こだわり1 2,000円以内で宴会

「ビーナちゃんランチ」は和食ランチ

身近な場所に生えている雑草と呼ばれる草の中には、上手に調理すればおいしく食べられるものがたくさんあります。私どもの少し上の世代のおばあちゃんたちの知恵を借りて、メニューに仕立てています。薬膳というほど堅苦しいものではなく、新しい食材と組み合わせてお出ししています。

  • 献立の基本は「いろんな料理をすこしずつ」で最後までおいしく満腹になるように工夫しています。楽しくたべられるように盛り付けも洋皿や作家モノの食器など使用しています。アルコールを召し上がらないお客様には食前ドリンクをお出ししています。

  • ランチに必ずお出ししているのは笹ずしです。信州では春先に食べ残して酸っぱくなった野沢菜漬けを塩出しをして、甘辛く味をつけたり、削り節を加えて食べることがあります。同様に味を付けた野沢菜漬けとクルミと紅しょうがをすし飯の上に乗せ笹の葉で包みました。当店オリジナルの笹ずしです。

こだわり2 大人の隠れ家

喧噪(けんそう)を離れて

店への入口はビーナスラインを蓼科方面に進んできて「中ッ原(なかっぱら)縄文公園入口」の信号を左に曲がります。
近年、周囲の畑に住宅が建ちました。ビーナスラインからは見えにくくなりました。店内に入っていただければ道路の騒音は聞こえません。ゆっくりとお食事を召し上がっていただけます。

  • 築50年の住宅を店舗に改装してあります。少し年期が入ってきましたが、手入れは欠かさず古くても清潔感があるように心がけています。玄昌石を張った通路、職人さんの張ってくれた研ぎ出しタイルなど昭和の色が残っています。

  • 長野県茅野市に生まれ育って70年。地元の行事や文化の中で集まってきた小物を展示しています。興味のある方は店主夫婦にお尋ねください。ガイドブックに載っていない皆さんの知らない信州の暮らしを知ることができます。

こだわり3 座敷席

昭和の諏訪の民家です

いわゆる「古民家」ではありませんが、私がこの場所に引っ越してきて、昭和47年に建てた住宅を使っています。諏訪特産の「鉄平石(てっぺいせき)」を外壁の飾りに使ってあります。鉄平石は火山活動によって生まれた「薄く剥がれる石」です。古い民家では屋根に瓦の代わりに利用されていました。

  • いろいろな文様が入った「昭和ガラス」です。古い建材をあつかう店では高値で取引されているそうです。場所によって異なったデザインが見られます。

  • ホールのテーブルと椅子は松本民芸家具を使用しています。40年前に松本市の中央民芸に作ってもらいました。使い込むほどに味のでる家具は座り具合もよく、会話を弾ませます。椅子はガマの穂を編みこんであります。エルボーワックスでいい味が出てきました。

こだわり4 郷土の雰囲気

国宝土偶の発掘現場まで歩いて3分

日本に国宝に指定されている縄文時代の土偶(どぐう)は6体ありますが、そのうち2体は茅野市尖石縄文考古館にあります。「縄文のビーナス」と「仮面の女神」です。「仮面の女神」は店からビーナスラインの反対側、歩いて3分の場所「中ッ原遺跡」から2000年に出土しました。遺跡は公園に整備されています。

  • 茅野市にある江戸時代に作られた農業用水の水路は「世界かんがい遺産」に指定されています。蓼科湖も農業用水の水温を上げるための温水ため池なのですが、「遺産」の一部になっています。写真は蓼科湖の水を「分水」する「円筒分水工」と呼ばれるものです。これは昭和の施設ですが、その仕組みに驚かされます。

  • 諏訪大社上社前宮の近くにあって、人気急上昇なのが「フジモリ建築」です。写真の「空飛ぶ茶室」のほか「高過庵」「低過庵」などがあります。茅野市出身の建築家「藤森照信さん」の作品が5つ見られます。私の店から車で20分ほどです。

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