▲豚肉のゴボウ巻き煮で便秘解消(上)
▲豚肉、ゴボウの他にアスパラもお勧めです(左下)煮込めば煮込むほど味が染み込みます(右下)
便秘解消効果の高い食物繊維が豊富なゴボウと疲労回復効果の高いビタミンB1を多く含む豚肉の合体料理です。
ゴボウはきれいに洗い、皮をむいて肉の長さに切り、2cm角位に切り分け水に浸してアク抜きをした後、軽く茹でておきます。豚ロース肉をひろげ、小麦粉をふりゴボウを芯にして巻きつけます。フライパンに適量の油を入れ熱し、巻き終えた方を下にし焼いておきます。鍋に煮付け用調味料を煮立たせ、ごぼう巻きを入れアクを取りながら煮ます。中火で10分ほど煮たら弱火にして1時間くらいゆっくり煮て味が染み込み、汁気が少し残る程度で火を止め、柔らかく煮えたら出来上がりです。にんじんや玉ねぎ、グリーンアスパラやこんにゃくなどと一緒に巻き、煮ても美味しくいただけます。
辛口が大丈夫な方は唐辛子を軽く振ると、香りも立ち一層美味しく頂けます。辛口が苦手な方はお酢を少々入れると甘みが出てまろやかになります。
作り過ぎた時は醤油と砂糖とお酒でサッと焼いたら「豚肉のゴボウ巻き焼き」になり、一味違った料理にもなります。
豚肉のゴボウ巻き煮の豆知識
ゴボウには、食物繊維の他にカルシウム、ビタミンC、ビタミンB1等の栄養も含み、便秘の方やダイエット中の方は積極的に取りたい野菜ですね。ビタミンB1は不老回復の効果があり、体内での吸収効率にも優れています。健康な長寿者が多い沖縄では、一人当りの豚肉消費量が群を抜いている事で有名ですが、豚肉に含まれるタンパク質が病気予防に効果があり、ゴボウに含まれる食物繊維は大腸がんを予防する事が伺えるのではないでしょうか。ゴボウが柔らかいときは下ゆでしなくてもおいしく頂けますし、ゴボウが硬いときは輪切りにしたり、落としぶたをして中火でじっくり煮込めば美味しく頂けます。