▲もずくのプリプリ感が雑炊とマッチ!(上)
▲もずくはよく塩抜きして使いましょう(左下)残ったもずくで他の料理も(写真はもずく酢)(右下)
寒さ厳しい2月。外に出るのも億劫になる寒い日には、あったかい食べ物でカラダを温めたいものです。そんなときにぴったりなのが、「もずく雑炊」。
もずくというと、「もずく酢」を連想される方も多いと思いますが、もずく生産高日本一の沖縄では、てんぷらやチャンプルー、雑炊など、いろいろな料理に使われます。中でももずく雑炊は、ご飯を出汁で煮て、塩抜きしたもずくを混ぜ入れるだけという、お手軽さが魅力。朝食や夜食にはもちろん、食欲のないときでもさらっと食べられる一品です。
しかしなんといっても一番の特徴はヘルシーなこと。ご飯の量は少しで十分、野菜やきのこなどローカロリーの食材を加えれば、思った以上のボリュームに。ビタミンやミネラル、食物繊維もたっぷりとれるので、ダイエット中の食事としても最適。もずくのプリプリとした食感とほのかな磯の香りも、雑炊をいっそうおいしくさせます。
おいしくて体もポカポカ、しかもダイエットになる…年末年始で太ったという方も、もずく雑炊で今年最初のダイエットをしてみてはいかが?
もずく雑炊の豆知識
健康食として名高い「沖縄もずく」。その背景の一つに「フコイダン」という成分があげられます。フコイダンは、昆布やわかめなど海藻類に多く含まれ、体内の有害物質の吸着防止や排出効果があるといわれています。最近では、病原性大腸菌O-157や、胃がんなどの要因になるピロリ菌に対する殺菌効果も実証されているようです。
沖縄もずくはそのフコイダンが、昆布の5~8倍もあるといわれ、さらにカルシウム、鉄分、食物繊維なども豊富とか。まさに健康食の王様、「もずくは医者を遠ざける」なんていう諺ができるかもしれませんね。