュウマイが95円、並ぶ肉まんもあんまんも198円と激安です。

いつも行列の人気店、ですがわりとテイクアウトが多そう。行ったその日も、2人がけのテーブルが4つ並んだイートインコーナーは比較的すいていました。このお店、食べ物の持ち込みはNGですが、飲み物はオーケー。

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それならばと、はす向かいのスーパーでいそいそとビールを買い込みます。

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テイクアウトもイートインも、お会計は一緒。

レジのお姉さんに注文を伝えると、テキパキとショーケースの中からよそってくれます。

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一番人気のシューマイセットは、3種類のシューマイが4コずつ入って1,035円。

もちろん、そいつに決まりです。

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ぐふふ。このイートインコーナーで透明のパックで缶ビールな感じ。わくわくしますなぁ!

 

焼売のビジュアルは、どれも独特の、細身で高め。

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試しに測ってみたら6センチありました!

 

まずは肉シューマイから……。

ふむふむ、むっちり柔らか、でも歯切れが良い、綺麗なお肉感です。甘味はあるけど、しつこすぎない。優しくさっぱりした後味。これは何個でもいけそうで、危険なやつ!

 

続く海老は比較的粗く叩かれていて、食感がしっかり感じられます。プリプリの海老、しっとりジューシーな豚肉、相性はもちろん抜群。海の甘みと、大地の甘みがしっかり感じられて贅沢な味わい。

 

ホタテは貝独特の旨味が凝縮しています。貝柱の繊維までばっちり感じられて、海鮮感強し。あ~これ好きだ~。そしてビールに合う~。

 

イートインコーナーの横には厨房。オープンキッチンたるそこで、皮を伸ばしたり、包んだり。手作りとはまさにこれ!美しき料理は、エンターテインメントなんですね!

蒸される前のあんまんがずらり並んでいたので、思わず写真撮らせてもらっちゃいました。

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気さくで優しいスタッフさんの接客も魅力的。

本当に、毎日来たいお店です。

 

紹介したお店

手作り点心 また明日。
〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイB1F
TEL:03-3389-6502

 

そんなわけで今回は、都内で焼売が美味しいお店を5軒紹介させていただきました!

 

焼売って、どれもこれも似たようなもんだと思ってたわけですが。

全然、そんなことないのね!実は超個性的!

 

とっても優秀なおつまみさんでした。

 

さいころ文庫 プロフィール

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編集・ライターの山﨑あやさとデザイナー・イラストレーターの上坂俊吾の2人組。東京都内の立ち呑み屋を紹介する情報誌「東京女子立ち呑み」などを発行。女性にも入りやすい酒場を探して、都内近郊を日々呑み歩いている。

Twitter : https://twitter.com/saikorobunko
さいころ文庫の過去の記事:さいころ文庫記事一覧

材料はどれも岡山産!県外出身のご主人が作る岡山料理専門店「ikiya」の素晴らしさを、岡山を知る全ての人に伝えたい

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こんにちは! 岡山グルメブロガーのきーたんです!

 

実力はすごいのに、アピールが下手な人、あなたの周りにもきっといますよね。

岡山県もそうなんです。

 

アピール下手と言われて久しい岡山県。

しかし、食材の豊富さは胸を張れるレベルだと個人的には思っています。

南は瀬戸内海に面しているので特有の魚介類も多く、日照量が多いことでも有名。他県と比べても農業に適した地域です。

 

アピール下手の岡山県で、徹底的に岡山県産食材と岡山料理にこだわるお店 

そんな地産地消にはうってつけの岡山県。なんですが、案外、岡山県産にこだわっているお店は少ないのも事実。でも今日紹介する「ikiya」は、岡山県食材に対するこだわりがとにかくスゴイんです!!

なぜ他の飲食店はここまで岡山県産の食材にこだわることができないのでしょうか…?

 

それは年間を通して「岡山県産食材にこだわると、安定供給が難しいから」。

これにつきます。

産地を限定してしまうと、市場価格の変動に合わせてどうしても仕入れ値が上がってしまう時期があります。

「今、岡山県産の食材使ったら高いから、ほかの産地(海外含む)の使おう」

これが普通のやり方です。

 

でも「ikiya」の店主はそれをしない。

それはひとえに利益第一ではなく、「岡山県産のものを使った料理を年間通して出すんだ」という熱い気持ちがあるから。

是非、県外から来られた方はそんな店主の熱い気持ちも含めて岡山の食材を食べ尽くしていただきたいと思います。

 

 

そんな思いのつまったお店「ikiya」は岡山駅東口から徒歩15分ほど。

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カウンターに座ると、目の前には岡山にちなんだ飲み物や調味料が並んでいます。

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そうそう、NARUTOの作者「岸本斉史」さんも岡山県出身です。岸本さんが生まれた地域の特産である「黒豆」を使ったお茶もありました。

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カウンター前の冷蔵ケースには、岡山県産の食材がズラリ!

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順々に説明していきますね!

 

「さわらのまこ」「がらえび」…お通しから岡山感が全開!

お通しから岡山っぽさが全開です!

左から「さわらのまこ」「がらえび」「菜の花」。

さわらの真子(さわらの卵)は岡山だと普通のスーパーにフツーに売ってますからね!

がらえびは岡山ではバラ寿司に欠かせない具材。このお通しではスナック感覚で食べられて美味しいです。

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お通しをいただきながらゆっくりメニューを見ていきましょう。

もう本当にどれも岡山ならではのものが多いんです!

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ママカリに鰆(サワラ)、

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下津井のタコに笠岡のシャコ、

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野菜でいうと、やっぱりテレビにもたびたび取り上げられている「黄ニラ」が有名です!

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黄ニラの産地で作られている「岡山パクチー」も、最近はどんどん勢いがついて東京の飲食店にも流通し始めています。

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「千屋牛」に「ピーチポーク」、「森林どり」! 岡山は畜産も盛んなので、牛・豚・鶏もブランド肉があるんですよ!

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岡山はB級グルメも充実!

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これは1回くらいじゃ絶対に食べきれないですね…!

 

マッシュルームにヨメナカセ、サワラ、牡蠣… 岡山を味わい尽くす

まずは「牛窓マッシュルームと岡山ミニトマトのサラダ」。

実はマッシュルームの生産量全国1位は岡山県なんです。

そのほとんどを牛窓町(現瀬戸内市)にある「ミツクラ農林」さんで作っているんです!

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(引用:野菜情報サイト 野菜ナビ

 

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続いては「ヨメナカセ」。

牛の血管の部分で岡山の県北では結構ポピュラーな食材です。地域によっては「コリコリ」って呼ばれたりもするみたいですね。

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こちらのお店ではピリ辛炒めになっていて、独特のコリッとした食感がたまらんのです!

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次はこれ、岡山が誇る名物料理!僕の大好きな「サワラのタタキ」。

ネギと黄ニラ、わさびが添えられています!

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サワラのタタキの素晴らしいところは、しっとりとした濃厚な味わいの切り身が薬味と合わせて食べることによってその旨味が際立つところ!

普通のタタキもありますけど、個人的には塩たたきが断然オススメ!!

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どんどんいきましょう、「生がきの炙り 昆布のせ」。

大きくてぷりっぷりの太った牡蠣が4つもあって780円は破格!!

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こちらは「連島レンコンの鶏ミンチはさみ揚げ」。

全国的な知名度はそこまで無いかもしれませんが、岡山の人にとっては「レンコンは連島レンコンじゃないと!」とこだわる人も少なくありません。

しっとりとしたホクホク感の味わえるレンコンなので、こういう天ぷらがピッタリです!

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鶏のミンチとも相性いいですね♪

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ママカリをはじめ岡山食材の握りが最高にうまい

続いて、岡山ならではの食材を握りにしていただきました〜!ママカリ、タイラギ、黄にら、パクチーです!

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「パクチーの軍艦」は甘めの刺し身醤油がかかっていてパクチーの風味と良いバランスです。

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「黄ニラの握り」は黄ニラの繊細な甘さが酢飯と合います!

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「タイラギのにぎり」ぱっと見はホタテのような感じですが、食感はサクサクとした感じがあって旨味ものってて美味しいんです!

ここのは少し炙ってあるから香ばしさも出ていていいですね♪

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岡山名物と言えば忘れちゃいけないのが「ママカリ」!

やっぱりママカリはお店で食べるのが一番!!酢の締め具合が絶妙で美味しいんです〜!

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もう一つご飯もの!

意外と岡山駅前の飲食店でも食べられるところが少ない「シャコ丼」。

シャコって馴染みが無い食材かもしれませんが、岡山の郷土料理「バラ寿司」によく入っているんですよね。

海老みたいな感じですけど、もうちょっとぼそっとした食感。

ボイルして殻を剝くとこんな感じ。

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北海道なんかではボイルしたものをそのまま丼に乗せるみたいですが、岡山ではシャコを「かつ丼」みたいにして食べるんですよ〜!

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岡山銘菓「大手饅頭」がアイスになった

〆のデザートは岡山銘菓の「大手饅頭」をアイスにしたもの。

こちらのお店では、豆乳、牛乳、バニラアイスを混ぜて作るそうです!

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大手饅頭は甘酒と餡こで作られているんですが、それがうまーく甘さ控えめに仕上げられていて食後のデザートにぴったり!

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ごちそうさまでした!

 

ikiya周辺は居酒屋さんが集まっているエリアになってます。

店内は掘りごたつ式のテーブル席がメイン。

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4人用の半個室もありますよ。

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もともとは鳥取出身のご主人。

岡山県産にこだわり始めた今のスタイルにしたのが2010年。

これだけ岡山県産にこだわったお店は他に知りません!岡山の食文化を盛り上げるためにもいつまでも頑張っていただきたいお店です!

 

紹介したお店

岡山料理専門店 ~cooking of art Ikiya~
〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町2-1-7 ラポールビル1F
4,000円(平均)

r.gnavi.co.jp

 

 

筆者プロフィール

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どうも、きーたんです。
2012年に東京都から岡山県へ移住。
本業の傍ら「1日1軒新しいお店で食べる!」をモットーにしてブログを始めたら、気づけば月間10万PV超え。ただいま訪問件数は岡山県内で1,000軒以上。

ブログ:http://okayamagourmet.com/

Twitter:https://twitter.com/keyturn312

Instagram:https://www.instagram.com/keyturn312

Facebook:https://www.facebook.com/key.turn0312

2010年、川島永嗣はいかにして抜擢されたのか……オシム、岡田時代のGKコーチ・加藤好男が語るGKの難しさとは

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加藤好男氏は日本代表GKコーチとして激動の時期を過ごした

就任して2年でイビチャ・オシム監督が倒れ、

次に就任したのは自分と同期で古河電工に入社した岡田武史監督

 

指揮官が交代しただけではない

2010年南アフリカ・ワールドカップメンバーを前にして

川口能活は負傷しており楢崎正剛のバックアップは経験が浅い

 

そんな苦しいときに起用された川島永嗣が活躍し

そのまま正GKの座を確保することになった

その川島が育つ過程も加藤氏は見続けていた

 

今はJFAアカデミー福島のGKコーチとして

静岡県御殿場の時之栖で後進の指導にあたっている

加藤氏は次の日本を背負うGKをきっと育ててくれるだろう

 

デビュー戦で5失点 次の試合からベンチ外へ

私は日本リーグに入った年から5年間で5試合しか出られなかったんですよ。

 

あまりにも高校、大学と順調すぎたんです。高校は1年から試合で使ってもらって、高校選手権には1年生のときも3年生のときも出してもらって。大学も1年からずっと使っていただいて、関西学生代表、ユニバーシアード日本代表、日本代表候補って、階段を駆け足で登っていた感じで。それで、1980年に鳴り物入りで古河電工に入って日本リーグの1年目に大きな壁にぶつかりましたね。

 

当時、「日本代表学生トリオ」って言って、古河電工の新人5人の中に日本代表が3人いました。1人は田嶋幸三、今の日本サッカー協会会長、もう1人は岡田武史副会長で、もう1人が私でした。他にも日本リーグで2度の得点王に輝て日本代表にも入る吉田弘なんかも一緒で。

 

運悪くというか、私のデビュー戦は古河電工が最も苦手としている東洋工業だったんです。そこで5点ぶち込まれちゃったんですね。すると次の試合からメンバーを外れて、ベンチにも入れなくなって。それからもうずーっとです。そのときはメチャメチャ苦しかったですね。毎日200本、300本、雨あられのシュートを受けるわけですよ。その中で試合に出られない。つまり認めてもらえない苦しさというか。

