ラフテー

[豚肉料理]
「ラフテー」は豚肉のかたまりを黒砂糖、醤油、泡盛でじっくり煮たもの。
とろりとろーり「ラフテー」 とろりとろーり「ラフテー」

▲お箸でもすっと切れるほど柔らかいラフテー。もう少し薄く切って「ラフテー丼」も美味しい。ラフテー(上)

▲泡盛をしっかりなじませた豚肉(左下)泡盛との相性もぴったり(右下)

「ラフテー」は豚肉のかたまりを黒砂糖、醤油、泡盛でじっくり煮たもの。

琉球王朝時代に中国の豚料理「トンポーロ」が伝授され、当時の琉球王が大変気に入り、宮廷料理の一品になったのです。

ラフテ-の特徴は調理の際「泡盛」を使用すること。「泡盛」は米と黒麹から造られる沖縄の焼酎。日本酒に比べてアルコール度が20~50度とかなり高い泡盛は、肉を柔らかくする作用に優れているのです。箸をつけると簡単にホロリと肉が2つに。脂がのっていて見た目はこってりなのですが、食べるとあっさり。それは、鰹だし、醤油、黒砂糖、泡盛の中に一度ゆでた豚肉を入れ、中火でコトコト一晩中煮込んで余分な脂質を抜き切っているからなのです。

お店によっては、醤油ではなく、白味噌で煮込むオリジナル「みそラフテ-」も楽しめます。すったジーマミー(ピーナツ)の入った味噌が、また芳ばしくて味わい深い。

ちょっと、飲みたい気分の時は泡盛と一緒に。お腹がすいている時は、ごはんや麺の上に薄く切ったラフテ-をのせて食べても美味しい。

ラフテ-の甘い香りを吸い込んで、私の目もとろーり。豚肉もとろーり。

ラフテーの豆知識

豚の鳴き声以外は全部食べると言うほど、沖縄の人は豚肉好き。ラフテ-の他に、きゅうり、もやし、そして豚の耳をピーナツ味噌であえる「ミミガー」や豚足を煮たコラーゲンたっぷりの「テビチ」などが有名。豚肉は脂っこくて太る、そう思われがちですが、豚肉には体の代謝を助けるビタミンBが豊富に含まれています。反対に、太るどころか脂肪を代謝させエネルギーに変え、血液中のコレステロールを下げくれるのです。沖縄の女性は平均寿命が日本一。豚肉に含まれるビタミンB群で疲れ知らず、コラーゲンで肌もつやつや、お化粧いらず。豚肉は沖縄の元気の源、美の源なのです。太るからと言って、豚肉を敬遠していた方、豚肉効果を見直してみてはどうですか?

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