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熟成魚vs新鮮魚の食べ比べが旨い!コスパ抜群の三宮「鯛之鯛」は魚好きの極楽浄土かもしれない

まいど憶良(おくら)です。

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熟成肉ならぬ、熟成魚が食べられるお店があると聞き、兵庫県は神戸市にやって来ました。

 

目指すは三宮駅の「鯛之鯛」というお店です。

 

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阪急三宮駅からも5分程度で行けますが、地下鉄三宮駅からだと改札を出てすぐ2階です。

 

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地上に上がってすぐ右手のこのドア。

新幹線に乗って神戸へ来た人なら、そのまま地下鉄で三宮まで出て直ぐに飲めますね。

 

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店内には生け簀もあり。

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私を食べてとアピールしています。

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綺麗な店内。

そして席も50席と余裕のキャパシティです。

 

 

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憶良 : 鯛之鯛って、変わった名前ですね。

店長さん : 鯛之鯛っていう骨があるんですよ、カマの部分に。

鯛の形に見える柔らかい骨なんですが、江戸時代から財布に入れて持ち歩く人もいるくらい、縁起物として人気のあった骨なんです。

この縁起物の骨にあやかって、当店に食べに来てくださったお客さんにも幸せになっていただきたいという気持ちを込めて、鯛の鯛という屋号を使っています。

憶良 : 確かに、美味しい物を食べるとそれだけで幸せになれますよね。

 

熟成魚と明石昼網の新鮮魚が両方食べられる!

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さて、この店の自慢は明石昼網の新鮮な魚。

 

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店長さん : 魚は夜のうちに獲られたものが早朝に競りに出て、そこから各地に配送されるというのが常ですが、明石の昼網と言うのは朝獲った魚を昼に競りに出すため、より新鮮な状態で魚が食べられるんです。

 

 

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そしてもう一つ、鯛の鯛最大の特徴と言えば、この熟成魚。

魚も時間を置くことで旨味成分のイノシン酸が増え、美味しくなるんです。

 

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ただ、熟成させるには温度管理などがかなり大変で、また熟成度合いを見極める目が必要となるため、提供できる店は少ないのが現状です。

 

熟成魚vs新鮮魚の食べ比べ!

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店内には、こんなお勧めメニューが。

「お造り盛り合わせ」580円。

熟成魚と新鮮魚を食べ比べできる…!

熟成魚VS新鮮魚

これは楽しみです。さっそく注文させていただきました。

 

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突き出しと、お造り用の塩、ポン酢、醤油。

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まずはビールで乾杯と行きましょう。

 

突き出しから頂きます。

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茄子の煮びたし。

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クラゲの酢の物。

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そして乾杯っ!

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大根を食べていると、待ちに待ってたお造り盛り合わせが到着しました。

 

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お待たせしました、お造り盛り合わせです。(写真は2人前)

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熟成魚の食べ方、お勧めは塩。

ワサビのみ乗せて、醤油なしでもイケるという事でした。

まず食べたのは熟成せさたマグロ。

もっちりした食感と、ねっとりと舌に絡む旨み。

やみつきになる人が続出と言うこの味。

流石です。

 

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今日盛り合わせに入っていた熟成魚はマグロとマナガツオ。

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マナガツオは普通の刺身にするのも難しい魚です。

採ってすぐに処理しないと刺身に耐えなくなってしまうんですが、これを熟成させたのがこちら。

その歯ごたえはもちもちっとして、しっとり、という感じ。

旨味も当然アップしています。

熟成魚の特徴はこのもっちり感と、魚によってはふわっと香りが立ってくる事。

うん、これは旨い。

なんでもかんでも熟成させて美味しくなるものではないのだそうですが、他にも金目鯛、のどぐろ、石鯛など熟成させると旨みがどんっとアップする魚は多いと言います。

 

焼いても、刺し身でも旨さは確実にアップしたものが食べられますので、何度も足を運んで頂いて、その日によって変わるお勧めの熟成魚を楽しんでいただければ幸いです。との事でした。

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もちろん昼網の新鮮魚の刺身も美味しいっ。

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ワサビと醤油で

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コリコリとした食感の

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新鮮な刺身を頂きます。

この日は明石鯛、スズキ、ハマチ、シマアジというラインアップでしたが、これもその日に獲れた、厳選されたいわゆる「その時のいいもの」が入りますので新鮮魚も日替わりで楽しむことができます。

 

驚異の原価120%…大丈夫なのか?

これだけのネタが入って、一人前580円という値段。はたして大丈夫なのだろうか?

 

店長さん : 結果から言います、大丈夫じゃないです。

原価率で言うと120%くらいでしょうか。

いや、まぁ、でもいいんです。

まずは熟成魚の美味しさを知ってもらう事が大切だと思っています。

 

そのために、結構捨ててしまう店も多い魚の骨部分を骨せんべいにして、お安く食べて頂くことであったりとか、刺身として出しにくい尻尾部分とかも工夫して食べて頂くことでまぁ、全体的には利益を出せるように頑張っています。

 

 

熟成魚以外も旨いぞ!

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続いては人気メニュー「サーロインのウニ乗せ」です。

 

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胡麻油の風味香る特製のタレがかかっていました。

レアなサーロインとウニ。旨いもんと旨いもんの足し算ですので、これが不味かろうはずがありません。

お口の中でとろけ、ウニの味が口の中にふわっと広がります。

 

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一緒に発注した焼き岩ガキが焼きあがるのを待つ間に、明石ダコのレア唐揚げを頂きました。

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刺身でイケる明石のタコを中がレアな状態に揚げましたという一品。

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噛むと芯の方から

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じゅわっと旨味が出てきます。

 

日本酒ファンなら興奮間違い無しの隠し酒メニュー

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日本酒のメニューも

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充実しています。

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さて、お酒をいただきましょう。

定番からお勧めの日本酒、獺祭(だっさい)。

獺祭は山口の旭酒造が造るこだわりの酒です。

酔うため、売るための酒でなく、味わうために造ったお酒。

そのフルーティな味わいに、ファンも多いんです。

もう一杯は隠し酒メニューから。

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珍しい、変わったお酒はありますかというリクエストで出てきました、

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玉川アイスブレーカー。

京都京丹後の木下酒造が造る、純米吟醸無濾過生原酒はロックで飲むのが美味いという変わり種の日本酒

氷が解けるにつれ、アルコール濃度と味が無限に変化していくというお酒。

なるほど、初めての味わいです。

 

鯛之鯛では日本酒のラインアップも豊富です。

定番メニューから隠し酒メニューと数あるお酒の注文に迷ったら、こんな肴に合うお酒を、というリクエストにも、逆にこんなお酒を飲みたいので、それに合う料理を、という注文も出来ます。

 

天ぷらは一品99円というハイコスパ

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天ぷらも注文してみました。日本酒にもビールにも合う天ぷらは、オーダーしてから揚げてくれるので熱々を食べられるのが嬉しいですね。

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アスパラも通常のスーパーでよく見かけるアスパラより太くて美味しいです。

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マイタケも、

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アボカドも、ふんわりホクホクとして旨い。

新玉ねぎは甘みも充分でした。

これで1品99円はお得ですね。

 

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牡蠣好きにオススメ 赤穂の焼き牡蠣

さて、じっくりと時間をかけて焼きあがってきました、赤穂の牡蠣。

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播州赤穂坂越産の牡蠣は、通称一年牡蠣と呼ばれています。
穏やかで波の少ない坂越湾には良質の植物性プランクトンが豊富にいるため、通常2~3年かかって育つところ、1年で出荷できる大きさになります。

ぷりっとふっくらしているのも特徴。

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これを楽しむための飲み物は、ビールと、最後にもう一杯飲みたくなる酒というキャッチフレーズのお酒、雁木(がんぎ)。

獺祭を飲んだら是非これもと飲んで欲しいという雁木も、山口のお酒です。

雁木のラインナップには純米酒しかないのだとか。

副原料として醸造アルコールを加える本醸造も伝統的な酒造りの技法。

だけども米という素材そのものの可能性を引き出すことに打ち込みたい。

そして、活性炭素で酒を濾過することも必要としないくらいの完成度を目指して酒造りに向き合っている、と豪語する八百新酒造株式会社魂の一杯。

ビール、お酒は毎回固定の物があるとは限りません。

逆に言うと次に来た時にはまた違ったものが味わえるかも、という楽しみ方も出来ますね。

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焼きあがった牡蠣にキュッとレモンを絞って、

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まずはチュッと、牡蠣からあふれ出したエキスを。

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そして一気にパクッと頂きました。

いやいや、お酒に合いますねぇ。

 

締めメニュー「いくらと海鮮の玉子かけ丼」は宝石のような輝き! 

締めにお勧めは、これも不動の人気メニュー。

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いくらと海鮮の玉子かけ丼。

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見てください、この輝き。

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真ん中の玉子を割って

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いくらに絡めながら食べます。

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いくらに埋もれている魚と、わさびも一緒に食べるのが大変よろしいです。

これは旨いっ!

 

いやぁ、ご馳走様でした。

 

今回ご紹介したお店は平日でもすぐに満席となる人気店です。

確実に食べるにはご予約がお勧めです。

 

紹介したお店

熟成魚と明石昼網 鯛之鯛
住所:兵庫神戸市中央区中山手通1-4-2 Uライン三宮ビル2F
TEL:050-3466-2252

r.gnavi.co.jp

フェイスブックもチェックを!

https://www.facebook.com/revaluestainotai/

 

プロフィール

憶良(おくら)  :  元ゲームプランナー、元ゲームプロデューサー。

ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。

休日は高速道路を使わずに名古屋から鳥取あたりの温泉に行って浸かり、道中や行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込むと例え深夜に帰ったとしても料理する。

その際食べ歩きにも積極的と、食に対してはかなり貪欲。

「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に悪いことを考える人はいない。」という持論を持っている。

ブログ:

 

愛媛・宇和島の養殖本マグロ「だてまぐろ」が感動的な美味しさだった!

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こんにちは。美味しいものを求めて嗅覚をコンパス代わりに畦道、山道を徘徊するさすらいのライダー、四国案内人の林ぶんこです。

四国と九州の間にある豊後(ぶんご)水道のほぼ真ん中に、平安時代の海賊、藤原純友の島として知られる日振島(ひぶりじま)という島があります。そしてあまり知られてはいませんが、実はこの島の沖ではものすごーく美味しい極上の本マグロが養殖されているんです!

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その愛媛県産ブランド鮪「だてまぐろ」についてご紹介します。東京方面で「だてまぐろ」を食べられるお店も紹介していますよ~!

 

【はじめに】場所をおさらい

今回は「だてまぐろ」を養殖している辻水産に協力いただいて、実際の釣り上げにも同行させていただきました。この記事の舞台となるのは、主に下の4カ所。

1番:「だてまぐろ」を養殖している「辻水産」
2番:養殖いけすまではここから出発!「蒋渕矢(こもぶちや)が浜」
3番:マグロ養殖の基地「日振島(ひぶりじま)」
4番:絶品「だてまぐろ」をいただける「海鮮居酒屋がいや」

宇和島市の沖合28kmにある日振島へは、宇和島港から渡船が高速船、普通船と1日1便ずつ出ています。日振島の有明(あこ)港までは高速船で1時間弱、普通船なら約2時間半の船旅です。

ですが、今回は日振島へ上陸をするのではなく、島の沖合にある本マグロのイケス取材。宇和島市内から車で30分ほど走り、ギザギザの三浦半島一番奥の蒋渕矢(こもぶちや)が浜という小さな船着き場から漁船に乗って、マグロのもとへ向かいます。 

 

船に乗ってマグロの養殖基地・日振島へ

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宇和海へ細長く突き出た三浦半島の一番先端にある蒋渕矢が浜の船着き場。このあたりの海は宇和島市内から見る宇和島湾内の海の色とは全く違います。リゾートのような青い空に青ーい青い海!思わずテンションが上がります~♪

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こちらの19tの漁船に乗って、日振島まで約20分の漁船クルーズに行ってみましょう! 

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宇和島の向かいにある戸島が矢が浜を守るように弓なりの形になっているため、出発してしばらくの間は穏やかな海が続きます。

↑上の写真、中央右奥にうっすら小さく見える 2つの岩、分かりますか?あそこが四国と九州の間の海、豊後水道の南限なんだそうです。そしてそこから南は太平洋となります。 

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穏やかな宇和海から戸島を過ぎ、潮の流れが速い豊後水道に出ました!

沿岸漁船としては大きめな、この19tの船でも大きな波を受け、左右に揺れることもしばしば。日振島の周りの海域は潮の流れが複雑かつ速いため、小さな船では渡ることができません。

平安時代の海賊の藤原純友や伊予水軍が日振島を住処としたのは、当時の手漕ぎの船では近付くことが難しい潮流域の豊後水道の最奥にあり、行き来できるのは高度な航海技術と大型船を持ったもの、つまり海賊や水軍だけという、うってつけの場所だったからなんですね。 

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またこのあたりは深さ120mもあり、太刀魚の群れがいるんだそう。とのことで、太刀魚漁の漁船が数隻いました。

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日振島が近くなってきました!写真右側に見える島がこれから向かう「だてまぐろ」養殖の基地、日振島です。

 

日振島は一級リゾート並に海がきれい!

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日振島を上から見ると鳥が羽を広げたような形をしており、細長くてわりと大きな島です。↑この写真の右端部分が鳥の胴体にあたり、島の中央部になります。が、残念ながらこの角度からはもう半分のウィングは見ることができません。

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島の海岸部には鯛やはまちなどの養殖イケスがたくさん並んでいるのが見えます。 

宇和島市内から一番遠くて訪れにくい島のため、沖合にある離島群のなかでも一番の秘島といえます。ロマンにあふれた藤原純友伝説が昔のままに残る島です。

島に眠る(らしい)藤原純友の財宝を探しがてら、夏場のみオープンするキャンプ場でキャンプを楽しみ、海水浴するのもいいですね。海のきれいさでいえば、知られざる一級リゾート!の日振島には、料理自慢の民宿も数軒あります。

 

本マグロ養殖に絶好の漁場、それが日振島沖

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このあたりは水深40~50m。マグロが好む15~27℃の間で水温の高い潮と低い潮が約2週間ごとに入れ替わり、本マグロ養殖にとっては絶好の漁場となっています。

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マグロのイケスは直径40~50m。1つのイケスの中で1,000~2,000匹の本マグロが養殖されています。

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マグロは回遊魚なので、イケスの中を休むことなくずっと泳いでいます。ダイビングしたらイケスの中、上から下まで一面カーテンのようになって、ぐるぐると泳ぐ大迫力の本マグロの大群を見られるそうですよ!ただし、マグロを養殖している海域にはサメが出るとのこと……!

 

マグロの餌やりは「天然と同じ」にこだわる

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こちらの直径40mのイケスには、1つにつき飼育過程にある本マグロの幼魚が約2,000匹入っています。 まずは、その餌やりの様子を見てみましょう。

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マグロの味を左右する重要な餌やり。成長過程に合わせ、キビナゴ、アジ、イワシ、サバ、イカなどを与えています。 

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この日の餌はサバ。船底の貯蔵庫より吸い上げられたサバが写真右の筒から、勢いよくイケスの中に向かって噴射され続けます。カツオほどの大きさの幼魚群が水面を飛び跳ねるようにしてパクついています。 

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宇和島藩初代藩主、伊達秀宗にちなんで名付けられた「だてまぐろ」。天然魚と同じ環境にこだわり、豆などの穀物を混ぜた飼料類は使わず生餌のみを与えて、大切に育てているそうです。また抗生物質などの薬品類も一切使っていないそうです。

 

迫力がスゴすぎ…!いざ釣り上げ現場へ

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いよいよ、大きな成魚のイケスへ行って、釣り上げの現場を見せていただきます。

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直径50mのイケス(=50mコースのプールがクロスして2つ入ってしまう…!?)なので、近寄ってみるとかなりのでっかさ! 

このイケスから一本釣りで「だてまぐろ」を釣り上げます

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餌をつけた釣り針を下ろしながら、撒き餌を撒きます。 

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海面に落ちた撒き餌を狙ってカモメが一斉に飛び立ちます。 

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海面近くにマグロが上がってきました!手前に2匹います。わかるでしょうか……?

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▲正解はここ。丸で囲んでみました。尾びれのシルエットがわかりやすいかも。

 

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おっ!?

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おおーーーっ!!

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釣れました!!!

餌と一緒に飲み込んだ釣り針から高圧電流が流れ、一瞬でマグロは動かなくなります。 

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動かなくなったマグロを引き寄せ、クレーンで吊るして、

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 船上へと移動させます。

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これが、日振島沖で大事に大事に育てられ、まるまると太った 立派な「だてまぐろ」です!

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 高級魚の「だてまぐろ」、傷をつけないように慎重に大事に降ろします。

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そして 血抜き、内臓除去などの活け〆処理を手早く行います。 

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マグロの味と鮮度を左右する大事な活け〆作業は、釣り上げから2分以内に済ませなければなりません。2人の職人が呼吸を合わせ、素早くかつ丁寧に行います。

時間を計りながら見ていましたが、作業にかかった時間は1分半弱程度で2分もかかっていませんでした!さすがの職人ワザです。

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そして、計量して船底の氷を入れた魚倉(ぎょそう)に入れます。

この「だてまぐろ」は98.7kgでした!やっぱりデカい……!立派ですね。

ちなみに、自分より大きなマグロを毎日釣り上げては、素早く活け〆処理しているカッコイイ海の男!の彼、実は今年の春に高校を卒業したばかりの18歳男子です!

彼のような若い世代の子たちが愛媛の養殖産業を受け継ぎ、美味しい魚を首都圏に送り出しています。ありがたいですね~。 

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次に釣り上げたマグロは、魚倉に入れる前に撮影用に血を落としていただきました。 

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「だてマグロ」のつやつやした色がよく分かります。

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つやつや、ピカピカ、太った大きな「だてまぐろ」。職人さんと比べるとその大きさがわかりますよね!

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この「だてまぐろ」も堂々の95kg超え!でした。立派~!!

 

美味しい「だてまぐろ」は宇和島・辻水産から全国へ

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釣り上げられた「だてまぐろ」は宇和島港近くにある加工場で、芯温が0℃前後になるまで一晩冷やされ、翌朝に出荷されます。

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写真は取材日の前日に釣り上げられた「だてまぐろ」。入念にチェックされています。

近くで見ると、ホントに大きい!横にいるのは186cmと長身の方ですが、はたから見ていると同じくらいの身長に見えます。 

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検品OKとなったマグロは箱詰め作業に入ります。 

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晴れてブランドシールを貼られた「だてまぐろ」。 

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丁寧に素早く氷詰めされ、全国へと出荷されます。

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この「だてまぐろ」も97.2kgでした。東京の築地市場へ行くそうです。

愛媛の豊後水道最奥の島、日振島沖の豊かな海で丁寧に手をかけて、元気いっぱい大きく育てられた「だてまぐろ」。引き締まった身にきめ細かく脂がのった、とろける美味しさが自慢です。脂がのっているのにしつこくなくてサッパリしているのが特徴。ぜひ一度召し上がってみてくださいね!

 

愛媛県産ブランド鮪「だてまぐろ」の問合せ先

辻水産株式会社
住所:愛媛県宇和島市住吉町3-1-1
TEL:0895-24-6161

 

また、関東方面で宇和島直送の美味しいだてまぐろを食べられるお店を教えてもらいました!

