豊饒な味わいの出汁
出汁に使用する昆布は、礼文島・香深産の本利尻。4年間寝かした囲い昆布で、コク深く、馥郁たる余韻を残す味わいを魅せる。更に鰹節は鹿児島・枕崎産を使用。予約の30分前に店主自らが削る香り高き逸品。
タモ材の一枚板カウンター
日本の美意識を其処彼処に感じさせる設えの中、ひと際存在感を放つのが樹齢約250年のタモ材の一枚板をあしらったカウンター席。寒い場所で育まれた天然木の、きめ細やかで美しい年輪が、訪れた客人の目に優しく染み渡る。
名だたる作家の名品
美食を食する際の愉しみの一つである器は、店主の目利きに叶った名品揃い。蔦模様が冴え冴えと美しい角皿は、明治時代の名工による貴重な作家物で、八寸を艶やかに引き立てる名脇役である。他にも土の温もりが伝わる唐津焼など、見目にも華やか。
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