 

試合に出られない自分の役目って、毎回ビデオ撮りなんですよ。控えにも入ってないんで。アウェイにチームが行ったときは、次の対戦相手のビデオ撮りをしてたんです。するとスタジアムで私を見つけた人から「日本代表選手がなんであんなところでビデオ撮ってるの?」とか、「なんで試合出てないの?」とか、よく言われました。そのときはキツかったですね。

 

当時、雑誌では「新人が大量点を取られたからといって責任を取らせるのか」という声がありましたし、古河のOBの方の中にも監督に対して話をしたりとか、そういうのがあったみたいです。ただ自分にとってはベンチからも外れていたことがよかったと思います。ビデオを撮ることで、サッカーを見る目だったり、分析だったりをかなり身につきましたからね。まぁ40年近く前ですからね、今だから言えます。

 

そのときがあったから、試合に出るためには何が必要なのか、自分には何が足りないのか、他の選手のプレーを分析したり噛み砕いて見られるようになったと言えます。それまでは「より早く」「より強く」「より高く」とか、そんな理想を追い求めて、地に足を付けずに上を目指そうとやってましたね。

 

当時の監督さんもどうやって私を自信回復させようかとか、すごくいろんなことを考えられてました。当時今でいうサテライトリーグみたいなヤングフットボールリーグというのがあって、そこではどんどん使ってもらってたんです。それで優勝したりしてました。

 

それで1年1試合のペースでリーグ戦に出て、あとはカップ戦には使ってもらったりしてました。試合に使ってもらえるようになった1986-87シーズンのJSLカップでは優勝もしたんです。でも日本リーグとなると、のちにジェフの社長になった淀川隆博さんや、日本代表の佐藤長英さんがいらっしゃって、なかなかチャンスがなかったですね。

 

今のJリーグを見ててもそうなんですけど、30代のGKがJ1の18チーム中、半数以上いますよね。これは若い人が成長してないのか、成長スピードが遅いのか、あるいはGKというポジションは、30代がいいのかという話だと思います。

 

GKは30歳ぐらいになったときに、いろんなことがわかって、見えてきて、そしてまだ体も思い通り操作できる。だからだいたい28歳から30代前半ぐらいが、一番体の無理が利いて、サッカーの理解力とともフィットする感じかもしれないですね。

 

GKは、一度監督の信頼を勝ち得ると長く使っていただける機会があります。けれど逆に言うと、信頼を損ねると大変なんです。私は監督に「3試合我慢する」って言われたことがあるんですよ。

 

自分が試合に使ってもらって0-1で負けるとしましょう。クリーンシート(無失点試合)を達成するという目標のために試合に出るGKにとって、0-1というスコアは非常に屈辱的なんです。すると次の試合をまた落とすようなことがあると、もう3試合目は保証されてないんです。GKってそういうプレッシャーをすごく感じながらやるんですよ。

 

3試合連続で失点したGKは、3試合続けて無得点というFWと同じ扱いじゃないですね。GKは一度外されるとしばらく戻ってこられませんから。そうなると、自分のチームがボロ負けしてしまうとか、他のGKが負傷するとか、そういうところしかチャンスというのが回ってこないという、ネガティブな考え方になってしまうんですね。

 

でも、1年、2年経って僕はまったく違うことに注目したんです。それは栄養でした。最初はトレーニングをやることで克服しようと思ってがむしゃらにやってたんですけど、あるときふと「これでトレーニング効果あるのかな?」って気づいたんです。

 

1回腕立て伏せするのにも、その腕立て伏せをどういう角度でやったらいいかとか、どういうスピードでやったらいいか、どういう呼吸法でやったらいいかとか。そこにこだわり始めたんです。そうやって一生懸命体を鍛えていく中で、「ちょっと待てよ、オレ栄養どうなってるのかな? 食事どうなってるのかな?」と思って。今度は食事の改善に向かいました。

 

そこでコンディションを維持するのに何が大切なんだろうって、いろんな本を漁ってました。するとあるとき、血液生化学検査を受けて、血液の数値を調べることで栄養をうまく摂れるんじゃないかと気付かせてくれた本があったんですよ。

 

それは1984年のロサンゼルス五輪のときのアメリカの栄養士、ロバート・ハースが書いた本で、講談社が出した「食べて勝つ」って本でした。著者はアメリカのオリンピック委員会の栄養の先生でしたけど、日本版の監修された方が女子栄養大学の小池五郎教授でした。

 

それで私は小池先生のところを訪ねて、直接話を伺って、教えていただいたことを実践していったんです。そうしたら案の定、どんどん数字が変わってきた。食べ物の摂り方一つでコンディションがめちゃくちゃよくなったんですよ。そのおかげで今までにない集中力と、体の動きを取り戻したときに、常時試合に出られるようになったんです。そうしたら1986-87年のアジアクラブ選手権に出て、古河初のアジアのタイトルを獲ることができました。

 

 

高校1年生の川島永嗣に感じた才能

私がイビチャ・オシム監督から岡田監督という、あの時期に代表に関われたというのは、すごく幸運でした。3大会連続でワールドカップを経験している川口能活選手と楢崎正剛選手という2人は、サッカーに取り組む姿勢だったり考え方だったりが、しっかり確立されてましたから。自分が彼らに何をアドバイスして、どう指導してあげたらいいか悩むくらいでした。

 

だから自分としては、この経験ある選手たちを、いかにいいコンディションで日々のトレーニングに向かわせ、かつ、いいパフォーマンスが得られる状況で試合に送り出すのが当時の使命でした。川島永嗣選手も競争力の高い選手で、川口選手や楢崎選手のいいところを盗んで自分の物にしようという姿勢がすごくあったので、仕事をやってて楽しかったですね。

 

川島永嗣選手は試合に出るまで長くかかったと思います。最初にJリーガーになったアルディージャでなかなか出番に恵まれず、移籍したグランパスには楢崎選手がいた。フロンターレに入って代表デビューしたけれど、代表には川口選手と楢崎選手がいて、この2人がケガをして出番かと思ったら、都築龍太選手が招集されて試合に使われた。

 

私が川島選手と初めて会ったのは、彼が高校1年の時です。ちょうど中学から高校に行くときに、当時浦和東高校の野崎正治監督から連絡をもらいました。「実は才能のあるいい選手が今度うちに来てくれるんですけど、GKコーチがいないので、一回チャンスがあったら加藤さん見てもらえますか?」って。実は野崎先生というのは、ユニバーシアード日本代表で一緒に戦った仲間なんですよ。僕が4年の時の1年で同じ部屋だったんです。

 

その関係で、当時コーチをしていたジェフの練習に一回呼びました。ちょうどGK教本を作っている時期でもあったんで、じゃあ川島選手をモデルにして作ろうってことになって、それからは機会があるごとに彼を呼んでたんです。GKコーチを育成するための「いろはのい」からのモデルに彼を使ったんですよ。

 

そのことによって川島選手はサッカーの基礎の部分を、自分で実際に動いてプレーして学べたと思うんですね。それに彼は努力家でもありました。最初に会ったときから、右足は素晴らしいキックを持ってたんですよ。ところが左足がまったく蹴れなかった。

 

だから「宿題」として、「今度来るときまでに左足でまずボールをミートして、しっかり蹴られるようにしろ。助走一歩でミートするところから練習して少しずつ距離を伸ばせ」と言っておいたんです。すると次に呼んだときには、もうしっかり左足で35メートル、40メートル蹴られるようになってた。

 

だから「この選手は学習能力も高いし、取り組む姿勢もすばらしい。宿題を出して2、3週間後に見たときには、すでにそれが成果として現れるタイプ。間違いなくこの子は伸びる」と思ったんですよね。それからGKプロジェクトとかナショナルキャンプで各年代のGKを集めるときなんかに彼を呼んでたんです。

 

川島選手は若いころにも大変だったときがあると思います。

 

U-18日本代表は、川島選手にとってラッキーだったんですよ。川島選手は1983年の早生まれだったんで、他のGKより学年が一つ上で、先にプロになってたんです。ところがそれがあだになった。

 

静岡のSBSカップにU-18日本代表を呼んだときに、3人のGKのうち、1人を落とさなきゃいけなくなりました。ところが川島はアルディージャに入ったばっかりで、ほとんどトレーニングがされてなかった。試合形式の練習ではまったく使ってもらえないという状況で、判断がすごく悪い時期だったんですよ。それで僕は一学年下の選手たち2人を選んで、1学年上でかつプロの川島を落とさざるを得なくなったんです。

 

最終的に落とすとき、彼に言ったんですよ。「現時点では残念ながら試合感覚とか落ちてる。だからこの状況では、プロだからとか学年が上だからということで選べない」と。それから「これから練習するときも自分がゲームに入ってる意識の中でトレーニングをしてほしい。もし自分の前にDFを付けたトレーニングがあるんだったら、それを試合のイメージの中でやってほしい」。

 

そんな宿題を出して落としたんです。たぶん、彼にとってすごい屈辱だったと思います。でも川島選手は次に戻ってきたときにすごいよくなってたんですね。彼はいろんなものをバネにできるんです。

 

川島選手は自分で自分に課すノルマをつくって、それを一つひとつクリアしていけるんです。そういう選手って意外に珍しいというか、少ないんですよ。自分の持ってる能力だけでプレーしてる選手が多くて。でも、それだと先々は難しいですね。

 

そういう意味で彼は本当に順調にステップを踏みながらサッカーの理解力を高めていったし、自分が扱える範囲も広げていったし。最初は胸のところに来るボールのキャッチングでもファンブルばっかりだったんですけど、「力の入れ抜き」「呼吸を考えろ」というキャッチングの指導をしたら、見る見る吸収していきましたね。

 

キャッチの集中力は凄いですよ。川島選手は手の大きさが他のGKに比べて1関節ぐらい小さいんです。そういうディスアドバンテージがあるけど、彼はそれを克服するためにキャッチに対する凄いこだわりを持ってトレーニングしてるんです。

 

ヨーロッパのGKのグローブってサイズが11号とか12号とかで、日本人はだいたい10号とか9号とか、人によっては8号というのもあるんですね。そうなるとボールは直径22センチですから、手全体でつかむときに、やっぱりハンディがあるんですよ。そういうのを克服してるんです。

 

他にもゲームに向かう姿勢だったり落ち着きなんかは、だいぶ成長してますよね。今はいつも平常心で試合を戦える姿を見て、また一回り成長したと感じてます。

 

川島抜擢の大当たりには岡田監督も驚いた

2010年南アフリカ・ワールドカップの前のイングランド戦の前に話し合いがありました。GKはいつもどおり楢崎選手で臨むべきか、大会中に楢崎選手がケガをしときのことを考え、川島選手を使うべきか。ただ川島選手には、それまでほとんどチャンスを与えていませんでした。

 

どちらの選手で行くか協議して、最終的には岡田監督の決断で「よし川島でいこう!」ということになったんです。そうしたらウェイン・ルーニー選手のシュートを防いだり、フランク・ランパード選手のPKを防いだり。岡田監督は本当に驚喜してました。

 

あのときイングランドのGKコーチはレイ・クレメンスさんで、現役時代はイングランドの名GKでしたし、僕の最初のコーチングコースのインストラクターだったんですよ。

 

だから川島選手のルーツはクレメンスさんがつながるでしょうね。イングランドは、FA(イングランドサッカー協会)に真っ先にGK部門をつくったんですが、そのとき真っ先に推進したのがクレメンスさんですよ。

 

その下にマーチン・トーマスさんという方がいて、その人がいろんなコーディネートをしたんです。アジアサッカー連盟(AFC)にGKのいろんなコースを設けたのもクレメンスさんとトーマスさん。私が2004年からAFCのインストラクターもしてるんですけど、一緒に活動してます。

 

今の日本代表には他にもいろいろ一緒に戦った選手がいます。2003年UAEワールドユースでは川島選手と一緒でしたが、2005年オランダ・ワールドユースでは西川周作選手と一緒でした。2007年カナダU-20ワールドカップ(ワールドユースから改名)は日本代表のコーチだったので行けなかったのですが、アジア最終予選の準決勝までは同行していて、そのときは林彰洋選手がいましたからね。世の中、いろんなところでつながりますね。

 

 