関東方面で宇和島直送の美味しい「だてまぐろ」が食べられるお店はこちら

店名:沖寿司
住所:埼玉県吉川市中野53-1
TEL:048-984-2166
URL:https://r.gnavi.co.jp/ad5xmjwd0000/

店名:海鮮居酒屋沖ちゃん
住所:埼玉県越谷市弥生町17-1 越谷ツインシティAシティ
TEL:048-973-7696
URL:https://r.gnavi.co.jp/74v4feb40000/

店名:SUSHI & SAKE いぶき東京駅 TEKKO avenue
住所:東京都千代田区丸の内1-8-2
TEL:03-6268-0063
URL:https://r.gnavi.co.jp/3j3cmuag0000/

店名:鮨處八千代 四谷総本店
住所:東京都新宿区荒木町1
TEL:03-3357-1561
URL:https://r.gnavi.co.jp/g292100/

 

豪快な解体ショーも!「だてまぐろ」を食べられる「がいや総本店」

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宇和島市内で「だてまぐろ」が食べられるお店のひとつが、こちらの海鮮居酒屋「がいや総本店」。“がいや”とは宇和島方言で “すごい!”という意味です。

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こちらのお店では、毎月第3水曜の午後7時から「だてまぐろ」の解体ショーが行われます。前日に釣り上げたばかりの新鮮な「だてまぐろ」を味わうなら、ぜひ時間を合わせて行ってみましょう。

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この日の解体ショーに使う「だてまぐろ」は54.7kg。先ほど紹介した、100kg近くあるマグロを見た後では小さく感じてしまいますが、解体ショーで使われるものは通常45~55kgの扱いやすいサイズのものです。とはいっても、55kgですよ!男性の店員さん2人がかりで「だてまぐろ」を動かします。

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まずお腹の部分の切り込みから出刃を入れ、解体していきます。 

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さすがの職人ワザ!あっという間にきれいな断面でカブトが切り落とされました。

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各部位に「だてまぐろ」がどんどん切り分けられていきます。板さんが持っているのは柔らかそうな色をした背の部分です。

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切り分けられたばかりの「だてまぐろ」の腹の部分。見ているだけでとろけそう……そそられる大トロの色とツヤです。

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解体ショーの日と次の日のみメニューに載る「だてまぐろ」の赤身、中トロ、大トロの三種盛り(1,280円)。

赤身でも柔らかくて、まるでトロのよう。舌にのせて上あごで押すだけで、マグロの身がとけていきます~♪大げさでもなんでもなく、この三種盛りを食べるのに歯は必要ありません!(笑)

大トロもしつこくなく、何枚でも食べられそうなさっぱりした極上の旨さです!まぁ、さすがに「何枚も」となるとお財布が……ごにょごにょ。

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こちらも解体ショーメニューの「だてまぐろ」の三貫盛り(580円)。手前は脂の乗った大トロ!居酒屋レベルのお寿司ではない本格的な握りです。

がいやではもちろんマグロ以外にも美味しいものがもりだくさん。こちらは有名な愛媛名物!

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ビールのお供にピッタリな宇和島じゃこ天(450円)です。本場のじゃこ天は香ばしくて絶品!プリップリ、ふわっふわ感が違います!

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〆に食べたいのは、日振島の藤原純友の海賊衆が食していたのがルーツと言われる「宇和島鯛めし」(850円)。海賊たちが酒盛りをした茶碗にそのまま飯を盛り、醤油をたっぷりたらした鯛の刺身をのせて食べたのが始まりなんだそう。

宇和島鯛めしも日振島由来なんですね。

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ホカホカご飯に、歯ごたえのあるプリップリな鯛、甘いうまダレ醤油……たまらない美味しさです。 宇和島に来たらぜひぜひぜひ、お試しを!

 

店名:海鮮居酒屋がいや総本店
住所:愛媛県宇和島市中央町1-1-8
TEL:0895-25-0003
URL:https://r.gnavi.co.jp/ryg7293k0000/

 

美味しい「だてまぐろ」を紹介してきました。愛媛でマグロというのはあまりイメージがなかったかもしれませんね。東京でも食べられますが、本当に美味しいのでぜひ愛媛に来て食べてみてほしいです!海も空もきれいですし、マグロ以外にも美味しいものがたくさんありますよ~!

 

 プロフィール

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林ぶんこ

相棒エストレヤと四国の畦道や山道をトコトコするさすらいの0850(オバハン)ライダー。

ブログ:四国トコトコ
twitter :@tepo11734

賢者は敗北に学ぶが、愚者は敗北に浸る……「ドーハの悲劇」生き証人・清雲栄純が語るオフトJAPAN

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「ドーハの悲劇」という言葉は広く知られているだろう。

だがそのドラマ性があまりに強烈だったため

最終予選に至るまでのストーリーはなかなか振り返られない。

 

日本は決してアジアの強国ではなかった。

まだワールドカップに出たこともなかった国が

なぜ残り17秒というところまでたどり着けたのか。

 

ハンス・オフト監督は何を重視していたのか。

どうやって選手を観察したのか。

そしてなぜ日本はその後強くなることができたのか。

 

ドーハでの食事やスタジアムの時計はどうだったのか。

そして世界への扉が閉ざされたとき何を思ったのか。

当時のコーチだった清雲栄純氏に話を聞いた。

 

清雲氏の資料がいつか日の目を見てほしいと思う。

そうすれば日本サッカーの足跡はもっとくっきりするはずだ。

四半世紀近く経ちながら今でも学ぶべきことは限りなくあった。

 

 

突然だったオフト・ジャパン入閣

オフト・ジャパンのコーチになった以降のことは、詳細にメモしてずっと取ってあるんですよ。カタール・ドーハのホテルの部屋割りや、ホテルの中の様子なんかもメモとして残っています。

 

今ではありえない事ですが、全チームが同じホテルの同じ棟に宿泊していました。日本チームはスタッフが9階、選手が8階にいて、別棟に確保した食堂兼ミーティングルームになっていた部屋は7階でした。食堂兼ミーティングルームの部屋の横にはテーブルサッカーや卓球台が置かれていて、キッチンは通路を挟んで部屋の反対側です。

 

同じ階には韓国のチームの食堂兼ミーティングルームもあってね。エレベーターを降りて私たちは右、韓国は左でした。韓国の選手やスタッフに会っても目を合わせないようにしていましたね。

 

そのときのワールドカップ予選は、1次リーグが日本ラウンド、UAEラウンドという2つの国で行われ、最終予選はカタールでのセントラル方式でした。そのUAEラウンドから日本代表はシェフを同行していたんです。ハンス・オフト監督は食事をものすごく大事にしていましたね。

 

ところがUAEのときは試合の前後ぐらいしか食事が用意できませんでした。ホテルの厨房の使用許可がおりなかったんです。だからドーハの時は、自分たちのキッチンを用意してもらいました。そして国内で日本代表が定宿にしていたホテルのシェフさんに同行してもらったんです。

 

カタールでは朝、昼、晩と毎食バイキング形式の食事が用意されていました。納豆などは持って行けたのですが、米なんかは現地に持ち込めなくて、日本人好みの米を現地で探してもらったりしていました。それから食材は現地の商社や現地の人たちが集めてくれていましたね。バイキングでは地元の食べ物もありましたけど、日本食も用意してもらいました。試合の前には炭水化物をベースにした、サンドイッチやおにぎり・うどん・そばなどの軽い食事ができるようになっていましたし、試合の後も回復できるような食事を用意してもらっていました。

 

オフト監督が就任したのはワールドカップ予選の1年前の1992年でした。そのとき、ちょうどJリーグが始まるということで、有力な指導者は監督やコーチとしてすでにチームが決まっていたと思います。当時の私はコーチをやるつもりなんか全然なかったし、力もないというのは自分でわかっていて、ジェフユナイテッド市原を立ち上げたら実家に帰ろうと思っていたんです。実家は寺で、私は長男だったので、檀家さんたちにお願いしてサッカーをやらせてもらっているようなものでしたから。

 

私は高校時代までラグビーもサッカーもやっていました。ラグビーは強くて花園まで行きましたね。学校のラグビーの先生からは早稲田大学や同志社大学を勧められて、実際大学の先生にまで会っていました。

 

でも、サッカーの高校の先生からは「サッカーをやっていると海外に行けるし、いろんな経験ができるぞ」と勧められていました。サッカーはできるはずがないと思ってたんですけが、先生から「将来はどうするのか」と聞かれたので、「田舎に帰ってきて寺を継ぐのでそのために勉強もしなければいけません」と答えたら、「法政大学に行ったらサッカーも勉強もできるぞ」って説得されて。それでサッカーを選んだんです。

 

その後、日本代表にも入ったけど何もできなかったですね。もうちょっとボールを止めたり蹴れたらよかったんですけど。でも、ヘディングは釜本邦茂さんに教えてもらったんですよ。私はヘディング強かったんですけど、タイミングの取り方は釜本さんに教わりました。

 

代表の練習で2人1組のを作るとき、余っていたら釜本さんも残ってたんです。みんな怖くて釜本さんと組みたがらなくて。パスがずれると、釜本さんは「オレは取りに行かない」っておっしゃるので(笑)。それでいつも2人組む感じになりました。

 

ヘディングで競る練習をしていたら、釜本さんが「お前の競り方では簡単に勝てない。もっと助走を斜めからつけて、腕をうまく使え」って。すごく理論だって教えてもらいました。

 

釜本さんは落下地点に入るのが上手いんです。それで私はいつも体をピッタリ付けてたんですけど、釜本さんはグイグイ押してきて、競らせないようにしてくる。だから、「競る前は相手が来ても離れろ」と。「自分で落下地点を見極めながら、真後ろじゃなくて斜めから片足ジャンプで競れば、お前のジャンプの力ならそう負けるはずはない」って。たぶん、あのヘディングの強い釜本さんから極意を教わった人はほとんどいなかったでしょうね。幸運でした。

 

ただ、その当時の代表合宿は旅館でしたからね。僕たちの試合前はラーメンとおにぎりですよ。監督はそれでも戦えるって。

 

現役生活10年を終え、古河電工サッカー部の監督を7シーズン・副部長を務めた後に会社の仕事が一区切りついたら、そろそろ故郷に帰ろうとしたときに、日本代表の強化責任者だった川淵三郎さんから呼び出されたんですよ。オフト監督が来ているなんて知らされなくて行ってみたら、川淵さんから「お前、手伝いをしてくれ。まさか断るわけじゃないだろう?」って言われて。そこにオフト監督もいて、「一緒にやろう」って言われて。そのときの写真です。

 

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(提供:清雲栄純氏)

 

食事の席順でわかる選手からの信頼

日本代表の合宿は最初、結構ピリピリしました。セレクションみたいなキャンプからスタートしましたから。その最初のミーティングで作ったルールは、

「アイ・コンタクト」

「トライアングル」

「サポート・ディスタンス(サポートの距離)」「サポート・アングル」「サポート・タイミング」

「チェンジ・リズム」

「チェンジ・サイド」

「スモール・フィールド」

「アグレッシブ・タックリング」

「リスタート」

「ビー・ケアフル・オブ・ニュー・GK・ルール(新GKルールに注意)」

でした。

 

オフト監督は、規律がしっかりした人でした。たとえば朝は必ず選手たちと握手をするんです。最初の浜松のキャンプでは選手の状態を知りたいということで、夜22時までロビーにいようと決めてました。誰が出入りするかとか、誰と誰が仲がいいかとか。そういうのをチェックするんです。それで22時30分になると監督が部屋を見てこいと言うんです。それで部屋をまわって、寝てるかとか起きてるかとか、休んでるかとか、そういうことをチェックしましたね。

 

ミーティングのときは、準備のために1時間前にミーティングルームに行ってました。当時は模造紙に字や図を書いたのですが、選手の目線に合わせるために、後ろにいる私を立たせ「見えるか」と確認させていたりしました。集中させるためにイスの並べ方にもこだわっていましたね。

 

食事を取るときの机の配置は「コ」の字型でした。その真ん中にオフト監督と私たちスタッフがいて、あとの席は自由です。自分たちの位置からはすべての選手の食事が見える。それがポイントでした。そして私たちは選手を見ながら食事をするんです。

 

食事のときは先に私たちが座っていて、そこに選手が入ってくるんです。オフト監督は私に「私たちの近くに座る選手は私たちを信頼している」という話をしていました。ラモス瑠偉は最初、一番遠いところにいたんですよ。それが最後はすぐ近くにいるようになりましたね。

 

あとはどんな食べ方をしているか、チラチラ見ながら食べていましたね。何を食べているかとか、食が細くなっていないかとか。カズ(三浦知良)はいつもしっかり食べるんですよ。ゴン(中山雅史)なんかはそれにつられてしっかり食べていました。食事の取り方も競争みたいになっていましたね。ちゃんと食事が取れないと、いいパフォーマンスができないということがわかったので。

 

食事の量がコンディションのすべてではないのですが、ベースであるのは間違いない。カズは本当にバランスよく食べるんです。そこは本当にすごかった。ラモスの食は細いんですが、体質かもしれないんですけど、エネルギー効率がよくて試合で落ちないんです。ラモスは小まめに守備をするわけじゃないんだけど、危険察知能力が優れているから、危ないときには50メートルぐらい返ってきてスライディングしたりする。そういうゲームを読む能力というのはすごかったですね。

 

食事は「いただきます」から「ごちそうさま」まで全員一緒です。食べ終わっても自分の部屋に帰らない。だから食堂の滞留時間が長いんです。そしてその部屋には自分たちや相手のビデオを流したり、戦術を書いた紙が貼ってある。選手はどうしてもビデオや紙を見ざるを得ないんです。カズはよくビデオを見てました。

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 (提供:清雲栄純氏)

 

オフトはいつもカツ丼ばっかりだった

オフト監督はすべてがものすごく計画的でした。そしてわかりやすかった。あの1992年がなかったら1993年はなかったですね。

 

6次キャンプまでやって、そこから予選に臨もうという計画でした。そこがしっかり構築されたので、最終予選のドーハまでつながったと思います。7月にオランダでチーム作りをしっかりやって、8月にユベントス戦を2試合戦った後に北京のダイナスティカップに臨み、10月の広島アジアカップというところまで細かなプランが出来上がっていました。

 

だけど、ダイナスティカップのころはみんな疑心暗鬼でした。当時は代表への注目度は低くほとんど取材に来てなくて、北京にはたしかメディアは2人しかいなかったと思います。

 

あのチームでの一番うれしかった思い出は、やっぱりそのダイナスティカップに優勝したときですね。北京のメディアは「日本は4チームの中での評価は低く、日本は一番下だろう」という記事が出ていたのに、ずっと勝ち進んで行きましたから。

 

初戦は韓国戦だったんです。試合前に相手選手のリストがロッカールームに届くと、オフト監督がそのメンバー表をいきなり破いたんですよ。「韓国の選手のことは忘れろ!」って。

 

第2戦の中国戦のときには、「後半になったら観客がみんな日本を応援するぞ」って言って、そのとおりになりました。マジックじゃないですけど、選手のパフォーマンスは試合ごとによくなっていきましたね。

 

決勝で韓国をPK戦で下して優勝し、世間の見る目が変わりましたね。中国に行く前と帰ってきてからは、チームの評価が大きく変わりました。

 

そして私たちは、実は広島のアジアカップでも苦戦するだろうけれど優勝するだろうと思っていたんです。ホストカントリーだし、それまでの積み重ねもあったので。

 

あのとき、高木琢也を使うかゴンを使うかという選択がありました。高木はそれまで結果を出してなかったし、足首を痛めてた。私は控えの選手を見ていたのですが、ゴンはすごく調子がよかった。私はゴンじゃないかと思ったんです。

 

ところがオフト監督が言うんです。「高木はどこの選手だ?」「日本の選手だ」「いや、そうじゃない。広島の選手だ。ここは広島だ。だから賭けではない。必ず彼は仕事をするはずだ」って。

 

それで監督は高木を呼んで「お前は最高のストライカーだ」って話をしたんです。暗示かけるみたいなもんですよ。それで決勝のサウジアラビア戦は高木のゴールで1-0で勝ち、優勝することができました。

 

それからは僕たちが思う以上に注目されました。でもプレッシャーはなかったんですよ。オフト監督が明るい人だったから。

 

日本サッカー協会も、ものすごく協力的でした。最終予選のドーハに向けての代表チームからの要望は、「チャーター機」「ホテルでの専用のキッチンとミーティングルーム」「シェフ」だったんです。それを全部協会は飲んでくれました。

 

あのときの代表チーム、メディア、ファンとはいい関係だったと思います。チームだけじゃなくて、メディアやファンを含めてみんなファミリー的でしたね。スペイン遠征のときはメディアの人たちと一緒にポーカーやったりもしましたしね。今はもうできないですよ。

 

テツ(柱谷哲二)はそのスペイン遠征に病気で行ってないんですよ。だから、向こうからファックスを送りました。当時はメールなんてありませんからね。私は「ラモスは相変わらず飛ばしすぎる」とか、今のチーム状況なんかを書いて。一番下にオフト監督もメッセージを書いてましたよ。そういう雰囲気でした。

 

みんなを巻き込むという考えは、いろいろな広がりも持っていたと思います。私たちは神田小川町に日本サッカー協会強化部の使っていた部屋があり、最低毎週1回はお昼に集合して、テイクアウトの食事を持ち帰って一緒に食べ、それからミーティングをしていたんです。

 

そこに月1回は、ユース代表監督(後に五輪代表監督)の西野朗、ユース代表コーチ(後に五輪代表コーチ)の山本昌邦、ジュニアユース代表コーチの小見幸隆、ユース総監督の小嶺忠敏さんにも来てもらって、一緒にミーティングしていたんです。そういう人たちに、「代表はこうやっているからそういうのを共有しよう」って。

 

現在は五輪代表の監督に呼びかけることはあっても、なかなか下カテゴリーのスタッフまで巻き込むのは、今ではもうないかもしれませんね。監督は「私はワールドカップに連れて行くことが使命だけど、代表につながるような選手を育てる『コンティニュー』が大事だ」と言ってましたね。その礎があったから今があるんだと思います。そうそう、オフト監督はカツ丼が大好きでした。テイクアウトはいつもカツ丼ばっかりでしたね。

 

オフトとラモスは最後には一番良い関係だった

実は1993年にワールドカップ予選が始まるときの日本は、6番目の国のグループの第2シードでした。つまりアジアの中で12番目だったんです。AFCはアジアの中の12番目のチームとして日本を見ていて、そこから1次予選がスタートしたんですね。日本はまだワールドカップに行ったことがありませんでしたから。

 

だけど日本のサッカーはJリーグがブームになってものすごく盛り上がっていました。1992年にはヤマザキナビスコカップが始まり、1993年はリーグ戦もスタートして、たくさんの観客のみなさんに見てもらっていました。

 

その一方で、実は代表選手は疲弊をしていたんです。リーグ戦ですべてを出し切っているので、キャンプに来ると野戦病院状態。戦術練習よりもリカバーがメインになっていました。代表チームに呼ぶことはもちろん戦術を理解させるというのはあるのですが、代表チームが選手を休ませる、リフレッシュさせる場になっていたという感じでしたね。

 

オフト監督はコンディションをしっかり見る人でした。昔のファイルを見ていると、選手のチェック項目がものすごくたくさんあるんですよ。そして各クラブに行ってチェックしたり、リハビリを見に行ったりということを繰り返していました。ラモスもヴェルディ川崎の練習が終わった後や休みの日に、横浜まで呼んでリハビリをしたことがあります。それをやることによってラモスと監督は、最後には一番良い関係になったと思います。

 

そんな中で、都並敏史が足を骨折したときは、本当にショックでした。オフト監督が真顔で話したことがあります。街に出て「あなたサッカーやってませんか?左サイドバック、できませんか?」ってずっと聞いて回りたいくらいだ、と。

 

それでも都並をドーハに連れて行ったのは、オフザピッチでいろんなことができるだろうと思ったからです。人の面倒を見るし、チームのことをいつも考えている。練習後の仲間のユニフォームを片付けたりとか、誰かの選手の部屋に集まって話をしていると都並は必ずそこにいる。そして自分の代わりの勝矢寿延なんかをすごくサポートしていたんです。そういう自分のこと以外をしっかりできるというのは、アイツぐらいです。

 

飛行機から降りるとき、荷物がターンテーブルで回ってくると、都並は率先して下ろしたりするんです。そういうのを見ていたので、浪花節でやっちゃいけないんだけど、こういう人間はチームに必要だって。そしてオフト監督は「ユー・アー・ノーマル」と都並に言ってたんですけど、痛み止めを打っても持つわけがないんです。

 

それでも都並は一緒に練習していました。日本は非公開練習をしませんでしたからね。もしかしたら隠さなきゃいけないことがあったかもしれないけど、日本はオープンでした。だけど他のチームはいろいろやっていました。

 

初戦のサウジアラビアは、ボランチのアミンという中心選手がケガをしているという噂があったんです。サウジアラビアも同じホテルでしたからホテルのフロントに「アミンは泊まっているか」って聞くと、前日になっても「来てない」と言うんですよ。ところが当日スターティングメンバーでしたからね。そういう情報戦という意味では、日本もスカウティングは相当しましたけど、日本の情報のほうがたくさん相手に漏れていたと思います。

 

オフト監督はドーハで不眠に陥っていたと思います。最終予選のときはほとんど寝てなかったんじゃないでしょうか。ホテルで朝起きてったら監督がコーヒーを飲んでるんですよ。「何時からいるんですか?」って聞いたら「6時から」と。「レストランのやってない時間じゃないですか」と言うと、「頼んだらやってくれた」って。

 

それくらい早く起きて、監督はメモをたくさん書いていました。トレーニングメニューだけじゃなくて、選手個々人が、どうなってるか、疲労してるとかケガしてるとか、その日のチェックリストみたいなのを作って、食事の時にチェックするんです。

 

実はUAEラウンドでは福田正博の食が細くなっていて、それで代えたというのがありました。そしてドーハではゴンの食事の量が試合を重ねるごとに落ちたんです。控えの選手で高いパフォーマンスを発揮していたんですけど、イラク戦では残り15分ぐらいにはオールアウト、つまりすべて出し切るような状態になったので、オフト監督は交代させたんです。

 

イラク戦は、相手が中3日、日本は中2日というハンデもあったと思います。そしてスタジアムに時計はありませんでしたが、私たちはすべて時間がわかっていました。

 

あの時はドイツのレフェリーで、オフト監督はドイツ語を話せるので、終わった後にレフェリーがアディショナルタイムの話をしてきたそうです。そのとき「缶が投げ込まれたからその時間を取った」とレフェリーがオフトに言ったという話を聞きました。

 

 

ドーハの悲劇を肯定してはいけない

最後のイラク戦の戦術がどの様に何が書いてあったかは、サッカーミュージアムにそのままが残っています。サッカーはどういう見方をすればいいか、負けることによって学ぶ、感じて得るというのがこの大会だったと思います。

 

私は「ドーハの悲劇」を肯定しちゃいけないと思ってるんです。

 

イラク戦が終わった後、私はチャーチルの言葉をメモに書いていました。「賢者は敗北に学ぶが、愚者は敗北に浸る」。なんでそんな言葉が出てきたのか……無意識でね……。失敗は悪いことじゃないんです。この敗戦からみんな失敗を恐れなくなった気がします。失敗しなければ、修正するチャンスはないですから。

 

実家は親戚が継ぎました。私はサッカーも「ドーハの悲劇」で戦犯なんですけど、お寺でも戦犯なんですよ……(苦笑)。

 

 

清雲栄純 プロフィール

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法政大学を卒業後、1973年に古河電気工業に入団。翌年には日本代表にも選出。引退後は古河のコーチへ転身。1984年からは監督となった。1992年には日本代表コーチ、1994年にはジェフ市原の監督に就任。その後はU-18日本代表監督、大宮アルディージャGM、ジェフユナイテッド株式会社取締役などを歴任した。

1950年生まれ、山梨県出身。

 

 

 

 

 

取材・文:森雅史(もり・まさふみ)

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佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本サッカー協会公認C級コーチライセンス保有、日本蹴球合同会社代表。

 

 

 

 

バックナンバー

「Telas&mico(テラスとミコー)」のパクチーラーメンが激ウマ!福岡・春吉エリアで見つけた隠れ家的名店

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福岡名物といえば、やっぱりラーメン!

