福岡の「うどん居酒屋」文化はここまで進化していた…!〆のうどんも半端ないオススメ店3選

最近各地に増えてきている「うどん居酒屋」。福岡発祥の文化ということはご存知でしょうか?もともとお酒が飲めるうどん屋さんはありましたが、さらに居酒屋メニューを強化し、もちろん〆のうどんも美味しいというハイブリッドな形態です。福岡のうどん居酒屋元祖である「二◯加屋長介(にわかやちょうすけ)」をはじめ、「唄う稲穂(うたういなほ)」「うどん大学」を紹介しています。どのお店も個性的で美味しいつまみとうどんが揃っていますよ。二◯加屋長介のオススメは雲仙ハムカツや里芋の唐揚げ。どちらもお酒が進みまくります。二◯加屋長介は東京にも中目黒と大手町に店舗がありますよ。唄う稲穂のオススメはごまさばやアジフライ。ワインが300本以上も用意されているので、ワインを飲みたいときにピッタリです。うどん大学のオススメはうどん出汁で煮込んだ大根を揚げている大根天ぷら。日本酒に力を入れているお店なので、ぜひ日本酒を合わせてみてください。たっぷり飲み食いした後はうどんで〆るのをお忘れなく。(福岡 歓迎会・送別会

福岡の「うどん居酒屋」文化はここまで進化していた…!〆のうどんも半端ないオススメ店3選

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こんにちは、福岡在住ライターの篠原修司(@digimaga)です。

 

福岡発祥の新しいうどん屋さんの形態「うどん居酒屋」を知ってますか?

もともと「呑めるうどん屋」というものはありましたが、近年はより居酒屋的なメニューが多く、それでいてうどんも美味しいお店が増えてきているんです。

 

おつまみとお酒を楽しんだあと、〆にうどん屋さんのうどんが食べられる。 

この記事ではそんな「うどん居酒屋」の代表的な3店を紹介しつつ、その魅力に迫っていきます!

 

【1軒目】うどん居酒屋の元祖「二◯加屋長介(にわかやちょうすけ)」

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最初に紹介するお店は、2010年にオープンしたうどん居酒屋の老舗「二◯加屋長介(にわかやちょうすけ)」です。

薬院駅から徒歩7分の場所にあるこのお店が「うどん居酒屋」ブームの発祥だとか。

 

お店の営業時間は16時から翌1時まで(日・月のみ翌3時まで)。

居酒屋ですが全席禁煙になっており、サラリーマンの方からご家族連れまで、呑みに、夜ご飯に、と利用されているそうです。

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サックリ「雲仙ハムカツ」とうどん出汁で炊いた「里芋の唐揚」

人気のつまみメニューは「雲仙ハムカツ」(600円)です。

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昔ながらの製法で作られている長崎雲仙ハムを分厚くカットし、うすーい衣で包んで揚げたハムカツはまさに絶品。

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サクサクの衣は歯に気持ちがよく、ハムのジューシーさはお酒が欲しくなる味です。

だから呑んでしまいます。お酒を!

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今回は佐賀の鍋島を注文しました。

ハムカツとお酒、よく合うんだこれが。

 

ちなみに日本酒は日替わりメニューもあるので、来店したときにどんなお酒があるのか聞いてみてください。

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そしてもう一品、オススメのおつまみが「里芋の唐揚」(550円)です。

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里芋の唐揚げなんて、じつは食べたことがなくて、正直「どうなんだろう?」って思ってました。だって里芋ですよ?

 

でも、これは絶対に食べたほうがいいです!

 

なぜならめちゃくちゃウマいから!

 

里芋のねっとりした食感と、軽くてサクサクとした衣が相性バツグンです。

うどん出汁で炊かれた里芋の香ばしさもあり、この取材の日から「里芋の唐揚」が自分のなかの唐揚げランキングの上位に躍り出ました。

これと鶏の手羽先をエンドレスで交互に食べたい。

 

このほかカウンター上の黒板には、つまみメニューがずらりと並んでいます。

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値段が書かれていませんが、これは人数にあわせてメニューの内容を調整してくれるから。

例えばさきほど紹介したハムカツは2個(半分にカットされているので個数で計算すると4個)で600円です。

けれど、いろんなつまみを食べたい人は1個だけ注文して300円、ということも可能なんです。

「鳥肝煮」や「ゴマサバ」など、名前の上に赤い丸がついているものが人気メニューです。

 

まるでラーメンのような「鶏スープあつかけうどん

美味しいおつまみで胃袋の限界がやってきたら(いくらお腹いっぱいに食べてしまっても)、〆のうどんを食べましょう。

今回紹介するメニューは人気の「鶏スープあつかけうどん」(950円)です。

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うどん……?という見た目の、鶏の白湯スープにつかったうどん。食べると驚きますよ。

見た目もさることながら、仕上げにふりかけられてある胡椒の力で、ラーメン感がハンパないんです。

 

麺はやわらかめのうどんなのに、スープの味はラーメン。うどん屋さんだけれど、これは完全に〆のラーメン……!

