みなさんこんにちは。ラーメンとペディグリーチャムをこよなく愛する洋犬ライター、ポメ橋ことポメラニアン高橋です。
突然ですがみなさん、最近アボカド食べてますか?
というのも、先日こんな記事を読みまして。
ポメ橋:
えっアボカドって漬けるだけでそんなに美味しくなるの?
その栄養価の高さから“森のバター”とも呼ばれるアボカド。
かといって、市販の安価なアボカドは強い青臭さがあったり、食感が固かったりと、一手間加えなければ美味しく食べられないことが多いですよね。
ポメ橋:
でも・・・ぶっちゃけ料理するのは面倒ワン!
どこかに美味しいアボカド料理が食べられるお店はないかなぁ……ましてや専門店なんてないだろうなぁ……
はい、探せばありました!
今回お邪魔させて頂いたのは渋谷駅から徒歩10分。オシャレなセレクトショップが建ち並ぶ通りに店を構えるアボカド専門店「Madosh! Cafe渋谷店」です。
お店の前には大きなアボカドランプが。写真ではお伝えしにくいですが、暗い夜道を緑の光で優しく照らしています。ランプの光を浴びながら階段を上った先にお店の入り口が。さっそく入ってみましょう。
唯一無二のアボカド料理を堪能できる店
扉を開いた先に広がっていたのは、メキシカンテイストなオシャレ空間。日本とは思えない!
店内にはたくさんのレコードやオブジェが並べられています。内装へのこだわりが半端じゃありません。
メニューを見ると、ディナーなら5品のお料理を楽しめるセットがある模様。今回はこちらのコンボセットに加え、サイドメニュー1品とデザートを注文することにしました。
メインディッシュはこの中から選ぶことができます。
どれも美味しそうですが、今回は「マグロユッケアボカ丼」をチョイス。自家製ユッケソースを使っているとのことで、ワクワクしながらお料理の到着を待ちます。
ディナーコンボ5品セット
こちらが今回注文したディナーコンボ5品セット2,200円。
選べるメインディッシュにアボカド温玉生春、アボペチーノ、そして日替わりスープとドリンク+お菓子の食べ放題が付いてきます。見た目以上にボリューミーな印象ですが、さっそく主役のアボカ丼からいただきましょう。
マグロユッケアボカ丼
アボカドーン!!!!!!
ポメ橋:
うぉおおお!
美味しそう!!
いただきます!!!
このジューシーなアボカドをご覧ください。
写真奥には築地直送のマグロを使ったユッケが身を潜め、「早く私を食べて!」と言わんばかりにこちらを覗いてきます。
メインのアボカドは力を入れなくてもスプーンがスッ……と入り、思いのほかずっしりしていることに気がつきます。この柔らかさと重みが、完熟している証とも言えるでしょう。
スプーンにご飯、アボカド、マグロユッケを乗せて。ワクワクしながら口に運ぶと……
ポメ橋:
まんずんめぇな〜!!
こんなんめぇ丼食べたことないや!!
あまりの美味しさに故郷、岩手県の訛りが飛び出してしまった私。気になるマグロユッケアボカ丼の味ですが、美味しいのはもちろんのこと、コチュジャンベースの自家製ユッケソースが決め手となっている印象。
スプーンを顔に近づけると、真っ先に感じるのは豊かな胡麻の香り。そこにコチュジャンの旨み、コク、辛みが組み合わさり、ユッケソースだけでご飯が進むほど濃厚です。
また、2つの食感が楽しめるのもマグロユッケアボカ丼の特徴と言えるでしょう。完熟アボカドはネットリとしており、噛む必要がないほど柔らかく、舌触りも滑らか。
対してマグロユッケはコリッとした食感が印象的で、想像していたよりも歯ごたえがあり、噛めば噛むほど赤身マグロの旨みが溢れてきます。見た目こそ上品ですが、大きなスプーンでガツガツいきたい満腹メニューです。
アボカド温玉生春
こちらは半分にカットしたアボカドに温玉を乗せ、生ハム、生春巻きの皮で巻いた「アボカド温玉生春」です。
トマトをモチーフにしているのでしょうか。さっそくナイフでカットしてみると……
「溢れ出だす卵の黄身!!!」
ポメ橋:
え!?きみはどこにいたの!? 黄身の名は!?
一通り騒いだ後、アボカドの種が入っていた溝に温卵を落としていたことに気づきます。さっそく食べてみると……
ポメ橋:
こりゃ美味い!!!
ワインが欲しくなる!