福岡の〆といえば、もちろんラーメン!

スタンダードな豚骨ラーメン、美味しいですよね。

 

でもたまには違う味、食べたくない・・・?

 

ということで今回は、空前絶後の衝撃麺、刺激たっぷりの「パクチーラーメン」をご紹介します!

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お目当ての店は、「キャナルシティ博多」のほど近く。

福岡のなかでも、特に人気店が密集する激戦地「春吉エリア」にあります。

 

春吉橋」を目印に、川沿いの細い路地へ入ると・・・ありましたよ!『Telas&mico(テラスとミコー)』!

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「ラーメン屋とは思えないお洒落な外観」…と、思うでしょ?

その通り。ここは、ラーメン屋さんではありません!

 

英国ロンドンの超有名店、セレブ御用達レストランの「Zuma」や「Nobu」で腕を磨いたご店主が営む多国籍料理店」です。

 

福岡の業界人が足繁く通う、カオスな店

中へ入ると、カウンターはほぼ満席!しかし、2階席もあるのでご安心ください。

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「何を食べても旨い」「他では出会えない料理がある」とあって、お店はいつも大賑わい。福岡の業界人が足繁く通う店としても有名。メニューの幅も客の幅も広くて、いい意味でカオスです♪

 

1階には5、6人ほどが入れるカウンター席があり、2階には那珂川沿いに面したカウンター席とテーブル席がありますよ。

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外観と同じく、水色の壁がオシャレ~♪

雑誌や広告で活躍する福岡在住のクリエイター「イフクカズヒコ」さんの作品も飾ってありました。

 

ラーメンの前に、絶品料理を食すべし! 

さて、本命のパクチーラーメンは〆にとっておくとして、まずは、その他の絶品料理をいろいろと注文しちゃいましょう!

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今日はオシャレにカールスバーグの生と白ワインで乾杯~!スッキリ軽い口当たりと爽快な香りが初夏にぴったりですね♪

最初にお願いしたのは、黒板メニューのなかで気になった一品。「おまたせしました~♪」と笑顔が素敵なスタッフさんが運んできてくれました。

f:id:morika0812:20170621151843j:plain▲パクチーサラダ(850円)

新鮮なパクチーがてんこ盛りで嬉しい~!

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見た目はシンプルなパクチーサラダですが、食べてみると味わいがとりどりに炸裂!?なんと4種の特製ドレッシングを使い分けてありました。美味しいしセンスある~。

 

f:id:morika0812:20170621151856j:plain▲名物のアンチョビキャベツ(850円)

軽く火が入った甘いキャベツに、自家製のアンチョビペーストがたっぷりかかっています。塩気とニンニクがしっかりと効いて、ビールがすすむ♡

 

ロンドンの名店出身。腕利きオーナーシェフ見参!

「さぁ、次は何を頼もうかな~」と思っていたら、下からとてつもなくいい香りが漂ってきました。慌てて1階へ降りてみると・・・

店主の久保田さんが、何やらジュワジュワと調理しているではありませんか!

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フライパンを覗くと、コロンとハンバーグのような塊が。

 

「なんですか、この凶暴なまでに食欲をそそる香りは!?」

 

久保田さん「“ラムコフタ”ですよ~。スパイスを加えてこねたラム肉のミンチをオーブンで軽く焼いて、さらにソースに絡めながら火入れするんです」

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▲ラムコフタ(700円)

(ラムコフタ)「ジュワ~ジュワ~。旨いよ~、食べなきゃ損だよ~」

 

・・・ラムコフタが、私を誘惑するもんだから、もちろん注文しましたよ。

ラム肉のフワッとした食感と独特の風味がクセになる~♡ ソースも秀逸です!

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テラスとミコーさんのメニューには「英国ブリックレーンのカレー」という絶品“バングラデシュカレー”も存在。

このソースはそのカレーをベースにしたものだそう。

 

イギリス在住のバングラデシュ人の友人からスパイスを送ってもらっているそうで、香りがものすごくいいです。本当はカレーも食べたいけど、今日はこっちで我慢!

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まだまだ名物料理は止まりません。こちらではお寿司も食べられるんですよ~!

 

f:id:morika0812:20170621151943j:plain▲本日の巻物(680円)

英国仕込みの裏巻きです。 アーティステックなビジュアルですね♪

 

この日の中身はヒラメと鯛でした。お店のすぐ側に「博多の台所・柳橋連合市場」があり、新鮮な魚がいつでも手に入るんです。プリッとして美味しいわ~。

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シーザー、梅、とろみを付けた醤油などソースは数種をかけてあり、極細に切られたニンジンとキュウリの食感がまたいい。細部にまでセンスと仕事が行き届いていますね。

 

さぁ、そろそろお腹も満たされてきましたが・・・テラスとミコーに来たら、この料理も絶対に食べてほしい。

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▲英国風フィッシュアンドチップス(1,650円)

こちらは創業当時からの名物料理。モルトビネガーをたっぷりかけていただきます♪

ボリューム満点で、口に入らないほどひと切れひと切れが大きいです!

 

ザクッガリッとした生地、フワッとしながらも潤いが保たれた白身魚。控え目に言っても、めっちゃくちゃ旨い!

 

「これよ、これぞ福岡No.1フィッシュアンドチップスよ~!残しておいたアンチョビペーストとラムコフタのソースをつけてもバリ旨い~♡」

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さて、カレー以外の名物料理を堪能したところで、そろそろ〆ますか!

今宵の大本命「パクチーラーメン」!

1階のカウンター席より、ライブ感たっぷりにお届け致します。

 

アリorナシ!?パクチーラーメン ダイジェスト

パクチーラーメンは、「汁アリ」と「汁ナシ」の2種が用意されています。

今回は、味比べを楽しみたいので両方ともオーダーしましたよ♪

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左が汁ナシ、右が汁アリ。

 

最初に入るペーストからすでに違います。

・汁ナシ:中国系の味わいをイメージし、花椒やラー油、唐辛子などが主体

・汁アリ:東南アジア系の味をイメージし、エビなどの魚介の乾物を効かせています

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その後、まろやかな豚骨スープを一気に流し込み!

汁ナシは少量、汁アリはたっぷりと注ぎます。

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麺は太すぎず、細すぎずの中細ストレート麺。スープやタレにしっかりと絡みながら、喉越しもいいやつですね。

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茹でモヤシと特製の辛肉味噌をオン!!!

あ~これだけでも十分旨そう。ここにも干しエビやラー油など、素材を惜しみなく加えているんだとか。

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そして最後に、パクチー ドーーーーンッ!!!!

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「お待たせしましたー!!! アツイうちに召し上がれ♪」

 

パクチーラーメン 汁アリ(920円)

まずは「汁アリ」から実食!湯気とともに立ち上るパクチーの香り、真っ赤なビジュアル、たまりません。

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辛肉味噌、パクチーを絡めながら、麺をズズズ…!

 

花椒、ラー油が効いて、思った以上に辛いッ!旨いッ!故に箸が止まらない!!!それに、何と言っても、香辛料と辛味が利いたスープがバリうま!

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香りと旨味が爆発しながらも、まろやかな豚骨スープがうまく全体をまとめていて後を引きまくる美味しさです。お腹に余裕がある方は、ぜひ「追飯(¥150)」の注文を!

 

パクチーラーメン 汁ナシ(850円)

続いては「汁ナシ」を実食!

パクチーがもっさり♡ パクチニストの私的にはこのビジュアルだけですでにLOVE♡

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汁ナシは、よ~くかき混ぜて味わいます。オラ、ワクワクすっぞ!!!

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ズ、ズズズ…! 一気に頬張ると、パクチーの香りがぶわッ!香ばしい干しエビや花椒の香りもぶわッ! お口の中が完全にエキゾチックパラダイス。めちゃ旨いです。

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混ぜれば混ぜるほど、一体感が高まって、旨味がぐんぐん膨れ上がっていく!!!食べれば食べるほど、胃袋が開いて食欲が増す。これ完全にヤバイやつや。

 

ご店主に「汁アリ」と「汁ナシ」どちらが人気か聞いてみましたが、こればっかりはどちらも人気で甲乙つけ難いそう(笑)。

確かに、どっちも旨いから選べない…。

2人で行って半分こずつ楽しむか、お腹を空かせて2杯食べちゃうしかないですね。

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ちなみに、一人で行っても、団体でワイワイしてもいい店ですが、個人的にはデートでふらりと連れて行ってほしい店ですね。

デートの帰りに「ラーメン食べて帰らん?」とか言いながらこの店に連れてこられたら、パクチニスト女子は確実に落ちる(と思います。責任は取れません)!

週末は混み合うため、電話後の来店が確実です。ラーメン屋じゃない&他の料理を作りながらの提供になるので、多少時間がかかっても文句はナシよ♡

 

■紹介したお店

Telas&mico(テラスとミコー)

住所:福岡市中央区春吉2-1-16

電話:092-731-4917

営業時間:19:00~翌1:00

定休日:月曜 ※変動あり

r.gnavi.co.jp

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

著者・SPECIAL THANKS

えり もりか

えり もりか

福岡九州の編集プロダクション・シーアール所属。福岡生まれ博多湾育ちの呑み喰い道楽女子(グルメライター)。

Twitterでの食べ歩き日記をきっかけに、編プロへ電撃移籍。
グルメ情報誌ソワニエや福岡ウォーカーの編集・ライティングを中心に、年間300軒以上のグルメ取材をこなす。得意ジャンルはラーメン以外。高級ランチから路地裏の酒場までオールマイティに、日々放浪中。

Instagram:https://www.instagram.com/morika0812/

大河ドラマ舞台の地には西郷丼という名の激旨海鮮丼があった!天文館「じんべえ」で西郷どんもびっくりのとびきり美味しい魚を食べよう

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2018年の大河ドラマの主人公となって俄然注目を集めている“西郷(せご)どん”こと西郷隆盛。もちろん故郷である鹿児島でも何かと話題になっているなか、美味しそうな「西郷どん」を見つけましたのでお知らせします!

 

その「西郷どん」とは天文館と鹿児島中央駅近くに2店舗を構える「じんべえ」のお得なランチ「西郷丼(さいごうどん)」。

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↑この大きな日よけのれんが目印

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このお店は、とことん鹿児島の鮮魚にこだわった海鮮居酒屋。なにしろ毎朝板長さん自ら魚市場に仕入れに行き、その日、その時期の鹿児島の美味しい魚を選りすぐって提供しています。そのこだわりは契約農家の有機野菜や、放し飼いの鶏が産む健康な卵を使うメニューはあっても、焼き鳥や唐揚げなど普通の居酒屋にありそうな肉系メニューは一切なし! という姿勢にも表れています。

 

お邪魔した天文館店の店内はカウンター席、テーブル席、個室があり、目を引くのはジンベエザメがど~んと描かれた壁です。

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ジンベエザメの周りにはたくさんの魚が泳いでいることから、たくさんのお客さんに愛される店に、という願いを込めて店名は「じんべえ」となったのだとか。

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↑個室も落ち着いた雰囲気

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ということでいただきました、「西郷丼」。

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↑西郷丼1000円、お味噌汁も魚の出汁がうまうまです

 

その日の朝に水揚げされた地物の魚をたっぷり盛った海鮮丼がまず目を引きます。この日はマダイ、天然のカンパチ、カワコダイ(コロダイ)と3種類の刺身が乗り、中央にはネギトロがどんと乗っています。

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このまま、お醤油とワサビであっさりといただいてもいいのですが、

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↑お醤油は甘口と辛口ありました

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お魚にこだわっているだけあり、魚のアラをじっくりと炊いてとった出汁をかけてお茶漬け風にしていただくのも美味しいのです。

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またその時には特製のゴマだれをプラスすると、味わいにコクが出てこれまたおすすめだそうです。

 

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↑使われているのは「ヤブサメファーム」の健康卵

この西郷丼、朝どれの新鮮な魚をたっぷり使って1000円ですが、なんと! 1500円をプラスすすると“板ウニがまるまる1枚”つく「特上」もあるので、お昼からプチ贅沢もいいかもしれないですね。

 

他にも、夜のみ1日5食限定のこぼれ寿し880円は、ウニやイクラなどをこぼれ落ちるほど乗せた、贅沢でお得な人気メニュー。

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↑早いもの勝ちのこぼれ寿し!(写真提供:じんべえ)

週末はあっという間に売り切れてしまうということなので、絶対に食べたい人は平日のオープンすぐの入店がおすすめです。また「これ、頼んでないですけど?」と驚いてしまうボリュームの「お通し」が出てきたりなど、とにかく「鹿児島の美味しい魚をお手頃価格でたくさん食べて‼」なお店です。

 

あ! 8月はお店の創業月、8月18日と19日は感謝祭として特別サービスが予定されているそうですよ!

 

ちなみに・・・西郷さんつながりでご紹介すると、

f:id:obake227:20170725150921j:plainお店から北方向(照国神社方面)に歩いて、中央公園を斜めに横切ると・・・

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3分ほどで西郷さんの銅像に行くことができますよ~。

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他にも、鹿児島は西郷丼だらけ。2018年3月1日~31日の1ヶ月間、「うんまか!西郷丼」というキャンペーンがスタートしています。

www.gnavi.co.jp

県内100の飲食店が参加している西郷丼のイベントです。お食事券プレゼントもありますよ!

 

紹介したお店

魚人島 じんべえ

鹿児島市東千石町18-3 萩原ビル1階

電話 050-3467-1573

営業時間 11:00~13:30LO、18:00~23:00LO

休み 日曜(祝日の場合は営業、翌日休み)

駐車場 なし

r.gnavi.co.jp

 

おばらけいこ プロフィール

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鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。

地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。

芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。

小樽名物・鶏の半身揚げが旨すぎる!五反田「なるとキッチン」が鶏肉天国でした


五反田「なるとキッチン」が鶏肉天国

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こんにちは! ほそいあやです。

今日は、東京にオープンして間もないお店で鶏まみれになってきた話を書きます。

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「なるとキッチン」は札幌すすきのにある、小樽の名物「鶏の半身揚げ」と旨い酒のお店です。その2号店となるお店が、今年の5月に東京五反田にオープンしました。全面禁煙・子連れ可。

 

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メニューを開くだけで顔がにやついてしまいますね。

さっそく鶏パ(鶏パーティー)の開宴じゃ!

この記事、最後まで茶色い画が続きますがご了承ください。

 

鶏だらけ!茶色い!でも全然飽きない!

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鶏パの前に、白菜のシーザーサラダパリパリ鶏皮のせ(680円)いきます。白菜と鶏皮のシーザーサラダは珍しいと思います。ぱりぱりの鶏皮とシャクシャクの白菜がシーザーサラダドレッシングにベストマッチ。

 

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温泉卵をからめて食べるとか、ちょっと罪の味ですね。

 

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若鶏の半身揚げ(920円)と、ザンギ盛り合わせ(1610円)。

茶色い! 最高! といいながら写真を撮るみんな。 鶏さん……今日は本当にありがとう。ちなみに量は4人でちょうどよい感じでした。

ザンギは単品で(130円〜)注文できます。

 

【名物・鶏の半身揚げ】 

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半身揚げは鶏の半分ですからね。でかいですよ。これどうしよう、と見詰めていたら店員さんが「切り分けましょうか?」と来てくれました。 

 

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ナイフを使うのかと思ったら、手と箸!

 

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あれよあれよという間にバラされる半身ちゃん。

 

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準備OK、ビールOK。鶏たちと凍ったジョッキ、凶悪なビジュアルです!

まずは半身揚げから。シンプルな塩味で、皮パリパリ。身自体に脂はそんなに感じず、でもジューシーさは損なわれていない。

ビール、ハイボール、サワー系は390円という価格なのでじゃんじゃん飲めますね!

 

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添えられているのは、左から温泉玉子、自家製おろしポン酢、自家製タルタル、粉醤油。

何もつけないでも十分おいしいけど、これらをつけると味に変化が出ます。

 

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店員さんおすすめは、粉醤油を温玉に入れて食べるやつ。うまくないわけがないです。

ちなみに私は粉醤油というものがはじめてでカルチャーショックを受けました。 鶏がなくなってからも舐めながら酒を飲んでいたよ。

 

【ヤゲン・ぼんじり】 

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ヤゲンとぼんじりは焼き鳥やさんでよく食べますが、揚げてあるのも大好きです。軟骨は柔らかくなるし、ぼんじりは脂肪分がより罪の味になるからです。

 

【全然くさみのないレバー】 

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私のイチオシ部位、レバー。 ザンギならではの濃い醤油味でくさみがまったく無いのでレバー嫌いの人でも食べられるかも。

 

【バリバリ食べる鶏皮】 

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ジャンボな鶏皮。バリバリと音を立てて食べられます。ビールとまらないです。 

 

【ちょい甘ダレと合う手羽先 

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手羽先にはちょい甘の醤油ダレがかかっていて、他の部位とはちょっと違いました。皮パリパリ手羽先が好きな人はぜひ食べてみてください。

 

【アヒージョ仕立ての砂肝】 

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砂肝はアヒージョ仕立て。アヒージョが食べられるとは♪コリコリでうまーい。

手間をかけて色んな調理法や味つけで出てくるので、鶏肉しばりということを忘れます。飽きずに鶏を丸ごと一羽ペロリと食べられちゃいます。

 

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アヒージョにはぜひ自家製サングリア(490円)を合わせてみたりして。

お酒は他にも焼酎各種、獺祭などの日本酒、ワイン、クラフトビール等があります。酒好きのニーズに応える品揃えでした。

 

野菜盛り合わせも結局お酒が止まらない

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野菜の盛り合わせ(1180円)もこの充実感。肉を食べまくった背徳感で野菜も頼んだけど、揚げてあるから結局ハイボールがとまらない

揚げ物と炭酸(酒)ってなんでこんなに合うんだ。「ハイカラ(ハイボール&唐揚げ)」なんて言葉を小ばかにしてたけど(胃弱で揚げ物苦手なので負け惜しみです)、完全にこっち側の人間になってしまった。こんなに食べているのに胸焼けしない不思議な揚げ物なんですよ。

揚げ物の盛り合わせは、鶏、野菜、シーフードがあります。シーフードまで胃が回らなかったので次回は絶対頼む!

 

日本酒に絶対合う鶏胸肉の酢〆】 

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それでも揚げ物はちょっともたれそう、という人は一品料理だけでちびちび飲むのもいいかも?