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半分くらい食べ終わったら、別添えの天かすを入れるのもオススメです。

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粉末エビを混ぜたこの天かすは、麺の上にかけて食べてください。

スープに入れると少し風味が変わる程度ですが、麺の上だと天かすの食感を楽しめるうえに鶏のスープに負けない香りも楽しめます。

 

ただ、これを食べると胃袋が刺激されてもう少し食べたくなってしまうんですよね。

〆のはずなのに、〆られてない……。

 

食べ終わってもスープは熱々なので、寒い冬はスープを最後まで飲んで体を温めると良いですよ。

 

「二◯加屋長介」は薬院本店のほかに博多駅内の博多店、東京中目黒店と大手町店もあります。

予約は1カ月前から受け付けているため、「あ、食べたい」と思ったらまず電話してみてください。

そのほかのうどんメニューはこちら。

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紹介したお店

▼他の店舗はこちら。

二○加屋長介 大手町
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディングB1
3,500円(平均)900円(ランチ平均)

 

【2軒目】毎日夜中3時まで営業中「唄う稲穂(うたういなほ)」

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続いて紹介するのは2014年にオープンした「唄う稲穂(うたういなほ)」です。

 

こちら、なんと定休日の日曜日を除いて毎日夜中3時まで営業しているという剛(ごう)の店です。

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たとえほかのお店が閉まっていても、2軒目、3軒目として〆のうどんが食べられる心強いうどん居酒屋さんなのです。

そのうえ全席禁煙です。夜遅くても食べられるうどん屋さん、いいですよね。

 

新鮮で甘い「ゴマサバ」とサクサク「アジフライ」!

そんな夜中までやっている「唄う稲穂」の人気メニューは海鮮系!

系列店に日本料理屋さんがあるため、海鮮の充実ぶりはかなりのもの。

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今回は福岡の名物「ゴマサバ」(980円)を頼んでみました。

サバの刺身にとろ~りとしたゴマダレを、直接ぶっかけるうまいアレです。

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青じそや刻み海苔、わさびがついていますが、一口目はぜひ薬味なしで食べてみてほしいです。

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新鮮なのでまったく生臭みがなく、サバのとろみと甘みの両方を楽しめます。

これが、五島(列島)の、サバの味!

 

そんな海鮮系つまみのお供には日本酒……といきたいところですが、聞いてください!

この「唄う稲穂」はワインの充実っぷりがスゴイのです。

 

グラスメニューで赤、白、泡を揃えているのは当たり前。

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ボトルメニューだと、なんと300本以上ものワインがワインセラーに用意されています。

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これはワイン好きにはたまりませんね。

 

今回はイタリア産まれの白ワイン「グラン・セルヴァ」(グラス700円)を選びました。

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このグラン・セルヴァ、一口呑むとそのキレの良さとともに、口の中にワインの風味が広がります。

もちろんゴマサバとの相性もばっちり。

 

あっという間に食べ終わって、次のメニューに突入しました。

「アジフライ」(600円)です。

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アジフライには塩がふってあるため、そのまま食べられます。

ソースをかけてしまうとソースの味が勝ってしまうので、レモン汁をかけてさっぱりとどうぞ。

フライの油っぽさも、ワインがうまみとしてすっきり流してくれます。

 

今回は海鮮系メニューを頼みましたが、「牛タン塩焼き」「せせりポン酢」「牛すじ煮込み」など肉メニューも多数あります。

 

うどん×イタリアン!? 「ボンゴレうどん

オススメ〆うどんは「ボンゴレうどん」(1,280円)です。

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ボンゴレの名の通り、あさりがたっぷりと入ったうどんです。

 

さぞかしあさり出汁がたっぷりで美味しいんだろうと思い、先にスープを飲んだところ……驚きました。

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このうどんイタアンの味がする……!!

 

「そんな、バカな!」と思って慌てて二口、三口と続けると、もちろんそんなことはありません。

あさり出汁の美味しいスープです。和風のうどんです。

 

でも、水を飲んで、ついでにワインも呑んで口のなかをリセットしてからスープを飲むと……

 

イタアン!!

 

ちりばめられているバジルの香りと、スープのにんにくの香りがそう感じさせるのでしょうか? それともアサリがソテーされているから?