GKの難しいところは、コーチによっていろんなやり方があるから、コーチが違うとトレーニングがすっかり変わるということです。私が日本代表のGKコーチだったときは選手たちのルーティンを大事にして、彼らがトップパフォーマンスを出せるようにと考えていました。

 

ですから、Jリーグの試合を見に行ったとき、代表選手たちのウォーミングアップを全部チェックしてたんですよ。どういう順番で何をしてるか。最後にキックをやらせるのか、スプリントをやらせるのか、ダイビングはどうしてるかとか。

 

それぞれチームによってやり方があって、それをできるだけリスペクトして、代表に来たときは彼らが自分のクラブにやっているのに合わせた練習をやってたんです。他にもクラブに練習を見せてもらって、どういうことをクラブでやってるのか調べて、代表に来たときはできる限りそれを崩さないように。

 

若いころは自分のやり方を押し付けようとしてました。でもそれは結果としてうまくいかないんです。自分のクラブでは南米のGKコーチが指導して、代表ではヨーロッパのGKコーチが指導して、どっちのコーチも自分が正しいと思ってやると、GKは混乱するんですよ。だからクラブを尊重しつつ、少しずつ代表で求められることもできるようにという取り組みをしてました。

 

また今、GKにはどんなプレーが求められるかということは変わってきています。FIFAも発表したのですが、ゴールに近いところからのシュートが多くなってきてるんですよ。それはオフサイドルールの解釈の変更があったことに関係しています。

 

昔はオフサイドポジションにいればオフサイドでした。今は、「パッシブオフサイド」と言ってオフサイドのポジションにいるだけでは反則になりません。ボールに触ったりプレーに関与したらオフサイドということなんです。でもDFはどうしてもオフサイドポジションにいる選手が気になります。するとラインを下げるんです。

 

そこでGKに2つのことが起きます。一つはボールディフレクション、つまりDFや近いところにいる選手にボールが当たって方向を変えて飛んでくることが増える。そのためリアクションセーブを必要とするプレーが要求されるんです。もう一つは至近距離からのシュートが増える。そんな状況に対応するため、世界中のチームが取り組んで、GKにいろんなブロッキングなんかを教えてるんです。

 

だからサッカーのGKは、フットサルだったりハンドボールのGKのようなことをトレーニングするようになりました。それはペナルティエリアの外からの得点率が下がってるからなんです。

 

たとえば2014年ブラジルワールドカップでは全部で171本のゴールが生まれました。2010年南アフリカワールドカップでは全145本のゴールのうち、ペナルティエリアの外からのシュートが26ゴールです。ところがブラジル大会では、ゴール数が増えているのにペナルティエリアの外からのシュートが決まったのは18ゴールと減っているんですよ。

 

つまりペナルティエリア中からのゴールが増えたんです。それにどう対応するかというのが、今GKのトレーニングとして流行ってます。

 

ただ、私たちは常に先を読みながら分析しています。これから5年後、10年後には、ペナルティエリアの中からのシュートへの対応はうまいけど、エリア外からのシュートへの対応が苦手な選手というのが出てくるだろうと思ってるんです。GKに近いところからのシュートには強いけれども、ミドルシュートが来ると急に判断が悪くなったり、体がスムーズに動かないということが起きたりするでしょう。そうならないためには何をすればいいか考えているんです。

 

サッカーって常に止まらず進化していますし、ルールや用具が変わったりすることで起きている現象があります。南アフリカワールドカップのときは、無回転ボールが流行りました。あそこは標高1500メートルから1600メートルの空気が薄いところだったのでボールの軌道が非常に読みにくいという環境でしたよね。

 

ところがそのあとボールに改良が加わり、少し空気抵抗を得られるようになりました。ですが一つ言えるのは、FIFAサイドはよりエキサイティングなフットボールを、つまりよりゴール前の攻防が多い試合を望んでるということです。それってGKにとってはどんどん過酷になっていくということです。

 

GKは失点されたときクローズアップされちゃうんですけど、本来はセーブを得点を入れたときと同じぐらいの評価をしていただきたいと思ってます。川口選手や楢崎選手と話をしたとき、1ゲームに、これはというピンチは3回から4回しかないと言ってました。それを止めるかどうかで、「グッドGK」と言われるか「バッドGK」と言われるのかの差があるわけです。相手のワンチャンスを確実に潰す。確実にピンチを防ぐ。それは1得点取ったことと同じ重みがある。そういう理解をぜひしていただきたいですね。

 

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中性脂肪が高いと動きがシャープにならない

食事で体を変えるというために注目する数値があります。たとえばコレステロール値。しかもコレステロールの中にも善玉、悪玉がありますよね。コレステロールを抑えつつ、hdlというタンパク質は高くしなければなりません。そのためには栄養素をしっかり理解して食事をしなければいけないんです。

 

低カロリー高タンパクな食事を摂るというのはみんな理解してるんですけど、それだけじゃなくて、いろんなバランスが重要なんですよね。単純に言えば、200グラムの肉を食べたら200グラムの野菜も摂る。でも200グラムの野菜ってどんなものってみんななかなかわからない。200グラムの肉は普通のスポーツ選手だったら「ぺろり!」ですけど、200グラムの野菜ってかなりの量ですから。それも生でとるのか、調理するのか。調理すれば調理損失があります。ビタミンなんかが抜ける場合もありますから、そういうことまで気を遣って食事します。

 

中性脂肪値が高くなるというのは、スポーツ選手にとってかなりマイナスなんです。動きがシャープにならない。そんなときは食べ合わせを気を付けるといいと思いますよ。自分が注意してたのはミネラル、ビタミンをちゃんと摂るということ。意外に不足するのがビタミンEでした。アルファ・トコフェロールというんですけど、これは取りづらい。胚芽に含まれてるんですけど、精米された米からは取られてしまいますから。

 

ビタミンEを取ろうと思ったらアーモンドとかピーナッツがいいと思います。ほんのちょっとしたナッツ系とかすごく重要になります。ただ、ナッツには脂肪もたくさんありますからそこは要注意ですね。米は、五穀米だとか強化米を入れたりとかしながら工夫して食べたほうがいいでしょう。

 

自分たちが今活動してる、この「時之栖」界隈では蕎麦屋さんがいいですね。ここは蕎麦の実が栽培されてて、ここのあたりの蕎麦屋さんはどこにいってもおいしいですよ。私は御殿場にある、「遊季庭かわ嶋」っていう店がいいと思います。こちらにいらしたら、ぜひ行ってみてくださいね。

 

遊季庭かわ嶋
〒412-0045 静岡県御殿場市川島田284-5
1,300円(平均)1,300円(ランチ平均)

 

加藤好男 プロフィール

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大阪商業大学卒業後の1980年、古河電工に入団。1980年~81年には日本代表にも招集された。

1993年に現役を引退し、指導者へ転身。ジェフや育成年代日本代表のコーチを歴任し2006年から日本代表GKコーチ。2010年W杯後はタイ・チョンブリFCやタイ代表のGKコーチを務め、現在はJFAアカデミー福島で指導を行っている。
1957年生まれ、埼玉県出身

 

 

 

 

 

取材・文:森雅史(もり・まさふみ)

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佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。

 

 

 

 

バックナンバー

梅田で日本酒を飲むなら「大衆酒場カミヤ」は絶対に外せない…!名物こぼれ寿司とジビエ串の旨さに驚いた

まいど憶良(おくら)です。

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大阪梅田、第二ビルにやって来ました。 

 

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ここ大衆酒場カミヤは、大阪梅田に精通している、いわゆる「呑兵衛さん」には圧倒的支持を受けている隠れた名店。

 

 

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ファンの方からは「おいおい、あまり紹介してくれるなよぉ、行きにくくなるからぁ」と言われてしまいそうですが。

 

さて、メニューを拝見。

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美味しそうなもの、珍しい物も並んでいますが、

ここ「カミヤ」に来たなら、もう絶対に頼まずにはいられないメニューがこちら。

 

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名物こぼれ寿司です。

 

こぼれ寿司ハーフセットのコスパが最高だ!

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こぼれ寿司ハーフセット。

いや、こぼれ寿司でもいいのですが、何を頼んでも旨い店となれば、お腹の容量は少しでも開けておきたいという事で、ハーフを選択です。

 

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しかも、ハーフセットなら、ウニ&イクラこぼれ寿司と、ビール、お酒が付いて1,980円(税抜き、以下全て税抜き表記)。実にお得なんです。

 

 

魚介類大阪中央卸売市場や、ウニ、イクラなどはまた別ルートも活用して、

 

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いいネタをより安く仕入れて、原価ギリギリでの提供もしているとの事。

 

もちろん素材の良さを活かし、その味を引きだす事に心を砕くという調理方針を貫いて、手抜きは無しです。

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こぼれた部分はそのままお酒のアテとなります。

 

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 ウニの炙られた部分も香ばしく、さぁ、いざお口へ!

 

ビールも、セットだからといって小さいグラスではないんです。

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通常はビールを飲み終わったころを見計らってお酒が出されるんですが、今回は一緒に出してもらいました。

 

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お酒は常時40~50種類が用意されているとか。

 

ちょっと選びきれないので、ここは店長さんにおまかせしました。

このお酒、大倉は奈良香芝の大倉本家の、無濾過の生原酒。

日本酒度は+5と、辛口です。

 

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そしてこぼれ寿司

イクラはかなりこぼれてしまいました。

普通なら何度もイクラを乗せなおしてから写真を撮るのですが、今回はこのまま食べてしまいました。

すみませんっ!

だって、美味しそうで我慢ができなかったんです。

 

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味はもちろん、美味しいっ!

 

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ちょっと食べ進めて、落ち着いたので撮り直しました。

 

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美味しいおいしい。

さて、次々頼んでいきましょう。

 

珍しいジビエの串揚げが200円!

注文してから揚げる串カツから、珍しいメニューを。 

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こちらは猪の串カツ

 

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 四角い方が鹿の串カツ

 

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ソースをかけて、その上にパセリをパラパラと振りかけます。

 

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獣臭さはなし。

篠山から取り寄せるお肉は全然癖がなく、美味しくいただけました。

 

メチャクチャ旨いッ!ホルモンの一夜干し

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豚のホルモン(ガツ)の一夜干しですって。 

 

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これは珍しい。

なんでも、広島の名物なんだそうです。

タレに漬けこんでから一夜干しにしたというガツは、なんと臭みもなし。

これはお肉をばらした時の処理の仕方が良いからなんですね。

 

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レモンをかけて、七味マヨで食べます。

これがまた、メチャ旨なんです。

 

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噛むほどに旨みが口に広がるのに、不思議なほど臭みは無し。

これはやみつきになりそう。

 

マグロのアゴ刺しにとろけそう

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これも希少な、マグロの顎のお刺身。 

マグロの専門店から入荷するというマグロは、鮮度も良く、本当に美味しいんです。

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お肉の刺身と、上質なクジラの刺身の間のような味です。 

 

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ワサビ、生姜、どちらでも美味しくいただけます。

 

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これは絶品!

 

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あかん、絶品ばっかりだわ。

お酒もすすみます。

「すみませーん、ビール追加で!」

 

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食べるごとに、笑顔が止まらなくなります。

 

お酒がすすむ、鯖の燻製青唐辛子和え

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燻製サバの青唐辛子和え(480円)は、そんなに強く燻製を感じさせない仕上がり。

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それよりも、しっとりとしたサバの旨味と、ときおり感じる青唐辛子のピリリとした刺激が日本酒にとても合うんです。

たまらず頼んだお酒は伏見藤岡酒造が造る「蒼空(そうくう)」。

手作りにこだわる、全量純米酒です。

限定品というラベルの文字も、なんだかうれしいですね。

 

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日本酒を楽しんでもらう店を目指している

憶良 : ほんとうに何を食べてもおいしいですねぇ。

それがまた日本酒に合いますよね。

店長さん : そうなんです。

この店の前身時代から、日本酒を楽しんで貰う店を目指してきましたので、アテも当然日本酒を引き立ててくれる物をご用意しております。

憶良 : 日本酒に興味があっても、日本酒初心者とか入門者の方って、一体何を頼んだらいいのかよくわからないという人が大半だと思うんですが、どれを飲んだらいいのかなぁ、なんていう相談にも乗ってもらえますか。

店長さん : もちろん、喜んで。

ここで日本酒の魅力に気づいてくれたなら、それはもう何よりだと思います。

単に「フルーティ」とか、「辛口」とか、「珍しい」というオーダーでも結構です。

憶良 : この料理に合うお酒、なんて頼み方も?