紹介しきれませんが、スモークチキン、ユッケ、松前漬け、甘エビの塩辛和えなどのあっさり系メニューもあります。これはわさび醤油でさっぱりといただく鶏胸肉の酢〆(600円)。胸肉の締まり具合がよい歯ごたえで日本酒ほしくなりました。ちなみに、この酢〆を使っただし茶漬けもあります。

 

【モッツァレラチーズの醤油漬け・お新香盛り合わせ】

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モッツァレラチーズの醤油漬け(450円)とお新香盛り合わせ(350円)。ちょっと脂分を中和させます。揚げ物をたらふく食べた後のデザートはお新香でいいと思います。

 

【鶏だし巻き玉子】 

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一時間かけて煮出した鶏のスープを使った鶏だし厚焼き卵(520円)。かつおだしより好きかも。卵を食べているのか鶏スープを飲んでいるのかわからなくなるくらい鶏の味。鶏スープ単品も150円で飲めます。

 

以上、五反田「なるとキッチン」でした。ぜひ生ビール片手に「鶏パ」してみてください!

 

紹介したお店

 

著者・SPECIAL THANKS

ほそいあや

ほそいあや

「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ: http://seiten4go.com/
Twitter: https://twitter.com/hosoi/

葉山でゆっくり飲むなら「寿司処いまいち」と「地魚料理まさ吉」の2軒が控えめに言って最高なのでオススメしたい

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こんにちは、美味しいものと街歩きが好きなTakiです。

 

夏と言ったら「海」だ、ということでTVや雑誌でも取り上げられることが増えて、自然と注目が集まる神奈川県の湘南。自分自身、横浜で生まれて、途中から逗子(鎌倉の浄妙寺寄り)に引越したということで、何度も夏の逗子や鎌倉を経験してきたけれど、もうとにかく人が多い。

特に人気の鎌倉にある有名店は確かに美味しいお店も多いけれど、大体列ができていて待ち時間も長い。「せっかくの休みに来たのに待ちたくないな」「海の近くでどこかにゆっくり飲める店が無いかなあ」、そんな風に思う人も少なくないはず。

 

今回は

  • それほど混んでいない
  • それでいてゆっくり飲める
  • 地物の美味しい海鮮を楽しむことができる
  • 隠れ家的なお寿司屋さんと、居酒屋さん

へ行ってみようと思う。

 

名前は「いまいち」だけど味も雰囲気もいまいちじゃない寿司屋さん

今回のお店はどちらも「葉山」にあるお店。

JRや京浜急行が停車する鎌倉や逗子と違ってアクセスがやや悪い。基本は逗子駅からバスで、道が空いていれば約15分。ただバスは混むし、歩いても意外と40分くらいなので自分はいつも逗子駅から逗子海岸沿いを歩いて行く。車は渋滞もでき駐車場探しも大変で、何より飲めなくなる。

ただそんな風にアクセスが悪い分、逗子や鎌倉に比べると海岸は人が多すぎず落ち着いていて、のんびりしやすい。

 

そんな葉山で、まず一軒目に紹介したいのが葉山マリーナにあるお寿司屋さん「いまいち」

名前は「いまいち」だけど、味も雰囲気もよいお寿司屋さんで、しかも葉山マリーナの2階にひっそりとありまさに隠れ家的。一人や二人で行って、美味い寿司と酒を飲むのにぴったりだと思う。

 

この日もお店の開店に合わせてカウンターに座り、八海山を注文。寿司は2,100円の「ぴかいち」や、地物10貫がそろう3,675円の「葉山鮨」、寿司の他にサラダ、一品料理、デザートが付いたランチ限定のセット(2,625円)がある。やや高めだけれど鎌倉では1,500円するランチも少なくないから、特別高い気はしない。

 

今回はちょっと贅沢をして「葉山鮨」を頼んだ。

運ばれてきた八海山。昼酒最高。

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▲グラスも美しい

 

お通しのホッキ貝が絶品。適度に弾力があり旨みもたっぷり。いきなりお酒が減っていく。

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▲海の香りが抜群。七味が合う。

 

鮨は二貫ずつ運ばれて来る。どれもネタが大きくて、食べごたえも十分。まずは白身から。口の中で溶けていく。

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しばらくして常連さんとみられるお客さんがやってきて、店主との会話を楽しみながらいくつか握ってもらっている。時々、こちらの様子を見ながら気さくな店主が気にしてくれて、美味しいかな?みたいな感じで笑ってくれた。ああ良い店。こういうお店の方との距離が近い店は、楽しくてついつい通いたくなる。

そして寿司もこちらのペースに合わせて、運ばれてくるのがいい。

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▲この濃い色をしたマグロがすごかった。見た目からは想像できない程に旨みが濃厚で脂も乗っている。

 

美味い寿司と日本酒。近くには海。極楽。

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生姜が乗った新鮮な生しらすの軍艦も良かった。とろけるようなアナゴも、甘い玉子も全てが良い。

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お腹一杯になり、御馳走様でした。ということで、美味しい寿司を食べた後は、歩いて行ける神奈川県立近代美術館〈葉山館〉に寄ってみるのも良いし、鎌倉や逗子に比べて余裕のある海岸で寝転がり波の音を聞きながらだらだらするのも幸せ。小さなカフェもいくつもあるので、それらを巡ってみるのも楽しい。

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▲混みすぎないのが良い葉山の海 

 

店名:寿司処いまいち
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内50-2
TEL:046-875-1481
URL:https://r.gnavi.co.jp/kz379s560000/

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

 

ホテルの中にある居酒屋さん。温かみのある雰囲気が素敵な「まさ吉」

そんな感じで夕方まで目一杯自由に時間を過ごして、帰る前に一杯飲んで行きたくなるお店が、二軒目の「まさ吉」

お店の位置的は、目立つので知っている人も多いだろうスターバックスのすぐ隣だけれど、ちょっとパッと見つけられない居酒屋さん。 

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▲なんと、スターバックス葉山海岸通り店横にある「ホテル葉山館」の2Fにある

 

ホテルの2階にあるというお店なので、普通に歩いているだけでは居酒屋があるとはなかなか気付けない。

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こちらが日替わりメニュー。刺身に焼魚に煮物。これが全て美味しい。

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ということで好きな、日本酒から。数量限定の「北海道日本酒フェア」も気になったけれど、まずは宮城の日高見からはじめる。昼から飲む日本酒も良いけれど、一日歩いた後に飲むのもまた美味い。

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刺身は小イサキをいただいた。柔らかくて甘くてとろっとした食感が大好きだ。

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地だこ。弾力が素晴らしい。特に吸盤の食感が癖になってお酒がすすんでしまう。

わさびを乗せて醤油を軽くつけたこを噛みしめて、日本酒をごくりといく。あーー良い。

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せっかくだから頼んでおこうと昼に続いて生しらすも。生姜醤油をつけ一気に口の中に放り込む。新鮮。最後にほんのり苦味。日本酒で正解。

存分に夏の湘南の海を楽しみ、それから新鮮な海鮮、それから酒ともう至福の一日を噛みしめた。

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▲湘南と言えば生シラス。鮮度抜群。 

 

野菜も美味いのでおすすめしたい。「茄子刺し」茄子好きにはもう堪らない。みずみずしくて、口の中でほろっと崩れた。

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日本酒だけでなく、焼酎もそろう。福岡へ行った時に気に入った「赤霧島」をロックで。

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▲しっかりと冷えた焼酎は熱い夏にぴったり。

 

ちょうどよく満足してきたので最後に揚げ物で〆ようと、とうもろこしと生しらすかき揚げを注文した。

とうもろこしのかき揚げだけでもう素晴らしいのに、そこに生しらすが加わってしまうという贅沢な一品。カリッとした食感と甘いとうもろこしと、ほんのり香るしらすの風味がいっきに口の中に広がる。これは必ず注文したい。

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 あっという間に赤霧島を飲みほして、御馳走様でした。

「魚、好きなんだねえ。」「はい、美味しかったです」「良かった良かった、また来てね」とまた優しく声をかけてくれた。お昼の「いまいち」も、「まさ吉」もこういうところが好きだ。よし今度は父と母を連れて来ようかな。

 

店名:地魚料理「まさ吉」 
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内980 ホテル葉山館2F
TEL:046-875-0044
URL:https://r.gnavi.co.jp/2kftfz370000/

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

良い気分でまた逗子駅へ。夏の湘南・葉山でゆっくり飲みたいな、せっかくの休日、ちょっと贅沢に一日を過ごしたいって時に是非、行ってみて下さい。(※日によって貸切だったり予約で一杯なこともあるので事前に連絡するのがおすすめ)

 

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 ▲夜の葉山も雰囲気がいい

 

 

著者「Taki」のプロフィール

Taki

1987年横浜生まれ。ウォーキングと美味しいもの探しが趣味です。
ブログ:http://walking-gourmet.hateblo.jp/
Twitter:https://twitter.com/Taki10_wg
Takiの書いた過去のページはこちらから:Taki カテゴリーの記事一覧 - みんなのごはん

イクラなんでもこぼれすぎ!福岡で衝撃のイクラこぼれ寿司に出会ってしまった

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魚介類大好きなみなさんに朗報です。海鮮が美味しい福岡で、イクラをめちゃくちゃぶっかけた、こぼれ寿司をいただけるお店がありました!

今回お邪魔したのは、西鉄平尾駅にある「善乃膳(ぜんのぜん)」。です。 

 

訪問するならハッピーアワーを狙え!

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西鉄平尾駅1番出口から徒歩10分。

清川交番のすぐそばにある海鮮居酒屋です。

 

今日は早々と仕事を切り上げ、18時にお店へ。

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やったー!一番乗り☆

 

こんなに早く来たのには理由があります。

なぜなら18:00~21:00までは、Happy Hourだからです!

3時間もお得に楽しめるなんて、サービスよすぎでしょ。

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なんと、ビール・ハイボール・刺身3点盛りが半額

4名以上の来店だと、キープボトルも半額で楽しめちゃうのです。

平日・土日祝関係なく毎日適用されるのがありがたい。

 

席に案内してもらい、本日1杯目のビールを注文。

通常500円が280円(税抜)です!やっすー

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 そして、、うまーーーーい!!

ビールが200円代で味わえるなんてうれしすぎるっ。

 

お通しは、枝豆とミョウガのお浸しでした。

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夏らしくて素敵。気どらない素朴な味わいでおいしい~。

 

 

続いて、人気No,1の「ポテトサラダ(480円・税抜)」を注文。

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盛り盛りやん~~~♡♡

卵とジャガイモがたっぷりでふわふわしてる~。

ポイントは、ほどよい甘さの特製ダレ。ベーコンが肉厚なのもいいっ♡

 

一品目からもろ私好み!これは他の料理も期待できるぞ。

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「山芋明太チーズ鉄板(600円・税別)」もうまそう~!!

 

 

熱々の山芋をスプーンですくってパクリ。

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ふわふわトロトロ~~~。

山芋とチーズ明太のコラボ、最強やな。

味付け海苔もいい感じです。これは性別問わずウケそう!

 

どんどん行きますよ~。

 

1人前500円で刺身3点盛りが味わえる?!

 

ハッピーアワーなら破格で味わえる刺身がおすすめ。

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お値段なんと1人前980円→500円です!!(写真は2人前)

 

この日は、ホタテ、エビ、鯛でした。

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見た目も鮮やかや~。

 

 

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エビは頭も唐揚げにしてくれて丸ごと楽しめます!

 

まずは贅沢なイクラを乗せたホタテから…

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イクラを落とさないように、慎重に口の中へ。

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お・おいしい~~~~♪

 

プリプリのホタテはとっても肉厚で、食べ応え十分。

さらにイクラがプチプチ弾けて、口の中が一気に海鮮祭り!ワッショイ

 

善乃膳の魚は、長浜市で仕入れたものがメイン。

毎朝、店長さんが市場に出向き目利きしているんだとか。

だからこんなに魚が新鮮でおいしいんですね。

それを1人前ワンコインだなんて頭が下がります…。

 

カラリと揚げたエビの頭をパクリ。

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サクサクの頭にかみつくと、中から濃厚なエビ味噌が!

これ、ビールがすすむやつやん~♡

 

 

ここまでかけちゃう?!嬉しい悲鳴続出のイクラのこぼれまくり寿司

 

この流れで、本日の目玉メニューへまいりましょう。

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「お待たせしました~」と笑顔が素敵なお兄さん。

 

「いくらこぼれまくり寿司(1,480円・税抜)」です

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え?全然こぼれてない??

ふふ、分かりました、分かりました。

 

では店長さん…こぼしちゃってください!!!

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ボロボロボロ…。

宝石のように光るイクラが桝からこぼれとります。

 

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どんどんこぼれとります!!!

 

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どんどんどんどんこぼれとります!!!!!

 

 

 

さぁこぼれきった寿司がコレだぁーーーーーーーーーーーー!!!!

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こんなにこぼれちゃっていいんですか?!

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いいんですね?!ありがとうございます!!!!

※通常はこぼれた状態でテーブルに運ばれます

 

さすが福岡の海鮮居酒屋!!

良質なイクラをこれでもかと盛ってくれました。

あとから店長さんに聞くと、実は、赤字のメニューなんだそう(笑)

それでも提供してくれる…、その心意気に感謝です。

 

 

見てください、この輝き!早く食べたいよ~

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イクラは醤油漬けしてあるので、そのままパクッ。

 

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口の中も口の周辺もイクラ祭りじゃぁーーーーーーー!!!

パンパンに張ったイクラの皮をつぶすと、イクラの旨味がプシャー!

イクラウマイウマイウマイウマイ。

 

食べても食べてもイクラがある幸せ。

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俺はいま、猛烈に感動している…!

 

幸せの余韻に浸りつつ、次なるメニューへ。

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手羽先×ハイボール」というゴールデンコンビの登場です。

 

ハイボールは、通常450円→200円(税別)。手羽先は1本180円(税別)。

合わせて1,000円以下というコスパの良さ!スゲー

 

カラリの揚げたスパイシーな手羽先は、ハイボールと相性抜群。

これなら何本でも食べれちゃう…!

 

最後にオススメメニューから「鶏と野菜のせいろ蒸し(780円・税別)」を。

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蓋を開けると…

湯気がボワワワーーーーン

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旬の野菜や鶏肉がゴロゴロ。

地元で獲れた有機野菜を自家製ポン酢につけていただきます。

 

素材本来の旨味が味わえてとっても美味~。

お腹いっぱいだったけど、あっさりしているから全然食べられる!

 

 

今日もおいしい海鮮料理が食べられて、満足満足♪

 

しかもたらふく飲んで食べたのに、2人で約8,000円!

さすが食の宝庫・福岡!…の中でもコスパ最高のお店でした☆

 

ぜひみなさんも善乃膳で、イクラ祭りを楽しんでくださいね。

 

紹介したお店

店名:居酒屋 善乃膳(ぜんのぜん)
住所:福岡福岡市中央区清川3-2-11 1F
TEL:092-521-2227

r.gnavi.co.jp

 

著者・SPECIAL THANKS

Maki

Maki

福岡九州の編集プロダクション・シーアール所属。

フリーペーパー営業、旅行雑誌編集部を経て、 現在は編集プロダクションに所属。 気になる飲み屋があれば、一人でもふらりと入ってしまうほどお酒が大好き。 今では同世代から親世代まで、幅広い世代の飲み友達をもつ。

浅草「天健(てんたけ)」のかき揚げが具だくさん過ぎてスゴイので、未食なら絶対に食べるべき

※閉店しました

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こんにちは、グルメ修行僧・東山です。

 

突然ですが、皆さま、「かき揚げ」はお好きでしょうか?

 

おそらく、「大好き!」と即答される方は少ないのではないかと思います。

 

細切りにされた人参や、スライスされた玉ねぎを衣にからめて揚げた天ぷら。

安価かつ少ない材料でも、天ぷらという技法によって大幅にボリュームを増すことができる「かき揚げ」という料理は素晴らしいものだと思います。

しかし、衣が多いこともあり、重い味の印象はどうしても拭えず「よし!今日はかき揚げを食べるぞ!」というモチベーションには、なかなかならないかもしれません・・・

 

しかしッッッッッッ!!!

 

今日は「かき揚げの概念を根底から覆す、スゴいかき揚げ」を紹介したいと思います!

 

そのお店の名前は「天健(てんたけ)」、浅草の中心に位置する老舗の天ぷら屋さんです。

もともとかき揚げがあまり好きではなかった私ですが、天健のかき揚げ丼を食べてから、かき揚げが大ッッッッ好きな料理になり、もう6年もの間通い続けてます。

 

「かき揚げの概念を覆す、凄いかき揚げ丼」早速ご覧いただきましょう!

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かき揚げ丼(2,200円)

 

ありがとぉう…!!!

 

丼が到着した瞬間、思わずそう叫ばずにはいられないほどのボリュームと、圧倒的美しさ!!

見てください!かき揚げが大きすぎて蓋が閉まんないんです!

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さぁ、溢れ出るよだれをゴクリと飲み込んで、ふたを開けてみましょう。

 

う、美しすぎる…!!

 

カラリと揚がったかき揚げに、濃い琥珀色の丼ツユがからんで、得も言われぬ美しさです!

しかもふたを開けた瞬間の、このどこまでも香ばしくふんわりと広がる甘い香りがたまらないッッッ!!

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斜め上からのビジュアル。

もちろん丼全体にドッシリ、かき揚げが鎮座しておられます。

ここで賢明なる読者の皆様なら思われるでしょう。

 

「“かき揚げの概念を覆す凄いかき揚げ丼”ってのはボリュームが凄いかき揚げ丼ってことなのか?」

 

と。

 

違います・・・

 

「蓋が閉まらないほどボリュームが凄いかき揚げ丼」、なんてものは今まで何度か見たことがあると思います。

 

天健のかき揚げ丼の真の凄さは、「具材の多さと豪華さ」です。

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まず、かき揚げに箸を入れますと、ホラ、見てください!

ゴロゴロゴロゴロ転がり出てくる具材の数々。

 

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かき揚げ丼の断面を接写してみましょう。

見てくださいよ。かき揚げの中心まで具材がぎっしり詰まっています!

しかも!

なんと、天健のかき揚げの具材は、

 

イカ、エビ、貝柱、三つ葉、この4種類しか入っていません。

 

通常のかき揚げが「野菜の薄切りを衣でかさ増し」したものであるとすれば、天健のかき揚げは「大きくカットした魚介類を薄い衣の中にぎっしり詰めた」という、従来のかき揚げとは真逆の発想によって作られたものなのです!

 

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ええぇぇぇぇえい!!御託はもう十分!

正直これ以上は我慢できん!!いただきまーーーーす!!

 

・・・・・・・・・やばい。

美味すぎる・・・・泣ける。

 

サクッと軽い衣に歯を立てると、口の中で弾けまくるイカやエビのプリプリした食感。

たくさんの魚介が口中に溢れかえるこの食感は“豪快”というほどに贅沢かつ攻撃的。

そこにご飯をかきこめば・・・んんんんーーー!!

永久に食える!!

 

そしてまた、丼ツユの味が素晴らしいんですよ。

天丼の丼ツユといえば、明らかに「甘い」と感じるほどに甘めに仕上げているところが多いのですが・・・

天健は甘みをギリギリまで抑えてあり、塩気もそれほど強くなく、それでいて旨味が強い。また甘みと塩気のバランスが絶妙で、薄すぎず、濃すぎず、素材の味を活かしながらも、しっかりとご飯とも合うコッテリした味付けになっているのです。

もう6年も食べ続けていますが、毎回この丼ツユの味には感嘆してしまう。

 

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2cm角にカットされたイカ。

かき揚げでこんなに大きくカットされたイカって見たことあります?

店主に聞いたところ、季節によって入荷するイカの種類や状態が違うため、毎回イカの身のやわらかさ&味を確かめて、そのイカの状態によってカットする大きさを変えているとのこと。

これぞ職人の技。

確かに6年間食べていて毎回イカの大きさ、入っている割合、味が違うんです。

その違いを楽しむのも通なのかな、と思いながら夢中でかきこんでます!

 

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エビも見てくださいよ。

こんなに大きいのがゴロッゴロ入っているなんて至福以外の何ものでもないと思いません?

そして凄いのが、これだけたくさんの具材を入れて揚げているのにどのエビも揚げ加減が完璧なんですよ。

全てのエビがプリップリでみずみずしく、甘い。パサパサしているエビなんて1匹もなくて、1匹1匹ジューシーなエビ汁が溢れ出る。

もはや神業(かみわざ)ですね、これは。

 

また、さらに天健の凄いところは、これだけボリューミーなかき揚げ丼なのに食べ終わった後、一切胃もたれしないんです。

お昼に食べても、夜ご飯にラーメンとか食べられちゃうくらい胃に重くない。

というのも、先述したとおり、ひとつひとつの具材が大きく、惜しみなくたっぷり入っているおかげで、具材に対する衣の割合が少ないため、油をそんなに吸ってないからなんですよ。

こんなに美味しいのに重たくない・・・やはり凄すぎる!!

 

これだけ書いても天健のかき揚げの凄さを伝えきれていない気がする・・・!

ということでお次はかき揚げ定食で、かき揚げの魅力をさらにお伝えしたいと思います!

