こんにちは。韓国出身の料理研究家のキム・ヨンハです!
韓国の若い人たちに大人気の「ブルダック」という料理をご存知ですか?
ブルは火、ダックは鶏の意味で「口の中に火が起こった」と表現されるほど辛く、辛党さんにはたまらない料理なんです!
インスタントのブルダック炒め麺といった商品も人気で、新大久保にはドン・キホーテにも売っているほど。
辛いけど食べる手が止められないヤミツキの美味しさで、疲れとかストレスもどこかへ吹っ飛んでしまいそう……!
今回は日本のスーパーでも手に入る辛い調味料4種類(豆板醤、一味唐辛子、ラー油、鷹の爪)を使ってブルダックを作ってみました!
実をいうと、作ってみるまでは「韓国の唐辛子も入っていないし、本当に満足いく辛さになるだろうか……?」と心配していたのですが、想像よりもだいぶ辛く、そして美味しく仕上がり、韓国出身の私も大満足できました。
特にレベル高めな辛さを求める人には「四川豆板醤」をオススメします!
ではさっそく作り方を紹介しますね。
旨辛!ヤミツキ激辛料理「ブルダック」
材料(作りやすい量)
- 鶏モモ肉(唐揚げ用)・・・・500g
- サラダ油・・・・適量
- キャベツ・・・・1/6個
- ニンジン・・・・1/3個
- 玉ねぎ・・・・1個
- 塩コショウ・・・・適量
- ゴマ・・・・適量
【A】 - 豆板醤(辛口)・・・・大さじ3
- 一味唐辛子・・・・大さじ1
- ラー油・・・・大さじ1
- 鷹の爪・・・・2本
- 醤油・・・・大さじ3
- はちみつ・・・・大さじ2
- おろしニンニク・・・・大さじ1
- ケチャップ・・・・大さじ2
作り方
1. 鶏モモ肉に塩コショウで下味をつける。【A】を合わせてヤンニョム(合わせ調味料のこと)を作る。
2. 1の鶏肉とヤンニョムをよく混ぜ合わせて20分ほどおく。
3. キャベツはざく切り、ニンジンは半月切り、玉ねぎはくし切りにする。
4. フライパンにサラダ油を熱してから、2とニンジンを入れて焦げないように炒める。
5. 鶏肉が両面よく焼けたら、キャベツと玉ねぎを入れてフタをし、弱火で3分程度加熱する。
6. フタを開け、強火で水気がなくなるまで炒め焼きにし、仕上げにゴマをかける。
お酒もご飯も進むブルダックの完成です!お肉も野菜もたくさん食べられますよ~!
餅(トック、トッポギ)を入れたり、サンチュに包んだりしても美味しいですよ。
ポイント
・味付けして時間をおく!
お肉に味がしっかり染みて、深い味に仕上がります!
・フライパンを予熱して鶏肉を焼く!
肉汁が抜け出てしまうのを防げます。
・できる限りすばやく焼く!
ちんたらせずにパパッと焼きましょう。強火で焼きながらも焦げないように気をつけましょう。
旨辛ブルダック麺
材料(1人前)
- インスタント麺・・・・1個
- ブルダック・・・・100g
- ごま油・・・・大さじ1
- はちみつ・・・・小さじ1
- 刻み海苔・・・・適量
作り方
- 鍋に湯を沸かしインスタント麺を固めに茹でて、ザルでしっかり湯切りする。
- フライパンにごま油を引き、ブルダックと1、はちみつを入れてよく混ぜながら炒める。
- 器に盛り、刻み海苔を散らす。
市販のインスタントブルダック麺より、甘辛くて香ばしい仕上がりになります。具もたくさん入っているので、これ1食でもお腹いっぱいに!
今回は袋タイプのインスタント麺を使いましたが、春雨やそうめんもオススメですよ。
ブルダックチーズ丼
材料(1人前)
- ブルダック・・・・100g
- シュレッドチーズ・・・・50g
- ご飯・・・・丼1杯分
作り方
- 器にご飯を盛り、ブルダックとシュレッドチーズをのせ、軽くラップして レンジ(500W)で1分加熱する。
チーズをたっぷりのせることで、辛いブルダックがマイルドに。ご飯にのせずに、そのままおつまみとして食べても美味しいですよ!
より辛く、本場の味が食べたい!という方は、大久保の韓国スーパーや通販などで買える辛い唐辛子粉やカプサイシンという激辛粉末で作ってみてください。
最近はブルダック専用のソースも売っていますので、興味のある方は買ってみてくださいね。
この記事で紹介したアレンジレシピ以外にも、ブルダックトースト、ブルダックのり巻き、ブルダックピザ、ブルダック餃子など、好みに合わせていろいろな料理に使ってみてくださいね。
ちなみに、辛いものを食べる前には牛乳を飲んでおくと、胃への刺激が和らぎ、消化器官への負担も減るそうですよ。辛いもの好きな方は、ぜひ試してみてください!
著者プロフィール
著者 金 英貨(キム ヨンハ)
フードコーディネーター. 料理研究家
1977年8月19日生まれ。韓国出身。
レシピ開発、調理、フードスタイリング、撮影に至るまで全てを手がける。企業が制作するコンテンツ、書籍や雑誌、レシピ動画、web媒体などのフードコーディネーターとして活動中。韓国料理を得意とし、家庭料理からおもてなし料理までレクチャーする料理教室の講師もつとめている。著書に『大好き!韓国ごはん』(ナツメ社)がある。