こだわり1 ビストロ料理

良心的な価格設定に人柄が表れている

宮下シェフは、白金や四谷で修業した後、渡仏し本場の料理を学んだ。「フランスの街中に普通にある料理」と謙虚に語るが、そうでないことはこの店のリピーターの多さに表れている。お腹いっぱい食べてほしいからと、出される料理の量は誰もが満足。「パンを食べ過ぎるとメインが食べられなくなるよ」という声かけも優しい。

  • 「自家製お肉のパテ」は、豚肉と鶏レバーをスパイスで漬け込み、それを挽き、オーブンで焼くという手間のかかる料理なので3日がかりで作られる。一切れが分厚くボリューム満点。添えられたカラフルなピクルスは、ほとんどが自家製。季節によっては、シェフの出身地の長野から届けられるリンゴの赤ワイン煮になったりする。

  • 「フランス産バルバリー鴨のコンフィー」は「特に大きな鴨を仕入れている」というシェフの言葉どおり、食べ応え抜群。低温の油でじっくりと火を通した後、最後にパリッと皮を焼き上げていて、柔らかでホロッとした肉との違いが愉しい。付け合わせは日替り。この日は生野菜とフリット。※写真は共にディナーメニューから。

こだわり2 新鮮食材

時間をかけて、上質の味を作り上げる

「ラミティエ」のガスコンロは、シェフと同じく休む暇なくフル回転だ。大鍋の牛タンは、柔らかくなるまでコトコトと約8時間煮込んだあと、網焼きになる。秋風が吹き始めると、シェフの出身地の長野県で獲れた鹿肉などがジビエ料理として味わうことができる。リンゴや野菜など、長野の新鮮な食材がメニューに使われている。

こだわり3 ワインにこだわる

ワインと料理で会話が弾む至福の時間

シェフが飲んでから選んだというワインは、どの料理とも相性抜群。極端に高価なワインは置いていないので、気軽にオーダーできる。グラスワインは5種類ありカラフェでの注文も可能。食前酒におすすめなのがグラスシャンパン。乾杯には欠かせないからと、リーズナブルな価格で出しているのは、シェフからの嬉しいサービス。

こだわり4 インスパイア

フランス修業時代の思いを、忘れずに

店内に飾られているメニューは、有名レストランの30年前の貴重なメニュー。フランスで修行していたときに、親方から贈られたものだという。「今になって親方の思いと愛情が分かる」というシェフ。今も1年に1度はフランスを訪れ一緒に修行した昔の仲間の店を尋ね、本場の味を確認し、ブラッシュアップをするという。

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ラミティエ
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