 

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かき揚げ定食(2,500円)※写真には写っていないですがさらに味噌汁がつきます

 

おほぉ・・・かき揚げ丼の時とは違った美しさがあります。

かき揚げ丼が、日に焼けたワイルド系男子の荒々しい魅力があったとすれば、こちらはさしずめ細身な知的眼鏡男子の端正な佇まいの様。

 

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そして、お約束のこのボリューム感!

かき揚げ丼の時には丼の直径にフィットするようにもう少し幅広なサイズでしたが、かき揚げ定食の方はそれよりも縦に長くギュッと詰まっている感じがしますね。

どのくらいのサイズ感かというと「りんご」です。

正しくりんごと同じくらいのサイズがあります。

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近づいて見てみると、2cm角のイカがゴロゴロ。

天健のかき揚げを食べ慣れすぎている私は、この時点で「美味い」と脳が認識して、口の中がよだれの洪水状態になります。

 

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逆サイドはエビがゴロゴロ。

このかき揚げには一体何匹のエビが入っているんでしょう。

一度数えてみたいけれど、かき揚げを熱々のうちに食べたいので、それは永久に叶わぬ望み。

 

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パリパリパリッ!とかき揚げに箸を振り下ろすと、ホラ見てください。

金鉱脈ならぬ、エビ鉱脈。

エビがゴロッゴロとこぼれ落ちています。

これからこのかき揚げを食べられると思うと、興奮して、それだけで心拍数が2倍くらいまで跳ね上がりますね。

 

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それでは、いただきます!!

 

ううう・・・・まい・・・

 

天つゆにくぐらせることで、かき揚げ丼の時よりもさっぱり上品な味わいになります。

それでも具材ひとつひとつのぷりぷり暴力的な食感は健在!

またもやエビ・イカが口の中で弾けまくり。

 

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オン・ザ・ライス。

あぁぁぁ・・・うまい、うますぎる・・・・

天ぷらっておそろしいほどご飯が進みますよね。

かき揚げ丼の時は、甘辛くコクのあるタレとかき揚げの具材の旨味でご飯がガツガツ進む感じでしたが、かき揚げ定食だとさっぱりした天つゆの効果でより魚介の甘味が感じられ、ご飯との相性をしみじみ味わいたくなる感じ。

 

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イカ。

箸で持った瞬間にそのプリプリした弾力が伝わります。

 

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エビ。

箸で持った瞬間に身の甘みが脳内を駆け巡ります。

 

あぁ、かき揚げ・・・うますぎる・・・

「一生かき揚げは天健のものしか食べられない」

という誓約を交わしたって構わないレベル。

 

ここまでかき揚げが美味い天健、通常の天ぷらはどのような感じなのでしょう?

私は天健の天ぷらであれば無限に食べられるので追加注文してみました。

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上天ぷら 2,000円

ううむ・・・美しい揚げあがりです。

しかし、かき揚げのインパクトの凄さから考えると見た目的には普通な気も・・・

 

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エビは嬉しいことに2尾も入っています。

しかも1尾が結構デカい!

他の天ぷら屋で食べるエビの1.5倍くらいのサイズがあります。

 

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む、むほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

極薄の衣に歯を立てると・・・エビのッ、エビのジュースがッッ!!

エビのジュースの歓迎、まるで「飲むエビ」です!

そしてエビのジュースの甘いこと!

完璧すぎる揚げ加減・・・見た目は普通でも、味は普通じゃなかった!!

 

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お次はキス。

キスって不思議ですよね。

天ぷらでは大定番なのに、天ぷら以外ではあまり食べられない魚。

 

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う、うわぁ。

これもまた肉汁が口の中に飛び出してきた!

キスの天ぷらを食べて、肉汁が飛び出してきたのは初めての経験です!!

そして、身がふんわりほっこり、やさしく甘いんですよ。

 

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穴子は他の店よりもやや小ぶりな印象。

店主に聞いたところ、穴子というのは小さ過ぎても大き過ぎてもダメで「丁度いいサイズ」のものが身が締まっていて天ぷらに向いているのだとか。大きい穴子は煮物には向いているけど天ぷらには向かないそう!

天ぷらに向いている穴子を仕入れる目利きも職人の経験がなせる技ですね。

 

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うまぁ・・・

サクッとした衣と、トロッととろける穴子の食感のコントラスト。

そして、身の味が濃いなぁ!

ご飯との相性も最高!至福の境地です!

 

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お次はメゴチ。天ぷら好きの間では大人気の魚。

天健では季節に合わせて産地を変えてメゴチを仕入れているようですが、今回のは九州産のメゴチ。この時期の九州産のメゴチは身の締まりが格別なのだとか。

 

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サクッという心地よい音色とともに現れたのは、極プリの食感の白身!

なんだコレ!!初めて味わう食感!弾力が凄いです!

もはや魚というよりエビに近いくらいのプリプリ感!

そして、身の味の濃さが凄い!旨味が超凝縮されています!!

今回食べたネタの中では一番好みでした!感動!

 

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そして最後はししとう。

小粒なれど御馳走の味わい。

野菜をここまで美味しく食べさせる天ぷらという調理技法は凄いです!

 

ここまで天ぷらの美味しさばかりお伝えしてきましたが、天健は天ぷら以外も凄く美味しいのです!

 

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そう!天健で欠かせないのが、かき揚げ丼、かき揚げ定食ともについてくるお新香。

これが、かき揚げの油っけをさっぱり洗い流してくれて、いつまでもかき揚げの美味しさを持続させてくれる影の立役者なのであります。

 

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ここで天健に6年間通いつづけている私がとっておきの裏技をご紹介しましょう。

天健では卓上にひょうたん型の薬味入れが置いてあり、それには特製の七味唐辛子が入っています。

 

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こいつをお新香にたっぷりまぶして食べてみてください。

この七味唐辛子がまた美味でして、普通の七味唐辛子よりも香ばしく、山椒が効いた特製のものなのです。

この香ばしさと山椒の爽やかさがお新香と合わさるとよりさっぱり感を増して、さらにかき揚げの美味しさを引き立てる名優へと進化するのです。

もちろんこの特製七味はかき揚げ丼にかけたり、天つゆに入れても抜群に美味しいので、ぜひ試していただきたい!

 

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塩辛(ほたるいかの沖漬け) 300円

なんとこちら驚きの安さ、300円なのです。

沖漬けというのは、イカを生きたまま醤油ダレに漬けこむことで内臓の隅々まで醤油ダレを染みさせるという調理技法です。

天健に来たら高確率で頼むサイドメニュー。

 

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新鮮なほたるいかは生臭みが一切なく、シャッキリとした身の食感とトロリととろける内臓の濃厚なコクの相性がたまりません。

また、醤油ダレにほのかにゆずが香り、上品かつ爽やかな味わいになっています。

ごはんとの相性がまた素晴らしく、おかわり必至です!

 

 

いやーー・・・美味すぎた・・・

実はこの6年間天健に通い続けて、ほぼ毎回、かき揚げ丼ばかり食べていて、天ぷら定食は食べたことがなかったんです。

天ぷら定食を食べるまでは、天健の凄さというのは、「具材の多さと豪華さ」だと思っていましたが、違いました。

 

天健の真骨頂は「揚げの技術力の高さ」でした。

 

あれだけ具材が豪華で大きいかき揚げを揚げようと思っても、揚げの技術がなければあれだけ美味しく揚げられません。

考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、天ぷら定食のどれも完璧に揚げられた天ぷらを食べてそのことに気付かされました。

 

また、天健は雰囲気も本当に素晴らしくて、天ぷら屋というと敷居の高いイメージがありますが、天健はとてもアットホームで気軽で、本当にサクッと天ぷらが食べられるのです。

しかも、注文してから大体5分くらいで出来上がる激早のスピード。

浅草という古き良き時代の残る雰囲気の街で、サクッと天ぷらを食べると、まだ天ぷらが江戸庶民のファストフードだった頃の趣を感じられて粋です。

 

本当に美味しくて素晴らしいお店ですので、皆様も是非!

以上、天健愛が止まらない東山でした!!

 

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紹介したお店

天健

住所:東京都台東区浅草2-4-1

TEL:03-3841-5519

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

著者プロフィール

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グルメ修行僧 東山広樹

ラーメン屋の開業に向けて修行中の身でしたが、2016年8月10日に東京・蔵前に四川式汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」をオープンさせました。日々、担々麺道を極めんと研鑽しております。

【FBページ】https://www.facebook.com/tantantiger.tokyo/

【ブログ】Cooking Maniac

 

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名古屋・栄の食べ歩きグルメ10選!地下街で見つけた本当に美味しいオススメ店

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はじめまして。名古屋在住Webデザイナー兼ライター兼会社員のCatNoseです。

「名古屋行くんだけど、オススメの観光地教えて?」

こう聞かれると困る。ほとんどの名古屋人はそうだ。僕もその一人。

お城に興味があれば犬山城をオススメするが(もはや名古屋市じゃない)、興味なしとなると困る。動物園や水族館は他の県にもあるし、某テーマパークはできたばかりで自分がまだ行っていないからオススメできるかわからない。名古屋駅から電車で気軽に行ける場所となると・・・「グルメ観光しかない」という結論になる。

そんな「美味しいもの」が集まる場所のひとつに、日本トップクラスの広さを誇る「栄地下街」がある。名古屋駅から地下鉄東山線で10分弱で行くことができ、地下なので雨でも暑い日でも寒い日でも快適に過ごせる。

今回はその栄地下街の中から、僭越ながらオススメのお店を紹介する。

 

まずは栄地下街について理解しよう【全体マップ】

まずは、栄の地下街について説明する。ちょっと長くなるので、「ごはんの情報だけでいいよ」という方は、すっ飛ばしてほしい。
すっ飛ばす

さて、栄の地下街は構造的には単純なのだが、地元民でも栄に頻繁に行く人でない限り、「イマイチよくわからない」という人が多い。

原因は、「地下街」と一括りに言っても3種類+αもあるからだ。そのくせに、駅内の壁にある地図は「現在いる地下街」のみしか書かれていないものが多く、「目的の店が地図にない!」なんてことが起こって混乱するのである。

3種類+αの地下街というのは、まず3種類は「サカエチカ」「森の地下街」「セントラルパーク」、そして+αの「オアシス21」だ。なお、改札は「地下鉄4箇所」と「名鉄瀬戸線1箇所」がある。下図を見てほしい。

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地下鉄の改札は「西改札口」「中改札口」「東改札口」「北改札口」がある。名古屋駅から栄に来るなら、「地下鉄東山線」を使うことになるので、出口は「西・中・東」のいずれかになる。(北は地下鉄名城線のみ)

よってすぐに目に入るのは「森の地下街」で、少し歩けば「サカエチカ」や「セントラルパーク」、「オアシス21」に行ける

今回ご紹介するお店は「森の地下街」「サカエチカ」「オアシス21」にある店舗だ。ちなみに、「セントラルパーク」は図のサイズの関係で小さめに描かれているが、奥行きも幅もかなりあり、隣駅までずっと地下が続いている。お店もたくさんあるので、時間があれば散策してみるのもいいかもしれない。

なお、なぜオアシス21が+αなのかというと、地下街から地続きになっているけれど吹き抜けのような構造になっており、地下街ではなく「半地下」だからだ。(今回はこの半地下のオアシス21も地下街として含めて記事を書かせていただく)

また、「クリスタル広場」なるものがあるが、ちょっと前まではクリスタルなオブジェがあったが、最近は時期に合わせていろいろ変わるようだ。「なんでクリスタル?」と思われるかもしれないが、昔の名残ということで。

とにもかくにも、少しでも迷える観光客の皆さんの助けになれば嬉しい。長くなってしまったが、ここからおすすめのグルメを紹介。合計10店舗。お店の場所は下の地図にまとめてみた。

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森の地下街 おすすめグルメ

1.【フルーツジュース】乾いた体に染み渡る、新鮮フルーツ生絞りの「弘法屋」

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まず最初は、さらっといただける絶品フルーツジュースをご紹介したい。

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中改札口をまっすぐ出たところにある、可愛らしい看板が目印の新鮮フルーツのお店が「弘法屋」だ。明るい店内にはたくさんの種類のフルーツが丸ごと、あるいは美しくカットされ、所狭しと並んでいる。

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有名なフルーツ屋さんである「弘法屋」の新鮮なフルーツが栄の地下街で楽しめるというのは、なんだかお得な気分だ。瑞々しいフルーツが並んでいるのを見ると、「全部ください」と言いたくなる(カットフルーツの量り売りもしている)。

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そのままフルーツをいただくのもアリだが、おすすめは生搾りの「フルーツジュース」だ。券売機で好きなジュースの券を買ってスタッフさんに渡せば、ずらりと並んだショーケースの中から取り出した生フルーツをその場でミキサーにかけてくれる。

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どの果物もこの上なく美味しそうだ。今回は、コタツの上で見かけそうな家庭感あふれる「ハウスみかん」をチョイス。

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スタッフさんが作ってくれている間、店内を見渡す。おみやげにも良さそうなスイーツもあった。新鮮な果物をガツンとのせたババロアやゼリーなんて、美味しくないはずがない。

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そうこうしている内に、ジュースの出来上がり。綺麗でなめらかなみかん色である。もはやハウスみかんの面影はない。

口いっぱいにみかん味が広がる。すごい。口にみかんを3個も4個も突っ込んで一気に食べたかのような濃厚さである。すっきりと甘く、酸味はない。デザート感覚でいける。

市販の100%ジュースとも違う、もったりした舌触りが良い。生搾りなのに繊維はほとんど感じない。とろっとしていて、ときどき粒を感じる。

ジュースが残りわずかになると、ようやく繊維感が出てきた。しかし、かなり細かくなっているので不快感はなく、逆に「生搾り感」が感じられて悪くない。

飲み始めから飲み終わりまで、普通のみかんジュースとは一線を画したみかんジュースだった。

ちなみに、名古屋駅の名鉄百貨店にもお店があるので、栄まで来られないときにはぜひそちらで。

 

店名:弘法屋(こうぼうや) 栄 森の地下街店
住所:名古屋市中区栄3-5-12 栄 森の地下街 弘法屋フラン店
電話:052-684-8340
営業時間:10:00〜19:30

 

2.【エビフライサンド】有名老舗喫茶「コンパル」 にて名古屋名物エビフライをサンドイッチで!

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次に、名古屋名物のひとつである「喫茶店」から、定番の「コンパル」をご紹介。なんと戦後すぐの昭和22(1947)年の創業で、以来名古屋独自の喫茶文化を牽引してきた老舗喫茶店である。

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森の地下街には、コンパルの「栄西店」と「栄東店」があり、それぞれ隣同士の通路に立地していてとても近い。コンパルで待ち合わせをするなら「今コンパルついたけど、おる?」「おるよー」「見つからんのだけど!」「おるがー!(いるんだけどの意)」ということにならないように注意したい。

中改札口のエスカレーターを登って右の改札を出て階段を下ると西店。エスカレーターから直進の改札を出て、そのまま弘法屋を越えた通路を入ってしばらく進むと右手に見えるのが東店。

西店のある通路の方が人通りが多いので、お客さんも多い印象。今回は比較的空いている東店にお邪魔した。

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さっそくメニューを拝見。サンドイッチやトーストなど、「ザ 喫茶店」なメニューが豊富である。ドリンクも定番のコーヒーやカフェオレから、フルーツジュースまで様々。そのときの気分で選び放題である。

たまごをふんだんに使用した「コーチンたまごサンド」も好きなのだが、今回は定番中の定番「エビフライサンド」をいただくことにする。

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エビフライサンドは、たっぷりとエビフライ3本を使い、カリッとトーストした食パンにキャベツと卵焼きとともに挟み込んだ、贅沢なサンドイッチである。この断面を見てほしい。食パンにみっちみちの圧倒的ボリューム感

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持ち上げると具がこぼれ落ちそうになるのでご注意を。がぶりと頬張ると、香ばしいトースト、シャキッとしたキャベツ、とろとろのタルタルソース、さくっとした衣、ぷりぷりのエビ、ふんわりたまごの食感が一気にやってくる。名古屋メシらしい情報過多な味である。

噛むとキャベツの甘さがタルタルソースと絡み、さらに甘辛いソース(カツソース)の味もマッチしてくる。

エビフライは衣が薄めで脂っこくなく、さくさくとした軽めの食感。なのでボリュームはあるけどそこまでクドくない。胃もたれしないタイプのエビフライである。

エビフライに卵焼き?と思われるかもしれないが、コイツは「おまけ」じゃない。「支え」である。

例えるなら、どっしり支える卵焼き(父)と、ふんわり包み込むキャベツ(母)で、やんちゃなエビフライ(子)をサンドしている。そう、このエビフライサンドは、絶品ソースという名の絆で結ばれた、「家族」のような一体感のあるサンドイッチなのである。

(要約:味にまとまりがあって美味しい)

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テイクアウトのコーナーもあるので、お持ち帰りも気軽にできる。

とはいえ、ソースがたっぷりでこぼれがちなので、新幹線で食べるのにはちょっと不向きかもしれない。名古屋駅の地下街にもあるので、ぜひ店内で出来立てを食べてみてほしい。

 

店名:コンパル 栄東店
住所:名古屋市中区栄3-5-12先地下鉄 栄 森の地下街 南二番街
電話番号:052-951-8151
営業時間:8:00〜21:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/n4dny0nv0000/

 

店名:コンパル 栄西店
住所:名古屋市中区栄3-5-12先地下鉄 栄 森の地下街 南一番街
電話番号:052-951-5188
営業時間:8:00〜21:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/5187v8vn0000/

 

3.【天むす】名古屋名物をお手軽に食べる!お土産にもぴったりな「地雷也」

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エビフライサンドをご紹介したところで、お次はエビ繋がりで「天むす」のお店を紹介したい。天むすとは、その名のとおり天ぷらをおにぎりにしたもの。サイズは小さめで、一口でぱくっといけるのが特徴だ(名古屋名物だが、実は発祥は三重)。

今回は栄地下でふらっと寄れる「地雷也(じらいや)」をご紹介。以前は栄地下街には他にも天むす屋さんがあったが、2017年7月現在は地雷也のみ。数少ない生き残りである。

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お店はテイクアウトと、イートインと両方ある。テイクアウトは5個入りと10個入り、それから33個入り(←!?)があり、味はノーマルなものと黒米を使ったもの、高菜入りのものと3種類ある。イートインでは天むすにおかずが付いてくるかんじ。

今回はテイクアウトで、気軽に食べられるノーマルの5個入りをチョイス。以下、自宅にて食べたレポートになる。

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5個入りはこのような袋に入っている。サイズは漫画本くらい。そんなに大きくないので、持ち帰りやすくてありがたい。

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中はこのようになっている。竹の皮で包まれていて、なんとも風情がある。ちなみにこの竹の皮、天むすから出る余分な水分は吸収しつつ、程よく保湿する効果があるとのこと。うまくできてるなあ。

ちなみに、包装ごと電子レンジ加熱可との記載があるので、自宅ではチンして食べるのがオススメ。

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中の天むすはこんなかんじ。ひとつひとつは小さめで、5個で1人前である。

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口に放り込むと、しっとりした天むすがふわっと解ける。温めると柔らかくていいかんじ。

天ぷらの衣に入った青のりの香りがたち、いいアクセントになっている。衣はサクサクではなくしっとりしたタイプ。火の通ったたこ焼きに近いような感覚だ。

味の染みた厚めの衣が、お米と合う。噛んでいると「プリプリ」が衣の奥からやってくる。小ぶりな丸まったエビの味が広がり、ああ天むす。考えた人天才かよ。

米に対して具の天ぷらが大きいので、贅沢感があって最高。普通のおにぎりのように「一口目は米だけ現象」に苛立つことはない。

お手拭きが付いているので、帰りの新幹線で食べつつ、ビールを飲むのも最高なはず。東京にも店舗があるみたいなので、これ読んで「ちょっと食べてみたいなあ」と思っていただけたら、ぜひ。

 

店名:地雷也(じらいや)サカエチカ店
住所:名古屋市中区栄3-5-12 森の地下街 南一番街
電話番号:052-962-5188
営業時間:11:00〜20:00

 

4.【小倉トーストサンド】昭和な雰囲気溢れる喫茶店「ラムチー」で名物小倉トーストを

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天むすの次は、名古屋名物繋がりで「小倉トースト」のお店をご紹介したい。

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中改札口から出て振り返った方向に少し行くと、左手にあるのが「ラムチー」。なんと1957年の創業であり、森の地下街が60周年なので、ラムチーは森の地下街と歴史を共にしてきたと言っても過言ではない。

中はこぢんまりとしており、カウンター席とテーブル席。古き良き昭和の雰囲気が漂う、昔ながらの落ち着いた喫茶店といった感じだ。店内にはお一人様が多く、皆様タバコを嗜みながら新聞を読んだり本を読んだりと、思い思いに過ごしておられた。

