組み合わせは無限大!延々とラーメンを作って食べる「自作ラーメン宴会」のススメ

「ホームパーティー」というと、サラダやおしゃれなお惣菜、デザートなどを手土産として持っていくイメージがありませんか?今回提案したいのは「自作ラーメン宴会」です。ホスト側が基本のスープと麺を用意、ゲスト側が自分でラーメンにのせたい具やトッピング、スープに入れたい調味料を手土産として持参します。自分が作った渾身の1杯を参加者でシェアすれば楽しさも倍増です。(ビール・ビアガーデン 池袋)

組み合わせは無限大!延々とラーメンを作って食べる「自作ラーメン宴会」のススメ

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こんにちは、ライターの玉置と申します。

唐突ですが、ラーメンを主役としたホームパーティーの提案をさせてください。締めの一杯ではなく、延々とラーメンを食べる宴会です

そんなことを言われてもイメージが全然わかないと思いますので、その開き方と魅力を精いっぱいプレゼンさせていただきます。

【もくじ】

 

ラーメン宴会の楽しみ方は2種類ある!

ラーメン宴会のパターンには、大きく分けて2種類あります。

まずホスト役が自慢のラーメンを作って、それを参加者に振る舞うタイプ。有名店の味をコピーしたり、研究の成果であるオリジナルの味を披露する会です。

ラーメンだとピンとこないかもしれないですが、カレーとか鍋に置き換えると、イメージがしやすいかと思います。

 

たとえばこんなラーメンです。

ラーメン二郎をコピーする「家二郎」の会とか。

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天下一品ラーメンを家庭料理として再現してみる会とか。

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名古屋で流行っている台湾まぜそば台湾ラーメンを作ってみる会とか。

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なんてえらそうに紹介しましたが、これらは私が作ったものではなくて、友人のラーメンマニアが作ったものだったりします。

 

この方式も大変魅力的なのですが、私が得意としているのはラーメン宴会におけるもう一つのパターン。麺や味付けをしていないスープなどの用意をしておき、それを参加者が自由に仕上げて食べるという会なのです。これを「製麺ワークショップ」と呼んでいます。

ラーメンという料理は、鶏や豚や鰹節などでとったスープに、調味料を混ぜて味をつけ、茹でた麺を入れて、具をのせて完成させます。方程式で書くならば、『スープ×調味料×麺×具=ラーメン』であり、その組み合わせを変えることで、無限のラーメンができるのです!

ええと、まだピンとこないと思うので、詳しく説明していきますね。

 

麺は各自で製麺をするか、市販品を数種類を用意しよう!

まず麺ですが、私の場合は小麦粉を捏ねて生地を作り、それを家庭用製麺機という道具を使って、参加者が自分で麺にするというスタイルをとっています。

家庭用製麺機の使い方はとても簡単なので、1回説明すれば、誰でも失敗なく麺を作ることができます。いや本当に。希望者は粉から麺を作ることもありますが、初めての人でも30分と掛かりません。

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製麺機を使った麺の作り方については、『家庭用製麺機 USER GUIDE』という同人誌がオススメです。なぜなら私が作っているから。すみません、宣伝です。

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「製麺機なんて持ってないよ!」という読者様の声が聞こえてきそうですが、パスタマシンならどうでしょう。10人の友人に聞いてみれば、1人くらい持っているかもしれません。

基本的に家庭用製麺機と同じ構造なので、これでラーメン用の麺を作ることができます。

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おっと、「製麺機もパスタマシンもないってば!」という大きな声が聞こえてきました。大丈夫です、スーパーやネットで生麺を買えばいいんです。まったく問題ありません。

麺の太さや縮れの有無を変えて、なるべく多くの種類を用意しましょう。トータルで人数×2玉くらいでしょうか。一回の食事としてではなく、宴会中ずっと食べる量であることを踏まえて、少し多めに用意してください。

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スープは時間を掛けなくても大丈夫!

ラーメンのスープを手作りするというと、大量の豚骨や鶏ガラを寸胴鍋で何時間も煮なければいけないというイメージがあるかもしれません。

本職のラーメン屋さん気分で仕込むのは、面倒ですが楽しいもの。肉屋で「豚骨10キロください」と注文するときに気分が盛り上がります。時間があればぜひ挑戦していただきたいところ。

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▲寸胴鍋で本格派!

 

なのですが、もっと簡単なスープでも、十分に美味しいラーメンは作れます。

例えばですが、アクをとりながら鶏ガラを煮て、ネギやショウガなどの香味野菜を加え、チャーシュー(煮豚)用の豚肉とカツオ節や昆布を煮込むくらいなら、ちょっとしたカレーや煮物を作るのと大して手間は変わりません。トータル3時間くらいでしょうか。

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▲カレーや煮物を作る感覚で煮込めば意外とスープができあがってしまいます!

