▲軽く塩をふった、手作りのゴーヤチップス(上)
▲イボが堅く、ゴツゴツした物を選んで(左下) ワタを取って薄切りに(右下)
夏の終わりが近づいていますが、夏バテが抜けない方もいらっしゃることでしょう。秋に向け体力を充実させたい方にぴったりなのが、このゴーヤチップス。沖縄料理でよく使われるゴーヤには、夏バテや疲労を防ぐビタミンCがキュウリの5倍含まれていて、ビタミンCの働きを活発にするカロテンも豊富。さらに、油を使うことで、カロテンの吸収率もアップします。また、加熱時間が短いことで、加熱によって起こるビタミンCの損失も抑えられます。薄切りにしたゴーヤをカラっと揚げたゴーヤチップスは、ゴーヤが苦手な方でも安心して食べられる疲労回復オヤツなのです。
このゴーヤチップスは「ゴーヤと思えないほど苦味が少なく食べやすい」と人気があり、お酒のつまみに、お子様のオヤツに最適。市販もされていますが、簡単に作ることができるので、ぜひお試しを。
また、ゴーヤチップスを作る際に出る中のワタは、天ぷらにすると美味しいので、こちらも一緒に試してみてくださいね。
ゴーヤチップスの豆知識
ゴーヤの苦味成分には、食欲増進効果があると言われていますが、この苦味がダメな方も多いですよね。ゴーヤの苦味を減らすには「塩もみする」「水にさらす」「加熱時間を長くする」などの方法があります。水にさらすのが一番簡単ですが、大切な栄養素(水に溶ける性質)のビタミンCまで流してしまいますし、加熱時間を長くすると、これまたビタミンCを壊してしまいます。栄養素を残したまま苦味を減らすには「塩もみする」「高温で、一気に加熱」がお勧め。「苦味が嫌いだから、ゴーヤは食べない。」人は、苦味を減らす調理法を試してみてください 。