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ここで食べていただきたいのは、この小倉トースト。多くのお店の小倉トーストは、トーストの上に小倉とマーガリンを塗るスタイルだが、ここラムチーはサンドイッチにしたものを、食べやすくスティック状にカットしてくれている。

ちなみに、写真は「ハーフサイズ」。普通のサイズはこの倍の量なので、胃袋や人数に合わせて選んでいただきたい。

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できたてをいただく。特徴的なのはマーガリン。はっきりと層が見えるほどに、厚めに塗られている。

一口噛み付くと、サンドされた小倉が耐えきれずにはみ出す。小倉の落下に気をつけながら食べる必要がある。

味はというと、厚めのマーガリンがきちんと存在感を発揮しつつも小倉の引き立て役となっており、小倉とマーガリンという意外な組み合わせだが相性が抜群である。トーストの香ばしさもいい。

スティック状なので食べやすく、あっという間に完食してしまった。マーガリンの油や小倉の甘さがクドい、なんてことはない。お互いの種類の違った甘さが見事にマッチして、どんどんいける。おやつとしても、軽食としてもおすすめできる一品である。

ちなみに、テイクアウトもできるので、タバコの臭いが苦手という方はぜひテイクアウトで。昭和な雰囲気を味わいたい方はぜひ店内で。コーヒーもすっきりした味わいで、小倉トーストとの相性がよくいいかんじなので、店内のときには一緒にご注文することをオススメする。

 

店名:RAMCHY(ラムチー)
住所:名古屋市中区栄3-5-12 森の地下街中央一番街
電話番号:052-971-6110
営業時間:平日 7:00〜21:00、土日祝日も営業

 

サカエチカ おすすめグルメ

5.【ういろ】名古屋を代表する和菓子ういろを楽しめる和甘味「緋毬」

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名古屋名物である「ういろ(ういろうとも言う)」を作る「大須ういろ」がサカエチカに構えた和甘味屋さんが、この「緋毬(ひまり)」である。ここではういろを始めとした和甘味を、他では味わえないスタイルで楽しめる。

ういろとは、米粉などの穀粉と砂糖を主原料に作られた、蒸し羊羹に近い和菓子である。羊羹よりもあっさりしていて、味も小豆に限らず様々だ。

緋毬ではこのういろや白玉、さらにかき氷なんかも楽しめる。和をベースに洋風も取り入れた、新しいスタイルの甘味処、といったかんじ。

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お店はサカエチカにある。中改札を右側に出て階段を降りて森の地下街を直進し、音楽堂の角をクリスタル広場方面へ右折すれば、ちょっと歩いたところの右手にある。入り口がとってもオシャレなので、見逃さずに済む。ちなみに土日は行列ができていることも。

店内は席数が少なめで、座り心地のいいソファ席。鏡の効果で窮屈感はなく、さらに柔らかめの照明のおかげで、落ち着いてスイーツを楽しめる。

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メニューは写真付きで美しい。どれも恐ろしくウマそうである。

ちなみに季節のういろの「時価」がとても気になる。

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なんと、お食事のメニューもあった。高級感溢れるお茶漬け、限定20食。惹かれるが、今回はスイーツの紹介だった。次来たときに食べよう。

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今回は「ゆららういろ」の玉露こしあんをチョイス。涼しげなどデカい皿にういろとこしあんがちょこんと乗って、玉露のソースが捻られたようにかかっている。お皿の縁には抹茶がレイアウトされている。アートかよ(全体的に褒めている)。

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スプーンを落とすと、すっと切れる柔らかさ。しかし崩れはしない適度な弾力がある。

口に入れると、ぷるっっっぷる。噛まなくても自然と溶けていく。玉露ソースは深みのある苦味だけでなく甘みがあって、これがあっさりとした「こしあん」とマッチする。こしあんは「一体何回こした?」というくらいに滑らかで、高級生クリームを思わせる舌触りだ。そして、さらに中からぷるっぷるの「ういろ」が畳み掛けてくる。

コイツは、僕が知っている、あの「ういろう」じゃない。名古屋の小学校だと給食にも出てくるあの「ういろう」とは天と地の差だ。あの60倍は柔らかい。給食のういろうはあれはあれで好きだったけれども、緋毬のういろはもはや別の食べ物だ。 

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それから、和甘味好きには外せない白玉も注文した。なんとこの「五色白玉」、それぞれ味が違う。プレーンな白と、桜・きなこ・抹茶・ごまだ。これをこしあんと共にいただく。

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ういろに続き、このぷるっっぷる感。表面の艶やかさから伝わってほしい。口に入れてひと噛みすると、表層部分は瑞々しく柔らかく、内側はもちもちとした弾力があって柔らかい。2種類の弾力が楽しめるのだ。

しかも一緒に盛られているこしあん。ういろに乗っているものと同様、滑らか過ぎるこしあんだ。この滑らかさはこしあんというより本当にクリームというかんじ。たっぷりと盛られているので、惜しげもなく白玉にたっぷりとのせて食すと最高。

上品な甘さが口に広がり、「お抹茶が飲みたい」という気分にさせてくれる。混雑していて申し訳なかったので追加注文できなかったが、次来るときは最初からセットで頼もうと心に誓う。

ちなみに、ここは水まで美味しい。レモン風味の水はよくあるが、なんとここは柚子風味。柚子&和菓子好きにはたまらないお店である。

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なお、持ち帰りのスイーツも数多く揃っている。店内で食べる出来立てには及ばないかもしれないが、どれも美味しそうなスイーツばかり。出張土産を見て「またスナック菓子か」とため息をつく女性同僚たちへ持ち帰るべき正解はコレである。

 

店名:緋毬(ひまり)
住所:名古屋市中区栄3-4-6 サカエチカ内
電話番号:052-961-6082
営業時間:10:00〜20:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/axczxefe0000/

 

6.【守口漬】足かけ3年かけて作られる絶品漬物の「大和屋守口漬総本家」

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お次は、名古屋の名産品として有名な「守口漬」を販売するお漬物屋さん。そこかしこにいろんな種類のお漬物が並ぶ、有名な老舗だ。店舗の歴史に「第二次世界大戦のため一時休業」と欄があるくらい、古くからあるお店。「歴史ある漬物屋さん」って、それだけでも美味しそうな響きである。

守口漬とは、簡単に言えば守口大根という細長い大根を奈良漬にしたもの。しかし、大和屋守口漬総本家の守口漬は、そんな簡単に言い表すのは失礼な程に手が込んでいる。守口大根に適した土壌を作るところから始まり、何度も何度も漬け込んで、完成するまでになんと足かけ3年かかるのだそうだ。

守口漬の美味しさの秘密は、この努力と労力にあるのだろうと思う。宮内庁から注文を受けたほどのお店なので、お土産にも喜ばれること間違いなしだ。

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お漬物は冷蔵されているものから常温のものまで、とにかく種類が多い。商品をじっと眺めていると、親切な店員さんが声をかけてくれ、試食もさせてくれた。どれを選べばいいか困ったら、店員さんに相談するのが一番確実だ。

ちなみに奥には、昼のみ営業の食事処もある。店員さんにチラシを見せていただいたが、漬物付きの煮魚定食がとても美味しそうだった。こちらもそのうち食べてみたいところ。

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さてお土産の漬物だが、僕のイチオシはこれ。「きざみ守口漬」。なぜオススメかというと「食べやすく刻んでくれていて、その上小さいパックで小分けになっているから」だ。f:id:tsukuruiroiro:20170716235632j:plain

袋の中は、小分けパックで4つに分かれている。これは一人あるいは二人暮らしにはとてもありがたい。

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パックの蓋をめくって、そのまま食卓に並べて問題なし。洗い物も出ないし、楽で助かる。

程よい厚みでスライスされた守口漬を口に入れると、深みのある酒粕の味が広がる。みりんの上品な甘みも感じられ、こりこりとした守口大根の歯ごたえもいい。

甘みが結構あるなと思ったら、原材料に「はちみつ」の文字。漬物の塩気、酒粕・みりん粕の甘み、はちみつの甘みが絶妙にマッチしている。

味付けは濃く、1パックでお茶碗1杯はいけそうである。

美味しいお酒のつまみとしても最高だ。賭けてもいいが日本酒と最高に合うはずだ。

なお、さらに刻まれた「生ふりかけ」タイプもある。そのままごはんにかけたり、卵焼きに混ぜたり、チャーハンの具にしたりといった食べ方がオススメとのこと。なんて最高なんだ。刻んでくださってありがとうございます。

駅のキヨスクなんかにも並んでいるので、見かけた際にはぜひ。公式ページではギフト用のセットなんかもあるので、年配の上司への贈り物にはコレを買っておけば間違いない(保証はしない)。

 

店名:大和屋守口漬総本家サカエチカ店
住所:名古屋市中区栄3-4-6-5号先
電話番号:052-971-5753
営業時間:10:00〜20:00

 

7.【どら焼き】名古屋に本社がある老舗和菓子屋によるどら焼き専門店「ふわどらん」

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続いてご紹介するのは、先ほどご紹介した緋鞠や大和屋守口漬総本家と同じ並びにあるどら焼き専門店、「ふわどらん」だ。こちらはただのどら焼き屋さんではない。名古屋に本社を置き、全国に展開する老舗和菓子屋「両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)」が運営するどら焼き専門店で、店内にガラス張りのどら焼き製造コーナーがあり、作っている様子を見ることもできるのだ。

両口屋是清の和菓子は全国で食べられるが、ふわどらんで作られるどらやき「どらっぽ」は、2017年7月現在ここでしか食べることができない。

お店はイートインコーナーもあり、もちろん持ち帰りも可能だ。味はどら焼きとして定番の「小豆」「抹茶」に加え、「小豆バター」「カスタード」も常時メニューとして売られている。加えて、季節限定の味(7月はあんずだった)や土日限定の味(取材時はメロンだった)もあり、行くたびについ立ち寄りたくなる。

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今回はイートインでいただくことにした。定番の「小豆」をチョイスする。おしぼりと共にお盆にのった「小豆」のどらっぽ。

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開けてみると、中から可愛らしいキャラクターの焼印が。もちろん躊躇せずに食す。

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どらっぽの皮の中は、粒がしっかりめの小豆あんこ。粒感をしっかりと感じられる、甘さ控えめのつぶあんだ。肝心の皮は、ふわふわでもちっと感があり、優しい甘みが感じられる。これが甘さ控えめのつぶあんと相性抜群。ミニサイズなので、2、3個いきたいところ。お茶にもコーヒーにも合う、新しいどら焼きだ。

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皮がかなり美味しくて、そのまま皮だけ食べたいと思っていたら、なんとその願望を叶えてくれるメニューがあった。「パンケーキ」。どらっぽのしっとりふわもちの皮をパンケーキ風にいただくことができるようだ。最高かよ。

ちなみにこの皮がとても気に入ったので、洋風の中身バージョンも食べたくなりカスタード味も購入。カスタードは濃厚で、バニラ風味もした。程よい固さで垂れることなく、しかし滑らかで舌触りがいい。パンケーキとしてもおいしい皮なので、カスタードクリームとは相性最高だった。小豆ももちろん美味しいが、個人的にはカスタード味もかなりお気に入りだ。

イートインではドリンクもあるので、ちょっと一休みしたときに立ち寄るといいかもしれない。もちろんお土産としてもばっちりだ。1個110円〜なので、人数の多い職場にも対応できる。買って帰れば喜ばれること間違いなしだ。

 

店名:ふわどらん
住所:名古屋市中区栄3-4-6 サカエチカ
電話番号:052-971-3315
営業時間:10:00〜20:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/n3wjgsx00000/

 

8.【鯖寿司】明治2年から続く老舗寿司屋の技術の集大成を味わえる「東鮓本店」

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さて、お次は、鯖(サバ)寿司のご紹介である。「名古屋に来て寿司?」と思われるかもしれないが、侮ることなかれ。なんと明治2(1869)年から続く超老舗の鯖寿司だ。ちなみに明治2年について調べてみたら、まだ「旧幕府軍」がいた時代のようだ。昔すぎてもうよくわからない。

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そんな超老舗「東鮓本店(あずまずしほんてん)」は、サカエチカにある。先ほどご紹介したふわどらんから行く場合は、クリスタル広場まで出てから地下鉄方面へ右折して進めば右手に見える。改札口からなら、西改札口方面へ進んで突き当たりを左折。クリスタル広場方面へ進めば左手に見える。

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ノーマルなお寿司もかなり美味しそうだが、イチオシは「鯖松前すし」だ。「鯖押しすし」との違いは、薄く巻かれた昆布。500円ほど高くなるが、圧倒的に美味しいので、この500円は払う価値がありすぎる。

店内でいただくことも可能だが、今回はテイクアウトして家で楽しむことにした。

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鯖松前すしはテイクアウトするとこんなかんじの箱に入れてもらえる。コンパクトなので、新幹線で食べたりお土産に持ち帰ったりするのにもいい。

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中はこんなかんじ。お寿司は竹の皮に包まれ、箸とおしぼりもついている。

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竹の皮の結び目を解くと、中から鯖松前すしが登場。鯖寿司を包む松前昆布はとても薄く、中が透けて見えるほどだ。昆布は下にも敷かれている。

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それでは早速いただきます。このサイズにカットされたものが6切れ。口に入れるとまず、香りのいい松前昆布の味が広がる。「風味豊か」という表現がぴったりで、只者の昆布ではない。しかも薄いために主張が激しくなく、あくまで脇役に徹しているのが素晴らしい。昆布くささが全くない。

鯖寿司本体はというと、酢飯の甘さ加減が絶妙で、酢の酸味もツンとすることなくまろやか。砂糖は3種類、酢は2種類をブレンドして作られたというシャリは、こだわり抜かれた様子がひしひしと伝わってくるウマさである。鯖もまったく臭みがなく、巻かれた松前昆布の味が染みて、とんでもなく美味しい。普通の鯖寿司とはレベルが違った。さすがは明治2年からの老舗である。

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ちなみに、下に敷かれた松前昆布で鯖寿司最後の一切れをぐるぐる巻きにして食べるのが最高に幸せな瞬間である。

なお、持ち帰りを注文すると、お店の中の席で待たせてもらえる。少し時間がかかるので、急ぎのときには注意が必要。ありがたいことに待つ間にお茶まで出していただけるので、時間にゆとりを持っての購入をオススメする。

 

店名:東鮓本店 サカエチカ店
住所:名古屋市中区栄三丁目4番6号先栄交差点地下 サカエチカ
電話番号:052-971-2126 
営業時間: 10:30〜21:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/5xguskrc0000/

 

9.【味噌煮込みうどん】驚きのコシの強さ!外せない名古屋めしは「長寿亭」で

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続いては、名古屋めしのひとつである「味噌煮込みうどん」をサカエチカで楽しめるお店をご紹介する。

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東鮓本店と同じ通りにある「長寿亭」。創業45年の老舗で、創業時から変わらない伝統の味を提供し続けるお店である。天ぷらやきしめんといったメニューもあるが、イチオシはやっぱり味噌煮込みうどん。

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味噌煮込みうどんはシンプルな「普通煮込」から、「たまご入」「かしわ入」など具が追加されたメニューもある。問答無用でいろいろと入っているのではなく、そのときの気分で具の多さを選べるのが嬉しい。さらっと軽くいきたいときにはきしめんもオススメ。

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今回はシンプルな「普通煮込」を注文。ぐつぐつと煮えたぎる味噌煮込みうどんと、取り皿、レンゲがお盆で1セットになって運ばれてきた。ちなみに、汁が飛んでも大丈夫なように紙エプロンをくれる。白い服を着ていたので、もちろん装着。

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小鍋の中でうどんがぐつぐつ音を立てていて、熱すぎるのが視覚的にもわかるほどだったので、取り皿によそって少し冷ましながらいただく(猫舌)。普通煮込の具はシンプルに長ネギ、油揚げ、かまぼこ。

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まず、一番の特徴はコシの強い麺だ。ちょっとやそっとでは箸では切れない。なんでもこの麺は、当日の朝にその日の天候に応じて水分量を調整して、お店で作っているのだそうだ。

麺をつゆにくぐらせてすすると、濃厚な味噌の味が口の中に広がる。これぞ味噌煮込みうどん。深みがあって、濃い。天然だしと自然の調味料のみを使って作られた、コクのあるつゆだ。

麺はというと、売りにしているだけあってコシがすごい。「煮込みうどん」というとふにゃっとした麺を想像するかもしれないが、真逆だ。アルデンテに近い。もぎゅっとした歯ごたえがクセになる。麺自体はそこまで味を吸っていないので、途中でお口にスープを追加する。うんまー。

また、長ネギと、ジューシーな油揚げがつゆをたっぷり吸っていて、濃厚な味を楽しめる。ぷりぷりのかまぼこも、麺やその他具と違った食感で、ひと鍋食べる合間に時々はさむと新鮮さが増していい。

ボリューミーなわりに値段は900円弱。割りとコスパが良いのではないだろうか。お得なランチメニューもあり、同じく900円くらいで「てんぷら・漬物・ごはん・きしめん」のセットがいただける。ただし、食数が限られており14時前にはなくなることが多いそうなので、お早めに。

ちなみに食べる前に装着した紙エプロンだが、うまく食べたつもりだったけれど2、3滴茶色いシミがついていた。たすかったー。みなさんも味噌煮込みうどんを食べる時には、自分を過信せずに装着をしておいた方が良い。

 

店名:長寿亭
住所:名古屋市中区栄3-4-6 サカエチカ
電話番号:052-971-6118
営業時間:11:00〜20:30
URL:https://r.gnavi.co.jp/nfskhjvp0000/

 

オアシス21 おすすめグルメ

10.【小籠包】名古屋で本場台湾の味を楽しめる!「上海湯包小館」

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最後は、オアシス21のオススメをご紹介。本格的な小籠包を楽しめる中華料理店、「上海湯包小館(シャンハイタンパオショウカン)」だ。

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お店があるオアシス21は、東改札口の方に行けば案内があるのでわかりやすいと思う。階段を降りてすぐ右手、半地下なので外に出ることにはなるが、屋根があるのでじりじりした直射日光や雨の心配はない。案内所を背にして壁沿いに奥の方へ進めば、左手に見える。

赤い看板が目印で、いかにも中華な外観なので、見落とす心配はない。

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店内も中華な内装で、仕切りがあるので落ち着いて食べることができる。なお、イチオシの小籠包は、店内の一角でその場で手作りされている(写真右奥)。

積み重なった蒸篭、沸き立つ湯気、そして料理人さんのよすぎる手際で次々作られていく小籠包・・・。作業場を見ているだけでヨダレが出る。外からも見えるので、お店に行ったらぜひ見てみてほしい。

今回は平日にお邪魔したので、サービスランチを注文。通常ランチセットの小籠包は3個だが、プラス210円で5個に増量できるのでもちろん増量。なお、ランチの時間帯でも麻婆豆腐や生春巻き、青菜炒めなどの一品料理もあった。昼はメニューが限られているので、いろいろ食べたい人は夜に行くのがオススメだ。以前食べて美味しかったので、今回は麻婆豆腐も注文。

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最初に麻婆豆腐がやってきた。火がついているので、アッツアツを食べることができる。辛さは小辛から選べる。今回は一緒に食べる人が辛いもの苦手なので、小辛をチョイス。

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伝わるだろうか、この熱々感ととろとろ感。

ひき肉は少なめだが、十分に旨味が引き出されており、とろとろの餡に香辛料で深みのある濃いめの味がしっかりとついているので、物足りなさは全くない。豆腐が崩れることなくしっかりと形をなしていて、これにとろみの強い餡が絡まって、最高にうまい。これで白ごはんを食べたいところ。

ちなみに、小辛なら全く辛くないので、辛いものが苦手な場合でも安心して食べることができる。

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続いて、ランチセットのチャーハンとスープがやってきた。この日の「本日の飯」は肉味噌チャーハン。青菜とたまごも入って彩りもよく、香ばしさが食欲をそそる。プロの作ったパラパラのチャーハンはやっぱり格別だ。定番はチャーシューかもしれないが、肉味噌もなかなかの存在感を発揮し、チャーハンを美味しくまとめている。

卵スープもシンプルながら深みのある味わいで、コショウが効いていてさらっと飲めるのがよいところ。美味しい中華料理屋さんのスープってウマいよね。

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さてついに、メインの小籠包がやってきた。あつあつ蒸し立ての状態で、蒸篭ごと運ばれてくる。店員さんが蓋を開けてくれると、蒸気が立ち上り、ああ早く食べたいと気が急かされる。なお、テーブルの上に「小籠包の食べ方」なる説明があるので、小籠包が来るまでの間に予習しておくといいだろう。

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まずはタレを作っておく。あらかじめ千切りの生姜が乗った小皿をいただけるので、先に作っておくべし。テーブル上の黒酢と醤油をお好みで混ぜ合わせておく。ちなみに目安は「黒酢7:醤油3」とのこと。

