古くから日本人に愛され続けている、納豆。
みなさんは好きですか??
私は、大・大・大好物です!!!
炊きたてのご飯にのせて食べると格別ですよね!
しかし、そんな日本食代表の納豆を
洋食や中華、スイーツにまで使っちゃった驚愕の店を福岡で発見しちゃいました。
その名も…「納豆家 粘ランド」。
日本唯一の納豆創作料理専門店です!
しかも、全国納豆鑑評会の審査員を務めるほどの
納豆スペシャリストが営んでいるそう。
これは、納豆好きとしては見逃せません!!!
薬院駅から徒歩圏内とアクセス良好
場所は、西鉄薬院駅・南出口から徒歩1分。
ハンバーガーショップの2Fにある、黄色い看板が目印です。
早速、階段を上り店の扉を開けると……
おぉ!!!
和風テイストなお店かと思いきや、カフェのようなカジュアルな雰囲気~♪
店内にはテーブル席、カウンター席、さらには個室も。
個室は通常4人以上・事前予約でないと利用できませんが、
今回は特別に個室へ案内してもらいました~(ラッキー)
席についたら早速、ビールをオーダー。
かんぱーーーーい
さぁ、今日は大好きな納豆料理を食べまくるぞー!
納豆料理のオンパレードを堪能せよ
何を頼もうかメニューを見ると、まずその数に驚き!
和食に中華、イタリアン…、ほぼすべてのメニューに“納豆”の名前がついている!!!
常時70~80種の納豆料理を提供していて、
プラスで季節により限定メニューが登場するんだそう。
ちなみに冬は、「納豆もつ鍋」がラインナップしていました。
めっちゃ気になる…(笑)
しかも使用している納豆のほとんどが茨城県水戸直送の「くめ納豆」。
納豆好きのオーナーが約3000種類から厳選した究極の逸品なのです。
では早速、納豆料理を味わいつくしましょう!
まずはベーシックな納豆単品から。「最高級納豆 丹精」(300円)です!
こ、高級納豆って一体どんな味がするの~???!!
せっかくなので、おいしい納豆の混ぜ方を伝授してもらいましたよ。
スタッフさん「まずは、納豆全体を空気に触れさせるように50回かきまぜてください。そのあとにタレと薬味を投入し、また30回ほど混ぜてください」
ほほう。
よりおいしく食べられる方法ってあるんですね。
いい感じに粘り気がでてきた~♪
と喜んでいたら、後輩コジーが思わずパクリ!
後輩コジー「んん?!表面はモチッと中はしっとり柔らかいです!ほどよく甘みのあるタレが全く邪魔をしないので、大豆の味をしっかりと堪能できますっ」
やっぱり高級納豆って、
普段スーパーで買う納豆とは、味も食感も全然違うみたいね。
タレも普通の付属ダレではなく、店オリジナルで作っているんだそう。
これは自宅で味わえないわ…
ここからが真骨頂!納豆を使った創作料理とは…?
シンプルに納豆の味を堪能したあとは、お待ちかねの創作料理のお時間。
まずはコチラ。
「和風クリームチーズ納豆」(750円)。
一見、食材たっぷりの華やかなサラダですが、混ぜ合わせると…
いるいる納豆!!(笑)
クリームチーズと納豆って合うの~?!と思いきや、ねっとりとしたクリームチーズとネバネバの納豆が、口のなかで見事に融合!なんかコクが増してる気がする!
どちらも発酵食品だから、相性抜群なんですって。なるほどねー!
ポリフェノールたっぷりの赤ワインと合わせると、さらにグッドです。
続いて、一番人気の「カリカリ納豆コロッケ」(2個600円)。
コロンとボール状になっていてかわいい♪
本当にこの中に納豆が入っているのかな~?と半信半疑のまま口にいれると…
外はカリッ。中はホクッ、そしてネバ~~♡
やっぱり、納豆いたーーーー!!!
コロッケのタネは、蒸したジャガイモとひき肉、野菜、そして納豆を一緒に混ぜ合わせたものをこして、ひと晩ねかせているんだそう。
そうすることで、納豆本来の旨味成分が最大限に引き出されるのです。
それにしても家だと納豆オムレツや納豆炒飯って、
なかなかうまくいかないんですよね。なにかコツはあるんですかねぇ?
オーナーさん「納豆を使ったアレンジ料理は、難易度が高いのでなかなか自宅では難しいかもしれませんね。温度や入れるタイミングが少し変わるだけで、味が大きく変わりますから。当店では、料理によって豆の種類も変えています。そろそろ次の料理ができるので、厨房を見てみますか?」
そんなオーナーさんの言葉に甘えて、秘密の厨房へ…。
オーナーさん「長く加熱してしまうと、納豆の旨味成分が逃げてしまうので、ほとんどを料理の仕上げ前に投入しています」
エビチリ最後の仕上げに、ネバネバ~~の納豆をイン!
