トゥンジージューシー

[丼物]
沖縄の方言でトゥンジーは冬至、ジューシーは炊込みご飯の事で、
トゥンジージューシーは「冬至の炊き込みご飯」という意味になります。
トゥンジージューシーで寒い冬も元気に トゥンジージューシーで寒い冬も元気に

▲冬至には温かいトゥンジージューシーを(上)

▲材料は野菜・豚肉・ひじきなどお好みで(左下)里芋入りでおいしさもグッと変わります(右下)

沖縄の方言でトゥンジーは冬至、ジューシーは炊込みご飯の事で、トゥンジージューシーは「冬至の炊き込みご飯」という意味になります。沖縄では、冬至に家族みんなで、このトゥンジージューシーを食べ、家族の健康と子孫繁栄を願う習慣があります。

沖縄の家庭を守るもの。と聞いて忘れてはいけないのが「火の神」(ヒヌカン)。トゥンジージューシーも、ヒヌカンと仏前(トートーメ)に必ずお供えし、家族みんなで拝んでから頂きます。

このトゥンジージューシーに欠かせないのが、里芋や田芋で、このイモには子孫繁栄の意味も込められています。豚肉を炒めた後、他の材料も一緒に炒めて下味をつけ、お米と一緒に炊き込むのですが、栄養満点で、柔らかくなった里芋が口の中でとろけます。

噛む力の弱い小さな子供から、お年寄りまで、誰でも美味しく食べることが出来るトゥンジージューシー。冷え込みの厳しくなる冬至に家族みんなで食べて、寒い冬を元気に乗り切ろう!という、家族の温かい気持ちも伝わる料理です。

里芋を使った炊き込みご飯は初めての方も、今年の冬至に挑戦してみてはいかがでしょう?

トゥンジージューシーの豆知識

ヒヌカンとは、沖縄方言で、台所にまつられている火の神様のことです。毎月旧暦の一日・十五日には線香やお水を捧げ、健康祈願や願い事をする家も多いとか。現在ではガスコンロの上に棚を作り、香炉を置いてヒヌカンとしています。人々とヒヌカンの繋がりは深く、沖縄に仏壇が登場する前から、家庭の守り神としてヒヌカンは存在していました。その由縁からか、沖縄の新年の挨拶もヒヌカンからはじまります。ご先祖様のお参りに行きたいけれど、どうしても行けないときは、ヒヌカンを通して拝む「通しウグヮン(拝み)」を行ったり、他の神様を拝む時にも、まずヒヌカンを拝んでから。という風に、沖縄の人々に一番親しまれている神様なんですね。

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