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小籠包を蒸篭からそっと取り出し、タレに絡める。気をつけないと破れてしまうので、繊細に扱うべし。

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そうしたらレンゲにのせて、タレに浸した生姜もちょこっと同乗させる。このまま口に入れてもいいが、猫舌でなくともなかなかに難易度が高いので、オススメはここで「箸で破る」こと。箸先でちょいちょいと小籠包の隅をつついて、穴を開ける。そうすると、中から肉汁スープがじゅわ〜〜っと出てくるのだ。

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おわかりいただけるだろうか。このキラキラした肉汁スープ。あまりの美味しそうな様子に、だいたいの人はこのタイミングでいつの間にか顔がにやけることになる。一人飯の場合は気をつけたい。このスープをまずはレンゲからそっとすする。ジューシーな旨味たっぷりの肉汁。肉汁だけをスープとしてお椀一杯飲みたいほどだ。

肉汁スープを味わったら、小籠包を丸ごと口に入れる。もっっちもちの皮に、肉汁が溢れ出た後でもなお旨味たっぷりの餡。極上のハーモニーである。ちなみに冷めるのが早いので、熱々で食べたいなら、おしゃべりすることなく黙々と口にするべきだ。冷めてくると蒸篭の底布に小籠包がくっついて剥がしにくくなるので要注意。

なお、本日は「日替わりランチセット」をいただいたが、普通のランチセットも「油淋鶏セット」や「担々麺セット」などかなり種類があるので、要チェックである。夜に行っていろいろ食べたことがあるが、どれもこれも最高に美味しいので、複数人で行ってシェアするのがオススメ。

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ちなみに、小籠包のあまりの美味しさに食欲のブレーキが破壊されたため、追加で単品小籠包を注文させていただきました。ふっふっふ。

 

店名:上海湯包小館(シャンハイタンパオショウカン)
住所:名古屋市東区東桜1丁目11番1号オアシス21 B1
電話番号:052-684-6207
営業時間:11:00〜22:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/nhrptj8j0000/

 

まとめ

雨にも濡れず日差しも気にならない栄地下街のおすすめグルメを10店紹介してきた。服屋さんや雑貨屋さんもたくさんあり、買い物しながらグルメも楽しめるので、観光しきって回る場所がなくなったら、ぜひ足を運んでみてほしい。

以下に再度地図を貼っておくので、歩き回る際にはぜひ保存してお手元に。

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1.【フルーツジュース】乾いた体に染み渡る、新鮮フルーツ生絞りの「弘法屋」
2.【エビフライサンド】有名老舗喫茶「コンパル」 にて名古屋名物エビフライをサンドイッチで!
3.【天むす】名古屋名物をお手軽に食べる!お土産にもぴったりな「地雷也」
4.【小倉トーストサンド】昭和な雰囲気溢れる喫茶店「ラムチー」で名物小倉トーストを
5.【ういろ】名古屋を代表する和菓子ういろを楽しめる和甘味「緋毬」
6.【守口漬】足かけ3年かけて作られる絶品漬物の「大和屋守口漬総本家」
7.【どら焼き】名古屋に本社がある老舗和菓子屋によるどら焼き専門店「ふわどらん」
8.【鯖寿司】明治2年から続く老舗寿司屋の技術の集大成を味わえる「東鮓本店」
9.【味噌煮込みうどん】驚きのコシの強さ!外せない名古屋めしは「長寿亭」で
10.【小籠包】名古屋で本場台湾の味を楽しめる!「上海湯包小館」

 

【書いた人】

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CatNoseです。名古屋在住Webデザイナー兼ライター兼会社員。

LITERALLY」というブログと「サルワカ」というWebメディアを運営中。飼っているのは犬。

チーズ!チーズ!チーズ伸びすぎぃぃぃぃ!新大久保の「チーズタッカルビ発祥のお店」はやっぱり最高だった

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大流行の韓国料理「チーズタッカルビ」。

中でもここ「市場タッカルビ」はなんとチーズタッカルビ発祥のお店なんです。

発祥のお店ならではのチーズの量や濃厚さと、ピリ辛味付けとのハーモニーは試行錯誤の末に生まれたこのお店だからこそ。

そんな大人気のチーズタッカルビを存分に堪能してきました!

 

「市場タッカルビ」はチーズタッカルビ発祥のお店!

新大久保駅といえば、言わずと知れたコリアンタウンがあり、多くの韓国料理屋やコスメ用品店が立ち並びます。

そして驚くことにどの韓国料理のお店も看板メニューにしているのが、「チーズタッカルビ」なんです。

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そんな大人気の「チーズタッカルビ」ですが、この看板を掲げられるのはこちらのお店だけ。

チーズタッカルビ開発に関して、市場タッカルビでは試行錯誤を重ね、約2,500人のモニタリングの末に生まれた味なんだそう。

こちらのお店に訪れるほぼ100%のお客さんが頼むという大人気メニューです!

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そしてさっそく店内に入ってみると壁にはこんなにたくさんの落書きが!

 

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店内の壁にはなんと落書き自由ということなので、記念を残しておいてもいいかもしれないですね!ちなみにこの壁の張り紙はもう10回以上貼り直しているらしいですよ。

 

とろーりチーズたっぷり!大人気のチーズタッカルビ!

そしてお待ちかねのチーズタッカルビ!

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このビジュアルインパクト!2種類のチーズの海に真っ赤なタッカルビの丘が出来上がっています。黄色い方がチェダーチーズ、白い方がモッツァレラチーズです。


ランチタイムには2人前1,980円(税抜)とかなりリーズナブル。

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具材は鳥もも肉、さつまいも、キャベツ、トッポギ。タッカルビ自体には火が通っているので、チーズがとろけたらすぐに食べられます!


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店員さんが火をつけてくれてチーズを混ぜながら「うちのチーズは伸びが命なんです」と見せてくれました。 

 

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ハンパじゃない伸び具合!チーズってこんなに伸びるものなんだと驚きです!
店員さんいわく、天井まで伸びるそうですよ!

 

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そして、タッカルビの鳥もも肉をたっっっぷりとチーズの海にくぐらせていただきます!

チーズめちゃめちゃ伸びます!見てるだけでも楽しくなりますね。

チーズの歯ごたえがしっかりとしていて、甘みがあり濃厚な味わいがピリ辛な味付けのタッカルビと完璧なハーモニー!

辛いのが苦手な方もチーズをたっぷりつければ、まろやかになるので安心!

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モッツァレラチーズもミルキーでふわっふわ!2種類のチーズが楽しめるのもチーズ好きにはたまらない天国です!

ついつい箸が進んでしまい完食してしまいそうですが、少し残しておくのが重要なポイント。

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卵や、ネギ、きのこの乗ったライスを鉄板に残ったチーズタッカルビと共にチャーハンにするのが市場タッカルビのおすすめの食べ方なんです!

 

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特製のピリ辛ソースを加えながら、店員さんが炒めてくれます。

 

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仕上げに韓国のりをまぶせば完成!

 

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香ばしいチーズの風味がたまらないピリ辛チャーハン!

韓国のりの塩気とピリ辛のソースがマッチして絶品!

 

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店員さんいわく、これを食べないとチーズタッカルビを堪能したとは言えないそうですよ!

 

夏は韓国料理の季節?本場の韓国料理も楽しめる!

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そしてランチの時間帯には全てのメニューに日替わりのおかず6種類、ライスとスープが食べ放題!

 

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本場のキムチチゲや海鮮チヂミが味わえます。

 

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キムチたっぷりのキムチチゲはこの季節に食欲をそそるような辛さと旨味で豚バラ肉も柔らかく煮込んであり、ごはんが進みます!

 

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海鮮チヂミはもっちもちの生地にイカやエビがたっぷりで食べ応えたっぷり!

夏バテで食欲が衰退するこの季節にはキムチやHOTな韓国料理を食べて元気を取り戻しましよう!


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市場タッカルビはJR新大久保駅から徒歩約3分です。

 

大人気韓国料理「チーズタッカルビ」発祥の「市場タッカルビ」をご紹介しました。

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人気店の為、ランチもディナーも並ぶのが必至なのですが、お店の入り口にあるこちらの用紙に名前と人数、電話番号を書いておけば、時間が来たら電話をしてくれるという便利さがありがたいですね!

名前を書いておいてコリアンタウンでお買い物を楽しんだりなども出来るので待ち時間を無駄にすることもありません!

みなさんも「チーズタッカルビ」を堪能しにぜひいってみてくださいね!

 

紹介したお店 

市場タッカルビ
TEL:050-3462-2655
住所:東京都新宿区大久保1-16-16 祥栄ビル 1F

r.gnavi.co.jp

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

(編集:フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/

インスタ映え抜群!「スムージーボンボン」注目店はもうチェックした?

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こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。

最近、Instagramのタイムラインを見ていると流れてくるカラフルなスムージー。フルーツたっぷりだったり、カラフルで彩り豊かだったり、様々なスムージーが巷では話題になっているのだとか。

今回は、そんな話題の進化系スムージーの注目店をピックアップしました。Instagram風に撮るコツもあわせてご紹介します!

【もくじ】 

 

1. レインボーなパステルカラーがゆめかわ!「MONARCH of LONDON(モナーク オブ ロンドン)」で流行先取り

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何でできてるの!?というくらいキュートなパステルレインボーなスムージーが、こちらの「ユニコーンヨーグルトスムージー」(税込899円)。まるで絵本から飛び出してきたかのようなビジュアルです。

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見た目のかわいさから、甘めかな?と思いましたが、食べてみると甘さ控えめのヨーグルト味!意外とさっぱりといただけますよ。

上からパープル、イエロー、ピンク、ブルー、グリーンの5色の層はそれぞれ違った味わい。飲み進めていくことで味に変化が出るのも楽しいですね。ちなみに、真っ赤なハートはパンケーキでできているんですよ! 

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とってもフォトジェニックなメニューなので、特別なカメラやアプリも必要なし。少し背景にこだわって片手に持つだけで、今日からあなたもインスタ美人!この日はヒカリエのウィンドウを背景にパシャリ♪

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モナークオブロンドンでは、ドリンクの他にも思わず乙女心がキュンとしちゃうようなスイーツも購入できます。ギャザリングパーティーの時などに持っていくと、喜ばれること間違いなし!

 

紹介したお店

MONARCH of LONDON(モナーク オブ ロンドン)渋谷ヒカリエ ShinQs店
住所:東京渋谷渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエShinQs B2F
TEL:03-6434-1655
営業時間:10:00~21:00

渋谷ヒカリエ ShinQs店のほか、上野マルイ店もあります。

 

2. ブームはここから!進化系スムージーの定番「ELLE cafe(エル カフェ)」のSMOOTHIE BONBON

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次に紹介するのはELLE cafe(エル カフェ)の「SMOOTHIE BONBON(スムージーボンボン)」(税込1,944円)。進化系スムージーはここから火がついた!と言っても過言ではありません。

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季節に合わせてフルーツが変わります。お邪魔したときにはストロベリー、ピーチ、プレミアムメロンの3種類がありました。過去にはマンゴーもあったようです。

今回は、取材時に新登場だったピーチをチョイス!

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たっぷりとフレッシュピーチが使われている夏らしい一品。クリームもしっかりとのっていますが、使用されているのは豆乳クリームなので、あっさりヘルシーなのも嬉しいですね!

トッピングされているピーチはマリネされているので、さっぱり感が増して夏でもペロリといただけます。

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全体的に白・赤・ピンクとかわいらしい色味でまとめられているメニュー。背景には緑が入ると引きしまりますね。他のInstagram投稿を見ていても、だいたい背景に白を選んでいる人が多いので、あえて緑にすると目を引きそう!

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ちなみに、イートイン時はSMOOTHIE BONBON!!の他にワンオーダーが必須。食事をしない方はテイクアウトがオススメです! 

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おしゃれなデリも多数取り揃えてあるので、ピクニックやアウトドア時にもピッタリ。 

 

紹介したお店

ELLE cafe AOYAMA CAFE RESTAURANT
(エル カフェ 青山 カフェレストラン)
住所:東京渋谷区神宮前5-51-8 1F・2F
TEL:CAFE RESTAURANT 03-6451-1996/DELI 03-6451-1997
営業時間:DELI 平日 9:00~21:00 / 土日祝 8:00~21:00
CAFE 平日 9:00~23:00 / 土日祝 8:00~23:00
RESTAURANT Lunch11:00~15:00 Tea15:00~18:00 Dinner18:00~23:00

青山店のほか、六本木ヒルズ店、ギンザシックス店があります。

 

3. キュートだけどちょっぴり大人の雰囲気も!「FRANZE & EVANS LONDON(フランツ アンド エヴァンス ロンドン)」

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最後に紹介するのが、FRANZE & EVANS LONDON(フランツ アンド エヴァンス ロンドン)の「ETON-MESS mango(イートンメス マンゴー)」(税込1,890円)。ロンドンでも多くのアーティストやクリエイターから人気なんだそう。イートンメスはイングランドの伝統的なデザート。それをアレンジしたドリンクなんですね♪

 

トッピングの花穂じそはお刺身のツマとして出てくることが多いですよね。本国からパティシエが来日した際、花穂じそを気に入り、このアイディアが生まれたのだとか。まさかスイーツと融合するなんて!しかしマンゴーのオレンジ色に意外なほど似合っています。

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モリモリのクリーム?と思いきや、スプーンですくえません。これは何かというと、メレンゲを使ったスイーツ「パヴロヴァ」。サクッとしたメレンゲをフローズンドリンクに溶かしながら食べるのがオススメです!スイーツとドリンクのハイブリッドといったイメージでしょうか。一度で二度おいしいのも嬉しいです。

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キュートな焼き菓子のディスプレイや、海外でも活躍中のアーティスト、SHUN SUDO氏の作品も展示されているなど、メニュー以外のフォトジェニックな空間も素敵です♪

 

……と、このように店内のデザイン性が高いので、背景には余計なものさえ写り込まないようにすればオシャレな写真が撮れそうです。なんといってもポイントは花穂じそなので、ちょこんと見えるように、角度には気を配ってみてくださいね。

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紹介したお店

FRANZE&EVANS LONDON(フランツ アンド エヴァンス ロンドン)
住所:東京渋谷区神宮前4-9-4 1F
TEL:03-5413-3926
営業時間:11:00~22:00
 土曜 10:00~22:00
 日祝 10:00~21:00

 

大注目の進化系スムージー。どれも個性豊かで目移りしてしまいますね。この夏は、お気に入りの進化系スムージーを探してみてはいかがでしょうか?

 

著者プロフィール 

河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)

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1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々なお仕事をしています。
時短、ズボラ、ねと飯系が得意。料理ができない人でも作ってみたくなるレシピを提案します。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508

【閉店しました】寿司も刺し身もブリしゃぶも食べ放題で1380円!「バイキング網元」で新潟・佐渡の新鮮な魚を食べまくってきた

※編集部追記:こちらのお店は閉店しました。

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新潟の美味しい魚介類をバイキングで食べられる!? 

 

新潟のイメージといえば、やっぱり

・美味しいお米

日本酒

・新鮮な魚介類

あたりかなと思います。

 

今回は、そんな魚介類をお腹いっぱいになるまでバイキング形式で食べられるお店をご紹介したいと思います。

 

バイキング網元

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こちらのお店では、佐渡ヶ島で獲れた新鮮な魚介類を直送し使用しているとの事。

 

佐渡は美味しい魚が獲れる所として知られており、同じ新潟県に住んでいても、「佐渡の魚=美味しそう」というイメージを持つ程です。

 

ちなみに料金はこちら

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佐渡の魚が食べ放題で大人1,380円税込というのは、なかなかのお得価格ですね~

 

広い店内

 

店内は座席がたくさんあります。

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小上がり席もあるので、家族連れにもお勧めです。

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では、バイキングで食べられる数々の品をご紹介していきたいと思います。

 

まずは、サラダ

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定番のご飯や汁物など

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一般的には味噌汁やコーンポタージュあたりを提供しているかと思いますが、やはり鮮魚が売りのお店は違います。

 

佐渡産 鯛のアラ汁

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佐渡産 銀鮭のアラ汁

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様々なメニューが充実しています。

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寿司や刺身が食べ放題!

 

お寿司も食べ放題です!

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極めつけはこちら

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刺身も食べ放題です!

 

この日は、佐渡産のブリ、鯛、タコ、バイ貝を提供していました。

 

そして「ぶりしゃぶ」なども

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バイキングにチャレンジ!

 

これだけあると迷ってしまいますが、まずは魚メニューをメインにトライしてみることに!

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お寿司もたっぷりと

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お刺身も頂きます!

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新鮮なお魚は美味しいですね~

 

ばい貝酒蒸しもたっぷりと

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バイキングにくると、ついついやってしまうのがデカ盛りです。

 

今回はサラダでチャレンジしてみました。

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バイ貝と比べると・・

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たっぷりの野菜を美味しく頂きました。

 

ただ、これをやってしまうと、せっかくの美味しい魚を食べられる量が減ってしまうという欠点があります。

サラダを食べきった辺りで気付きました・・

 

 

パスタも食べ放題です!

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銀鮭のあら汁

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あら汁ならでは出汁が美味しいですね~

良い意味での魚臭さがたまりません!

 

 

続いては、魚以外のバイキングメニューにもチャレンジ!

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今回は、分かりやすくする為にこうした手法を取りましたが、通常はまんべんなく取ってバランス良く食べ分けた方が美味しく頂けるかなと思います。

 

ドリンクコーナーも充実しています。

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必見! マグロ解体ショー

 

こうして楽しい時間を過ごしているうちに、何やら一風変わった事が始まりました。

 

出てきたのは「マグロ」です。

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スタッフの方が手慣れた手つきで、ドンドンとさばいていきます。

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あっという間に刺身状に切り分けられていきました。

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お寿司か刺身で頂けるとの事で、お寿司として頂くことに。

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目の前でさばかれたマグロを食べるのは至極の喜びです。

 

最高に美味しかったです!

 

デザートも充実!

 

デザートメニューも充実しています。

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アイスなども

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もちろんデザートも食べ放題です

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たっぷり食べてお腹がパンパンです・・

 

食べ過ぎてしまいましたが、こういう時は後先考えずに食べまくるのが一番です。

とても幸せな時間を過ごす事が出来ました!

 

 

鮮魚直売所も併設!

 

隣の建物では、新鮮な魚介類などを販売しています。

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佐渡土産なども

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真鯛やブリ、貝類などを販売していました。

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お寿司も販売しています。

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これで税込350円は安いですね~

 

新潟ならではの美味しい魚介類を、腹いっぱいになるまで食べられるお店「バイキング網元」

ぜひ一度チャレンジしてみて下さい!

 

 

紹介したお店

バイキング 網元

新潟県新潟市中央区長潟1203-1

TEL:025-286-1515

r.gnavi.co.jp

新潟ラーメン.com プロフィール

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文:新潟ラーメン.com 管理人

新潟県を中心に様々なラーメン店を紹介しています。

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江ノ島食べ歩きグルメ激おすすめ14選!観光ランチに最適な人気店を厳選(マップ付き)

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こんにちはみやけです。夏が!夏がやってきましたね!!!たぶん。

 

というわけで東京都内から電車で約1時間半。ここにたどり着きました。

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週末に夏休みに、江の島に行く予定を立てている方も多いのではないでしょうか?そんなあなたのために、今回は江ノ島の食べ歩きグルメを紹介します!

取材当日はあいにくの天気でしたが、まあぶっちゃけ今回は海は二の次なのでひたすら食べまくろうと思います。今回は神奈川に住んでいる友達夫婦を食べ歩き要員として連行して来ました。

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 一口に江の島と言っても橋を渡る前の「駅周辺エリア」と橋を渡った後の「江の島エリア」とあるので、今回はざっくり2つのエリアに分けて紹介します。

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ちなみに「江の島」「江ノ島」と表記にそれぞれ違いがあるんですよ・・・住居表示は「江の島」で、駅名は「江ノ島」とか・・・(この記事では正式名称以外は“江の島”とさせてください)。

それでは早速、定番のしらすメニューから和スイーツまで!計14件を食べ歩きしていきますよ〜!!

【もくじ】

■この14軒以外にも江ノ島のグルメ情報はこちらで日々更新してま~す

 

1.【ハンバーガー】しらすたっぷりの江の島名物を食す!「湘南バーガー」

最初はまず弁天橋を渡った先、島内グルメから紹介していきます!

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すぐ右手に見えるのが、江の島アイランドスパ。この中に江の島オリジナルバーガー、「湘南バーガー」はあります。

 

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さつましらすバーガー(480円)

 

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ぱかっとバンズを開けると、たっぷりのしらすが。

 

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実はこのしらすバーガーにはわさびソースが使われています。
細かいしらす、しっかりと厚みのあるさつま揚げにわさびがピリっと効いて、しっかりと一口で美味しい!