オーナー「タイミング次第で、匂いや粘りが異なる納豆は加熱料理に不向きな食材です。当店で使っている“くめ納豆”は、加熱しても匂いがマイルドなため、納豆が苦手な人でも食べやすいと好評なんですよ」
「エビチリ納豆」(990円)、できましたー!
持ち上げると、納豆がネバーーー。
こんなエビチリ見たことないよ!!
すっかり虜になってしまった後輩コジーは、大皿を持ち上げてバクッ。
後輩コジー「うそーーー!中華との相性もバッチリなんですけどーーー!!」
大粒の柔らかい納豆とプリプリのエビの食感が楽しい♪
ピリ辛のチリソースが絡んで、納豆独特の香りや味が少しおさえられているみたい。
これは、納豆が苦手な人でもいけそう!
その流れで、「納豆そばター」(750円)もテーブルに運ばれてきました。
香ばしいバターの香りがふわ~り♪
厚切りベーコンに、イカなど具材たっぷりで食べ応え十分。
蕎麦というより、パスタのような感覚でいただけます。
まだまだ、これで終わりではありませんよ。
なんと。納豆家ではスイーツも提供しているのです。
しかもそのスイーツを手掛けているのは、
某有名ホテル出身のパティシエさん。
パティシエさん「本日のスイーツは、こちらからお選びいただけます」
これって、入口すぐのショーケースに入っていたスイーツじゃないですか!
納豆を使っていたなんて気づきませんでした~!
「納豆ガトーショコラ」(390円)や「スイート納豆モンブラン」(450円)、「納豆チョコロールケーキ」(350円)などなど…。種類もたくさん。
持ち帰りもOKなんですって。
後輩コジー「でも、さすがにスイーツってどうなんですかねぇ?(小声)」
私「た、確かに…(小声)」
半信半疑のまま私は、「レアチーズケーキ」(390円)をチョイス。
納豆………入ってますねぇ(笑)
新境地へといざ…!
……ん?????!!!!
めっちゃくっちゃおいしい~~~~~♡♡
予想をはるかにこえるおいしさ!納豆独特の臭みが一切ない!
かわりに、濃厚なチーズの味わいと小粒納豆のクニッとした食感が広がります。
チーズとの相性バッチリ!
あっさりしていておいしいわぁ。なんなら普通のチーズケーキより好きかも。
後輩コジーは「納豆ティラミス」(390円)。
こちらも見た目は普通のティラミスなんですが、
中にはしっかり納豆が隠れておりました!
後輩コジー「口どけがよくておいしい~。納豆が入っているだなんて信じられないくらい、上品な甘みが楽しめるスイーツです。ほかでは絶対に食べられませんね!」
確かに。どれも納豆料理専門店の“納豆家”だから味わえるものばかり。
その噂を聞きつけて、県外はもちろん、海外から足を運ぶ方も多いんだそうです。
納豆に恋したオーナー・赤木さんに話を聞いてみた。
私「ズバリ! なぜ納豆料理専門店を始めようと思ったんですか?」
オーナー「それはなんたって私が納豆大好きだったからです。初めは、大名のほうでバーを経営していまして、そこで裏メニューとして納豆料理をだしていたんです。ところがその裏メニューが思いのほか大好評で、これは納豆料理専門店でもいける!と思ったのがキッカケでした」
私「そこから約3000種類の納豆を食べ比べて、水戸の“くめ納豆”にたどり着いたんですね」
オーナー「現地のスーパーに密着して、どの納豆が一番売れているのか、自分の目で調べたりもしました。そこでダントツに人気だったのが“くめ納豆”だったんです。しかも粒の大きさやマイルドな匂いで料理向きだったんです。それから納豆料理専門店として、桜坂に店を構え、4年前にここ薬院に移転。創業でいうと28年になります」
私「長年、愛されてきたんですね~」
オーナー「納豆はとにもかくにも栄養素たっぷり。納豆のネバネバ成分であるナットウキーゼは、血液をサラサラにし、血栓を予防する効果が期待できるといわれています。ただ効果があらわれはじめるのは、食後約4時間。ですので私は、朝と夜に納豆を食べることをお客様におすすめしています」
赤木さんは、全国納豆鑑評会の審査員を務めるほどの
納豆スペシャリスト。
納豆に関することならなんでも答えてくれますよ。
今日はおいしい納豆料理をありがとうございました!!
納豆好きな方はもちろん、納豆がちょっと苦手な人もここの料理を食べれば納豆が大好きになるはず!
店内では“くめ納豆”の販売も行っていますので、
そちらもお見逃しなく。
行か粘、食べ粘、損ですよ!!!
著者・SPECIAL THANKS
Maki
フリーペーパー営業、旅行雑誌編集部を経て、 現在は編集プロダクションに所属。 気になる飲み屋があれば、一人でもふらりと入ってしまうほどお酒が大好き。 今では同世代から親世代まで、幅広い飲み友達をもつ。