チムシンジ

[豚肉料理]
「チム」は豚レバー、「シンジ」とは煎じ汁のこと。沖縄では、
病人用の滋養食として肉、魚、野草、薬草、野菜を煮こんでつくるシンジを作る習慣があります。
お母さんの味「チムシンジ」 お母さんの味「チムシンジ」

▲チムシンジ ニンニクを入れるともっと滋養効果が!!(上)

▲豚レバー 沖縄のレバーは豚が主流(左下)島ニンジン 黄色いゴボウのようなニンジン(右下)

「チム」は豚レバー、「シンジ」とは煎じ汁のこと。沖縄では、病人用の滋養食として肉、魚、野草、薬草、野菜を煮こんでつくるシンジを作る習慣があります。貧血や風邪をひいた時などに、クスイムン(薬)として食べるものです。豚レバーとごぼう、島ニンジン、シイタケなどを一緒に煮込んだシンプルなもの。「煎じ汁」というと薬のような味を想像しますが、豚のだしがよくきいた、とっても飲みやすいものです。そして「体調が悪ければ、チムシンジを食べ、よく寝れば、大きな病気はしない」と沖縄のご長寿達が口をそろえて言うほど、栄養価は抜群。それもそのはず。豚レバーには、エネルギーの代謝を促進する「ビタミンB6」と体の各器官に多くの酸素を運ぶ「鉄分」が多く含まれています。薬のなかった貧しい時代に、家庭の智恵で作られた「チムシンジ」。お母さんが昔作ってくれた「チムシンジ」をご長寿達はきっと覚えているでしょう。健康ブームの今では、家庭内だけでなく、レストランでも「チムシンジ」を食べることができます。

何かと体調を崩しがちな夏。沖縄旅行をした際には、ビタミン・鉄がたっぷり含まれたチムシンジで体力回復しましょう。

チムシンジの豆知識

沖縄では、チムシンジのように薬効を求める汁物一般を「シンジムン」と呼びます。

「シンジムン」には、ターイユシンジ(フナのスープ)、クーイユシンジ(鯉のスープ)イラブーシンジ(エラブウミヘビのスープ)などがあります。沖縄の病気治療への考え方は、「足が痛いなら、豚足を、肝臓が弱っているならレバーを食べよ」というもの。「チムシンジ」は疲れた時に「クンチ」(根気・精力)をつけるために作られた「シンジムン」です。

島ニンジンは、薬効が高いことから「シンジムン」には欠かせない野菜。「シンジムン」以外にもサラダや天ぷらの材料としても用いられています。

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