 

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こちらはしらすアイス(400円)。どんな味なんだ・・・!?と不安ですが、しらすが割としらす。存在感あります。生臭さは全く無く、ミルキーな味わい。例えるならお米アイスを強くしたような感じ・・・重くないのでするっと食べられちゃいます。

 

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外には湘南バーガーの屋台もあり、もろきゅう(200円)もあります。さっぱりとしたもので食欲に火をつけましょう! 

 

店名:湘南バーガー 江の島本店
住所:神奈川県藤沢市江の島2丁目1-6 江の島アイランドスパ別館 1F
TEL:0466-29-0688
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
URL:https://r.gnavi.co.jp/ezvxxc0u0000/

 

2.【貝料理】目の前で焼いてくれる磯焼き!「貝作」

湘南バーガーの向かいには何やら香ばしい匂いが・・・

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こちら「貝作」では焼き立ての海の幸をいただくことができます!

 

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迷いますが、サザエのつぼ焼き(800円)と大あさり(2個700円)をチョイスしました。

 

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でっかい! 

 

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うまく内臓まで取れたと思ったら最後でしくってしまったの図。

ブリンブリンで歯ごたえがあって美味しい!目の前で焼いてくれるのがやっぱり嬉しい。

 

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こちらははまぐり。熱々なので気をつけて。

 

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ぷりっ、とろ〜っの食感。何よりもこの醤油のタレが最高です。是非飲み干したい。

 

店名:江の島 貝作
住所:神奈川県藤沢市江の島1丁目3-20
TEL:0466-22-3759
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
URL:https://r.gnavi.co.jp/s54w8sdx0000/

 

 

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鳥居をくぐり、江の島弁財天仲見世通りを進んでいきます。

 

3.【饅頭・もなか】パリパリのアイスもなかを「井上総本舗」で

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仲見世通りを少し登ったところに饅頭・もなかで有名な「井上総本舗」があります。 

 

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江の島に来たら絶対に食べたいのがこのアイスもなか(400円)。バニラ・小倉・抹茶の三種類から選ぶことができます。今回は抹茶アイスもなかにしました。

 

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注文するとそこから作ってくれるため、最中がパリッパリです。

 

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一口食べると、意外にもそんなに甘くない。あずきは自然な甘さで、抹茶アイスもあっさりしています。最中も香ばしく、最後まで一気に食べきってしまいます。甘いものが苦手な方にもおすすめ!

ゆっくり食べていると垂れてきちゃうので、気をつけて食べて下さい!(※食べ歩きの時はウェットティッシュ持っているとポイント高いですよ!)

 

店名:井上総本舗
住所:神奈川県藤沢市江の島2丁目1−9
TEL:0466-22-4640
営業時間:8:00~18:00
定休日:金曜日
URL:https://r.gnavi.co.jp/sna6k16s0000/

 

4.【だんご】「紀の国屋本店」のお団子でほっと一息

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こちらはいろいろな種類から選べるお団子屋さん「紀の国屋本店」です。

 

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ごまこしあんだんご(140円)と

 

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冷やしだんご(350円)を頼みました! こちらは白玉で、みたらしのタレとヨモギには餡がかかっています。お店の横にはテイクアウト専用の椅子が設けられているので、そこで休憩も兼ねちゃいましょう。

 

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ごまのこしあんだんごはねっとりとした食感で、弾力はそこまでありません。噛むたびにねっとり柔らかい。

冷やしだんごは逆にもちもち!みたらしは塩気が強めの醤油タレ、ヨモギは香りが良いです。甘さをより強く感じられるので満足感は大。冷やしているとここまで違うのか!とびっくりします。

 

店名:紀の国屋本店
住所:神奈川県藤沢市江の島2丁1-12
TEL:0466-22-5663
営業時間:8:00~18:00
定休日:水曜日
 

5.【たこせんべい】顔よりもでかい!常に並ぶたこせん「あさひ本店」

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一度江の島に来た人なら知っているのではないでしょうか?この「あさひ 本店」は焼き立てのたこせんが食べられる、いつも行列のお店です。

 

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たこせん(350円)を注文するとこんな札を渡されます。かわいい。

次々と流れ作業で店員さんがたこせんを作っていきます。パッタンパッタンとプレスして出来上がっていく様は、見ていて楽しいものです。

 

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できました!でかい!あとたこが丸見え!2〜3匹が丸々入っているのだそう。

 

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焼き立て、ものすごく熱いです。さっきまで鉄板の上でプレスされてたんだから当たり前なんですが、すぐに冷めてしまうのでまずは熱々の状態で食べたい!

薄いからあっという間になくなります。3人でシェアしたけど、1人でも余裕かも。

なにより、ビールが飲みたくなります

 

店名:あさひ本店
住所:神奈川県藤沢市江の島1丁目4−10
TEL:0466-23-1775
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜日
 

 

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仲見世通りを登りきって、江島神社から見下ろす景色はザ・江の島!な感じがします。

 

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江島神社は縁結びのパワースポットとして有名です。拝んでおきましょう。

時間のある方は徒歩、もしくは江の島エスカーで上に登って展望台も行きたいところ。

 

6.【しらすまん】ほかほかしらすまんが食べられる「島童子(しまわらし) 」

ここで終わり・・・ではないんです。江の島の脇も行きましょう!仲見世通りから入り口に戻り、海岸沿いにすすみます。 

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ひときわクマが目立つ(かわいい)このお店では、しらすまんをいただきます。

 

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大きめでほっかほか

 

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餡はしらすだけでなく、エビ等の具材もたっぷり。全体的にやわらかな味わいで、例えるならば「甘みのあるクラムチャウダーまん」というところでしょうか。

 

店名:島童子
住所:神奈川県藤沢市江の島1丁目6−8
TEL:0466-22-0090
営業時間:[平日]11:00~17:00[土・日・祝]11:00~20:00
定休日:なし
 

7.【カフェ】穴場な一軒家カフェ「カフェーマル」で贅沢なひとときを

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歩いていると、猫好きの私には見過ごすことが出来ない、可愛すぎる看板が。

 

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何度か江の島には来ていたけれど、こんな素敵なカフェがあったなんて・・・!

 

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店内はアンティーク雑貨や猫グッズで溢れた素敵すぎるレトロ空間。一足入っただけで「この店、間違いないぞ」と脳内に信号が走ります。

手作りケーキとコーヒーがケーキが全部美味しそうすぎて選べない・・・

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ヨーグルトケーキとアイスコーヒーで1,000円のセットにしました。料金は先払い制。ケーキの酸味と甘み、キンと冷えたアイスコーヒーは、すっきりとした苦味。まさに至高の組み合わせです。

江の島でここまでゆったりとくつろげる空間って、ここだけなんじゃ・・・?ここはテイクアウトは出来ませんが、是非立ち寄って欲しい場所・・・!

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店名:カフェーマル
住所:神奈川県藤沢市江の島1丁目6−5
TEL:0466-27-7939
営業時間:12:00~19:00
定休日:木曜日
URL:https://r.gnavi.co.jp/jhdfgrux0000/

 

島内グルメは満喫したので、ここからはまた戻って駅周辺エリアに行きます!

 

8.【キッシュ】カラフルなキッシュ専門店「カフェ ラ キッシュ」

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片瀬江ノ島駅の近くにある「Cafe La Quiche (カフェ ラ キッシュ) 」はキッシュ専門店。

ハムチーズ・いちごプリン・ショコラ・オニオングラタンなどなど・・・スイーツ系・お食事系どちらも充実したラインナップすぎて選べない・・・!

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散々悩んだ挙句、一番人気のキッシュプリン(280円)とエビのオマールソース(380円)をテイクアウト。

 

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まずはしょっぱい方から。まずひとつのキッシュにエビが5尾も乗っているのが太っ腹すぎます。サクサクのパイ生地に、クリーミーなソースがものすごく美味しい。味付けがしっかりとしていて、これはほんまもんのお食事キッシュですわ。 キッシュプリンはうって変わってしっとりと優しい甘さ・・・懐かしささえ感じます。この2つで食事が完成してしまう程のクオリティ。これが同じ店に売っているんだから感動です。

 

実はイートインだと、キッシュ食べ放題コースもあるんです!これは・・・胃袋整えて再度行くしかない・・・!!

 

店名:Cafe La Quiche (カフェ ラ キッシュ) 江ノ島店
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目17−22
TEL:0466-21-7784
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし

 

9.【ポップコーン】日本初上陸のオシャレポップコーン!「コーノロジー」

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2014年にオープンしたばかりのポップコーン店「cornology(コーノロジー)」は、アメリカ発のグルメ系ポップコーンのお店です。こちらはなんと日本初上陸なんだそう!

 

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店内に入るとポップコーンの甘い匂い。

バター・キャラメルのスイート系の他にチェダーチーズトリュフパルメザンなんて塩味系のバリエーションもあり、ミックスも出来ます。

 

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じゃん!ロッジマンズ・キャラメルのMサイズ(490円)にしました。見るだけでカロリーという概念が爆発しそうですね!

 

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映画館のキャラメルポップコーンの、キャラメルまみれな当たりのやつがいっぱいある。最高すぎる。

一番贅沢なところを、味によれがない状態で食べられるということがいかに素晴らしいことだったのかということを思い知らされます。味はもちろん最高ですかりっ、じゅわ〜の食感がたまりません。これでこの大きさで480円はコスパは最強だと思うのですが、どうでしょうか・・・ッ!?!?

 

店名:cornology(コーノロジー)
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目15−17
TEL:0466-77-4414
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日
 

10.【おにぎり】ワゴン移動販売の絶品握り飯「おにぎり製作所」

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片瀬江ノ島駅前まで戻ると、一際存在感のある移動販売車が。

 

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「おにぎり製作所」です。そのまんまだ!

 

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平日16時くらいに訪れたのですが、ちらほら売り切れてました。釜揚げしらす丼食べたかったー!味噌汁飲みたかったー!

 

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釜揚げしらすおにぎり(250円)にしました。握りたてなのでほかほかです。

 

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これ、めちゃくちゃうまい。今まで食べてきたおにぎりの中で一番うまいです。ふっくら釜揚げしらすが見た目以上にたっぷり使われてて、おにぎりにして正解という答えしか出ない・・・

基本毎日片瀬江ノ島駅前か江ノ島の中に居るらしいので、見つけたらラッキー!即テイクアウトしちゃいましょう!

 

店名:おにぎり製作所
住所:片瀬江ノ島駅前か、江ノ島内
定休日:不定休

 

11.【みそもち】ざっくりもっちりな味噌もち「まんぷく堂」

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江ノ電の江ノ島駅に通じるスバナ通りを歩いていると、青森名物串もちのお店「まんぷく堂」がありました。

 

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みそもち(200円)

 

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ざっくりとした噛みごたえ、味噌ダレがあまじょっぱくて美味しい。食べ歩き最中のいいアクセントになりそうです。しらすネギ味噌もちなんてメニューもあるので、江ノ島をひと串で味わえます。

 

店名:まんぷく堂
住所:江ノ電江ノ島駅前または江ノ島アイランドスパ内
営業時間:11:00〜18:00
定休日:不定休(悪天候の場合休み)
 

12.【ポキ丼】おしゃれなテラスで一風変わったしらす丼「カフェリビングルーム」

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こちらもスバナ通り沿い。カラフルでおしゃれなお店「リビングルーム」があります。

 

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ポキ丼(700円)を注文。生しらす・三崎のマグロ・エビ・サーモン・アボカドという贅沢な組み合わせ!お好みで辛いソースもかけてもらえます。

 

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口に含むと今まで経験したことのない味が広がります。ホットソースの酸っぱ辛さが意外にも魚介と合うんです!美味しい!!お米が黄色いと見た目にもかなり鮮やか・・・

 

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アメリカンベリーソーダ(680円)

これは本気のドリンク。ベリーが惜しげも無く投入されております。しゅわしゅわ甘くて、これは写真映えも良いのでオシャレ女子にはおすすめです。夏、最高〜!

 

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Let it be...

 

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なんかもう全てがかわいい。ここでも長居したい・・・
他にもフードもドリンクもメニューが充実しているので、是非直接言って迷ってみてください〜!

 

店名:カフェ リビングルーム
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸1-8-38 グランブルー湘南 103
TEL:0466-47-7314
営業時間:11:00~20:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/nv8hphhb0000/

 

13.【路上カフェ】江ノ電の目の前でパンとコーヒー「street cafe reto」

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江ノ電の江ノ島駅の正に目の前!に「street cafe reto」はあります。

 

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パンは毎朝手作りだそう。

 

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シュガートースト(160円)とホットコーヒー(290円)

シンプルなシュガートーストってなかなか頼まないんですが、美味しかったです。コーヒーと合わないわけがない!

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コーヒーカップにはお店のロゴが。こちらもかわいすぎます・・・。イートインスペースも広く、ここで江ノ電を眺めるのもいいかもしれません。

 

店名:street cafe reto
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸1-3-7

 

14.【ジェラート/ピザ】「The Market SE1」のこだわりのジェラート

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最後は江ノ電江ノ島駅から約徒歩3分、原料にこだわるジェラート屋さん「The Market SE1」に来ました!旬のフルーツや野菜を使ったジェラートを毎日作りたてで提供しています。

 

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山のみるくと熊本県産のスイカでダブルにしました(500円)。シングルは400円です。

 

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めっちゃスイカ!めっちゃミルク!!!と、頭の悪そうな感想で申し訳ありません・・・が、本当にフレッシュで美味しい!食べ歩きの〆にぴったりの味です。胃も生き返ります。

ここではジェラートの他にピザもテイクアウト出来るんです。お腹に余裕のある方は是非食べてみてください。

 

店名:The Market SE1
住所:神奈川県 藤沢市片瀬海岸1-6-6
TEL:0466-24-8499
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
URL:https://r.gnavi.co.jp/6aubd5c80000/

 

紹介したお店のマップ

ここまで一気に14店、江の島エリア全体を回ってきました!マップにまとめましたので、参考にしてください。

夏真っ盛りの今、海でキャッキャウフフだけでなくグルメ目的にも訪れてはいかがでしょうか?食欲に火をつける食べ物も、暑い夏にぴったりなひんやりスイーツも沢山揃っておりますよ〜!!

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著者プロフィール

みやけ(@a_komotomo)

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食べることと散歩が好きな平成4年生まれ。無職になりました。

阿古本という名前で絵を描いていたりもします。

ツイッター:https://twitter.com/a_komotomo

note:https://note.mu/genghis_khan

 

 

 

みやけの過去の記事はこちら

r.gnavi.co.jp

千歳烏山「ハバチャル」で食べるインドの漬け物「アチャール」が旨い!ナスも人参もスパイスが利いててビールが欲しくなる

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こんにちは!ほそいあやです。

今日は、ちょっと変わったインド料理屋さんのことを書きたいと思います。

 

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千歳烏山の「ハバチャル」にやってきました。2017年6月にオープンしたという新しいお店です。

こちらのお店、なにが面白いかというと、インドの漬け物「アチャール」をテーマとしたお店なのです。

このアチャール我が家でもハマってまして、ナスだけですがよく作るのです。辛くて酸っぱくて、スパイスが炸裂する濃〜い味がくせになり、主に酒の肴としております。

 

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ちなみに読者のかたからタレコミをいただいたお店なのですが、インドカレーのお店というのでインド人、もしくはネパール人がやっていると思い込んでいたのです。しかし伺ってみるとオーナーも店員さんも日本人だったのでちょっとびっくり。

 

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店内にはスパイスの香りとちょっと酸っぱい香り。これがアチャールの匂いだ。

 

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アチャール(Achaar/Achar)とは?

・南アジアで一般的に食されるピクルスの総称。

・我々日本人が思い描く(ピクルス≒漬物)とはだいぶ異なり、野菜や果物の他に肉、魚貝、玉子などもアチャールの材料になります。

・辛味や酸味の強弱、油の有無、スパイスの配合など多種多様な調味料と調理法で作られています。

(ハバチャルの説明文より)

 

 

アチャールのメニューは黒板に書かれています。一般的なものだと茄子や玉ねぎがメジャーどころと思っていましたが、このラインナップは面白いです。これがアチャールになるんだと思う食材もあってわくわくします。

「とりあえず、全部ください」

 

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暑かったのでビールで乾杯。インドのビール「ゴッドファーザー スーパーストロング」と、「ブリュードッグ パンクIPA」。度数高めのビールは辛いものに合うんだよね。

 

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上から時計回りに、ゴーヤ、ミックス、アボカド、にんにくの芽、ブラウンマッシュルーム、レモン、真ん中が鶏軟骨。すももだけ品切れでした、残念。

 

今日はこれらを肴としてお酒を飲んでみようと思います!

 

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これは砂肝。味が中までしみ込んでうまうま。日本の居酒屋の定番おつまみがこんなふうになるとは。仲の良い友達がインド旅行から帰ってきたら顔が濃くなってたみたいなイメージ。

 

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アボカドはどんな調味料とも合うと思っていますが、アチャールにするというのは意外でした。アチャール色に染まったねっとりしたアボはいうことなしですな。

 

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いちばん強烈だったレモン。酸っぱ〜〜。とにかく辛酸っぱいものが好きな人に食べてもらいたい。レモンを皮ごと食べられる貴重な料理法のひとつですね。

 

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ブラウンマッシュルームは安定のおいしさ。アヒージョに通じるものがあるのか”馴染み”を感じます。

 

どれも素材の特徴が活かされていて、辛酸っぱくてうまい! 酒がすすむぜ。

 

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ハバチャルにはこういった面白そうなカクテルがあります。

 

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レモングラスをドドンと漬け込んだお酒、気になりますな。

 

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飲んでみると、さっぱりとした中にもスパイシーさがあって夏にぴったりの爽やかさ。

レモングラス、トムヤムクンやカレーを作るときに袋で買ってくるのですが、余るんですよね。この使い方はいいな!

 

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アッサムティーのジンジャーラム。こじゃれた味がする。アチャールにぴったりの香り高いカクテルです。

 

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インドといえばラッシー。ラッシーのカクテルもあるよ。やっぱり辛い物に合いますね。

 

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インドのウイスキー、アムルット。

私も含めてウイスキーに詳しくない人だと「インドのウイスキー?」と思うかもしれませんが、インドはウイスキーの生産が盛んだそうです。アムルットの蒸留所のある南部のバンガロールは特異な気候がウイスキーづくりに向いていて、熟成が早いそうです。

 

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シングルモルト フュージョンをロックでいただきました。ウイスキー・バイブル2010で世界3位と評されたウイスキー。

軽いピート香と上品な甘みを感じました。インドのウイスキーって上品なんですね。ちょっとインドの見方が変わった(笑)。

 

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アボカド漬け込み中のオーナー飯塚氏にお話をきく

 

――そもそも、どうしてアチャールに特化したお店を始めようと思ったのですか。

 

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「ノリかな」 

 

――それけっこう大切だと思います。

 

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「いや、カレー屋はおいしい店いっぱいあるし、競争しても勝てないから。

インドで食べておいしかったアチャールを作ってみたら、いきなりおいしくできて、俺けっこうアチャール作りに向いてるかも?と思いまして。

数年はいろいろ研究してみました。アチャールをビジネスライクにやってみたくて、お店を開業しました」

 

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定番のミックス(大根・人参・きゅうり)

 

――食材はどのように決めているんですか?

 

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「アチャールの定番は大根とか魚とかだけど、青マンゴーやレモン(柑橘系の果物)もインドでは定番なんです。定番もおさえつつ、自分でコレいけるんじゃないかと思ったものをアチャールにしてみたりします。おいしくできると嬉しいですね。アチャールは自由なところが楽しいと思います

 

――レモンが定番とは知りませんでした。今までやっておいしかった食材や、これからやってみたい食材はありますか。

 

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「長芋はうまかったです。レタスはキムチになりました(笑)。今後成功させてみたいのは柑橘以外のフルーツです」

 

お話を聞いているうちに、こちらも創作意欲がわいてくるようなわくわくする気持ちになりました。アチャールへの情熱がすごい。インド料理店オーナーというより「アチャール研究家」という肩書きがしっくりくるかも・・・?

そして「ハバチャル」という店名は「hub achar(ハブ アチャール)」から来てるんですって。

 

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さて、アチャールも残り少なくなりました。

ここでパラタ(自家製インドの平たいパン)を・・・

 

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残ったオイルにつけて食べるのであります。ごちそうさまでした!

 

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デザートはチャイのムース。あのチャイが冷え冷えとろとろのムースになってます。アチャールの刺激的な辛さを癒してくれるような、にんまりしてしまうおいしさ。

 

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お願いすれば、お持ち帰りにも対応してくれます。家でもハバチャルのアチャールをつまみにビール。最高の夏が来たぞ。

 

以上、千歳烏山「ハバチャル」でした!

 

紹介したお店はこちら

ハバチャル

住所:東京都世田谷区南烏山5-18-15 ANOATH南烏山 2F

TEL:03-5315-9498

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

 

 

プロフィール

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ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/

 

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