店長さん : OKです。

憶良 : じゃあ、珍しいお酒をお願いします!

 

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お酒のフェスに行ったり、蔵元を訪ねたりと、美味しいお酒を求めて常にアンテナを立てて生活しているという店長さんが、日本中から選んだ日本酒

 

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 レアもののお酒もたくさんあるんですが、中でもお勧めというのが、神奈川の熊澤酒造が造る、激レアなお酒、天青。

限定流通商品という天青の樽酒とあって、ここ以外では滅多と出会えるお酒ではないんです。

 

生サーバーから注がれる生樽酒は、なんと微炭酸。

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生サーバー用の圧力にあう日本酒という珍しいアプローチで作り込まれたお酒は一飲の価値ありです。

 

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お酒の話を聞いているだけでも楽しい。

アテも美味しい、そして当然お酒も美味しいとあって、ついつい飲みすぎてしまいそうな所が要注意です。

 

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日本酒初心者でも、そして

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日本酒通の人も、「おっ、これがあるか!」という銘柄に出会えるなど、どんな人でも

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楽しめる酒場だと思います。

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半合で350円、450円、550円という価格設定も、色んな種類のお酒をちょっとずつ飲みたい人には嬉しいですね。

 

最後に頼んだのは「蘇る(よみがえる)」と「花巴(はなともえ)」。

蘇るは、震災で蔵が倒壊した福島の蔵元、鈴木酒造が、山形で後継者問題の為酒造りをやめる事となった東洋酒造を引き継ぐこととなったという、正にいろんな人の想いを元に作ったお酒。

花巴は奈良の美吉野醸造のお酒。

インパクトのある、酸味があるお酒。

今回紹介しましたお酒が常にあるとは言えませんが、何度行っても魅力のあるお酒に出会えることは間違いがなさそうです。

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最後に一言、店長さんからのメッセージを頂きました。

日本酒に興味のある方は、お安くしていますので気軽に来てくださいね」

その言葉通り、気軽に日本酒を楽しめるお店として重宝できるお店でした。

壁には蔵元さんからのメッセージが書かれている事からも、お店と蔵元さんとの距離が近いという印象を受けました。

 

仕事帰りにちょっと一杯と毎日使いにも、大阪を出る前にちょっと一杯飲んで、という使い方も出来ますので他府県の方にもお勧めします。

 

 

紹介したお店

大衆酒場カミヤ

住所 : 大阪大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル B1F

電話 : 06-6341-8855

営業時間

【月〜土】16:00~23:20(LO.23:00)

【日】14:00~21:00(LO.20:30)

  

プロフィール

憶良(おくら) : 元ゲームプランナー、元ゲームプロデューサー。
ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。
休日は高速道路を使わずに名古屋から鳥取あたりの温泉に行って浸かり、道中や行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込むと例え深夜に帰ったとしても料理する。
その際食べ歩きにも積極的と、食に対してはかなり貪欲。
「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に悪いことを考える人はいない。」という持論を持っている。

ブログ:

 

 

「イタめし」「ティラミスブーム」とは何だったのか?バブル時代に爆発的な流行を巻き起こした舞台裏

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みなさんは「イタめし」をご存じだろうか?

イタリアのめし、つまりイタリア料理のことであるが、バブル期にはこのイタめしを恵比寿や西麻布で食べるのが最高にナウだった。

 

と、さもバブル時代を謳歌したような書き方をしてしまったが、筆者自身は当時小学生で、バブルに関しては「なんか大人が浮かれてたなー」くらいの印象しかない。したがって、なぜ大人がこぞって「イタめし」を有難がっていたのか、今なお全く理解できていない。

 

というか、バブルの前後って他にも「なんで流行ったか分からない、独特の食べ物」が多くないか? ティラミスとか、ナタデココとか。あと、あのボジョレー・ヌーヴォーも、最初にフィーバーしたのはバブル真っ盛りの1989年らしいし。

 

今回はそんな謎多き「バブルめし」について、徹底的に迫りたい

というわけで、有識者のもとを訪ねた。

 

日本の食文化を知り尽くす賢人・畑中三応子氏に聞く

お話を伺ったのは、編集者の畑中三応子さん。『シェフ・シリーズ』『暮しの設計』編集長を経て、数々の料理本を手掛ける傍ら、近現代の食文化を研究・執筆し続けてきた。

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著書『ファッションフード、あります。』では、その膨大な知識をもって1970年代以降の日本の食文化を考察している。とてつもなく面白い本なので、ぜひ読んでいただきたい。

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さて、「イタめし」である。いったいどういういきさつで、ブームが巻き起こったのだろうか? 畑中さんに聞いた。

 

―― さっそくですが、今日は1980年代後半から1990年代初頭にかけて流行った「バブルめし」について、徹底的にお聞きしたいと思います。「イタめし」「ティラミス」を中心に、ブームの背景を丸裸にする所存ですので、何卒よろしくお願いいたします。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「はい、凄い意気込みですね」

 

―― まずは「イタめし」についてですが、なぜイタめしはバブル時代におけるトレンドの頂点だったのでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「そこに至るまでには様々な背景があります。まず、80年代には最初にフランス料理がブームになりました。勝負デートのはしりとして、『ポパイ』や『ホットドッグ・プレス』などの男の子雑誌ではしきりに、特別な日のフランス料理を推していた。クリスマスイブにはレストランに彼女をエスコートし、何カ月も前から予約していたシティホテルに泊まる。そんなマニュアル通りに、当時の若者たちは行動していました」

 

―― 確かに当時のフランス料理って、「贅沢の最高峰」というイメージでした。当時、子どもだった僕にとっては想像もつかない憧れの料理でしたけど。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「バブル景気がはじまる前の1984年には、フランス最高峰の三ツ星レストラン『トゥールダルジャン』史上初の支店が、東京のホテルニューオータニ内にオープンしています。本国の一般的なフランス人は一生に一度すら足を運ばないような超高級店ですが、当時の日本人は開店と同時に殺到しました」

 

―― とてもバブルっぽいエピソードですが、1984年というとバブルの少し前ですよね。その後、本格的な超好景気の到来でみんな羽振りが良くなって、フランス料理人気がさらに加速するかと思いきや、イタめしに取って代わられてしまう…。なぜですか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「みんな、疲れちゃったんですよね。慣れないテーブルマナーに緊張しまくり会話も進まないまま食事を終え、二人で4~5万円の会計に青ざめる。そんな光景を、当時は何度も目の当たりにしました。

そのうち、バブル景気の到来とともに、もっと軽いノリで食べられるイタリア料理が追い上げてきたわけです。イタめしの気取りのなさは、バブルの享楽的な気分にもぴったりハマった」

 

―― 確かにバブルのお祭り感は、格式高いフランス料理に馴染まない気がします。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「ボディコンギャルとバブル戦士っていうのは、フレンチよりイタリアンの方が似合う。オープンキッチンでエンタメ感があって、おしゃれなんだけどワイワイガヤガヤ楽しめる。イタリア料理っていうのは、それまで欧風の食を憧れの対象として追い求めてきた日本人が、史上初めて『居酒屋気分』で食べられる西洋料理だったんです。

料理自体もシンプルだし、ワインは『キャンティ』と『バローロ』の2種類くらいを覚えておけば十分。フランス料理と違って、イタめしは“わかりやすかった”というのも大きいですね」

 

西洋料理への劣等感から日本人を解放した「イタめし」

 

―― それまでもイタリア料理店っていうのは普通に日本にあったんですか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「いえ、1980年代中盤までは、まだまだマイナーな存在でした。1985年の東京で、前菜からデザートまで提供するめぼしいレストランは15軒前後でしたね。

風向きが変わったのは1986~87年くらい。1985年に原宿に『バスタ・パスタ』っていうお店ができて、そこはニューヨークスタイルのイタリアンでしたけど、時代の先端を行く業界人たちが通いはじめた。

さらに、イタリアで修行した料理人がポツポツと帰国し、本場仕込みの味をふるいだしたのもこの時期です」

 

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▲当時、畑中さんが編集していた雑誌。こちらでもイタリア料理を大々的に特集している

 

―― なるほど、ブームの土壌が少しずつできていく感じがしますね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「そして、イタリア料理が『イタめし』と呼ばれたその瞬間から、快進撃がはじまりました。絶妙なネーミングですよね。これによりぐっと親近感を抱き、日本人は格式高いフランス料理、西洋料理への劣等感から解放されることになった。実際、バブル期のイタめし屋はアンチ・フォーマルのカジュアル志向を徹底していましたから」

 

―― 「イタめし」って言葉は、いつ、誰が言いだしたんでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「命名者は不明ですが、私が調べた限り、雑誌でイタめしという言葉が初めて使われたのは『Hanako』(マガジンハウス)の1988年10月6日号。同年の5月に創刊した『Hanako』は、女性好みのトレンディーなお店を紹介する、初めての週刊レストランガイドとして機能していました。可処分所得と自由時間を手に入れ、食べ歩きにいそしむようになった若い女性たちのバイブル的位置づけでしたね。同誌の食情報は、味そのものよりトレンド性を重視するのが特徴。ちなみに、『Hanako』はティラミスブームの火付け役でもあるのですが、それはまた後でお話します」

 

―― 『Hanako』おそるべし! そして、「イタめし」で定着した1988年頃から空前のブームが訪れるわけですね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「当時、イタリア料理店の開店ラッシュは凄まじかったですよ。なかでもイタめし屋のシンボル的な存在になったのが、恵比寿の『イル・ボッカローネ』。ドアを開けた瞬間に『ボナセーラ!(こんばんは)』とイタリア語の明るい挨拶が響き、オープンキッチンの天井から生ハムのかたまりがぶら下がり、壁にはオペラやセリエAのポスターが貼ってある。まさにコテコテ、絵に描いたような紋切型のイタリア料理のお店です。1989年のオープン直後から大人気になり、同じくいかにも本場っぽく演出した『ボナセーラ系』と呼ばれるイタめし屋が乱立しました」

 

***

 

というわけで、改めてイタめしブームの背景をまとめると、

 

・フランス料理に対する気疲れ
・軽いノリで食べられるイタめしはバブルの享楽的な気分にぴったり合った
・日本史上では初めて「居酒屋気分」で食べられる西洋料理だった
・イタめしはわかりやすかった
・1985年頃からイタリアで修行した料理人が日本で腕をふるいはじめた
・イタめしという絶妙なネーミング
・コテコテイタリアン「ボナセーラ系」の台頭

 

ということのようだ。

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なお、このムーブメントは日本に本場のイタリアンを定着させ、現地の食材を一般家庭に普及させる契機となる。

スパゲッティは「パスタ」になり、本国で食べられてきた大衆パスタを含む本格的なイタリア風が根付いた。オリーブオイルやバルサミコ酢、モッツァレラチーズ、ルッコラをそのへんのスーパーで買えるのも、美味しいペペロンチーノが手軽に食べられるのも、イタめしブームのおかげなのである。

 

ティラミスは流行るべくして流行った

 

―― 続いて、ティラミスブームについてお聞きします。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「どうぞ」

 

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―― ティラミスの一大ブームが巻き起こったのが1990年。それまで日本人が知らなかったお菓子がいきなり爆発的に流行ったのはなぜなんでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「これも複合的な要因があるのですが、まず、そもそもティラミスというお菓子は突然に降ってわいたものではありません。それ以前から高級イタリア料理店などでは普通に作られていました。それが、イタめしブームに便乗して広まっていった感じですね」

 

―― 先ほど、火付け役は『Hanako』であると。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「ブームのきっかけとなったのは『Hanako』1990年4月12日号の“イタリアン・デザートの新しい女王、ティラミスの緊急大情報”というのが定説です」

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―― (当時の誌面を見ながら)これ、見出しが強烈ですね。「いま都会的な女性は、おいしいティラミスを食べさせる店すべてを知らなければならない」。ネットの釣り記事も真っ青の煽りタイトル……、みんなこれにノセられた?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「でも、こうした脅迫的かつ扇情的なタイトルはいつものHanako流の常套句ですし、そもそもその号のメイン特集でもなかったんです。

ところが、発売直後からイタめし屋にティラミス目当ての女の子が押し寄せた。ほどなくして、あらゆるメディアがこぞってティラミスを取り上げ、洋菓子店、アイスクリームショップ、ファミリーレストラン、ファストフードなどのメニューにも登場。ついにはコンビニデザート化するなど、猛スピードで波及していきました」

