北海道・美幌で出会った珍しき醤油、豚が原料の「美幌豚醤まるまんま」

北海道・美幌で出会った珍しき醤油、豚が原料の「美幌豚醤まるまんま」

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万能調味料ともいうべき、コクのある豚風味がいい

北海道・美幌で出会った珍しき醤油、豚が原料の「美幌豚醤まるまんま」

だんだん春めいて来まして、今まで雪が多かった地域も、少しずつ暖かくなってきた今日この頃。そろそろまた北海道へ行こうかな?といった気分です。もちろん雪の北海道も素敵なのですが、僕の場合は取材で伺う事が殆どで、そうなるとクルマの運転が不可欠。実は東京在住ということもあり、雪道の運転がとても苦手なのです(汗)。そんな北海道には珍しい醤油が存在します。通常、醤油は濃口、薄口など種類があるものの、大豆が主原料になっています。魚醤というものもあり、これは魚が主原料です。

 

今回ご紹介するのは、「美幌豚醤まるまんま」という商品で、これは主原料が、なんと、豚です!長年、フードジャーナリストという、飲食店や商品、食材などをご紹介する仕事をしてきておりますが、豚バージョンは、初めて見ました。

120gと60gがあり、使い勝手の良さも人気の秘訣

北海道・美幌で出会った珍しき醤油、豚が原料の「美幌豚醤まるまんま」

これは、美幌商工会議所を中心とした産業界と地元野菜の規格外品で豚の飼育に取り組んでいた学生が、「笑顔あふれる町にしよう」と一緒になって開発した、全国でも類のない豚肉醤油。美幌産の豚と、美幌産の米こうじを用いた商品で、一瞬、トンコツスープみたいなのを想像してしまい、豚臭いのかな?と思いきや、これがまた、一切加水せずに豚肉本来の旨味とコクを凝縮しているせいか、味はまろやかで臭みもなく、さまざまな料理の味付けや隠し味に使えそうです。なにぶん元が豚ですから、たとえば茹でた野菜にサッとかけるだけで、芳醇な動物系の旨みも加わった醤油テイストになってしまうのです。凄い!そんなこともあり、日本野菜ソムリエ協会主催ときめき調味料選手権2013 万能調味料部門「優秀賞」も受賞しました。

※掲載情報は 2016/03/31 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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