うなぎ屋に行くのは大好きだけど、値段が高くてなかなか手が出ない。
そんな風に思っている方にはかなりの朗報です。
新橋にある「うなぎと麦酒のまんまる」は、ランチタイムには鰻丼が1,000円になるなど、神レベルのコスパを誇る超穴場。うなぎの美味しさを知り尽くした問屋直営だけに、鰻丼以外にも珍しいうなぎ料理が超コスパで味わえる名店なのです。
このお店はうなぎだけでなく、ビールもオススメです。一般的なビールサーバーの生ビールとは全く異なる、こだわりのサーバーと提供方法は夏の暑い日には極上の快感を与えてくれます。
さらに一人飲みであってもふらりと入りやすいカウンター席も素晴らしい。うなぎとお酒が好きなら間違いなくハマる、とっておきのお店です。
珍しいうなぎの部位の数々と、こだわりにこだわったビールが飲める新橋の穴場
新橋駅の烏森口から歩いて6、7分。
新橋の柳通りを抜け、環二道路を渡った先にあるこのお店。様々な飲食店がひしめくエリアを抜けた少し先に位置しているため、新橋界隈を飲み歩く人であっても、案外気付いていないかもしれません。
ですが、問屋が直営するこのお店は、美味しいうなぎ好き、酒好きには堪らない一軒。まさに行ってみて食べてみてびっくりの大人の隠れ家。新橋にこんな穴場のお店があるとは知りませんでした。
毎週火曜日と木曜日は超お得な日になっていて、通常約1,300円相当の名物メニューが一皿500円!というリーズナブルさで味わえてしまいます。
左からうなぎの肝、バラ、ヒレ串、ししとう、かぶと焼き。
肝は鮮度が非常にいい状態なので塩がおすすめとのこと。また、他の部位はタレで食べると美味しいですよ、という事だったので、早速この5種盛りを焼いてもらいました。
うなぎの串焼きの焼き上がりを待つ間は、暑さ凌ぎで生ビールを一杯。
うぁ~、仕事終わりの一杯は格別に旨い!
ん?
それにしてもこのエビスの生ビール、やけにきめ細やかでスムーズで、ぎゅっと詰まったような美味しさ・・・。
グラスに残る泡の付き方もそうだし、明らかに段違いの生ビール。
気になってお店の方に聞いてみたところ、ビールに対するこだわりが全く違いました!
実はこちらのお店、2年の歳月をかけ、うなぎにはビールが合う!という結論に至り、樽生ビールの提供方法や入れ方にかなりこだわったのだそうです。
今飲んだビールはクリーミーな泡が特徴の1回注ぎというものですが、フワフワで大きな泡が特徴の3回注ぎといったものもあり、季節や好みなどにも合わせ、入れ方を細やかに調整しているのだそう。
ちなみに3回注ぎのビールというのがこちらです。
もう明らかに泡のボリューム、フワフワ度が違います。
時間をかけて丁寧に仕上げていきますが、泡のキメ細やかさはスペシャルクラス。一度注ぎと比較すると、泡から伝わってくる柔らかな苦味、その後の香り立ちなども違っていました。適度に炭酸も抜け、お腹が膨れすぎない感じの仕上がりになっているのも見逃せないポイントです。
さらに美味しさの秘密はもう1つ。
こちらで用いているのは一般的なビールサーバーとは異なる「空冷式」と呼ばれるサーバーで、冷蔵庫の中に生樽をまるごと入れ、約7時間かけてじっくりと生樽を適切な温度に冷やしいるのだとか。
加えて注ぐ過程でビールが暴れないよう、生樽から注ぎ口までの距離が短くなっているのも、こちらのサーバーの特徴なのだそうですよ。(ビール一杯に対する手間のかけ方が凄い!)
知らない人は食べてみるべき!うなぎのいろんな部位ってこんなにも美味しいんだ
こちらが焼き上がったばかりのうなぎのかぶと焼(頭の部分)。
通常、うなぎの頭の部分は固くて提供するのに調理の手間がかかるため、出していないお店も多いのだそうです。
ですが、こちらでは一度頭の部分を焼いてから圧力釜で時間をかけて柔らかくし、さらに焼き上げてからお客さんに提供しているのだそう。この串焼きの香ばしさと驚くほどの柔らかさ、染み出すうなぎの旨みがビールのお供にもぴったり!
続いて焼き上がったうなぎのヒレ串とバラも堪らないシズル感!
うなぎって、実は捨てる部分が全くない食材で、手をかければ美味しいメニューがたくさん作れてしまうのだとか。
毎朝店内でうなぎを捌き、1本ずつ丁寧に串打ちしているという逸品のヒレ串です。
一般的なうなぎ店ではなかなか味わう事ができない珍味。
口の中に入れてみると、巻きつけてあったうなぎのヒレがホロホロとほどけていく。プルっとした食感がありつつも、中身はヒレらしい歯ごたえ。
このタレ焼きは最高の肴で、この日一番のお気に入りでした!
本当に旨い肴に出会えると、お酒も自然に欲しくなってきます。
こちらのお店には埼玉、川越のコエドブルワリーというビール工房が手がける「COEDOビール」も置いてあり、今回は漆黒(黒ビール)をチョイス。これがまた重たすぎずまろやかなビールなのですが、日本のメーカーとしては初めて、ヨーロッパのあるアワードで金賞を取り、海外で大注目のビールになっているのだそうです。
そして漆黒のCOEDOビールと一緒に味わったのは、「鯉の洗い」。
これがまた全く臭みもなく、シャキッと身の締まった歯ごたえ。うなぎの串焼きもそうですが、まさか新橋でこんなにリーズナブルに珍しい肴の数々が味わえるとは思っていませんでした。
最後の〆はやっぱり鰻丼!ランチタイムは20食限定で1,000円という破格
そしてうなぎを食べに行くと言えば、やっぱりハズせないのが鰻丼!
うひゃ~、この輝くうなぎの丼ぶりに出会うのは久々!
こちらの鰻丼、夜のメニューでは1,700円(ランチ時は同じサイズのものが1,350円)となっているのですが、実はこれとは別でランチタイムの時に20食限定で、1,000円のまんまる丼という超ご奉仕品の鰻丼メニューもあるのだそう!
こちらも破格の値段&ボリュームで、あっという間に売り切れてしまう人気のランチメニューになっているそうですよ!
フワフワで柔らかく、箸がす~っと通ってしまうこのうなぎ。
作ってくれたお店の鈴木さんという方は、うなぎを料理して30年という超ベテラン。様々な産地のうなぎに精通し、食べ方を知り尽くし、焼き具合はもちろん、タレの量や味わいのバランスも絶妙!うなぎの良い香りに、旨み感は十分あるのに軽く味わえてしまうタレ。あっという間に丼ぶりが空になってしまいました。
最後にお酒好きの方にもう1つお知らせ
うなぎと麦酒のお店、まんまるには、ビール以外にも素晴らしいラインナップが揃っています。
訪れたこの日は関東でなかなか手に入らない大分の絶品麦焼酎、兼八に加えて魔王なども置いてありましたし、ウィスキーであればイチローズモルトなども。
うなぎの珍しい部位の串焼きがわずか500円(火曜日と木曜日の17:30以降)という値段で味わえて、鰻丼もランチタイム時には1,000円(20食限定のまんまる丼)!
さらにうなぎに合わせるビールの味が抜群に美味しい!新橋界隈を飲み歩くなら、この一軒は間違いなく知っておいた方がいいと思いますよ。
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取材・編集/ソーシャルグッドマーケティング