 

―― すごい……。でも、いち雑誌が取り上げただけで、そこまで広がるものですかね?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「きっかけは『Hanako』でしたが、ここまでのブームを巻き起こした背景は他にもあります。

まず、“チーズケーキ”の仲間であり、“ムース”の一種であったことが大きい。チーズケーキは70年代に大ヒットして以来、洋菓子界に君臨してきましたし、ムースも80年代後半から流行していました。それまで日本人は粘りのあるものやハッキリとした食感のものに親しんできたため、ふわふわした食感のムースはとても目新しいものだったんです。

チーズケーキというヒット商品の系譜であり、なおかつ新鮮な味わいのティラミスは、流行るべくして流行ったといえるかもしれません」

 

大量生産を可能にした疑似チーズ「マスカポーネ」

 

―― そうか、ティラミスってチーズケーキの仲間だったんですね。ふわふわ感ばかりが頭に残って、チーズの印象は薄かったです。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「本来は北イタリア産のマスカルポーネというチーズで作ります。ただ、当時はかなり高価なうえ、日持ちも悪いので、大量生産は不可能とされていました」

 

―― でも、ファミレスからコンビニから、大量に生産されたんですよね?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「マスカルポーネの代わりに『マスカポーネ』という名の疑似チーズが使われたんです。ティラミスブームが訪れる前年の1988年7月に不二製油という会社が開発しました」

 

―― 不二製油、すごい先見の明ですね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「同社は元々ニューヨークで流行っていたティラミスに目を付け、マスカポーネを開発したのだと思います。そして、全国の洋菓子店を対象に“ティラミス・キャンペーン”を打っていた最中に『Hanako』の特集号が発売されて、注文が怒涛の勢いで押し寄せた。

マスカルポーネの3分の1のコストで作れ、なおかつ保存期間も倍以上。この発明があればこそ、安く大量にティラミスを製造することができたわけです。そして、メガトン級の大ヒットへとつながりました」

 

―― さまざまなヒットの要因が全てタイミングよくカチっとはまって、巨大なムーブメントになったわけですね……。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「あと、名前の語感もかわいいですよね。ティラミス。覚えやすいですし。あの糸井重里さんも『ウケると思いました。名前がテトリスに似てるから』と言ったとか」

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―― ティラミス以降、新しいお菓子が「いきなり流行る」現象がやたらと起きた気がします。「チーズ蒸しパン」とか「ナタデココ」とか「パンナコッタ」とか。全部すごく唐突でしたけど、あれってやっぱりティラミスの影響が大きいんでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「はい。菓子・外食業界およびメディアは“ポスト・ティラミス”を躍起になって探し回りましたから。その結果、90年代はまさにスイーツ時代になりましたよね」

 

―― 「スイーツ」という言葉が浸透し始めたのも、その頃からですよね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「便利な言葉ですよね。老舗の羊羹も、コンビニの菓子パンも、トレンドを競い合うあらゆる菓子類を全て一緒くたに括れるわけですから。どんな出自のお菓子でも、『スイーツ』と言い換えた瞬間から新しく感じさせる威力があります」

 

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▲ちなみに、ナタデココはフィリピンの特産品。当時は大手商社が一斉に現地へ買い付けに走ったという (※写真はイメージです)

  

日本人は「ファッションフード」が大好き?

 

―― 畑中さんは著書の中でイタめしやティラミスといった流行りのグルメを「ファッションフード」と総称しています。改めて、ファッションフードとはどういったものなんでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「味そのものよりもファッションとして、流行の洋服や音楽などと同じ次元で消費される食べ物のことです。特に外来の食べ物ですね。節操なく新しいものを求めてきた日本の食文化への愛と皮肉をこめて『ファッションフード』と名付けました」

 

―― おしゃれなものを食べている体験そのものが楽しい! みたいなことですかね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「今、盛んに『モノ消費からコト消費』、つまり体験が重要だといわれていますよね。でも、食べ物に関してはとっくの昔にコト消費とか“物語消費”にシフトしていました。

たとえば、1971年にマクドナルドの日本一号店が銀座にオープンした時、なぜ若者が熱狂したか。銀座四丁目という場所でハンバーガーを立ち食いするという新しい体験、それを皆で共有するのが楽しかったわけです」

 

―― 格式高い銀座でハンバーガーを立ち食い。当時の感覚からすると大人は眉をひそめそうです。でも、そういう反逆精神みたいなものも相まって、イケてる行為だったんでしょうか。まさに、ファッションですね。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「純粋な美食行為ではないですよね。もちろん味も楽しむんですが、それ以上に参加したい、体験したいっていう欲求のほうが強い。

考えてみれば、文明開化の時代の牛鍋ブームだって、ファッションフードといえるでしょう。味どうこうより、牛鍋という新しい食べ物を牛鍋屋で食べてみたい。体験としての面白さとか、時代の最先端にふれて気分がいいとか、そういうことだったんじゃないでしょうか」

 

―― 確かに、日本人は新しもの好きですね。未だに新しい食べ物、特に「日本初上陸のスイーツ!」とかはやたらと有難がられます。表参道とか恵比寿には毎年なにかしらが初上陸している。

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plainでも、ティラミスのような社会現象は二度と起きないかもしれませんね

 

―― やはり、あれはバブル期ならではの熱狂だったのでしょうか?

f:id:g-gourmedia:20180521172149j:plain「世の中全体が浮かれていましたからね。それに、昔はみんなが右向け右で流行を追いかける時代でもありました。雑誌の全盛期で、特に『Hanako』のようなトレンド情報誌はものすごく売れていた。その影響力はすさまじく、同誌で特集されたお店には確実に行列ができていましたから。

インターネットで各々が好きなものにアクセスできるようになった今では、ひとつのものにあれだけの興味関心が注がれる現象って起こり得ないんじゃないかな」

 

***

 

消費意欲と好奇心を持て余したバブリーさんたちによって担がれ、いきなり時代の表舞台に引きずり出されたティラミス。ティラミスブームとは、バブルが生んだ悲しきモンスターなのかもしれない。いや、べつに悲しくもモンスターでもないが。

 

筆者のようなロスジェネ世代、いわゆる「失われた10年」に社会へ出た人間はバブルをつい斜めに見てしまう節があるのだが、コンビニでおいしいティラミスが食べられるのもまた、そんなバブルのおかげなのである。

 

おまけ:ファッションフードの歴史年表

さて、最後に畑中さん監修のもと、日本のファッションフードの変遷を年表にしてみたのでご覧いただきたい。

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1970年代は日本におけるファッションフードの成立元年。1969年の飲食業100%資本自由化によりマクドナルドをはじめとする外国資本のファストフードがドドドっと来襲。大阪万博で世界中の未知なるグルメに初遭遇し、クールで新しい食べ物「カップヌードル」も爆誕した(※当時は新しくておしゃれな食べ物、という打ち出し方だったらしい)。

雑誌『non-no』『an・an』が相次いで創刊し、ともにファッショナブルで可愛いグルメを啓蒙。アンノン族と呼ばれた女の子たちを中心に、チーズケーキ、クレープ、オムレツなどがブームに。

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1980年代は「飽食の時代」。高級レストランで数万円もするフレンチのコースを食べる贅沢な大学生がいっぱいいたそうな(※現代と感覚が違いすぎて、思わず昔話口調にもなる)。

フランス料理ブーム、エスニックブーム、飲茶ブーム、激辛ブームなど 、さまざまな食ブームが起きては消えた。食がファッションとして消費されることへのアンチテーゼ、と作者が語ったという『美味しんぼ』も「究極」が新語大賞をとり、巷のサラリーマンの間で食のウンチクをひけらかす「美味しんぼごっこ」が流行るなど、空前のグルメブームの波にのみこまれていく。そして、バブル到来とともに「イタめし」が最強のファッションフードへ君臨する。

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※年表作成:周東淑子(やじろべえ)

 

イタめしブームを追い風に、日本全土を巻き込むティラミスブーム到来。以後、「ポスト・ティラミス」としてさまざまなファッションスイーツが出ては消える。この流れは現在もなお続いており……今はなんだ、パンケーキとかか。

 

なお、畑中さんの著書ではこの前後の時代も含め、より深く広くファッションフードを考察している。とてつもなく面白いので、ぜひ読んでほしい(2回目)。

 

「イタめしといえば」な「イル・ボッカローネ」

 

プロフィール

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榎並紀行(やじろべえ)

1980年生まれ埼玉育ち。東京の「やじろべえ」という会社で編集者、ライターをしています。ニューヨーク出身という冗談みたいな経歴の持ち主ですが、英語は全く話せません。
> ツイッター: Twitter (@noriyukienami)
>ホームページ:やじろべえ

ジンギスカン250円、焼肉280円!池袋「コグマヤ」の焼肉+キャベツだれは信じられないほど安くて美味しい

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こんにちは!ライターの佐藤樹里と申します。

 

みなさんはどんなときに焼肉を食べますか?

給料日、お祝い、とにかく肉が食べたいとき!いろいろあると思いますが、安くて美味しいに越したことはないですよね?

 

なんと、池袋にはジンギスカン250円~、焼肉280円~と格安でうまい肉を存分に楽しめるお店があるんです!それが「コグマヤ」というお店。クマの焼肉があるのでしょうか……?

このコグマヤ、大衆居酒屋のようなワイワイした雰囲気もあって、グループはもちろん、ふらっと寄って一人焼肉も楽しめるのです。さっそく行ってきました!

 

名物ジンギスカンが破格の250円で度肝を抜かれた

活気ある声とともにお店に一歩入ると、ホッピーケースに板を渡したテーブル。昭和な雰囲気が懐かしくてエモいですね。

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注文方法は、メニューをみながら机においてある紙に記入するそう!

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このスタイル、頼み過ぎてしまうやつですね。

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しかし、メニューがとにかく安い。しかもメニュー名からすでに美味しそうすぎて悩みます……。

「こってりジンギスカン」はどんなこってりなのか気になりますし、250円ってとにかく安いな!!!「新鮮レバー」は絶対に美味しそうですし、「焼肉屋の特製煮込み」とか間違いなく美味しそう……!

 

 

悩んでいると、

「うちのオススメはジンギスカンですよ!」 

と、きさくで元気な店員さんがオススメを教えてくれました!焼肉屋のジンギスカン!気になってました!!!!

 

名物のジンギスカン、さっそく登場!

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こ、これで250円……!?

肉厚でしっかりと量もあり、1人前と思えません。

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ジンギスカンというと、私の中では鉄板にくっついてしまう薄っぺらなお肉(失礼)という印象があったのですが、こちらのジンギスカンはご覧の通り分厚いお肉で私の常識を見事に覆してきました。

そこにあるのは、ただただ食欲をそそるジューシーな匂い。

 

こちらのお店、独特なのが肉につける「キャベツだれ」。最初にお通しとして出てくるキャベツ&たれを肉につけるんです。キャベツだれは食べ放題!お肉にたっぷりつけてOKです。

甘めでさっぱりとしたタレに千切りキャベツが入っていて、これをお肉と一緒に食べると美味しすぎて止まらなくなるんだとか。

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壁にキャベツだれの美味しい食べ方が書いてあります。どれどれ。

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「肉が焼けるまでの間、ヘラでキャベツを潰す!」

ほほーう!ガシガシ、キャベツを潰していきましょう!

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もんじゃで使うヘラを使ってキャベツを細かくします。焼肉屋さんで出会うとは。こんな使い道もあるのね!と関心しつつ刻んでいきます。 

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はい、そうこうしているうちに、ジンギスカンが焼けてきております。肉汁の食欲そそる香りで溢れています。

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うおーーー!焼き色が少しついて美味しそう!

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先ほど作成したキャベツだれをお肉にのっけて、お口にイン!

うーーーん!しっかりした噛みごたえで、お肉を漬け込んでいた甘辛ダレと羊肉の旨味が噛むほどに溢れ出てきます。

そこに、甘めの多少酸味のあるタレとさっぱりシャキシャキとしたキャベツが、まぁ信じられないほど美味しいのって。いくらでもお肉を食べられるキャベツマジック! 

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薬味のパクチーをのせても間違いなしです!

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パクチーと羊肉の定番組み合わせ、美味いに決まってる!

