和菓子や洋菓子など問わず、コンビニやスーパーからデパートやスイーツショップまで、手軽に購入できるスイーツ。さっぱりしたものから濃厚なものまで、好みの味がある方も多いのではないでしょうか。今回は、素材の美味しさがたっぷり堪能できる濃厚なスイーツを紹介いたします。一度は聞いたことがある名店や知る人ぞ知る隠れたお店、オープンしたばかりの話題のお店のものまで、一度は食べたい濃厚スイーツを選んでみました。手土産やギフトはもちろん、自分の褒美スイーツとして味わうのはいかがでしょうか。

フランスが誇る伝統発酵バター「エシレバター」を使ったケーキを紹介します。丸の内にある「エシレ・メゾン デュ ブール」の『ガトー・エシレ・ナチュール』は、毎日たった15台しか販売されない数量限定のバターケーキです。「ガトー・エシレ・ナチュール」です。上質な発酵バターだけを使っているのでまったくしつこさも感じず、芳醇なバターの香りを存分に味わえるのが特徴です。オープン前には整理券が終了してしまうこともありますし、休日にも早くから並びがでるほどの人気ですが、ぜひ一度は味わっていただきたい深く芳醇な味わい、甘くとろける香りと口溶けが味わえるスイーツです。

チーズの濃厚さを堪能できる、チーズケーキを紹介します。鎌倉にある「ハウス オブ フレーバーズ」の『チーズケーキ』は、香ばしいグラハムクラッカーの生地、濃厚なクリームチーズ、さわやかな酸味のあるサワークリームの3層からなっており、一口食べればそのマリアージュの虜になってしまうのだそうです。材料の配分を決定するまでに35年もの歳月を費やして生まれた、チーズケーキが好きな方に一度味わっていただきたいスイーツです。価格も高めですが、その価値は食べれば分かります。

スイーツスポットでも注目の埼玉県でも人気なお店の濃厚スイーツを紹介いたします。マツコデラックスさんのTV番組でも紹介をされたことがある、浦和の『パティスリー・アカシエ』。こちらでは色々なお菓子がありますが、中でも注目なのが「テリーヌショコラ」です。オーナーは大会のショコラ部門でも優勝をしており、チョコレートにはこだわりを持っています。ねっとりとした口あたりが特徴のとても濃厚な、チョコ好きには一度は食べてもらいたいスイーツです。

抹茶のスイーツは色々とありますが、ケーキでも濃厚さを堪能できるものを紹介します。京都は宇治にある「林屋」がプロデュースをするカフェ「京はやしや」で味わえるのが、『抹茶生千代古齢糖（ちよこれいと）ケーキ』。京都産の上質な抹茶、ホワイトチョコレート、抹茶生地を3層に重ねており、一口食べれば濃厚な抹茶の風味とチョコレートの甘さ、アーモンド生地の香ばしさの絶妙なバランスが味わえるスイーツです。抹茶特有の味・風味・彩りを最大限に味わうことができる工夫がほどこされた、1時間で30～40gしか作れない石臼挽きの製法で作られた抹茶を、ぜひスイーツで味わってみてはいかがでしょうか。

外国でないと購入できませんが、銘柄指定をしても味わいたい濃厚スイーツを紹介します。台湾で初めてプーアル茶専門店を開いたといわれる、お茶屋「廣方圓茗茶 クァンファンユェン・ミンチャー」の『パイナップルケーキ』です。台湾産のパイナップルを丸ごと1個使った餡を使用し、じっくり8時間も煮込んで作られているため、濃厚な仕上がりになるのだそうです。大きさも通常のものよりも一回り大きく、餡もぎっしり入っているので食べ応えも十分。台湾のお土産でもおなじみの「パイナップルケーキ」ですが、ぜひ台湾に行く方がいたら銘柄指定してお土産にお願いしてみてはいかがでしょうか。

見た目からは想像がしにくい、濃さをもつプリンを紹介します。「やまたか」の『天使のぶた』は、その内容量は約45g、高さは約5 cmの大きさにも関わらず、“たぶん世界一濃厚なプリン”という記載があるほどのプリン。日本ではあまりなじみがないたまごの黄身だけで作られ、色もオレンジで卵黄のコクと砂糖の甘みを強く感じ、苦めのカラメルとも相性がいいのだとか。一個食べたら大満足を得られる、プリンです。

見るからに濃厚そうなクッキーを紹介します。代官山にある「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」の『サブレ・ミモレットゥ』は、フランスのチーズ“ミモレットゥ”を使った塩味のクッキーです。このクッキーは、サルコジ元大統領をはじめとして多くの著名人にも好まれているサルドゥニ・リュフルさんがお店のために作ったもので、チーズのとても上品な香りと濃厚な味が特徴だそうです。食べた方が濃厚なチーズを食べているような感覚に陥るほどのクッキーを、ぜひワインと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

これからの季節にピッタリな冷たいスイーツを続けて紹介します。まずは、大正10年創業の「壽々喜園」と静岡県藤枝市の自家製菓子工房「ななや」のコラボショップ、「壽々喜園×ななや」。こちらで味わえるのが、抹茶の濃さが7段階にもある『抹茶ジェラート』です。

原料は、ななやの地元である静岡県藤枝市の北部の山間地に限り、土壌作りから契約している農家に栽培してもらっているものを使っているこだわりよう。抹茶の濃さだけではなく、抹茶の質にこだわった極上の『抹茶ジェラート』なのです。浅草にお店がありますので、ぜひ観光ついでに立ちよってみてはいかがでしょうか。

次に紹介するのは、見るからに濃そうに見えるソフトクリームを紹介します。広尾にある「MELTING IN THE MOUTH」の『THE ORIGINAL』は、日本の有機農牛乳で作られた、一口目から濃厚でミルキー感を味わえる甘くて美味しいソフトクリームです。あと味はさっぱりしていてのど越しもよく、もう一つ食べたくなるほどなのだそうです。見るからにソフトクリームとした形は、子供はもとより大人も魅了するスイーツです。

最後に紹介するのは、チョコレート好きにはたまらない、京都北山にあるマールブランシュのショコラトリー「加加阿365祇園店」の『TOUR de 加加阿』です。カカオ原産地にこだわったシングルオリジンショコラを使用し、口溶けもなめらかでカカオの香りや風味もしっかり味わうことができるアイスキャンディーになっています。種類も世界のカカオから選び抜かれた5種を使用しているので、食べ比べて好みのものを見つける楽しさも魅力。このほかにも季節限定のものもありますので、ぜひ京都に行った際に味わっていただきたい涼菓です。