こだわり1 ピッツァ職人
ナポリピッツァの黎明期を知るシェフ
「調理経験もなく最初は洗い場からのスタートでしたが、イタリア人シェフの格好良さを追いかけてきました」と窯の前で、にこやかに語る井上勇シェフ。今では「ナポリピッツァ職人協会」が日本国内で認定したマエストロだ。ピッツァを焼き始めると火加減を見つめるまなざしは真剣そのもの。職人歴は20年にも及ぶ。
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ナポリピッツァがメジャーではなかった1995年、中目黒にナポリピッツァの店が2店立て続けにできた。その時に、偶然洗い場に立ち、師となるシェフの「焼いてみないか」の一声で料理の手ほどきを受けることになる。ナポリでの修業の後、2004年同じ中目黒に店を持ち、2011年に2号店としてこの店をオープンした。
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店内に入ると一番先に目につくのは、ピッツァを焼く薪窯。イタリア製の石と日本製耐火煉瓦で組み上げた窯は、日本におけるピッツァ窯造りのエキスパートの製作所に依頼した特注品。薪窯の内部は450度前後に蓄熱されて、乾燥した熱気がピッツァを美味しくする。薪は、油分が少なく、香り移りのしない楢の木を使っている。
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