まず驚いたのがその食感。一見柔らかそうに見える生春巻きですが、固めの皮を使っているためか、しっかりとした歯ごたえがあります。
中はトロットロ、外はモッチリ。絶妙な塩加減と旨みを持つ生ハムが、主役のアボカドを見事に引き立てています。そこに卵の黄身を絡めて食べることで、よりマイルドな味わいになるんですね。ワインと一緒に楽しみたい一品です。
アボペチーノ
こちらは世にも珍しい飲むアボカド、その名も「アボペチーノ」。
ポメ橋:
アボカドって飲めるの!?
気になる味ですが、ビックリするほど美味しい。完熟したアボカドならではの甘み、コク。そして予想もしなかった“フルーティーな酸味”を感じます。
スタッフの方に聞いてみたところ、この酸味の正体はレモンでした。アボペチーノのサッパリとした味わいが食欲をかき立て、次なる一品が待ち遠しくなります。
アボカドディップ&自家製サルサwithチップス
山下店長オススメのサイドメニュー、「アボカドディップ&自家製サルサwithチップス」。アボカドの皮を器にしているオシャレな一品です。アボカドフェスティバル2位受賞のアボカドディップに期待!
まずは特製アボカドディップをたっぷり乗せて。クリーミーなアボカドディップは少し濃いめの味付けで、食べれば食べるほどお酒が恋しくなります……口当たり柔らかな白ワインと一緒に楽しみたい……
続いて、自家製サルサソースを乗せてティスティング。こちらはメインディッシュの1つであるタコライスにも使用されており、アボカドの旨みを引き立てる材料と調味料が使われているとのこと。トマトをガツンと感じるサルサソースはサッパリとした味わいで、アボカドディップと交互に楽しむのがオススメ。
ポメ橋:
あー!!もう我慢できない!!ワインを注文しよう!
勢いで白ワインを注文してしまいました……!
予想通り、ワインが進んで仕方がありません。アボカドをおつまみにお酒を楽しむなんて最高の贅沢!
アボカドモッツアレラフライ
白ワインを注文した勢いで、サイドメニューをもう一品頼んでみることに。
こちらはアボカドとモッツアレラチーズをプロシュートに包んで揚げた「アボカドモッツアレラフライ」。超ボリューミーな一品です。
ワクワクしながらカットするとチーズの大洪水が巻き起こりました。
中には生ハムも入っており、お酒に合わない訳がありません。モッツアレラチーズと生ハムの塩気にトロッとしたアボカドが組み合わさり、白ワインがどんどん加速します。これは頼まないと損ですね。
アボカドのティラミス
こちらが今回注目のデザート「アボカドのティラミス」です。
ポメ橋:
いや、ティラミスってこんなだっけ!?
あのアボカドをティラミスにするなんて……Madosh! Cafeさんのアイデアに脱帽です。さっそくいただきましょう。
ポメ橋:
甘酸っぱくて美味しい!
これは新感覚だ!
酸味の効いたアボカドのムースが絶品の一品。写真を見ていただくと、ココアパウダーが層になっていることが分かります。
舌触りが非常に滑らかで甘さは控えめ。アボカド料理を満喫した後は、“追いアボカド”といわんばかりのティラミスでお口直ししましょう。
そんなMadosh! Cafeさんが使用しているアボカドは全てがメキシコ産。
メキシコに住むアボカド農家、「マリオ親子」から送られてくる未熟なアボカドを倉庫で保管し、完熟状態になったタイミングでお客様に提供しているとのこと。アボカドへの強いこだわりがうかがえますね。
ポメ橋:
おや……気づかなかったけど何やら席に本が置いてあるぞ?
お料理をいただく席には、“アボカドレシピの本”が置いてあります。
この本の著者はアボカド料理人の「佐藤俊介」さん。佐藤さんはMadosh! Cafeを運営する「アボカドパワーカンパニー」の代表取締役で、アボカド関連の本を2冊も書いています。
中をお見せできないのが残念ですが、たくさんのアボカド料理レシピが紹介されているので、興味のある方はお店か書店へGO!
アボカド好きの欲求をフルに満たしてくれる店、Madosh! Cafe渋谷店。
「本当に美味しいアボカドが食べたい!」という方は、家族やお友達を連れて足を運んでみてください。店内の壁に描かれたお店の看板キャラクター、「ミスターアボカド」と「アボカドシスターズ」があなたをお待ちしていますよ!
ポメ橋:
次はランチの時間帯に行きたいワン!
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
著者・SPECIAL THANKS
ポメラニアン高橋(ポメ橋)
ラーメンと牛丼ばかり食べてる洋犬ライター。オス/体高30センチ/体重80キロ。
最近Twitterはじめました→@pomehashi(ポメ橋)
編集/ヒャクマンボルト
撮影/池田瑞穂