【長崎・佐世保】昭和20年代から人気No.1「蜂の家」のジャンボシュークリーム

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昭和26年創業。最近、栄町に移転

【長崎・佐世保】昭和20年代から人気No.1「蜂の家」のジャンボシュークリーム

案外と長崎県に伺う機会は少ないのですが、それでも昨年11月と今年1月に佐世保に行きました。特に1月は凄かった。テレビなどでも放映されていたのでまだ覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、50年ぶりの大雪とかで、一面真っ白。全ての交通機関がストップして、帰れなくなりました。おそらくフードジャーナリストになってから約20年、一番くらいの衝撃で、佐世保が忘れられなくなりました(汗)。まぁ、通常はそんな事はないので安心な地。こちらで昭和26年(1951年)の創業なのが『蜂の家』。兄の平倉太刀雄氏と弟の田渕春雄氏により立ち上げたコーヒー屋さん。現在では喫茶レストランで、以前は本島町にありましたが、2013年10月2日に栄町のサンクル2番舘へと移転しました。サフランライスのついた欧風カレーの「ビーフカレー」や、長崎和牛を用いたステーキにレモンをかけて味わう「レモンステーキ」も評判ですが、不動の人気No.1が「ジャンボシュークリーム」です。

バナナや焼きリンゴが決め手のシュークリーム

【長崎・佐世保】昭和20年代から人気No.1「蜂の家」のジャンボシュークリーム

フランス料理に精通していた田渕春雄氏が、創業から約2年後に考案したという歴史のある一品です。昭和20年代といえば、まだまだ甘いものの少ない時代です。そんな時にバナナや焼きリンゴを入れたシュークリームは当時、とても珍しく、たちまち話題になったそう。このままいただいてもいいのですが、スカッチソースという、練乳と砂糖を焦がしたソースがついてくるので、これをかけるとコクのある甘さが広がってさらにGOOD!ちなみに、長崎ならではというか、軍艦島のような「軍艦シュークリーム」もあります。その大きさに驚きます。

※掲載情報は 2016/05/13 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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