【クローズアップ】世代を超え誰もが気軽に楽しめる「スイーツ」伝道師 スイーツ番長

【クローズアップ】世代を超え誰もが気軽に楽しめる「スイーツ」伝道師 スイーツ番長

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グルメプロデューサー、グルメブロガー
スイーツ番長

 

小麦色の肌に黒いサングラスがトレードマーク。硬派な男っぽさとは対照的に、スイーツを語らせたら右に出る者なし。一度見たら忘れないインパクトのある存在感で、スイーツのプロデュース、コンサルタント、イベント出演など、マルチに活躍中のスイーツ番長。お仕事って?スイーツは1日どれくらい食べている? 謎に包まれたその素顔に迫ります!

思いはいつも、シンプルで潔く。

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Q:グルメプロデューサーとして、具体的にはどのような活動をなさっていますか?
イベントの企画や商品開発、コラボレーションなど、食にまつわるいろんなことをやっています。また昨年は、食の分野において国内トップクラスの発信力を持つ方たちを集めて、「食を通じて日本を元気に!」を合言葉にした「たべあるキング」というユニットを作りました。

 

僕が日頃から大切にしていることは「やってみたい」と思えるかどうか。あまり難しいことは考えません。直感で動いているようなところも大きいですね。

 

Q:これまでどのような経歴をお持ちですか?
会社といった組織に属した期間がほとんどなくて、サービス業を営んでいました。何か資格を取っているとか、お菓子学校に通っていたとか、スイーツ番長と名乗る以前も今も、食に関する何のバックボーンも持っていないんです。だからこそ、当初から動機はいたってシンプル。好きだから、楽しいからやっている。それは子どもの頃から同じで、純粋にドッジボールをやりたいとか、野球がやりたいと思えば野球をやるように、気の向くままに好きなことをやりながらここまで来たという感じです。

2007年1月1日、「スイーツ番長」はこうして生まれた!

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Q:「スイーツ番長」を名乗り始めたきっかけについて教えてください。
2007年の1月1日に、当時話題になっていたブログというものを自分も始めてみようと思い立ちました。いろいろ情報を発信できて面白そうだと思ったのがきっかけです。テーマを何にしようかと考えたときに、それまで食べ歩いてきたスイーツ写真のストックがあったので、それを使ってスイーツの情報を発信しようと。せっかく発信するなら、人の記憶に残るようなインパクトのあるニックネームが必要だと思って、たどり着いたのが「スイーツ番長」。「スイーツ王子」だと、僕は王子ってキャラでもないし、キラキラしたもの同士の組み合わせだから普通すぎてひねりがないでしょう?日頃からサングラスを愛用していたことと、当時清原さんが「番長」と呼ばれていたこともあって「スイーツ番長」でいこうと。「スイーツ」と「番長」という組み合わせのギャップが面白いし、インパクトもありますから。

 

Q:やはりスイーツは毎日たくさん食べているのでしょうか?
実は、スイーツだけが特別に好きというわけではないんです。スイーツが主食になってしまうのは不健康だし、スイーツなら何でもいいというわけでもなくて。僕が食べたいと思うのは、ストーリーがあって面白いなと感じさせてくれるスイーツ。裏を返せば、食べたいと思わせてくれるスイーツしか食べない。スイーツって、ショートケーキやシュークリームといった定型としてあるものなので、料理よりもわかりやすくて、元祖だって調べやすい。存在そのものが料理よりもシンプルなんですね。フランス料理を極めようと思うと時間もお金も相当かかるけれど、スイーツなら気軽に買って食べることができちゃう。そういう環境も含めて、スイーツは身近で取っつきやすく、誰もが楽しめる食べ物。そこがいいと思います。

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Q:スイーツ番長にとっての、思い出のスイーツはありますか?
子どもの頃に食べたスイーツは、それを食べている情景そのものが思い出として残っているから、「これ!」というものは思い浮かびませんね。思い出とは少し違うけれど、ブログの一発目の記事で取り上げたスイーツは今でも忘れません。パークハイアットホテルのルームサービスのチョコレートケーキ。これぞ男のスイーツ的なインパクトがあるでしょう。今思い出したけれど、30年くらい前にデニーズで初めて食べた「ティラミス」は思い出のスイーツですね。車に乗って、あちこち遊んだり食べ歩いていた80年代、まだ20歳くらいの頃。ティラミスってものが何なのか全く知らずに食べて。スポンジが多めでふわっとした食感のティラミスだったのをよく覚えています。

 

Q:体型をキープするために何か工夫していることはありますか?
いたって普通のことしかしていません。例えばスイーツで糖質を摂る分、炭水化物など、ほかの糖質をセーブするようにしています。簡単な腹筋くらいはするけれど、運動らしい運動もしていないですね。でも、1日平均8〜9kmくらいは歩いています。ちょっとした移動なら時間の許す限り徒歩で。歩くからこそ新しい発見や気になるお店が見つかることもあるし、いつかスイーツ番長の散歩番組とか、やってみたいですね(笑)。

確かな情報を持つプロの発信力で勝負

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Q:ブームになるスイーツ、ならないスイーツの差はどこにあると思いますか?
今ならネットでバズりやすいかどうか。かわいい、格好いい、きれい、デカイなど、ネット上で取り上げられやすいものは、情報がどんどん拡散されます。誰もがケータイやスマホで写真を撮ってネットで口コミを発信できる今、ビジュアル的にわかりやすくてインパクトのあるスイーツは、親和性が高いと言えますね。そしてこのような傾向は、今後も続いていくことでしょう。こうしたSNSや口コミの拡散力を利用したプロモーション活動に力を入れる企業も、増えていくと思われます。

ただし、誰でも簡単に情報が発信できる一方で、その確かさや信頼性に疑問が残る情報が量産されているのも事実です。そういう状況だからこそ、本物の情報が求められ、正しい情報を発信し続ける意義というものを感じています。昨年僕が「たべあるキング」を立ち上げたのには、こういった背景もあります。

 

Q:今後の夢や、挑戦してみたいことはありますか?
さっきも言ったけれど、テレビの散歩番組とか(笑)。あとは、本を出したい。このご時世、本を出したところで儲かりはしないけれど、2010年に出した「男のパフェ」(日本出版社)という本は、出してよかったと初めて思えた本ですね。スイーツに全く興味のなかった一人の男性が、あの本をきっかけにパフェに目覚め、自らパフェ本を出してしまうほど彼の人生を変えてしまったことを知りまして。しかも、悔しいことに自分の本よりも詳しい!だから今度は、さらにもっといえばえげつないほど魅力的なパフェの本を出したいですね。

 

Q:最後に「ippin」ユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。
僕からの一言はいたってシンプルで「自分のippinを探して欲しい」ということ。ippinというサイトは、キュレーターにとってのippinを紹介する場。みなさんが自分にとってのippinを見つけるきっかけにしていただけたらと思います。

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【プロフィール】
強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。

※掲載情報は 2015/11/27 時点のものとなります。

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