さっぱりとした味に、パクチー独特の香味野菜の味が加わり、味に深みが増していきます。

まだまだお肉、食べましょう!

 

こちらも人気!下町ホルモン(味噌)。この量でなんと420円……!

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左上から時計周りにチレ・テッポウ・チゴラ・シロ・ガツの5種類!

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一気に焼いていきます。

ホルモンってちょっと焦げてるぐらいが美味しいと思うのは私だけでしょうか?しっかり焼けるし、カリッとした食感も味わえて一石二鳥だと思うんですよね。

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肉の脂が輝いている~~~!全体的に照りっ照り!美味しそうすぎ……。

そして見た目通り、美味しかったです!個人的には、左手前のチレがレバーっぽい口当たりで、なのに臭みも全然なく、めちゃ美味しかったです!

これらホルモンを、またキャベツだれでいただくのですが、ここにある秘密兵器を投入するとさらに美味しいとのこと。 

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粉唐辛子を3ふり、

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すりおろしにんにく1杯。

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この後引く絶妙なブレンドは一度食べたらハマります……!

にんにくの香りに食欲をそそられまくり、唐辛子のピリッとした味で舌から脳へ刺激を与える……最強コンビでした。

ぜひ後半に味変したくなったら試してみてください。

 

自分で作るのかなり楽しい!特製つくね

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成形する前のつくねが、まんまるの卵とともにババーンとやってきました!

こちらのつくね、卵付きでなんと350円です。安い。

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まずはつくねのタネを、スプーンで4つくらいに分け、形を丸く整えて鉄板にのせます。

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だいたいピンポン玉くらいの大きさのつくねが4つできました。

もういいかな?っとひっくり返そうとしたら、店員さんから「もう少しステイで!!」とひと言!

危なかった…崩れてしまうところだった……。

私みたいな素人はすぐにひっくり返したくなってしましますが、ここが我慢の時。片面に焦げ目がつくまで触らずに待ちます。

 

あれ?焦げてるんじゃない?大丈夫?と、少し焦げが見えるくらいがベストなタイミングです。 

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トングの平たい部分を使って返していきましょう!!焼き目がちょうどいい!

 

いいですか。つくねといえば卵。

ここからが本番です。スローモーションでいきましょう。

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綺麗だ……

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出逢いの瞬間です。 

卵弾ける1秒前!

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うはーー!!!

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うはああああああああーーーーー!!!!!

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これはたまらん!!!見ているだけで美味いのがわかる!自分でじっくり焼いたジューシーなつくねと、卵とが交わる瞬間……!

軟骨のコリコリとした食感と、トローリ卵のまろやかさ、甘タレが口の中でハーモニーを奏でます。 うますぎる。

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卵だけでなく、パクチーと一緒に食べてパンチのある味にしたり、

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甘辛肉味噌をつけて、シソで爽やかな味にしたり。 

色々な顔を楽しめるつくね。何度もいいますが、こんなに楽しめて、このつくね350円です。恐るべしコスパの良さ……!

 

お肉だけじゃない!一品料理の美味しさに舌鼓を打ちまくった

お肉も、もちろんですが、一品ものの美味しさも同店の魅力!

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梅のポテサラ(350円)です。ポテトサラダには珍しいカリカリ梅が入っています。梅の爽快な酸味がほのかに香り、上にのせてあるシソの爽やかな味が楽しめます。

梅の色が広がって、全体的にピンク色になっているのもかわいいですね。

 

一口食べるとカリカリ梅のシャキシャキとした食感を感じることができます。ポテトサラダに梅?と最初は思いましたが、意外な組み合わせがおいしい!

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こちらは、絶妙なうまさのやみつきキムチ(350円)。

これ、そこらのキムチとはひと味違うんです。なんと海苔の佃煮入り!その組み合わせ、天才かよ……!

キムチの辛さと、佃煮の旨味と甘さが見事にマッチしてます。辛いキムチが苦手な方でも、佃煮の旨味のおかげか、辛すぎないキムチになっているので、美味しく食べられると思いますよ。まさにやみつきキムチです。

 

お酒は究極レモンサワー(450円)を注文!凍ったレモンがグラスを占領しています。 

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レモンが氷の代わりにもなるので最後の最後まで、薄まることなく、キンキン状態とフレッシュなレモンの味わいを楽しめますね。

お肉だけでなく、お酒から一品料理まで、心おきなく味わえるのが素敵です!

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ごちそうさまでした!

 

大衆焼肉コグマヤ、どこにあるの?

池袋西口から徒歩1分の駅近なところにあります。

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光輝く提灯に、大きくコグマヤと書いてあるのですぐわかります。

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のれんに大きく描かれた「大衆焼肉」の文字とクマのイラストがかわいいです。そういえば、クマの焼肉はありませんでした。

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お店の外には○ァブリーズも!これで帰りの電車で匂いを気にしなくてOKです!ありがたい!

 

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2階席もあり、カウンター席があるのも魅力的なところ。

筆者が来ている間にも何人か一人焼肉を楽しんでいるお客様もいました。最近では女性の一人焼肉も増えてきたそうな! 

 

確かに大衆焼肉と書いてあるにもかかわらず、一人で来ても落ち着くのは、お店の雰囲気やスタッフの皆さんの活気や心遣いがあるからだと思います。

みんなでワイワイするのもよし、一人焼肉で明日への活力を蓄えるもよし!

安くて美味しくて元気になるそんな大衆焼肉コグマヤに一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

紹介したお店

r.gnavi.co.jp

 

著者プロフィール

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佐藤樹里

 

水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン・カナダへ約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て独立。現在はスポーツイベント開催、アスリートへの栄養講座、栄養個別サポート、低糖質で高タンパク質の“食べるプロテイン”レシピ作成などを行う。

アスリートの明日とDREAM(夢)を叶える!アスドリファクトリー代表。

 

[オフィシャルブログ] http://asudorifactory.com

[twitter] http://twitter.com/jurijapan1

 

(編集:河瀬璃菜)

 

大好きな井の頭線沿いに隠れた中華名店を発見 【久住昌之の「途中めし」第13回「土鍋餃子専門店」】

吉祥寺と渋谷を結ぶ、井の頭線が好きだ。

ボクは吉祥寺から乗ることが多く、始発駅だから、急行でもたいてい座れる。

通勤時間に利用することもまず無いから、車内はのんびりした空気が流れている。

東京の他の私鉄は、今やほとんどが地下鉄と相互乗り入れしているが、井の頭線は、淡々と渋谷と吉祥寺間を往復しているだけだ。そのせいかわからないが、どこかローカルなムードが漂っている。

途中駅も、下北沢と明大前は、それぞれ小田急線・京王線と交差しているので、繁華街のある大きな街だが、その他の駅は降りても、駅前がこぢんまりしている。その感じもやはり少し田舎っぽくて、好きだ。ボク自身が田舎っぽいということだろう。

 

例えば、好きな駅のひとつに、浜田山がある。急行の通過するローカル駅だ。

でもボクは時々、都内からの帰りに、途中下車する。午後仕事が早めに終わった時、わざわざ行くこともある。

浜田山の駅前は、道が広いのに車通りが少なく、個人商店が並んでいて、のんびりしている。

前はその駅前通りに「浜の湯」という銭湯があった。2013年に廃業されたのが、本当に残念でならない。何度も行った銭湯だ。

午後4時、開いたばかりの浜の湯に入って、ぶらぶら歩いて駅前の本屋「さんさんサンブックス浜田山」で立ち読み。雑誌を1冊買って、飲み屋に行ってそれを開き、明るいうちからビール、という流れが最高だ。

そんな時行くのは「かのう」という居酒屋。ここがシブい。

雰囲気、値段、ツマミ、みんな好きだった。〆鯖なんかがちゃんとおいしい。

古いけれど、歴史があるとか文士が通ったとか、そういう店では無い。近所の酒好きに愛される、小さな大衆居酒屋の典型。週末など、早い時間からおじさんたちが赤い顔をして楽しそうに飲んでいる。ところが最近、この店も閉店してしまった。

「浜田山の巨星、落つ」の悲しいニュースだった。

大好きなラーメン屋のひとつ「たんたん亭」も、駅のすぐそばにある。

ラーメン好きにも人気の店だけど、ローカル駅のせいか、昼以外なら並ばないで食べられるのが嬉しい。

ここのラーメンは、お腹を空かせて入ると、店の中の匂いに空腹感と食欲がグーンと上がる。そしてその前のめりになった気持ちに、キッチリ答えてくれるハッタリのない真面目な1杯なのだ。ああ、今食べたい。

たんたん亭でも、食べ終わったら、やっぱり向かいのさんさんサンブックスで立ち読み。この店は本のセレクトが独特で、いつも知らない単行本をつい買ってしまう。買った本を井の頭線の各駅停車で読みながら帰るのも、たまらなく楽しい。

 

駅の両サイドに踏切があり、この踏切もいいローカル風景を見せてくれている。

とくに吉祥寺側の踏切は、車の通れない狭い踏切で、夕方なんかなぜか切ない気持ちになる。

どこもここも高架線にして、車や人が待たないで通れるようにすればいいというものでも無い。

踏切を待つ心のゆとりがある生活がいい。

浜田山は、車が通れない踏切のおかげで、駅前がのんびりしているのだ。

他にも、おいしい蕎麦屋が何軒かと、おいしいカレー屋、昔ながらの喫茶店もある。それらが固まってでなく、ポツリポツリとある感じも、都心とは違う空気を作っている。

 

土鍋餃子専門店…って何なの?鉄鍋ならわかるけど

いきなり浜田山のことを長々書いてしまったが、今回はそんな井の頭線の、途中駅から途中駅に歩いて、その途中で何か食べようという話になったのだ。

現在、井の頭沿線に住んでいる編集者女のオススメで、西永福の土鍋餃子専門店が候補に上がった。

土鍋餃子専門店。土鍋餃子。なんだろうそれは。鉄鍋餃子はわかるが、土鍋でどうする、餃子。しかもその専門店。しかもめっぽう安いらしい。そこにしよう。

永福町から歩き出し、西永福でそれを食べて、浜田山まで歩こうというコースに決まった。

 

待ち合わせの永福町改札に行くと、すでに編集者男女はきていた。

早めに着いた編集者男は、駅周辺をぶらついてきたようで、

「いやー、初めて降りましたが、いいですねぇ!空が広くて。なんか感動しちゃった」

永福町、空、広いっけ?そんな印象、ボクは全然無いが。

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永福町駅から北にのびる永福通りの空。やはり広いかぁ

駅のそばには有名なラーメン店「大勝軒」がある。1年中、いつも店の前に客が並んでいる。

同じく有名な池袋の「大勝軒」と、名前は同じだが全然違うラーメンらしい。話には聞くが、どちらもボクは行ったことがない。

永福町の大勝軒は、すごくおいしいそうだが、普通のラーメンでも麺がふた玉分くらい入っているそうで、少食のボクはそれだけで、もう一生行けないだろうとあきらめている。自分の食人生も終盤な感じが、ちょっとサビしいがしかたない。

駅からすぐ井ノ頭通りがあり、井の頭線と平行に走っている。編集者女が、井ノ頭通りを下れば、店はそこから少し入ったところなので、そこを行きましょうと提案した。

ボクは細い道をクネクネ歩きたいな、とぼんやり思っていたのだけど、いつも車でしか通らないこの辺の井ノ頭通りを歩いてみるのもいいか、と考えを変え、彼女に従った。

そしたら、意外にも。よさそうな飲食店が並んでいるので、少し驚いた。

ピザとナポリ料理の店。

なんだかお洒落なカフェ。

ちゃんとしてそうな個性的な居酒屋。

京王バスの営業所があって、周りに高い建物が無いために、ターミナルの上に青空が広がっていた。編集者男のいう意味がわかった。そういうことか。高層マンションなどがほとんど無い。

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2階の「喫茶 地球儀」。名前がいい。よく見たら窓に「ナポリタン350円」と書いてある。それは安すぎる。どんなものだか食べてみたくなる。

ある焼肉屋のショーケースには、サンプルが一皿も無くて、A4のコピー用紙に1枚2品ずつぐらいずつ、料理と値段をプリントアウトしたメニューが、一面に貼ってある。真っ白でスカスカで、やる気があるのか無いのかわからない。

カレーとデリカの店「BOTA ALTA」もなんだか気になる。カレーには弱い。

その隣の居酒屋らしき店も、なにやら只者ではなさそうな気配。両店準備中だが。

入ってみたいような店が、こんなにあるのか。

なんだよなんだよ、永福町、いつの間にか、こういうことになっていたの?

