こだわり1 天ぷら

天七流の天婦羅とおもてなし

先代考案の特徴的な盛り付けに、今や天七名物とも言える天婦羅が『穴子』です。大根おろし・レモン汁・抹茶塩を揚げ立てにたっぷりとのせてお出しします。代々受け継がれた独自の衣地と揚げの技。移りゆく季節を旬の食材に鏡し、海・山・大地の恵みを至福の空間で味わっていただく。これが天七流のおもてなしです。

  • 天婦羅調理において最も重要な油。天七では2種類の胡麻油を独自にブレンドし、銅鍋に注いで使用しています。生の胡麻からじっくりと搾りだした「太白胡麻油」はサクッと軽い食感を、黄金色に輝く「太香胡麻油」は上品な香りとコクを醸します。100%胡麻油を使用することで、芳ばしく胃もたれしにくい天婦羅に仕上げます。

  • 5種類のお塩が天婦羅の味わいを一層引き立てます。長崎から取り寄せる「藻塩」、新潟から仕入れる「笹塩」の他、「抹茶塩」「カレー塩」「赤ワイン塩」の3種は当店自家製です。『鱚』などの白身魚はもちろん、『椎茸海老詰』『大和芋大葉巻』といった野菜や茸を召し上がる際にも、これらのお塩をおすすめしています。

こだわり2 老舗

老舗たる独創的なアイデアと味わい

昭和40年(1965年)に開店した当店は、皆様に支えられ、創業半世紀以上という歴史を今も刻み続けております。これも一重に皆様のご支援があればこそ。心より感謝申し上げます。日々アイデアを取り入れながら築いてきたからこそ老舗となり、伝統となった逸品は『月』9.000円(税込)をはじめ、各コースでお愉しみいただけます。

  • 創作天婦羅と高級食材を散りばめたコース『夢』16,000円(税込)では、朝に仕入れた旬食材は元より、「黒毛和牛」や「タラバいくら」といった変わり種の天婦羅も含め、その日ならではの献立をお作りします。創作味溢れる技や鮮やかな見た目からも、天七の老舗たる所以にご納得いただけることでしょう。

  • 江戸時代より伝わる椿油で揚げた黄金色に輝く天ぷら。それを人々は“金ぷら”と呼びました。各コースの揚げ油を椿油100%に変更する『椿の金ぷら』+10,000円(税込)は、素材の味を活かし、椿油のもつコクや旨みも最大限に味わうことができます。ぜひ特別な日には、花畑の如く漂う椿の香りも相まった贅沢品をご用命ください。

こだわり3 旬の素材

旬の味覚が織りなす多彩な逸品

車海老、伊勢海老、芝海老…、同じ海老でも、天婦羅にした時の味わいや食感、仕上がりの形は全く異なります。その時々に旬を迎える全国各地の新鮮魚介を仕入れ、多彩な逸品としてお愉しみいただきます。ある日は、歯切れ良く上品な風味で春告魚として知られる「細魚」を、季節ならではの食材としてご用意しました。

  • 天婦羅と相性の良い根菜や芋類、山菜や茸など、新鮮な朝獲れ国産野菜をこだわって仕入れています。例えば春から初夏には、たらの芽や蕗の薹、瑞々しいホワイトアスパラガスや丸茄子など、植物の息吹や力強さを感じる素材が揃います。秋や冬もそれぞれの季節ならではの野菜を、揚げ方を変えながら最も美味しくお出しします。

  • コースでお出しするサラダは、生の野菜に限定せず、火を入れたり、旬のお魚やお肉を加えたりと工夫を凝らしたものにしています。続く料理への期待も含め、序章を担うに相応しい愉しみをご提供できればと考えているためです。彩りの豊かさがより華やぐよう、装う器選びにも気を配っております。

こだわり4 料理とお酒の相性

繊細な天婦羅と愉しむ厳選日本酒

日本酒に精通する支配人が本当に美味しいと感じた銘柄を、酒蔵の大小に捕らわれず、日々厳選して仕入れております。純米大吟醸に匹敵する精米歩合の「新政 No.6 X-type」や、時には限定製造ゆえ大変希少な「農民藝術概論」などを揃えている場合もございます。天婦羅と名酒のペアリングをご堪能ください。

  • 同銘柄の日本酒であっても、原料米や造りの違いで味わいは変わります。お米の違い一つを取っても、繊細な天婦羅には、種によって旨味をより引き立てるものと然程でないものが分かれるのです。食とその素材にこだわる当店なればこそ、同様に杜氏が込めた思いもできるだけ汲み、和食と和酒の共演をご提案いたします。

  • 旬食材を贅沢に味わう天婦羅の“和”と、シャンパンやワインとのマリアージュをお愉しみいただくため、特に日本産に力を入れ、ヴィンテージも様々に仕入れております。比較的すっきりとした味わいを主体にご用意することで、天婦羅をよりさっぱりと召し上がりたい方にも好評いただいております。

こだわり5 夜の接待に使える

接待個室完備のゆとりあるモダン座敷

店舗入口でお履物を脱いでいただき進んだ中央に、格子戸で区切られた小上がりの『花の間』がございます。明るい木目を基調とし、大振りの植物をあしらった爽やかさも相まって、開放的な雰囲気を演出するカウンター11席です。目の前で揚げ手が調理する至福の空間は、ご会食の際などに1つの半個室としてもご利用を承ります。

  • 適度な重厚感が漂うレトロモダン調の『月の間』は、9席のカウンター前に揚げ場を配した空間です。入り口には扉があり、完全個室としてご活用いただくことも可能です。目の前でお客様のためだけに調理が進む贅沢な時間は、ご接待はもちろん、プライベート感を重視されたいお集まりや、大切な方のお祝いのお席にも最適です。

  • 天婦羅をお愉しみいただく2つのカウンター席とは別に、食後の甘味は専用のデザートルームにてゆっくりとお召し上がりください。4名様掛け2卓の洋間1室と、4名様掛け2卓の和室1室をご用意しております。お食事時と雰囲気が変わることで、お腹だけでなく高揚した心も安らぎを取り戻せる、癒やしのためだけのお部屋です。

お座敷天婦羅 天七 のサービス一覧

お座敷天婦羅 天七
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