重要なのはコスパじゃなかった!?『7:3の法則』にみる飲み会の最適な予算とは?

飲み会の幹事になったとき、1人あたりの予算をいくらにするかで悩んだ経験ありませんか?特に会社など公的な飲み会では気を遣って安いお店を選びがちですよね。そこで今回は、宴会のお店を選んだ経験のあるぐるなび会員342人を対象にアンケートを実施。するとそこには、予算に関する意外な結果が待ち受けていました。

重要なのはコスパじゃなかった!?『7:3の法則』にみる飲み会の最適な予算とは?

重要なのはコスパじゃなかった!?『7:3の法則』にみる飲み会の最適な予算とは?

会社の忘年会や歓送迎会など、飲み会の幹事になった時に一番悩むポイントが1人あたりの予算決めではないでしょうか。特にたくさんの人間が参加する場合、ブーイングを避けるために極力コストを抑えたお店を探そうと頭が働いてしまいがちです。

そこで今回は、ぐるなび会員を対象に宴会のお店を選んだ経験のある342人に対して飲み会参加に関するアンケートを実施。すると、世の幹事さんの多数派はお店選びの最重要ポイントに「安さ」や「コスパ」を置いていないという事実が明らかになりました!

『幹事の味方』編集部でも「これまで3,000円台のプランばかり選んでいた・・・」という声が漏れた程に、この結果には驚きでした・・・。一体どういうことか、以下で詳しく見ていきましょう。

【Q1】宴会の1人当たりの平均的な予算はいくらですか?

※ 回答者が宴会(忘年会新年会・歓送迎会)のお店選びをする際によく設定する価格帯

ご覧の通り、幹事さんが選ぶ価格帯は1位「4,000~5,000円未満」で41%、2位が「3,000~4,000円未満」で23%となっています。3位に「5,000~6,000円未満」が続くところを見ると結構みなさん強気にも思えますが、実に「4,000円以上」を是とするか否かの割合は7:3ということになります。

【Q2】宴会でお店を選ぶときに最も重視することは何ですか?

続いての設問は、幹事が「お店選びで最も気にする点」についてです。
結果は、1位が「コスト」で29%、2位が「営業時間」で9%、3位「店の場所」8%となっています。一番のこだわりポイントは人それぞれ異なるようですが、他を圧倒して票を集めたのはやはり「コスト」という結果になりました。ただし、ここで注目すべきは括弧書き中の「予算内で食べたいものがあるかどうか」にあります。

決め手は「参加者の満足度」

さて、ここでQ1とQ2の結果を総合してみましょう。
先ほどの「7:3」の法則に照らすと、宴会のお店を探す人の多くが4,000~5,000円の価格帯を念頭に、選定基準を「食べたいものがあるかどうか」においていると言えそうです。確かに飲み会の予算は「安さ」や「コスパ」に左右されるより、美味しいものが予算内で食べられるかどうかにこだわった方が参加者全員幸せになれそうですよね!

ちなみに、「宴会以外」でのプライベートな利用シーンではどうでしょうか?

以下は異性のパートナーのために「誕生日ディナー」のお店を選ぶ人との比較ですが、宴会利用と比べて「5,000円以上」の割合が1.5倍とやはり高くなっています。

もちろん二人だけの食事ですし、お祝いする立場としては当然の傾向かもしれません。ただ、せっかく自分が選んだお店なのですから、一緒に食事をする人にも幸せや満足感は味わってほしいですよね。そういう意味で、予算の考え方は同じで良いのかもしれません。

【参考】恋人(夫婦)で誕生日ディナーの平均的な予算はいくらですか?

※回答者が恋人や配偶者の誕生日にディナーのお店を探す際に設定する価格帯

まとめ

飲み会幹事を一度でも経験した人ならば、『お一人様5,000円』の文字に対して「高すぎるかな…」「文句を言われたりしないかな…」と不安を抱いた経験があるかと思います。
しかし、幹事さんは(ひいてはそのお店の料理を楽しむ参加者も)少々お値段が高くても美味しい料理やお酒が楽しめればきっと満足できるはずです。

中には「ちょっと高くない?」などと不満をもらす参加者もいるかもしれません。ただし、ひとたび美味しい料理に舌鼓を打てば最後には何も言わなくなることでしょう。

さあ、今日からもう遠慮は要りません!みんなが食べたい料理をリサーチしたら、あとは自信をもってお店を選んでくださいね。

■調査時期:2015年1月5日(月)~2015年01月08日(木)
■調査対象:20~69歳男女
■有効回答数:342人

                             
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