2階の古そうな鰻屋「佐原屋」も魅力的だ。かなり年代物の暖簾の向こうが、引き戸でなく、いきなりコンクリートの階段という唐突なアプローチもそそる。

ネパール伝統家庭料理の店もおいしそうだが、入口のスープとナン?的なものの大きな絵が、雨のためか絵の具がものすごくタレ流れていて、現代芸術っぽい。わざとだろうか。いや、「なっちゃった物件」だろう。凄みがある。

井ノ頭通りからちょっと入ったところには「永福体育館」という、区立の体育館もあった。ちょっとモダンな建築だ。

 

そうやって感心していたら、もう西永福の駅入口に到着。近い。

4時半に待ち合わせして歩いてきて、まだ5時までずいぶんある。

西永福の駅前にもごく小さいながら商店街があり、おいしいかもしれない手打ち蕎麦「ほん多」(店名が信頼できる感じ)、たぶんおいしいパン屋「こもれび」があった。

「理性寺」というなんだか怖いような名前の寺もあった。寺のある街には歴史もあるということだ。こんなに地味でも、新興住宅地ではないのだ。

店まで戻って、もう一度看板を見る。

「土鍋・餃子」と書いてある。

ナカグロ「・」が入っているじゃないか。土鍋と餃子は別?

その下に「安くて、美味しい専門店」と書いてある。日本語として少し変じゃないか?

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う~ん、外観はそんな美味しそうに見えないけど、意外!

入口横にメニュー写真がたくさん載った大きなパネルがある。

そこにはタイトルのように「土鍋餃子」と書いてあった。ナカグロ「・」無し。が専門店とは書いてない。

最上段に、数種類の餃子の写真があった。

その下にピータンとか青椒肉絲とか海老チリとか、よく見る中華一品料理があり、下段の方に「酸辣土鍋面(黒酢サンラータン麺)」というのがある。「土鍋」という言葉はこの一品にしか使われていない。その取っ手の一つある白い器は、たしかに薄手の土鍋に見える。

そして、同じ器に入った料理は「豚バラ肉の旨煮」など6品ある。これらも書いては無いが、土鍋料理ということなのか?

しかし、餃子と土鍋の間には、深くて暗い川がある、じゃなくて、たくさんの料理が挟まっている。餃子は皿にのせてある。

店の脇の道沿いにもメニュー写真パネルがあり、こちらには「土鍋餃子」に続けてすごく小さな字で「専門店」と付いている。

結局、店名は正式にはどうなんだろう?と思ってインターネットで検索したら、しっかり「土鍋料理専門店」と書いてあった。だがそれに続く屋号は、無い。「土鍋料理専門店」という店名なのだった。普通それはサブタイトルでしょ。「土鍋専門店ニシエイ」とか。

わけがわからない。

 

5時になったので、入店。

広めの店内に当然我々3人だけ。奥のテーブルに陣をとる。

メニューを見る。結論的にいうと、餃子と土鍋料理が「売り」の中華料理店だった。

「結局、いろいろちょっとずつ間違ってるんですよね」

と、この店が好きでよく来ている編集者女は笑った。

 

たしかに間違っている。土鍋餃子という料理は無い。餃子の専門店でも、土鍋の専門店でもない。

しかし、驚くべきは値段だった。驚くべき安さ。

メニューの一番最初に出ている「やみつき餃子」は、なんと5個190円。

「おつかれセット」というのがあり、生ビールに、前菜と、選べる一品と、やみつき餃子で、1,000円!3品と生ビールで1,000円はスゴイ。

まずはこれを1人分注文。選べる1品は豚肉もやし炒めにした。

 

あと360円の生ビール2杯と、単品でたたき胡瓜190円、じゃが芋シャキシャキ和え190円、チーズトマト餃子480円を注文。

ここまでで3人で3杯6品で2,580円。1人860円。値段設定これでいいのか?

 

おつかれセットの生ビールは単品と同じジョッキだった。乾杯。

ぐーっと飲んで、ジョッキを置いたら、どんどんお客さんが入ってきた。

若者男性客3人グループ。女子高生ぐらいの子と母親。若いカップル。中年男性ひとり客。小さな子供もいる4人家族。あとからユダヤ人ぽい男と金髪でタトゥを入れた男の外国人二人客も来た。

人気店なんだ、ここ。正直言って、店の見た目は、全然そんな風に見えない。

編集者女によると、某街歩き番組で、この辺の店がたくさん紹介されたが、ここはなぜかスルーだったそうだ。画面映えしない店構えではある。

やみつき餃子が出てきた。おいしい。190円、やっぱり安い。少し小ぶりだが、ボクは、餃子は小ぶりが好きなので、むしろうれしい。

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むちむちで小ぶりの餃子。これで190円っていいんですか?

おつかれセットの前菜は、蒸し鶏の甘酢あんかけで、前菜というにはしっかりした量だ。豚もやし炒めは普通に1皿。全部、普通においしかった。この値段で普通においしければ、誰も文句は言えない。

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セットだから量少なめ、なんて全然ないのが嬉しいなあ

ジャガイモのシャキシャキ和え、大好き。これは随分大人になってから知った料理だ。こういうジャガイモの使い方があったかと、中華料理にあらためて感心した。

チーズトマト餃子は、赤っぽくてやみつき餃子と皮も包み方も違う。おいしかった。

叩き胡瓜。生のきゅうりを、ビール瓶などでぶっ叩いて荒くバラバラにし、塩とニンニクと少量のごま油で和えたような一品。これも大好き。もっとニンニクがガンガンに効いていてもうまい。

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小奇麗にスライスしてない胡瓜の美味しさがよく味わえる

おいしい。こういう中華料理が出る店に入ったのも、大学生になってからだ。しかも年上の誰かに連れて行ってもらって。

父は仕事がらみで行ったことがあるとは思うが、母は専業主婦だったから、円卓のような本格中華料理店なんて、ほとんど入る機会がなかったと思う。

 

安くて檄ウマの料理を楽しむうち、また昔の記憶に囚われる

家で出た中華料理は何があっただろう。

餃子は、買ってきたり皮から作ったりしていた。

シューマイも時々出た。揚げシューマイもよく弁当に入っていた。あれは冷凍を揚げたもんだろう。

一品料理は酢豚ぐらいしか思いつかない。

あ、麻婆豆腐的なもので、ほとんど辛くないのがあったような気がする。

チャーハンはよく食べた。でも今思うとおよそ中華料理的ではなく「焼きめし」という感じだが、大好きだった。

自分のうちで醤油に漬けて中まで茶色くなったニンニクを使うのが特徴。これを薄くスライスしたのと、塩とネギだけで作る。鰹節も少し入っていたかもしれない。

卵は入れない。肉も入ってない。ネギは千切りをたっぷり。

あのチャーハン、おいしかったなぁ。全然油っぽくなくて、見た目から何から全然中華じゃない。ニンニクの醤油漬けの味はよかったんだなぁ。今でも口の中に味を思い出せる。

 

さらに実家で食べなかった中華料理を頼む。

干し豆腐の和え390円。これも大好き。サイドツマミによい。

黒酢豚680円。単に黒酢を使った酢豚、と思ったら、思った以上に黒い料理だった。なんの黒だろう?でもうまかった。

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う~ん…すっこし味濃いかナ。お酢をかけて戴きます

飲み物は紹興酒に変えた。5年ものボトル。1,200円。ほとんど酒屋の値段だ。

 

ザーサイ190円も頼もう。ザーサイは10年ぐらい前、すごくおいしいのを食べてから、さらに好きになった。

土鍋餃子専門店のは、味は普通だったが、白髪ネギとキュウリの千切りと白ゴマを混ぜてごま油で和えてあった。190円とは思えない仕事ぶり。

 

ザーサイといえば、子供の頃は、桃屋の瓶詰めの「搾菜」が時々食卓にあった。これも結構好きで、ご飯のおかずによく食べた。

桃屋の「根菜」ってのもあったな。味、覚えてない。今も売っているかな。

桃屋の花らっきょう。今も好き。

桃屋の江戸むらさき。小さい頃は本当によく食べた。「何は無くとも江戸むらさき」というキャッチコピーを、子供心に確かにそうだと思った。それさえあればご飯が1杯食べられた。

我が家は昔、桃屋にずいぶんとお世話になっていたんだな。

 

実家ではラーメンもよく食べた。もちろんインスタントラーメン。

小学校6年の時、大阪万国博覧会があった。

その時「♪出前一丁食べて食べて万国博へ行っこっう」という「出前一丁」のCMが流れていた。出前一丁の空袋5枚集めて送ると、毎週ペアで何組とかを万国博にご招待というキャンペーン。

空前の万博ブームで、ボクもガイドブックも買って、全部のパビリオンの名前が言えた。

家族の協力のもと、出前一丁を一生懸命食べて、何度か応募した。

だけど、もし当たったら、ボクはお父さんと行くのか、お母さんと行くのか、心配で不安だった。留守番する方はかわいそうだし。この時弟の心配は全然しなかった。残酷な兄。

ペアで、というのをちょっと意地悪だと思ったが、1枚だけで当たっても、ボク一人では大阪なんていう遠方に、乗ったことのない新幹線で行けるわけがないから、それはそれで困るなぁ、と布団の中で余計なことを考えたりしていた。

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結局当たらなかったから、ボクは万博へは行かなかった。

 

万博が終わった途端、ウチで食べるラーメンは「サッポロ一番」になった。出前一丁は好きだったけど、万博用ラーメンだったのだ。

とはいえ「ごまラー油」というものを初めて食べたのは「出前一丁」だ。できたものにかけるだけで、格段とおいしくなるので軽く感動した。 

当時は土曜日、学校から帰ってのお昼は、サッポロ一番に、豚バラの入った野菜炒めをどっさりのせたものを、母が作ってくれた。サッポロ一番は醤油、味噌、塩と3種類あるから飽きない。今でも好き。時期によって、好きな味のブームがあった。ちょっと前までは塩期長い。今また味噌。

「チャルメラ」もたまーに食べた。小学校の時、授業中にそのCMの「♪明星チャルメラおいしいなあ」というのが頭の中にリピートして、困ったことを覚えてる。覚えてるってことは、何回もそれがあったんじゃないだろうか。

 

中華料理からの実家の食生活の話は、どうも貧乏臭い話ばかりだ。

でも実際に貧乏だったんだからしかたがない。でもその頃のことを思い出すと、なんだか楽しいのだ。なんともおいしそうなのだ。どうしてだろう。

 

黒胡麻チャーハンに四川マーボをかけて、これで締めだァ

さて、いつの間にか紹興酒のボトルは2本空いていた。

締めに、黒胡麻チャーハンと、四川マーボ豆腐を頼んだ。もう値段はいいや。

これは編集者女のオススメの組み合わせで、このチャーハンに麻婆豆腐をかけて食べるのがおいしいんだそうだ。

黒胡麻チャーハンは、そのままでもプチプチした食感が混じっていておいしかった。

でもこれにマーボ豆腐をかけると、確かにおいしかった。

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この黒光りするチャーハンにマーボをぶっかけてっと!

