ポーク卵

[豚肉料理]
沖縄の飲食店のメニューで、必ずと言っていいほど目にする「ポーク卵」。
沖縄で「ポーク」とは、「ポークランチョンミート」のこと。
ポーク卵で、“うちなーんちゅ” ポーク卵で、“うちなーんちゅ”

▲ランチョンミートは焦げ目がついたくらいが美味しい。ポーク卵(上)

▲いくつでも食べられそうな味。ポーク卵おにぎり(左下)スパムとは、“スパイシー・ハム”の略(右下)

沖縄の飲食店のメニューで、必ずと言っていいほど目にする「ポーク卵」。沖縄で「ポーク」とは、「ポークランチョンミート」のこと。フライパンで焼いたポークランチョンミートに卵焼きの、ごくシンプルな料理なのですが、沖縄では定番の大人気メニュー。これに、ご飯とお味噌汁が付いた「ポーク卵定食」は、朝食として大人気。朝食は絶対にコレ!という人も多いくらい。もちろん、ビールのお供にもぴったりです。

沖縄に行ったら、是非「ポーク卵定食」を食べてみてください。これが、不思議なほど、ご飯と合うのです。毎朝食べたい人の気持ちが分かります。両面をこんがりと焼いたポークランチョンミートの塩気と、ご飯と卵が、懐かしい素朴な味を出しているのです。まさに、沖縄の家庭料理の味。

この味を、もっと簡単に手軽に味わいたい、この気持ちから生まれたのが、「ポーク卵おにぎり」(写真2参照)ランチョンミートとご飯の間に卵を敷いて、海苔で巻いたもの。沖縄のコンビニで購入できます。

一口で、沖縄の味が味わえますよ。沖縄に行ったら、「ポーク卵」で、あなたも“うちなーんちゅ”。

ポーク卵の豆知識

ポークランチョンミートは、戦時中、アメリカ軍が沖縄本土に上陸した際、兵士の栄養補給食品として使用されていました。缶詰めなので、保存期間が長いことと、パンに挟んで調理しないで食べられる、という利点がありました。そして、戦後、配給物資として沖縄の家庭の中に入ってきたのです。今では沖縄では欠かせない食品の1つ。ちゃんぷるー、お味噌汁と様々な料理で使用されています。

日本がアメリカから輸入するポークランチョンミートの95%は沖縄で消費している、というのですから、驚き。ちなみに、アメリカ50州の中では、ハワイ州がポークランチョンミート消費量No1です。そう、ハワイも沖縄も暑い地域ですね。暑くても保存性に優れ、また保存の際の塩気(ナトリウム)が、汗によるミネラルの欠乏を防いでくれる。ポークランチョンミートは、まさに沖縄の風土に適した食品なのです。

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