博多名物の「水炊き」といえば、鶏ガラスープで炊いた骨付き鶏を味わう鍋料理で・す・・がっ・・・
今回ご紹介するのは、そんな水炊きとは一線を画す、いや、進化系とも言える逸品。
「炊鶏(たきどり)」です!!!
福岡の人気焼鳥店の新業態
噂の「炊鳥」を求めてやって来たのは「福岡ヤフオク!ドーム」と天神の中間辺りに位置する荒戸エリア。
地下鉄 大濠公園駅から徒歩5分の場所にある「村﨑炊鳥研究所」です!
こちらのお店、実は福岡の人気焼鳥店「村﨑炊鳥研究所」が手がける新業態。春吉1丁目にある「本店」「春吉2丁目店」に続く、3店舗目となる姉妹店です。
店内は大衆酒場な雰囲気。カウンターと小上がり席があって、かなりくつろげます♪
品書きを見れば、気になる安ウマメニューがズラリ!
「酢モツにアミ青唐、冷やしPーマンって、ツマミのセンスがどツボや~ん♡」 と、飲む前からテンション上がる親父女子3人。
今回はおなじみ呑兵衛の後輩Mちゃんに加え、“焼酎は絶対ロック!”な後輩Kちゃんを引き連れてやってきました。
まずは、キンキンに冷えたビールで乾杯!
お通しは、博多名物の「おきゅうと」でした。ひんやりツルルンなのど越しがたまらんばーい♪
名物ツマミ「三種の神器」を攻略すべし
さて、早速ツマミを注文せねば!
ご覧の通り気になるメニューだらけですが、ここはまず、絶対に食べるべきオススメの3品を注文しましょう。
1品目:湯引き3種盛り(580円税別)
左から、「鶏肝」「ささみ」「ズリ」の3種盛りがやって来ましたよ~!
本店や2丁目店では食べられない、同店だけの限定メニューです。
朝引きの鶏をさばいてとれる、新鮮な部位たちをサッと湯通しして味わうこの逸品。
ささみはむっちりとして甘味があり、ズリはコリッとした食感が格別です!
中でも食べる前からヨダレが出そうなのが、鶏肝。韓国のりに巻いて、塩ごま油をつけていただきます。まずは代表して後輩Mが一気にパクリ♡
後輩M「ぬぉおおお~~~(悶絶)♡ 旨い、旨すぎる溶けます(涙)」と、期待を裏切らないコメントいただきました。写真を撮っている私は口中大洪水状態です。
2品目:豚タンポン酢(480円税別)
こちらも同店限定のメニュー。
低温でゆっくりと火を通してあるので、ものすごく綺麗なピンク色!もはや、名前と見た目からして旨いことはわかっていますが……
ここは先輩らしく、後輩Kにファーストパクリ♡を譲りましょう。
後輩K「!?!? しっとり柔らかい、でも弾力あり!? 何これヤバすぎです(悶)」
要はめっちゃくちゃ旨いと言うことです。写真を撮っている私の口中は、ナイアガラ。
後輩たちの幸せそうな顔を横目にカウンターを見れば、同じくらい満面の笑みで料理をよそっているスタッフさんが。手元をズームアップしてみれば・・・
何だかいろんな臓物たちがごった煮にされているではありませんか!わたくし、臓物に目がないホルモンヌなんで、このファーストパクリは絶対に譲らんぞ!
3品目:鶏もつ煮(480円税別)
砂ズリ、ハツ、肝、皮、ウズラの卵、「エンガワ」と呼ばれる砂ズリの周りの部位や、「ツナギ」と呼ばれる鶏の心臓と肝臓を繋いでいる部位まで、約7種が勢揃い。
むちっ、コリッ、ホクッ♡ あらゆる食感と旨味が弾けて、最っ高に旨いです。
後輩Mが「ガムの代わりにずっと噛んでいたい…」とポツリ。上手いことコメント取られて悔しいですが、ホントその通り。コレをずっと口の中に入れていたい~!
と、思ったのもつかの間、串も焼き上がりましたよ~!
お髭も笑顔もチャーミングなスタッフさんが運んできてくれました♪(肝心のイケメン店長は撮り損ねました。女子のみなさん、ゴメンナサイ。)
串もの (1本150円税別)
左から、ミンチボール(塩)、ハツ、バラ軟骨、ソーセージ。本店が焼鳥屋さんなので、串に関してはマズイわけがない。焼き加減も塩加減も抜群で、バリ旨です♡
中でも、バラ肉の部分もついた「バラ軟骨」は、歯ごたえがあるのかと思いきやトロットロ♡ 圧力鍋で炊いて、さらにゆっくりと味を入れてあるそうです。
こちらの「うすあげ納豆」は読んで字のごとく、おあげの中に納豆を入れて焼き上げた1本。噛めば、サクッねばトロッ♡ これはお酒が進みます~。
この日は珍しい「イカの口ばし」もありましたよ。独特の食感と旨味がたまらんね~♪
後輩Kは巨大タコさんウインナーにご満悦。こんな嬉しそうな顔されたら、連れてきたかいがあるってもんよ!