マーボ豆腐が辛過ぎないのがよかった。この店は全体的に味付けがしょっぱ過ぎないのもいい。近年、外食の塩っぱいのがダメになってきた。塩っぱいのに敏感になったというか。塩がいらなくなってきたんだろう。

酔ってたので、忘れていたが、これを書くために写真を見たら、マーボ豆腐のみ土鍋に入っていた。すっかり土鍋のことを忘れていた。

あんだけ食べて飲んで、会計は3人で税込7,615円だった。編集者男女はレモンサワーみたいなのも挟んでいたし、やっぱり驚異の安さだ。混むのも当然だ。それが西永福なんていう駅の駅前にあるのがまた面白い。

中華料理というのは、1皿の量が多いから、3人以上いないとつまらない。そして3人以上いるとたくさん頼みたくなって、結局すごく高くつく。しかも食べきれない。ここは全部食べられた。

お腹いっぱいで気持ちよくなった3人は、今度は線路の反対側に行って、住宅街の夜の道を浜田山に向かった。

寒くも暑くもない春のいい夜だ。ほろ酔いそぞろ歩きの楽しさよ。

住宅地の夜は静かだ。ボクらも静かに歩く。

カーテンを閉めた窓から漏れる明かりの中で、家の人たちは何をしているのだろう。

テレビを観てるのか。お茶を飲んでいるのか。宿題をやっているのか。

家という家の中に、外から戻ってきた人たちがいて、まだ寝る時間では無いから、起きていて、なにかしている。でも数時間後にはほとんどの人が、布団の中で意識を失うのだ。

 

街外れの古いバーの前を通り過ぎ、浜田山駅の南側の線路脇の細い商店街、はまなん横丁を歩く。

古いお茶屋があって、天ぷら屋があって、鍼灸院があって、クリーニング屋があって。

こういう個人商店の集まった街が好きだ。でも今はみんなもうシャッターが閉まっている。

古い店の2階に住んでいる老店主は、風呂に入って、飯を食って、ゴロンとしているのか。

マンションもあるけど、せいぜい3階建てだ。高層マンションはもはや好きじゃないので、いいなと思う。

居酒屋の「かのう」もこの通りにあった。開いていれば、この晩ももちろん入っただろう。

 

そして最初の方で書いた、浜田山駅の西側の小さな踏切のそばの、その名も「ふみきり」という、初めて入る小さな居酒屋に入った。

近所に住むと思われる若者たちが、楽しそうに飲んでいた。

井の頭沿線、やっぱり好きだな、と思った。

 

今これを書きおわろうとしたら、急に実家で食べた中華料理に、もう一品好きなのがあったのを思い出した。

ワンタンスープだ。

これは大好きだった。スープは鶏ガラを使って時間をかけて作られた、透き通ったものだった。食べる直前に、具のひき肉が少なめなワンタンを入れる。あとは刻みネギくらいしか入ってない。

これを、スープ皿によそって、スプーンで食べた。

ワンタンがスープと一緒にヘロヘロと口に入っていくのが、なんともうれしくておいしくて、何杯もお代わりした。

でもその横には、お茶碗に入ったご飯と、ナスやキュウリのぬか漬けがあるわけで、へんてこりんな夕飯だ。


  

紹介したお店

TEL:03-3325-9960
営業時間:11:30~15:00、17:00~23:00
無休 

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

著者プロフィール

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文・写真・イラスト:久住昌之

漫画家・音楽家。
1958年東京都三鷹市出身。'81年、泉晴紀とのコンビ「泉昌之」として漫画誌『ガロ』デビュー。以後、旺盛な漫画執筆・原作、デザイナー、ミュージシャンとしての活動を続ける。主な作品に「かっこいいスキヤキ」(泉昌之名義)、「タキモトの世界」、「孤独のグルメ」(原作/画・谷口ジロー)「花のズボラ飯」他、著書多数。最新刊は『ニッポン線路つたい歩き』。

 

前回までの途中めしはこちら

r.gnavi.co.jp

えっ、これがカツオなの…!? 愛媛のみで流通する幻のカツオ「びやびやかつお」が衝撃の美味しさ

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こんにちは。さすらいの畦道ライダー、四国案内人の林ぶんこです。

カツオといえば高知が有名ですが、実は四国一のカツオの水揚げ量を誇る港は愛媛県の西南、愛南町の深浦漁港なんです(高知県のお隣でもあります)。

そして愛媛・愛南町は高知以上にカツオがウマい場所として、全国のカツオ通の間では地味に有名なのですよ。愛南町周辺の海は太平洋の黒潮と豊後水道がぶつかり、1,000種類もの海の生物がいるとされる日本有数の豊かな漁場。そこで水揚げされたピチピチ獲れたて、超絶旨いと言われるカツオ界のスーパースター「愛南びやびやかつお」を求めて、愛媛・愛南町「ゆらり内海」へ行ってまいりました!

 

異次元の旨さ!「愛南びやびやかつお」とは?

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(提供:ゆらり内海)

 「愛南びやびやかつお」とは、釣ったその日のうちに水揚げされた獲れたてのカツオで、カツオの漁場が近い愛媛県・愛南町ならではの鮮度を追求した究極に旨いカツオのことです。

ちなみに、「びやびや」とは愛南町の方言で、「包丁が入らないほど新鮮で弾力がある」という意味です。

 

愛南町の深浦市場が四国一カツオの水揚げ量が多い港である、ということはあまりメジャーな情報ではないかもしれません。

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(出典:マニアックな品揃えが最高だ…!日本中からとことん旨い魚が集まる銀座「羽田市場」の立ち飲みで豪遊してきた

しかし!日本中から旨い魚が集まる東京・銀座「羽田市場」のホワイトボード(上記写真)にもしっかり、南宇和郡(愛南町)カツオと書かれていました。カツオは高知だけじゃないんです!

 

そんな愛南町の「愛南びやびやかつお」。魚の品質はもちろん、処理のコンディションや時間など、厳しい管理基準をクリアした極上のカツオだけに冠せられるのです。

そのため、出回る本数がかなり少なく、なかなかお目にかかれないため、幻のカツオとも呼ばれています。

「びやびやかつお」を名乗れる時間も限られており、釣り上げた次の日までがタイムリミット。おのずと出荷できる地域も限定され、愛南町以外の地域では滅多に出回っていません。

また、食べられるかどうかはその日の水揚げ状況次第。本場の愛南町に行っても、その日になってみないとわからないんです……!幻のびやびやかつお、いったいどんな味なのでしょうか?

 

これが本当のかつおの味だったのか…!

幻のびやびやかつおを求めてやってきたのは、愛南町須ノ川にある「ゆらり内海」。

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松山市内から約2時間のドライブで到着します。2時間かけても来る価値大!希少なびやびやかつおはじめ、愛媛の美味しい幸がたくさん味わえる店です。

それだけでなく、看板に「湯」と書いてあるとおり、お風呂にも入れちゃうのです。最高すぎる!

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▲「愛南びやびやかつお 本日 入荷しています。」の文字。今日は食べられます!

 

さて、これがウワサのびやびやかつお。入ったばかりです。 

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見た感じは普通のカツオとの変わらないような。いったい、どう違うのでしょう……?

 

触った瞬間にびやびやはわかります。包丁の入りが全然違うんですよ。弾力があるので包丁が重いんです。普通のカツオに比べると断然切りにくいですね」と、板さん。

なるほど、新鮮さゆえ、弾力が普通のカツオとは全然違うんですね。

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じゃーん!これがびやびやかつおのお刺身!(びやびやかつお御膳 1,880円)

きめ細かく脂がのったきれいな赤身で、見るからに美味しそう~!

では、さっそくいただきまーす!

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え、これがカツオ!?

一口食べて衝撃です。カツオとは思えない、ねっとりしたやわらかーい濃厚な味わい。カツオの概念が変わるほど、衝撃の美味しさ!

この柔らかさ、その一方でぷりぷりとした歯ごたえもあります。この脂がのった濃厚な味は魚っていうより肉に近いかも……?マグロのトロ?いやいや、マグロよりクセがなくてさっぱりしている……しかし濃厚な味わい。

私の貧弱なボキャブラリーでは表現しきれません……。

これはぜひ食べてみてください!!カツオなのに、普通のカツオとは全然違います。異次元のカツオといえる美味しさなんです!

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こちらはびやびやかつおのたたき。ぷりっぷりの食感がたまりません!(びやびやかつおタタキ御膳 1,980円)

刺身もたたきも、普段食べているカツオとはまったくの別物!これは愛媛まで来る価値が大いにあると思いますよ……!

 

全身トロの高級魚「スマ」も食べられます

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そしてゆらり内海では、全身トロと例えられる高級魚「スマ」も食べられます(媛貴海炙り刺身御膳 2,300円)。

スマはマグロの大トロに近い脂乗りが特徴の魚。非常~~~に美味しいのですが、数が少なくてめったに市場に出ないため、これまた幻の魚と呼ばれている高級魚です。

愛媛県ではこのスマの養殖に成功。重さ2.5キロ以上のものを「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」というブランド名で数年前より市場に流通させています。養殖魚といっても流通量が少ないので、食べられる場所はまだ少ないそうですが、今年からは東京あたりでも出回り始めたそうですよ。

ホントにこれは、マグロの大トロの味がします!「マグロのトロです」と言って出されたとしても、普通にトロの味がするのでトロだと思って食べちゃう。

 

今回はカツオもスマも、いずれも御膳にしましたが、もちろん単品でも注文できますよ。

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御膳にすると、天ぷら、小鉢、ごはん、味噌汁がつきます。

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味噌汁は南予の味の麦味噌汁。昆布とカツオだしに麦の味噌、と他県から来た方にはめずらしい味です。

 

※びやびやかつお、媛貴海は希少魚ですので、提供の可否はその日によって変わります(要問い合わせ)。

 

ヒオウギ貝、鯛、地豚など愛媛の幸がいっぱい!

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これは愛南町の特産品のヒオウギ貝の刺身(540円)。カラフルな貝殻が工芸品などで使われる貝ですが、中身もちゃんと食べられます(わさびがのっているのも小さなヒオウギ貝です)。

見たところはホタテ貝に似ていますが、ホタテより味が濃くて甘くて、美味しい~!

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ヒオウギ貝の浜焼き(460円)。貝の甘みがたっぷりでこちらも絶品でございます。

 

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地元の小学生が考案したという、地元産の真鯛と大葉をフライにして玉子でとじた「タイレッ丼」(860円)。

名前の由来は愛南町のキャラクター 「愛南ぎょレンジャー」の「タイレッド」 からだそう。さっぱりしたカツ丼みたいで、これまたウマい!

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食べ始めたら箸が止まらない「甘とろ照り焼き丼」(980円)。名前のとおり、甘みがあってとろーっとした食感が特徴の愛媛のブランド豚「愛媛甘とろ豚」を使っています。

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他にも、ヒオウギ貝と真鯛などを使ったブイヤベースや、 

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生息域が日本では数か所しかなく珍重されている海藻の「ひろめ」や「サツキマス」(淡水に生息しているものは「アマゴ」として知られる)など、愛南町ならではの海の幸も楽しめます。

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愛南町には全国でもめずらしい、ここだけにしかないというものが集まっています。グレープフルーツみたいな「愛南ゴールド」の蜜を集めたはちみつ「金の蜜」は、柑橘の味がほんのり感じられるさわやかな蜂蜜で、ここでしか売られていません。これまたマストでお持ち帰りください!

※ちなみに、「嵐」というのは隣の宇和島市にある地区の名前。某アイドルグループとは関係ありませんので、あしからず。

 

松山からの日帰り旅行に最適!愛南町須ノ川「ゆらり内海」 

松山からたった2時間のドライブで、希少な美味しいものがこーんなに集まっている愛南町へ来られちゃいます。

愛媛に来て愛南町に来ないのは、外国の方が日本に来て富士山を見ないで帰るのと同じくらい損!ぜひ「ゆらり内海」に来て、半日くらいはのんびりしていきましょう!

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(提供:ゆらり内海)

ゆらり内海には宇和海の潮湯(海水を使ったお湯。保温効果が高いそうです)が楽しめるお風呂もありますし、なんてったって入浴料はたったの500円(大人)。

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向かいの海は「日本の渚100選」のひとつ、足摺宇和海国立公園の須ノ川海岸です。

ここ、すごいのは、岸からスグの場所にサンゴが群生しているんですよ!四国なのに亜熱帯の島にいるような海の中をシュノーケリングで簡単に覗けます。青く澄んだ宇和島の海、きれいですよ~。

もちろん周辺にはダイビングスポットもいっぱいありますので、高知の柏島まで行かなくても十分きれいな海が楽しめます。

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「ゆらり内海」と「須ノ川海岸」の間にある緑地はキャンプ場になっていて、デイキャンプなら無料で利用できます(泊まる場合は1人300円 / 泊の清掃協力費が必要)。

 

この夏は愛媛・愛南町「ゆらり内海」にぜひ行ってみて下さいね!

 

紹介したお店 

ゆらり内海
〒798-3703 愛媛県南宇和郡愛南町須ノ川286
850円(平均)700円(ランチ平均)
TEL:0895-85-1155

 

ゆらり内海の目の前にある公園についてはこちら

須ノ川公園管理事務所
TEL:0895-85-0200
愛南町公式ホームページ/ 須ノ川公園

プロフィール

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林ぶんこ

相棒エストレヤと四国の畦道や山道をトコトコするさすらいの0850(オバハン)ライダー。

ブログ:四国トコトコ
Twitter :@tepo11734

                             
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