冷えた白ワインに相性バツグン!甘さが口の中に広がる絶品桜えび

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カラッと揚げる最高のおつまみ

連休の終わりに、秋谷の海の近くの友人宅のランチに招かれた。

 

佐島で買ってきたというタコやあじ、生のひじき、それに静岡から送られてきた桜えび、彼女の家の庭で採れたフキ……冷えた白ワインとともにテーブルに並べられた。食関係の仕事をしている彼女の料理は、イマドキで、面白いスパイスの使い方に感心させられる。新しい味覚の世界を教えてくれる。

 

宴もたけなわのころ、桜えびのかき揚げが出された。これはシンプルに桜えびだけ。塩を振り、舌をヤケドしそうになりながらアツアツをいただく。冷えた白ワインとの絶妙なハーモニー。

 

その日の〆は、土鍋で炊いた桜えびご飯。今が旬のそら豆がのせられて、なんとも美しく、視覚的にそそられる。思わず写真を撮った。

 

桜えびは豊かな駿河湾だけで捕れる貴重なえびだ。解禁は4月~6月ごろ、産卵の時期は禁漁だ。それを過ぎると秋まで待たなければならない。私の中では春になると桜えびというイメージがあり、秋のイメージはない。

冷えた白ワインに相性バツグン!甘さが口の中に広がる絶品桜えび

実は桜えびは、私の好物。

 

毎年、春になると取り寄せていたのだか、我が家の「美味しいものお取り寄せ手帳」が行方不明になってから、取り寄せていなかった。母の管理のもとにあったその手帳は、何十年分もの美味しいもの記録が残されていたから、すこし残念だ。

 

最近は百貨店の美味しいものコーナーが充実して、我が家で取り寄せていたほとんどのものがそこに並ぶようになり、わざわざお取り寄せしなくてもすむようになった。

 

しかし、その(特選)売り場には桜えびが置かれていなかったので、取り寄せることもなく、ここ数年は食さなかった。

冷えた白ワインに相性バツグン!甘さが口の中に広がる絶品桜えび

彼女の料理をいただいて懐かしく、久しぶりに桜えびを取り寄せてみた。生はその独特のプチプチねっとりの食感が楽しめる。釜揚げは、さらに甘さがまして、そのまま、酒のつまみに最適。いくらでもすすんでしまう。

 

しかし、私の中の一番は、桜えびだけのかき揚げだ。カラッと揚げて、塩だけでいただく。サクッとした歯ごたえ、えびの甘さが口に広がる。

 

今年も桜えびを食する幸せを満喫した。

 

マルク鈴木商店の連絡先(電話番号:054-622-0137)
1kg 釜揚げ ¥5500《税込》

桜えび

マルク鈴木商店 住所:静岡県焼津市吉永2096

※掲載情報は 2016/05/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

宇佐美恵子

ファッション&ライフコーディネーター

宇佐美恵子

モデルを経てファッションコーディネーターに。現在、ファッションを軸に、エイジングスタイル コンシェルジュとして、キレイに年を重ねるための、それぞれの方にあったエイジングスタイルメニューをご提案、サポートしています。またそれぞれの年齢を快適に過ごすための商品開発にも参加。     
正しい姿勢と歩き方を身に付けることで、美しいスタイルと、老いにくい体を手に入れることができます。「エイジレスウォーキング」レッスンも開催。
食べることはキレイに直結しているという考えのもと、食にも多いに興味があり、講師を招いて不定期な料理教室開催。名誉ソムリエ、タスト・フロマージュを受賞。                 
2009年4月から2015年3月まで織田ファッション専門学校校長。現在も織田ファッション専門学校・きもの専門学校の特別講師。
エッセイスト 只今11冊目の本を執筆中。

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