 

ファーストコンタクトは洋食なのに、食べていると和風になるこの衝撃は実際に食べてもらわないと伝わらない。

 

もちろんうどんの味も納得。注文を受けてから茹で始めるといううどんは、ツルツルで舌触りなめらか。

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「リピート率が高い」といわれるボンゴレうどんのパワーを思い知りました。

これは呑みとか関係なしに食べたいうどんです。

 

そのほか人気のうどんは冷たいものであれば「稲穂しょうゆうどん」、温かいものは「牛すじごぼううどん」や「ごぼ天うどん」があります。

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席数も40席と多めなので、1軒目はもちろん、2軒目、3軒目にふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

紹介したお店

 

【3軒目】ランチだけじゃない! 昼間から呑める「うどん大学」

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最後に紹介するのは赤坂駅から徒歩3分の場所にある「うどん大学」です。

オープンは2012年で、現在は7年目。1軒目に紹介した「二◯加屋長介」さんのところと仲が良く、参考にして始められたそうです。

だからここでもハムカツが食べられます。

 

うどん大学」の特徴はなんと言っても昼間からやっているところ!

営業時間は11時30分から翌0時(金・土のみ翌2時)まで。全席喫煙可。

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お昼からやっているのでランチにサラリーマンやOLの方はもちろん、市場の人が呑みにやってきたりするそうです。

 

煮込んだ大根の天ぷらと人気ポテトサラダをちくわにイン!?

ランチでも利用されている「うどん大学」で人気のおつまみは、「大根天ぷら」(500円)です。

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といっても、ただ大根を天ぷらにしたわけではありません。

 

うどん出汁で煮込んだ大根を天ぷらにしているんです

だから食べるとホクホクでとても柔らかい!

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うどん居酒屋さんの「うどん出汁で煮込んだ○○」にはハズレがないですね。

普通の居酒屋さんでは食べられないメニューです。

 

そんなつまみに合わせるお酒は……日本酒です!

うどん大学」では日本酒メニューが毎日入れ替わります

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しかもオーナーさんが6つの酒屋を回って買い付けており、一度入れたお酒は入れないようにしているという気合の入りよう。

 

今回は達磨正宗の亥年限定ブレンドの熱燗を注文しました。

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一見すると普通の日本酒ですが、色を見てください。

長期熟成古酒なので褐色なんです。

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大根の天ぷらに多めに塩をつけて、おちょこでグイッとやるとたまりません。

 

大根の甘みとお酒の甘み、両方の味わいが楽しめます。

 

続いて頼んだのは「ポテチク」(300円)。

人気メニュー「ポテトサラダ」(400円)を、ちくわのなかに詰め込んで揚げたものです。

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このポテチク、食べると先にポテサラの味がやってくる!マヨネーズをべっとりとつけていただきたい一品です。

 

このほか「牛すじ煮込み」なども人気です。

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鹿児島県産黒毛和牛で作る「すじ釜うどん

オススメ〆うどんは「すじ釜うどん」(780円)です。

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いわゆる「つけ麺」タイプのうどんで、麺は「あつ・ひや」から選べます。今回は「あつ」にしました。

 

湯だめうどんをすくったら、牛だしたっぷりの甘めのつけ汁につけて食べましょう。

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つけ汁とからんだこのうどん、グイグイ、ガツガツいきたくなる味です。

 

ちなみにつけ汁はつけ麺用のように濃いわけではなく、ちょっと濃いめくらいのうどんつゆです。

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だからつけ汁だけでもグビグビいけます。

 

そして「すじ釜うどん」の名のとおり、つけ汁にはよーく煮込まれた牛すじがたっぷり入っています。

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こちらのお肉は、畜産農家が直営する福岡で人気の焼肉店「泰元(たいげん)」の鹿児島県産黒毛和牛を使っているそうです。

トロトロで口の中に入れただけでほぐれていきます。

 

取材時、先に麺を食べてからすじ肉を最後のお楽しみにとっておいたのですが、食べるとまたお酒を呑みたくなってしまったので危険です。バランスよく早めに食べましょう(笑)。

 

このほか、「肉釜玉うどん」や「しょうゆうどん」も人気です。

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席数は16席と少なめですが、お昼からあいているので学食(ランチ)目当てに行っても良いと思います。

ちなみに中洲寄りの春吉には姉妹店の「宇どんヤ かまわん」があります。こちらもお昼から営業しています。

▼姉妹店の「宇どんヤ かまわん」

 

 

著者プロフィール

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篠原修司
1983年生まれ。福岡県在住。フリーライターとして九州各地を取材しながらその土地の美味しいものを食べるのが趣味。『Yahooニュース!個人』や『ASCII.jp』などで連載中。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

 

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