ソーミン汁

[ラーメン・麺料理]
夏になると食べたくなるもの・・・冷奴、カキ氷、そして素麺。
しかし沖縄では、暑い時期が長いせいか、一年中食べられています。
スルスルおいしいソーミン汁 スルスルおいしいソーミン汁

▲夜食にも最適なソーミン汁(上)

▲ソーミンタシヤー。強火で手早く炒めるのがポイント(左下)夏のお祝いごとにはかかせないルイゾーミン(右下)

夏になると食べたくなるもの・・・冷奴、カキ氷、そして素麺。しかし沖縄では、暑い時期が長いせいか、一年中食べられています。ただ、温かくして食べるのが沖縄流。野菜などと炒めて「ソーミンタシヤー」、温かいスープであっさりいただく「ソーミン汁」は沖縄家庭料理の定番のひとつです。とくにソーミン汁は、茹でた素麺に鰹だし+しょう油ベースのスープをかけるだけという簡単さが魅力。似たような食べもので「にゅうめん」がありますが、こちらは茹でた素麺を冷やさず熱い汁をかけるのに対し、ソーミン汁は素麺を一度流水で洗います。こうすることで素麺がしまってのびにくくなり、かつ適度な温かさなので、暑い夏でもスルスルと入ってしまうのです。具材もほとんどなく、薬味として小ネギやしょうがを載せる程度。消化も抜群で、病中病後にも最適です。

ちなみに素麺は、麺類の中でも糖質が一番多く、うどんに比べて低カロリーでたんぱく質も豊富な食べ物とか。暑い夏こそ温かいソーミン汁を食べて、夏バテ知らずの体になりましょう!

ソーミン汁の豆知識

素麺の発祥は奈良県の桜井市といわれ、奈良の「三輪素麺」は有名。原料はうどんと同様、小麦粉と塩だけのシンプルな食品です。この素麺、沖縄人にとっては昔から炒めたり汁物にしたりと馴染み深く、夏のお祝いの席等でも「ルイゾーミン」として供されます。ルイゾーミンは素麺を円く盛り付け、上に色とりどりの食材を並べ、冷たい状態でいただくもの。見た目もきれいで汁物がわりにもなり、非常に重宝な一品です。ちなみに「ルイ」は「如意」のことで、「物事が思い通りになること」を意味するとか。いかにも行事食らしい、縁起のよいネーミングですね。

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