ドリンクメニューも豊富で安い!
さて、そろそろ追加の飲み物を…と思っていたら、後輩Kがすかさずメニューをサッと差し出してきました。
あ、これが気になるな~…と思っていたら、後輩Mがすかさずオーダーしてくれました。君たち、抜群の連携プレーやな。姐さん嬉しいよ。
金魚チューハイ(450円税別)
こちらはレモンチューハイに、大葉と唐辛子を入れた変わり種メニュー。見た目が本当に金魚みたい~♡ 爽快な香りとほのかな刺激がクセになる美味しさでした。
ツマミとお酒がある程度進んだところで、本日のメインイベントいっちゃいますよ!
店長さん、名物の「炊鳥」1つ、
お願いしまーす!
これが博多の新名物・炊鳥たい!!!
いろいろと語るより、とりあえず猛烈に旨そうなこの動画を見ていただきたい。
・・・お分かりいただけただろうか?
熱々の鉄鍋にキャベツの千切りを敷き・・・
その上にあらかじめ炊いたひな鶏の半身をドーン!!!
さらに客席で、あっつ熱の鶏ガラスープをジュッワーー!!!
ね、うっまそうでしょ!? 食べ方は至って簡単。スタッフさんがハサミで丁寧に切り分けてくれるのでご安心を。
左手前はムネ身、その奥は手羽先と手羽元、その横はモモ身、左端がアキレス腱にあたる部位です。いろんな部位を一度に楽しめるのが嬉しいですね。
ひな鶏は、注文が入ってから半身ずつ炊き上げてくれるのでむっちりウルウル♡ 出来上がりまで20分ほどかかるので、頃合いをみて注文しておきましょうね。
ムネ身の部分も、パサつきなどなくしっとり♡ 特製の合わせポン酢につけて味わいますが、塩胡椒で軽く味付けされているので何もつけずとも十分に旨い!
鉄鍋でグツグツしたのでかなり熱いんですが、冷めるまでなんて待ってられん!なりふり構わずかぶりつくのみ!(猫舌の方は、フーフーして食べてね。)
まずはそのまま、次にポン酢で味わったら、お次は卓上のカレー粉もお試しあれ。スパイシーな風味が加わって、食欲がさらに刺激されてしまうー!
鹿児島県産を中心に厳選する国産のひな鶏は、柔らかくてジューシー!塩胡椒のみの味付けなので本来の旨味をしっかりと堪能できます。手羽元の部分は豪快にかぶりつきましょうね♡
2人で1羽がベストボリュームですが、その他の料理をいろいろ食べたい場合は1鍋を2、人ほどでシェアすると良さそうですね。1鍋1,200円(税別)ってコスパいいよね~。
黄金スープで味わう〆も、ばりうまかぁ!
肉を食べた後のお楽しみは、黄金スープでいただく〆
鶏の首ガラや先ガラを中心に香味野菜を加えた炊いた特製スープは、コラーゲンも旨味もたっぷりと詰まっています♡
ラーメンか雑炊(各200円税別)を選べますが、ここは博多らしくラーメンで!
スープに絡む中細ストレート麺がよかばい♪ラーメンで〆れたら2軒目行かんでいいけんお得ね♡
最後は、サービスの梅昆布茶でほっこり。ちゃんと梅干しの果肉が入ってて嬉しい。 二日酔い対策もばっちりですね♪ ※効果には個人差があります(笑)
博多名物の「水炊き」「鉄鍋餃子」「炊き餃子」を融合したかのようなハイブリッド新名物鍋「炊鶏」、いかがでしたでしょうか?
福岡県民のみなさんはもちろん、福岡県外民のみなさんにも、これは絶対に食べていただきたい。ちなみに私は明日も食べたい。水炊きより安くて気軽、でもって味は“ばり旨♡”なので、どハマり必至ですよ!
紹介したお店
村﨑炊鳥研究所
住所:福岡県福岡市中央区荒戸1-7-19 柴田ビル1F
電話:092-716-0770
営業時間:17:00~23:00(LO)
定休日:不定 ※月1回程度
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
福岡人志やアメトークで紹介されたお店も取材してきた!
著者・SPECIAL THANKS
えり もりか
福岡・九州の編集プロダクション・シーアール所属。福岡生まれ博多湾育ちの呑み喰い道楽女子(グルメライター)。
Twitterでの食べ歩き日記をきっかけに、編プロへ電撃移籍。
グルメ情報誌ソワニエや福岡ウォーカーの編集・ライティングを中心に、年間300軒以上のグルメ取材をこなす。得意ジャンルはラーメン以外。高級ランチから路地裏の酒場までオールマイティに、日々放浪中。
Instagram:https://www.instagram.com/morika0812/