 

なんなら肉と野菜を1時間くらい煮るだけでも大丈夫です。足りないダシ成分は、仕上げるときに加えればいいんです。

もっと簡単にするなら、中華スープの素だけでも意外と美味しく作れます。いっそのことスープは用意しないで、まぜそば大会にしてもOKです!

余裕があれば2種類のスープを作っておくと、仕上がりのバリエーションが広がります。

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具はとにかく肉をたくさん、あとは持ち寄りで!

ラーメンの具といえば、やっぱり主役はチャーシューです。これはツマミにもなるので、なるべくたくさん用意します。もし途中で無くなると、遅れてきた人の切なそうな顔をみることになります。

スープを仕込む時に煮豚を大量に作れば、そのぶんスープも美味しくなります。オーブンで焼いて作る焼豚を用意してもいいし、最近流行の低温調理に手を出してみるのもいいでしょう。

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誕生日が近い人がいれば、塊肉をバースデーケーキ代わりにするのもいいですね。レッツ、サプライズ!

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ネギ、ナルト、ノリなどの具は、買ってきて切るだけなので簡単だし、ホウレン草やモヤシも茹でるだけ。余裕があれば煮タマゴやメンマを仕込むと完璧です。

さらに参加者が乗せたいものを持ち寄ってくれれば、ホテルの朝食ビュッフェ並みに選択肢が広がります。せっかくだからラーメン屋さんにはないトッピングも用意しましょう。

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ラーメンの調味料は何でもあり!

味をつけずに用意したラーメンのスープを、どんな味に仕上げるのかが、この会における一番のお楽しみポイントです。

基本となる醤油ダレ(使わなくてもOK。作り方は後述)以外に、ショウガ、ニンニク、塩、胡椒、化学調味料、煮干し粉、鰹節粉、昆布茶、オイスターソース、ナンプラー、鶏油、ネギ油、胡麻油、カレー粉、豆板醤、ゴマペースト、酢など、なんでもいいから用意します。

こちらも参加者の持ち寄りにして、アジア各地のご当地麺なども作れるようにすれば、さらに会の奥行きが広がることでしょう。

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▲しょうゆ、すりごま、いりこだし、ウェイパー、チューブのショウガ、ニンニク、中華だしなど、調味料はとにかくたくさん用意しましょう!

 

醤油ダレの作り方ですが、醤油にみりん(酒でも)と塩を加え、お好みで化学調味料や香味野菜を追加し、軽く煮詰めてください。あくまで味のベースなので、細かい分量は気にしなくて大丈夫。このタレは煮豚の味付けにも使えます。

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お好みのラーメンを作って食べましょう!

さあさあさあ、ようやくここからがラーメン作りの本番です。

まずは頭の中で、麺とスープと調味料と具の組み合わせをしっかりとイメージします。作りながら迷ってしまうと、麺は伸びるしスープは冷めます。

私もいまだに迷ってしまいますが、作る前に完成形を決めておくことが肝心です!

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麺を茹ではじめたら、丼に調味料とスープを加えて味を決めます。コツは麺が入ることを考えて、ちょっと濃くしておくこと。ラーメンは塩分が足りないと美味しく感じません。

茹で時間が短い細麺は、麺を茹ではじめる前に、小鍋に1人分のスープを沸かして味付けしておくと安心です。できあがったラーメンをSNS用に撮影する場合は、麺を固めに茹でましょう。

作ったものを食べてみて、味が薄ければ調味料を足し、濃すぎたらスープを足してください。そして納得いかなければ、もう一杯作ってください!

 

こんなラーメンが作れます!

それでは今までにどんなラーメンが生まれたかの一例をご紹介します。

こちらはオーソドックスな醤油ラーメン。普通だからこそ、その美味しさに驚きます。

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好みのオリジナルの坦々麺を追求している方の作品。

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鶏のスープを塩だけであっさりと味をつけたラーメンもうまい。

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茹でた麺を流水で冷やして、冷たい混ぜそばにするのもオススメです。

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ジェノベーゼソースをラーメン用のスープで伸ばした無国籍ラーメンなんてのも。

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こちらはココナッツミルクの入ったグリーンカレーラーメン

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パクチーやナンプラーを使えば、一気にエスニックな仕上がりに!

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こうして作ったオリジナルのラーメンは、自分で全部食べきるよりも、取り皿に分けてシェアするのがオススメです。

そうすればお腹いっぱいにならないし、なんといっても自作のラーメンをみんなに自慢できますよ!

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このように、ラーメンは意外と簡単に作れます。まずは市販の麺と適当なスープで一食分だけ作ってみてください。きっとその楽しさが感じられるはず。

参加者の数だけ個性豊かな味が生まれるラーメン宴会、この日ばかりは体重の増加を気にせずお楽しみください!

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プロフィール

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玉置豊
趣味は食材の採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は古い家庭用製麺機を使った麺作りが趣味。

ツイッター:@hyouhon
ホームページ:私的標本
製麺活動:趣味の製麺

 

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